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異世界生活
護衛騎士の…
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翌日、早速目的地に向かう。
神より異世界からこの世界に渡って来た英二のおかげか、天候に恵まれて、風で砂が舞う事はなかった。
この季節、西からの風が強く吹き、時々旋風や砂嵐などがよく起こるのだがな…
ある程度の事を想定はしていたが、そうならないことに越した事はない。
それでも馬で駆けるため、多少の砂塵は巻き起こるであろうと予測して、大切な英二には口元にスカーフで砂が入らないようにしておいた。これにも密かに魔法陣を刺繍しておいた。英二にはただの模様だと思ってるだろう。
わかるやつにはわかるんだがな…馬上いれば馬具に施してある物の効果もあるのだが、彼にはまだ伝えれてはいないが、心配で仕方がないのだ。
そんな事を知らない英二が不思議そうにしているから、少しだけ伝えておいた。
「多少の魔法を使っているんですよ。馬具にもあらゆる付与がされてまして…」
そう言うと不思議そうにしていた。
そっと馬具などに触れては「凄いなぁ~どうなってるんだ?」とか言っていたのも微笑ましい。
そうこうすると、目的地が近づいて来て…
「もう少しで見えてきますよ。ほら、あの砂丘の先に見えてくるのが…」
そう説明しながら指し示す。
英二がキラキラした表情で興味津々で眺めていた。
この地独特の草地が見え始め、木々も見えてくる。
その先には旅人が立ち寄ることにより発展した町がある。
遥か昔はもう少し発展していた地だと聞いている。
いつしか砂漠化が周辺に広がり、今の現状だ。
その砂漠化もまだ続いているのだが…
そんな事をふと考えていたら、かなり全貌が見え始めてきた。
「このオワシスに、目的地があるんだよね。」
「はい。宿に一旦荷物を置き、宿泊できそうにない者は近くでテントを張る予定です。その後から目的の遺跡の方に…」
最低限の宿を押さえさせてはいるが、全ての人数が泊まれるわけではない。
他にも旅人や行商人などが利用しているのだから。
英二には護衛の事もあり、宿で休ませるつもりで部下を先にこの地に向かわせておいたのだ。
調査の事もあるしな…
この世界に過去何人か聖女などこの世界に渡って来られた者はいた。
降り立たれた場所は色々だが、今回英二が気にした場所がこのオワシスの端にある神殿跡地だった。
男女の者達で、上空を飛んでいた竜人族の者に保護されたとされている。
それも、上位者の者だと自分たちの極秘調査で調べがついている。
騎竜して者がまるで引き寄せられる様に降り立ち、自国に連れ帰ったと。
英二には詳しくは教えてはいないが、「竜人族の国では、騎馬もあるが、竜も保持している。王族や竜騎士が自分専用の竜に騎乗している」とだけ伝えておいた。
詳しい事はおいおい説明するとも…「疑問に思えばその都度説明して欲しい」と言われ、了承した。
速度を落としドカドカドカと駆けて行き、目的の宿屋の前で馬から降りてから、英二に手をかし降ろす。
「見た目旅館みたいな感じだ。」と呟いていたが、旅館とは何だろうか?この建物の事を向こうの世界でそう呼ぶのだろうか?まぁ、宿と言う事なのだろうと納得し、あえて聞き返す事はしなかった。
予想通り、全ての者を建物内に宿泊させる事はできず、予定通り敷地内にテントを設置していく。
それを確認しながら
「さぁ、こちらに…」
宿の者に案内されたのは建物の二階の奥部屋だ。
一階が食事処。早くから飲んでいる客もちらほら見えた。
英二に絡んでこなければよい。まぁ側には近づけるつもりはないが…
警備はしっかりと行う様に心がけよう。
「この辺りの宿屋は大体この様な感じのところが多いです。この宿以外にも数軒はあるのですが…」
英二がついて来た騎士全てが建物内で宿泊出来ないのを気にしているようだ。なんて優しい…
「他の者達も、食事や大浴場はこの宿のを使わせてもらえますので、気にせず。」
そう言って室内に入りくつろぐ様に促した。
さぁここからだ。気合いを入れないとな…
神より異世界からこの世界に渡って来た英二のおかげか、天候に恵まれて、風で砂が舞う事はなかった。
この季節、西からの風が強く吹き、時々旋風や砂嵐などがよく起こるのだがな…
ある程度の事を想定はしていたが、そうならないことに越した事はない。
それでも馬で駆けるため、多少の砂塵は巻き起こるであろうと予測して、大切な英二には口元にスカーフで砂が入らないようにしておいた。これにも密かに魔法陣を刺繍しておいた。英二にはただの模様だと思ってるだろう。
わかるやつにはわかるんだがな…馬上いれば馬具に施してある物の効果もあるのだが、彼にはまだ伝えれてはいないが、心配で仕方がないのだ。
そんな事を知らない英二が不思議そうにしているから、少しだけ伝えておいた。
「多少の魔法を使っているんですよ。馬具にもあらゆる付与がされてまして…」
そう言うと不思議そうにしていた。
そっと馬具などに触れては「凄いなぁ~どうなってるんだ?」とか言っていたのも微笑ましい。
そうこうすると、目的地が近づいて来て…
「もう少しで見えてきますよ。ほら、あの砂丘の先に見えてくるのが…」
そう説明しながら指し示す。
英二がキラキラした表情で興味津々で眺めていた。
この地独特の草地が見え始め、木々も見えてくる。
その先には旅人が立ち寄ることにより発展した町がある。
遥か昔はもう少し発展していた地だと聞いている。
いつしか砂漠化が周辺に広がり、今の現状だ。
その砂漠化もまだ続いているのだが…
そんな事をふと考えていたら、かなり全貌が見え始めてきた。
「このオワシスに、目的地があるんだよね。」
「はい。宿に一旦荷物を置き、宿泊できそうにない者は近くでテントを張る予定です。その後から目的の遺跡の方に…」
最低限の宿を押さえさせてはいるが、全ての人数が泊まれるわけではない。
他にも旅人や行商人などが利用しているのだから。
英二には護衛の事もあり、宿で休ませるつもりで部下を先にこの地に向かわせておいたのだ。
調査の事もあるしな…
この世界に過去何人か聖女などこの世界に渡って来られた者はいた。
降り立たれた場所は色々だが、今回英二が気にした場所がこのオワシスの端にある神殿跡地だった。
男女の者達で、上空を飛んでいた竜人族の者に保護されたとされている。
それも、上位者の者だと自分たちの極秘調査で調べがついている。
騎竜して者がまるで引き寄せられる様に降り立ち、自国に連れ帰ったと。
英二には詳しくは教えてはいないが、「竜人族の国では、騎馬もあるが、竜も保持している。王族や竜騎士が自分専用の竜に騎乗している」とだけ伝えておいた。
詳しい事はおいおい説明するとも…「疑問に思えばその都度説明して欲しい」と言われ、了承した。
速度を落としドカドカドカと駆けて行き、目的の宿屋の前で馬から降りてから、英二に手をかし降ろす。
「見た目旅館みたいな感じだ。」と呟いていたが、旅館とは何だろうか?この建物の事を向こうの世界でそう呼ぶのだろうか?まぁ、宿と言う事なのだろうと納得し、あえて聞き返す事はしなかった。
予想通り、全ての者を建物内に宿泊させる事はできず、予定通り敷地内にテントを設置していく。
それを確認しながら
「さぁ、こちらに…」
宿の者に案内されたのは建物の二階の奥部屋だ。
一階が食事処。早くから飲んでいる客もちらほら見えた。
英二に絡んでこなければよい。まぁ側には近づけるつもりはないが…
警備はしっかりと行う様に心がけよう。
「この辺りの宿屋は大体この様な感じのところが多いです。この宿以外にも数軒はあるのですが…」
英二がついて来た騎士全てが建物内で宿泊出来ないのを気にしているようだ。なんて優しい…
「他の者達も、食事や大浴場はこの宿のを使わせてもらえますので、気にせず。」
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さぁここからだ。気合いを入れないとな…
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