君に逢えてよかった

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えっと

お手伝い

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何だかこの頃視線を多く感じる。
黒猫の姿を愛らしく思ってくれてる??
それなら良いんだけど…

夜中こっそりと出歩き、お世話になっている人の手助けをする。

気がつけば、自分が作って渡した洗濯バサミが、いろんな場所で、多様に大きさを変え、すこし形を変えて使われていた。

洗濯物を干すのに使われ、元いた世界の布団やシーツなどを干す時に使うような大きいものまで作られていた。

なかなか重宝して良かったよ。
うん。良い仕事した。

他にも役に立たないかなぁ~なんて思って、机の上に置かれていた書類を覗いた……

ん?この書類……
金額が記入されているんだけど、見にくい…

側にたまたまあった白紙の紙に、それを見やすいように書き直してみた。
いわゆる簿記だ。
学校で、商業簿記を習っていたから、それを活用してみた。
電卓とかあったら便利だけど、ほら、日本には便利な物があるよね。
この頃は減ったかもしれないけど……

そう、『そろばん』だ。
この世界には無いけど、いわゆる『エアーそろばん』
暗算だね。
昔、少しかじったからできるんだ。

うん、なかなかいい感じ。
そっとそれを置いておく。
驚くかなぁ…

でも、やり過ぎた?
まぁ、便利なものは使わないと…

そう単純に思った。
後でバレるんだけどね~~~
この時はそんな事を考えてもいなかった。
単純なんだな……
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