異世界で囲われた?!

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異世界生活

行ってみよう!

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ドカドカドカと土埃をたてながら、馬車とそれを囲う護衛の騎馬達が突き進む。
城下町などはほぼ石畳の道だったが、砦を過ぎると土を固めた道だった。
所々端の方だが窪みもあったが、特に変わりなく進んでいく。

馬車はお尻が痛くなるとよくノベル小説やマンガなどの設定にあったから、多少は覚悟していた。馬車自体、人生初だからな。トラックの荷台には乗ったことあるけど、この世界、タイヤというものがないから、絶対に痛いだろうって思ってたんだ。だが…

「どうされましたか?」
「いや、俺、馬車に乗るの初めてだから、あの車輪とかなら走行中とかでも座っていたら痛みが出るんじゃないかって思ってたんだ。まぁ、座席のクッションの性能が良いせいか今のところは全然感じない。むしろ快適なだなって…」
「あぁ、過去にこの世界に渡ってこられた方の知識をもとに王族使用や一部の貴族などが使用しているもの。騎士団の馬車には特殊な魔道具が使用されているんですよ。詳しい事は開発部門に聞かないとわかりませんが。また、作られているところも制限がありますしね。」
「なんか、国家機密みたいな感じだ。」
「まぁ、物によってはそのような物もありますが、この馬車に関しては少し特殊で高価という感じだけです。」

この世界に来た者達は、物凄い知識人とかもいたのかもしれない。俺にはそんな知識ないけど…
姉ならあるのか?薬学部だし…まぁ、同じ名前の同じ効果の薬草とか薬とかがこの世界に存在してるかは知らないけど、でも、姉の知識なら~なんて事を一瞬思った。まぁ、今は聖女として何か貢献してるのかもだけれど…

兄や妹はどうなんだろうか…
シオンは今俺の膝の上で優雅に寝ている。
本当は猫にこんな事をしたらいけないんだけれど、ついつい尻尾を触って遊んでしまう。
うちの猫どもは、家族が撫で回したり尻尾をフリフリして遊んでも怒らない。「何する!」みたいに呆れ顔で見てくる事はあるけれど…
で、俺は…
多分、現在進行形で不安がいっぱいなんだと思う。いつも以上に尻尾で遊び、撫で回してるんだから…

「もう少ししたら、今回の宿泊予定の場所になります。」

そう言われて、また外を眺めた。
まだ日は沈みかけてはいないけれど…

「この先には魔物が出没しやすい場所が数箇所あるんです。それらを踏まえて休める場所を予定してますから、今日はそこで身体を休めましょう。」
「魔物のテリトリーみたいな感じか?」
「まぁそんな感じでしょうか?過去の被害報告や、現在の出没報告などを踏まえてですから。」

なるほどなぁ。何も知らない俺なら…うん、かなり危ない旅だろう。彼らがいるから危険かも知れないが、多少回避できたりするんだろうな~なんて思って全てお任せするとだけ伝えてまた外の景色を眺めることにした。
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