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学園生活
そんな事が
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「可愛く、愛しい君の顔を見たら歯止めが効かなかったよ。ごめんね。」
そう言って頬を撫でられる。
膝の上から降りようとするも、しっかりとした腕の檻からは解放してくれなかった。
「愛しい番いの唾液も、我らの力になるからね。それに癒しにもなる。時には離れている番いとの時間も大切なんだよ」
そう言いながら、また不埒に片手が動きそうになるのを必死に止める。
「ダメです。ダメだって…ん」
「やっぱりこのまま…」
「行きません!!」
明日も授業があるし、玲奈達との約束もある。
よほどでない限り、約束を破るのはダメだし嫌だ。
「残念」
そう言って、手の動きは止まってくれた。後は降ろしてくれたら良いよ。
「降ろす気は無いから、先に謝っておくね」
「なっ、なんで?」
「妖のアルファはそんなものだと思ってくれたらいいよ」
そう言われてしまえば、抗っても無駄なような気がする。諦めた…
「はぁ…………分かりたくも無いけど、分かりました」
がっくりしながらも、抵抗する事はやめた。
「そうそう、翔。友人達とどこか出かけるんだって?」
「えっ?」
「泊まりがけとも聴いてるんだけど」
「何で知ってるの?えっ?」
「やっぱり泊まりがけか…さてどうするか…」
「どうするかって?いゃ、それより何で知ってるの?まだ家族にも言ってないし、計画段階で…」
思わずワタワタしてしまう。
別に悪い事をしているわけでは無いんだけど…何故か『ヤバイ!!』と思ってしまった。
危険信号が鳴っている気がする。
そう言って頬を撫でられる。
膝の上から降りようとするも、しっかりとした腕の檻からは解放してくれなかった。
「愛しい番いの唾液も、我らの力になるからね。それに癒しにもなる。時には離れている番いとの時間も大切なんだよ」
そう言いながら、また不埒に片手が動きそうになるのを必死に止める。
「ダメです。ダメだって…ん」
「やっぱりこのまま…」
「行きません!!」
明日も授業があるし、玲奈達との約束もある。
よほどでない限り、約束を破るのはダメだし嫌だ。
「残念」
そう言って、手の動きは止まってくれた。後は降ろしてくれたら良いよ。
「降ろす気は無いから、先に謝っておくね」
「なっ、なんで?」
「妖のアルファはそんなものだと思ってくれたらいいよ」
そう言われてしまえば、抗っても無駄なような気がする。諦めた…
「はぁ…………分かりたくも無いけど、分かりました」
がっくりしながらも、抵抗する事はやめた。
「そうそう、翔。友人達とどこか出かけるんだって?」
「えっ?」
「泊まりがけとも聴いてるんだけど」
「何で知ってるの?えっ?」
「やっぱり泊まりがけか…さてどうするか…」
「どうするかって?いゃ、それより何で知ってるの?まだ家族にも言ってないし、計画段階で…」
思わずワタワタしてしまう。
別に悪い事をしているわけでは無いんだけど…何故か『ヤバイ!!』と思ってしまった。
危険信号が鳴っている気がする。
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