異世界に落ちて、溺愛されました。

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この世界で生きる為に

何を失敗した?

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朝日が部屋の差し込んで、目を覚ます。
部屋にいながら、波の音とを聞き、癒される。

そっとベットから出て、窓辺に向かう。
横で寝ていたはずのアルは今は外で騎士達と鍛錬をしている。

「かっこいいなぁ…」
思わず見惚れながら呟いた。

この頃は時々(アルト2人きりだが)鍛錬していることがある。
他の騎士達に見せたく無いとよく言われ、自分用の鍛錬場でだが……………
今日みたいに、昨日の晩から今日の朝日が登り出す前まで抱き潰された場合は出来ないが、ほぼ日課になりかけている。

「シオン、起きた?」
サクラがそばにやってきた。

「少し浜辺を散歩して見つけたよ。シオンにと思って」

サクラから渡されたのは手のひらサイズの薄ピンク色の巻き貝。

「貝を拾ってきたの?綺麗ね。ありがとう。」

子供の頃よくやったように、耳元に当てる。ボーッと音がする。
ふふっ…
思わず笑みが溢れた。

「2人で楽しそうですね」
鍛錬を終えたのか、アルが和かな笑みを浮かべて室内に入ってきた。

「シオン。おはよう。」
そう言って抱きしめ、頬には口づけられた。

「朝食を食べたら、出発しようと思うのですが、大丈夫ですか?」
「わかった。大丈夫。もう少し海を堪能したかったけどね…」
「申し訳ありません。私自身もゆっくりしたかったのですがね……」
「ん?」
「父から催促されまして…」
「それじゃ、急がなきゃ…ん……」

少し荒々しく唇を貪られる。
何で?どうして?
足の力が抜けて、立っていられなくなり、アルにすがりつく。

「もう少し残念そうにしてくれても良いのに……」

そう呟かれ、抱き上げられた。

「ふふっ、潤んだ瞳。可愛いですね。朝食までに時間がありますから……ライト、サクラをよろしくね。」

サクラを抱き上げて、部屋を出て行くライト。
逃げようとしているようだが、逃げれないようで…ジタバタしながら出て行った。

「2人きりですね。」
そう言いながら、寝室に運ばれる。
ベットに横たわらされ、髪が拡がる。
もしかして……

「お仕置きです」

そう言うと、抵抗する間も無く貪られながら、服を剥ぎ取られ、生まれた姿にされてしまう。
弱いところを責められ、愛され、乱される。

「もっと2人の時間を堪能したい。シオンに色んな場所を見せたい…そう思っているのに…シオンはそう思ってくれないのですね…ならば、もっと私を刻み付けなくては…」

『急がなきゃ』って言うセリフが気に入らなかったんだ…
私だってもっと堪能したかったけど、相手はアルのお父さんで皇帝なら仕方ないと思うのに…

「他所ごとを考えているのですか?余裕ですね。では…」
さらに荒々しくなり、考えることが出来なくなる。
「あっ……やぁ……もう無理………」

白い光に包まれる感覚で、意識を手放した…
繋がったまま、脱力した身体を抱きしめられる。

「本当は、シオンの気持ち…わかっているのですが…私もまだまだですね…」

額に頬にと口づけ、抱き込んで横になる。
過去の皇族達も、かなりの執着があったと記録されていたが、自分もこうなるとは当時思わなかった。
もう少しだけ…
そう考えながら、愛しいものを抱きしめ続けた。
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