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学園生活
事件です(雅貴)
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「おう、お帰り!」
「来てたのですか」
自分の仕事部屋である執務室のドアを開けると、やっぱりいた。
私の古くからの友人であり、この国を守るトップのこの男。
「で、いい報告ですよね」
「ん~~、まぁ、良い報告といえばそうかな!?」
「何ですか?曖昧な答えですね」
「今回の件は、しっかり捕撲しておいた。後は司法の管轄だ。そして皇帝の判断だな。例の男は、皇帝の許可が降りなかったから、皇帝側の預かりになってるよ」
「それは、さっき聞いてきました。残念ですよ」
大きくお互いため息をつく。
すぐさま補佐官が2人分のお茶をいれて、テーブルの上に置き、部屋を後にしてくれた。
向こうから気を利かせてくれて助かる。よく出来てるよ。
「で、なんだって?こっちには詳しく話してはくれなかったが…」
さっきの皇帝とのやり取りで、この者には話しても良いと許可はもらってある。だから…
「オメガ落ちとして、隣国に嫁がせるそうです」
「オメガだって??あの、アルファからオメガに落とす、あれか?詳しい方法は知らんが、結構エグいな…」
「そうですね…」
アルファからオメガ…征服するものから征服されるものへと変わらさせる…屈辱といえば、そうかも知れない。
時と場合によるとは思うが、しかも婚姻相手があの男だとは…まぁ、似たもの同士と言えばそうかも知れん。
「で、あの変態の所に嫁がされるか…まぁ、仕方ねえな」
お茶を啜りながら、そう頷いていた。
「あと、神殿関係の方はどうでした?大物たちが釣れたと報告がありましたが?」
「あぁ、結構やばいぞ。人身売買を神殿でやった野郎がいたから、良い掃除になったよ」
「そう言えば、奥方は元気ですか?神殿関係の問題だと気を落としたりは?」
「大丈夫だ。いい空気の流れで、神も喜ばれると言ってたよ」
結構苦労してたんですね…
渡された書類を確認し、次の時間まで少しくつろいだ。
今日は早く仕事を終えて帰宅する予定でした。
残った仕事をさっさと終え、急ぎ家路についた。
「来てたのですか」
自分の仕事部屋である執務室のドアを開けると、やっぱりいた。
私の古くからの友人であり、この国を守るトップのこの男。
「で、いい報告ですよね」
「ん~~、まぁ、良い報告といえばそうかな!?」
「何ですか?曖昧な答えですね」
「今回の件は、しっかり捕撲しておいた。後は司法の管轄だ。そして皇帝の判断だな。例の男は、皇帝の許可が降りなかったから、皇帝側の預かりになってるよ」
「それは、さっき聞いてきました。残念ですよ」
大きくお互いため息をつく。
すぐさま補佐官が2人分のお茶をいれて、テーブルの上に置き、部屋を後にしてくれた。
向こうから気を利かせてくれて助かる。よく出来てるよ。
「で、なんだって?こっちには詳しく話してはくれなかったが…」
さっきの皇帝とのやり取りで、この者には話しても良いと許可はもらってある。だから…
「オメガ落ちとして、隣国に嫁がせるそうです」
「オメガだって??あの、アルファからオメガに落とす、あれか?詳しい方法は知らんが、結構エグいな…」
「そうですね…」
アルファからオメガ…征服するものから征服されるものへと変わらさせる…屈辱といえば、そうかも知れない。
時と場合によるとは思うが、しかも婚姻相手があの男だとは…まぁ、似たもの同士と言えばそうかも知れん。
「で、あの変態の所に嫁がされるか…まぁ、仕方ねえな」
お茶を啜りながら、そう頷いていた。
「あと、神殿関係の方はどうでした?大物たちが釣れたと報告がありましたが?」
「あぁ、結構やばいぞ。人身売買を神殿でやった野郎がいたから、良い掃除になったよ」
「そう言えば、奥方は元気ですか?神殿関係の問題だと気を落としたりは?」
「大丈夫だ。いい空気の流れで、神も喜ばれると言ってたよ」
結構苦労してたんですね…
渡された書類を確認し、次の時間まで少しくつろいだ。
今日は早く仕事を終えて帰宅する予定でした。
残った仕事をさっさと終え、急ぎ家路についた。
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