番だと言われて囲われました。

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近寄っていく心

図書室に出かけて

カイルは毎日忙しそうに政務をこなしているようだ。
父親である皇帝と弟である皇太子と政務に関して話していたり、頼まれた資料の提示や研究成果に関してなど、幅広く。
そして、時々宴に参加もしているようだ。

宴は時々同伴で行くが、ガラ様が参加するようなものは、1人で出かけているようだ。

「私のアキを見せびらかせたい気持ちもありますが、独占して閉じ込めたい気持ちもありますからね。ガラ殿がまたアキの側によるのは気分の良いものではありませんから、アキに対しては心が狭いんです。嫉妬深いですよね………」

ニコニコしながらそう話すカイル。
その後
「疲れたかも私を癒してください」
と、言われ………後は御想像にお任せします………って感じだ。

カイルから、白銀となら、城内の温室等自由に言っても良いと言われているし、少し散歩に行こう。
「白銀?」
「ここにいますよ。」
スッと姿をあらわす白銀。
「散歩に行こうと思うのですが、良いですか?」
「今日はどちらに?」
「温室にも行きたいし、図書室にも……他、何処かオススメありますか?」
「騎士団の鍛錬場とかもありますけど……後でカイル殿下がやきもちやきそうですね……」

そうなると……後が大変かも……

「図書室に行きましょう。少し気になることもあるし……」

そう言って、2人で出かける。
「白銀には退屈かもしれませんが……」
「そんな事をないですよ。私も気になることがありますし…見たい本もありますから」
「そうなんですね。それだと安心です。」
そう言って、話しながら歩いていくと、目的の場所に着いた。

中に入ると、本のと木の香りがする。
この前カイルに案内され、ある程度の本の位置は教えてもらっている。
目的の本の側に行く。
手に取りパラパラめくり、数冊選び、読書用のテーブルに向かう。
白銀も一冊手に取っている。
2人で並んで本を読む。
白銀は絵本のようなものをパラパラ見ていた。
私は少しこの国の歴史と異世界から来た方々の事を書かれたものを読む。

過去どんな方々がどういう風に生きてきたのか、その時の時代背景などが気になったから。
魔力が無いから、かなりこの世界では困ったのではないか………どの様にこの国の、この世界に貢献したのか……
カイルからいつのまにかつけられた首飾り。このおかげで少しは生活に困らない。
灯りをつけたりみたいな生活に必要なことのみだが、これが使えるのと使えないのは全然違う。

「アキ、ここにいたのですか?」
そう声かけて、背後から覗き込まれた。
「仕事は?」
「もう終わりましたよ。真剣に読まれてたのですね。もう少しで夕日が落ちる時間ですよ。」
もうそんな時間………驚いた。
カイルに手伝ってもらい、本を戻す。
2冊だけ本を借りて部屋で読むことにした。

「何か変わったことはありませんでしたか?」
「別になかったけど、何かあった?」
「なければ良いですが……」

ふとカイルの腕に小さな傷を見つけた。
「その傷……どうした?」
「あぁ、木の枝でついたのかもしれない。大丈夫ですよ。」
そう言って、自分で傷を癒し消してした。

その傷でまさかこんな事がおこるとは………その時には思いもよらなかった。
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