君に逢えてよかった

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えっと

尋問後

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結果的には、魔女自身、解き方はわからない…と言うか、知らなかった。

黒猫にして、使役する方法は知ってただけだ。
中途半端な……

だが、その方法を知っていそうな者については、口をわらす事ができた。
魔女には新たな拘束具を付け、特別な牢獄へ案内した。
そのままこの世を去らせても良かったが、もし、知っていそうな者と接触でき、方法を知った時、魔女が必要だと言う事が解ったら困るからだ。

まぁ、死んだ方がマシだと思える罰は与えるがな……

すぐさま諜報活動に特化した者達に指示し、探させる。
私自身も、国の皇族専用の図書室に赴き、情報を得ようと考えた。

この図書室には、極秘の物や、貴重な書物がたくさん保管されている。
だから、もしかして……と考えたのだ。

早く見つけて、元の姿に戻してやりたい。
自分の腕の中に閉じ込めてしまいたいと言う感情で、はやる心を落ち着かせ、わずかな情報でも拾うよう注意深く調べていった。

調べている間、黒猫には逃げられないようにしっかりと注意し、城の者達にも通達する。
密かに影のものも付け、護らせ、随時報告するよう指示した。

彼らに任せておけば、ある程度は大丈夫だろう。
普通の騎士達よりも、遥かに身体能力に優れている精鋭揃いだからな……

本当は、自分で全てを行いたいが、執務があるし、することも…

「あぁ、やっと…やっと出会えたのに…思うようにいかないなぁ…」

思わず愚痴りたい。
これも、あの魔女にせいだ。

ため息を吐きながら、木製の書類を挟む物を外し、書類に目を通してサインする。
区分けされた書類はわかりやすく、仕事がスムーズに捗る。
これも、愛しい者がしてくれたものだ。

そして、この画期的な道具。
侍女長や私の専属執事が、欲しそうにしていたから少しだけ渡してみた。
今では洗濯物を干す時に使ってみたり、他の部署での書類整理にと幅広く使われている。
私の愛しい者がもたらせてくれた物。

まだ彼の声を聞いた事がない。
どんな声で話すのだろうか…

それら、全てを手に入れるためにも……

そう思い、さらに仕事に、調べ物にと時間を費やした。
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