オメガ転生。

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学園生活

そんな事が

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「ん?何故って?妖のアルファである者達は、番いに対しての執着が人のアルファに比べて非常に強いんだよ。学園で習ってない?」

この国の歴史の一部で習ったような気がするが、何処まで強いかまでは…確か習ってない気がするんだけど??
人種的、種族的特徴とか、過去の歴史でこんな事が起こり、それには妖のアルファの特徴が…とか、人と妖のアルファがという事もあったけど、極秘にされている事もあり、全ては教えてくれていないし、明かしてもいなかったはずだ。僕的には、ゲームとかその他の前世の記憶があるから、習った以上の事は知っていると思うんだけど…それでも設定とか、かなりあやふやに書かれていたものもあった。

「多少は…でも、習った事が全てでは無いと思うんだけど…」
「そうだね。一族で秘匿しているものもあるよ。そうだな…例えば妖のアルファで、妖力の違いによってはただ囲い込んで外に出さず、誰にも会わせない者もいるし、側にいなくても護れるぐらいの妖力がある者は、多少、自分の番を自由にさせている者もいる。まぁ、その者の考えや気持ち的なもの、種族的なものも絡んでいて、全てがそうとは言い切れないという事もあるけどね」

なんだか怖いんですけど…今更ながら、逃げても良いですか??
一体どんなフラグなんだ…今後が恐ろしい…
やっぱりゲームとかのように、ヤバイ事が待ち受けているんだろうか…

「そんなに震えて…大丈夫かい?怖がらせたね。でも、それだけ大切なんだよ。気持的に重く感じるかもしれないけどね。逃してあげれないんだ。逃げたら逃げたで捕らえるし、奪われたら奪われたで奪い返すだけだ。だから諦めて…」

最後の方はかなり小声で呟かれたから聞き取りにくかったけど、かなり怖い事を言われたような気がする…
怖~~~~

「それよりも、どこに行くか決まってるの?」

そう言いながら覗き込んできた。

「いゃ、それはまだなんだけど…温泉があって、料理が美味しい所がいいなって考えてる所なんだ。海も捨て難いし、山も今の季節綺麗かなって。妹とか女性陣も行くからね」
「なるほどね…」

雅貴さんが何か考えている隙に、膝から降りようと試みる。
今、少し腕の力が緩んだからね…

「ダメですよ」
「へっ?」

変な声が出てしまったと同時に抱き込まれた。

「先程説明しましたよね。妖のアルファは番いに対して執着心が強いと。だから降ろしませんよ」

お仕置きだという素振りでシャツの裾をたくし上げられ、手を入れられた。サワサワと手のひらを滑らし、胸の頂をイタズラされる。

「やめっ…誰か来たら…ん…」
「大丈夫ですよ。きちんと遮音などの結界を張っていますから、誰も入って来れませんし、聴こえもしません。聴いて見て楽しむのは私だけ…そしてこれはお仕置きです」

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