鬼の華

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お部屋で休む

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それにしても、豪華な部屋だ。
煌びやかと言うのとはまた違う。
素人が見ても、良い品を品よく配置して、しかも女性用にしている。
お世話になった屋敷の部屋も凄かったけど、ここも凄い……

「綾乃様の為に整えささていただいたのですよ。何か他にご希望がございますか?」
「もう少し小さなお部屋でも……」

ほら、一般ピープルだから、豪華すぎるのは余り慣れてないし……

「何を仰います。お2人の番であり、花嫁様ですから、もっと広いお部屋でも良かったのですよ?ですが、環境が変わり過ぎて不安になってもいけないからと、お2人のお部屋の近くにする為にこのお部屋が選ばれたのです。ちなみに、お二人のお部屋は両隣ですよ。」

………………

「お迎えするにあたり、部屋替えや、配置換え等もしたんです。屋敷のもの全員が早くお会いしたくて、頑張らせていただきました。」

そうなんだ。そんなに頑張らなくても良いのに………なんて言ったら怒られるよね。
有難いんだけど……萎縮してしまう。

「少しお顔の色が優れませんね。お疲れなのでしょう。どうぞベットで休まれてください。」

そう言って、寝室に連れて行かれ、ベットに横にされた。
布団をかけられ、微かに香る匂いでそのまま眠りについた。

「おやすみなさいませ。」

そう言って、そっとドアを閉め、主人の寝室を後にした。
私がお世話と御守りを託された主人。
今度から、主人である綾乃様中心で動くように言われている。
一目で魅入られてしまった。

妖の花嫁は特殊だ。
番いの能力をさらに引き出し、一族に繁栄をもたらす。
そして、番いの方々を魅了する。

また、お使えし、御守りする者も魅了され、その者のために全力を尽くすと言う。
唯一の主人として……
甘やかして、言いなりになることは無い。
全ては主人のためになるように動き、主人の希望を叶える事に喜びを感じるも、主人に対してよく無いと判断した場合は、諌めたりもできる。全ては主人のために……
その様になるのは、1人であったり、数人だったり、一族全体だったりと色々だと聞く。

番様がこの屋敷に来た途端、皆が一瞬で魅了されていた。
と言うことは、数名か全体かのどちらかだろう……

これからが楽しみだし、やりがいがある。
そう気合を入れて、お二方に報告するよう、他の者に伝えて、今後の準備をしながら、控えた。
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