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異世界生活
護衛騎士の事情
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俺はクリスフォード•ユークリックス。
このロデリック神聖国において、特殊部隊団長の任に就いている。
現在は異世界から来られた英二様の専属執事兼護衛として常に側に就くことになった。
ルークリックス公爵家次男である俺は、ロデリック神聖王国第一皇子であるクリストファ•ロデリックと従兄弟。
また、ロデリック神聖国第一騎士団団長である ハリソン•ヴァルウェルとも血縁関係がある。
母親が皇王の姉であり、父親が団長と従兄弟。
まぁ、遠い血筋ではどちらともが皇家に繋がるのではあるが…騎士としては縁故雇用とかは無いから、今の仕事は実力で勝ち取ったものだ。
この国はヒト族が主。皇族には神族の血が混ざっていて、魔力よりも神聖力のほうが多い。
だが、それが全てでは無いのを俺は知っている。現に俺がそう言う存在だった。
皇族は金髪や銀髪が多く、俺もその血筋があるため緩やかなウエーブがかかっている金髪に蒼瞳。
だが、種族からしたら竜人族の血が多く流れている感じがした。
過去に嫁いで来た者にその血が流れていたのだろう。古い文献を調べれば判明するだろうがな。で、俺はまるで先祖帰りのように竜人族としての特徴が見られていた。
生まれた当初は一部周りが騒がしかったようだが、そこは両親や祖父母達の力で捻じ伏せたらしい。
竜人族にとっては「番」と言うものがかなり重要視され、この子も将来ずっと側で居てくれるものを得るのは大変だろうと貴族ではあるが婚約者というものは敢えてつけられなかった。そして、もしそのような者が現れれば全面的に協力しようと言われ続けていた。だから、それまでは国のために誠意と貢献を示せと教えられ育ってきた。竜人族の魔力量は多く、戦闘能力も高いからだ。
両親や兄達、親族のおかげもあり、実力主義の騎士団に入り、特殊部隊を率いて各場所に赴いていた。
騎士団は国民にも人気職であり、親からもらった容姿のおかげでそれなりに側に近づいてきた者達はいたが、特に興味もなく、ただ自分の力を示せる仕事をそれなりに楽しんでいた。
たまたま辺境の地で大型魔獣やその他のトラブルが続き、その任務のため精鋭部隊を率いていた時だ。
何とも言えない気持ちに囚われた。
大型魔獣を数頭討ち滅ぼした事による高揚感か?それとも??
胸が疼き、飢餓感を覚える。
どうしてもその場に行かなくてはいけないという何とも言えない…
そうかと思えば、行かなくてはいけない気持ちは同じだが、むしゃぶりつきたい飢餓感ではなく、手に入れて宝玉のように慈しみ守らなければという気持ちも湧いてきた。
これは一体??
「団長。大丈夫ですか?」
側にいた部下が心配そうにするが…
急にバタバタと走り寄ってくる者がいた。
「団長。城からの知らせが…」
その内容は、以前から騎士団には内密に共有されていた事。特に隊長以上の者がすぐさま情報共有する事とされている内容。
そう、神から使わされた者達、異世界から渡ってきた者があれば直ぐに保護して報告。城に連れてくる事。
その方々の身の安全を守り、できればその恩恵を得れるように。その方々のご意向に添えれるようになどなどだ。
他にもあるが、それは省略する。
で、今回。聖女と後一人がこの世界に渡ってこられた事。これから保護に向かうとの事だった。
それを聞いた途端、俺の中に何とも言えない歓喜が湧き起こる。
すぐにロデリック神聖国第一騎士団団長であり、総団長も兼任しているハリソン•ヴァルウェルに連絡をした。
その者の一人はこの私が護衛につきます。私の『運命の番』である事は間違いなく、他の者に任せる気は無いと。
多分…いゃ、絶対と言い切れる。男性の方だと。
連絡した時にはかなり驚かれたが、今この俺の脳裏には鮮明にその姿が映し出された。
名前もわからず、見たことも会った事もない相手。
その姿が脳裏に焼き付いて離れなかった。
これが竜人族の持つ能力なのか?それとも、竜人族と神の子孫とされる者の血の影響なのかはわからない。
わかるのは、それはこの俺のものだということのみだった。
このロデリック神聖国において、特殊部隊団長の任に就いている。
現在は異世界から来られた英二様の専属執事兼護衛として常に側に就くことになった。
ルークリックス公爵家次男である俺は、ロデリック神聖王国第一皇子であるクリストファ•ロデリックと従兄弟。
また、ロデリック神聖国第一騎士団団長である ハリソン•ヴァルウェルとも血縁関係がある。
母親が皇王の姉であり、父親が団長と従兄弟。
まぁ、遠い血筋ではどちらともが皇家に繋がるのではあるが…騎士としては縁故雇用とかは無いから、今の仕事は実力で勝ち取ったものだ。
この国はヒト族が主。皇族には神族の血が混ざっていて、魔力よりも神聖力のほうが多い。
だが、それが全てでは無いのを俺は知っている。現に俺がそう言う存在だった。
皇族は金髪や銀髪が多く、俺もその血筋があるため緩やかなウエーブがかかっている金髪に蒼瞳。
だが、種族からしたら竜人族の血が多く流れている感じがした。
過去に嫁いで来た者にその血が流れていたのだろう。古い文献を調べれば判明するだろうがな。で、俺はまるで先祖帰りのように竜人族としての特徴が見られていた。
生まれた当初は一部周りが騒がしかったようだが、そこは両親や祖父母達の力で捻じ伏せたらしい。
竜人族にとっては「番」と言うものがかなり重要視され、この子も将来ずっと側で居てくれるものを得るのは大変だろうと貴族ではあるが婚約者というものは敢えてつけられなかった。そして、もしそのような者が現れれば全面的に協力しようと言われ続けていた。だから、それまでは国のために誠意と貢献を示せと教えられ育ってきた。竜人族の魔力量は多く、戦闘能力も高いからだ。
両親や兄達、親族のおかげもあり、実力主義の騎士団に入り、特殊部隊を率いて各場所に赴いていた。
騎士団は国民にも人気職であり、親からもらった容姿のおかげでそれなりに側に近づいてきた者達はいたが、特に興味もなく、ただ自分の力を示せる仕事をそれなりに楽しんでいた。
たまたま辺境の地で大型魔獣やその他のトラブルが続き、その任務のため精鋭部隊を率いていた時だ。
何とも言えない気持ちに囚われた。
大型魔獣を数頭討ち滅ぼした事による高揚感か?それとも??
胸が疼き、飢餓感を覚える。
どうしてもその場に行かなくてはいけないという何とも言えない…
そうかと思えば、行かなくてはいけない気持ちは同じだが、むしゃぶりつきたい飢餓感ではなく、手に入れて宝玉のように慈しみ守らなければという気持ちも湧いてきた。
これは一体??
「団長。大丈夫ですか?」
側にいた部下が心配そうにするが…
急にバタバタと走り寄ってくる者がいた。
「団長。城からの知らせが…」
その内容は、以前から騎士団には内密に共有されていた事。特に隊長以上の者がすぐさま情報共有する事とされている内容。
そう、神から使わされた者達、異世界から渡ってきた者があれば直ぐに保護して報告。城に連れてくる事。
その方々の身の安全を守り、できればその恩恵を得れるように。その方々のご意向に添えれるようになどなどだ。
他にもあるが、それは省略する。
で、今回。聖女と後一人がこの世界に渡ってこられた事。これから保護に向かうとの事だった。
それを聞いた途端、俺の中に何とも言えない歓喜が湧き起こる。
すぐにロデリック神聖国第一騎士団団長であり、総団長も兼任しているハリソン•ヴァルウェルに連絡をした。
その者の一人はこの私が護衛につきます。私の『運命の番』である事は間違いなく、他の者に任せる気は無いと。
多分…いゃ、絶対と言い切れる。男性の方だと。
連絡した時にはかなり驚かれたが、今この俺の脳裏には鮮明にその姿が映し出された。
名前もわからず、見たことも会った事もない相手。
その姿が脳裏に焼き付いて離れなかった。
これが竜人族の持つ能力なのか?それとも、竜人族と神の子孫とされる者の血の影響なのかはわからない。
わかるのは、それはこの俺のものだということのみだった。
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