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5.El Dorado(エルドラード)
可奈子の実力
1
年が明け、人で溢れかえる金曜夜の繁華街。
新年会終わりであろうサラリーマンや学生の混雑の波に逆らうように、漆黒のアルファードがゆっくり、ゆっくりと繁華街の奥へと進んでゆく。
メイン通りから外れた裏路地に位置する雑居ビル、その地下1階にあるハプニングバー「DEEP LOVER」。
23時ちょうど、ビルの入り口に横付されたアルファードから姿を現したのは、サークルの〝絶対女王〟ARISAだった。
大きめのグラスで目元を隠し、豹柄のロングファーコートに身を包んでいるものの、醸し出す抜群の色香と、高らかに鳴らすピンヒールブーツの音は、一見して女王の威厳に満ちていた。
同じく車から降り立った2人の女が、先導してARISAの左右を固めながらビルの階段を降りてゆく。
一般客とは異なる関係者専用の入り口前で、このバーの主催にして〝忠実なる女王の右腕〟史織が深々とお辞儀をして女王を出迎えた。
「ARISAちゃん、来てくれたのね❤︎お待ちしてましたっ❤︎」
「史織、お疲れさま。お邪魔するわね」
史織が扉を開き、ARISA一向を招き入れる。
広々としたフロアの真ん中には一段高いステージが設けられ、その上に縦横5メートル四方のマットが敷いてあり、その周りに配置されたテーブル席には、今宵の「狂宴」を見届ける好色なオンナ達が酒を交えて談笑しつつ、その時を待ち続けていた。
異様な緊張感と、噎せ返るような熱気──。
「皆様お待ちかね、〝El Dorado〟の開幕……だけど、こーんなにお客さんが集まるのは滅多に無いわね」
史織が鼻息荒く今夜の客入りを誇らしげにするその隣で、ARISAは口元に笑みをたたえながらステージを無言で眺めたままだ。
やがて踵を返して振り返ると、フロア2階のVIPルームへと繋がる階段へ歩みを進めつつ、ポツリと史織に言葉を投げかけた。
「まぁ、いいわ。楽しみにしててあげる❤︎」
ARISAはそのまま、女王の特等席へと姿を消した。
2
普段は大部屋であるはずの控え室はパーテーションで仕切られ、対戦者同士の接触が避けられるように配慮されていた。
その一角に、シャワーを浴び終えてガウンを纏った愛理の姿があった。
腰まである濡れた長い黒髪をブラシで梳きながら、ドライヤーを当てて乾かしてゆく。
メイク前の素顔のままだが、そんな事すら些末に思えるほど、今宵の愛理はオンナとして〝仕上がって〟いた。
持って生まれた艶やかな美貌と肉体。ただそれだけを武器にして性の世界で生きてきたが、まさか本当に裸一貫で戦う日が来ようとは。
(やるのよね……今日……)
力強い眼差しで、鏡の中の自分を睨む。今一度の覚悟を、自らに問い掛ける。
(大丈夫よ、愛理)
黒のアイシャドーと華美なマスカラで目元を飾り、赤のリップで厚めの唇を更に際立たせる。
愛理の〝本気モード〟がここに完成した。
「準備万端、って感じかな?」
愛理の肩越しに顔を覗かせる、1人の女。
「恭子!」
その瞬間、緊張で凝り固まっていた愛理の表情が一気に和らぐ。
最も信頼のおける味方の登場に、背負っていた重荷が取れたような解放感に包まれた。
「見に行くって言ったじゃん。愛理のデビュー戦だもんね、ちゃんとこの目で見届けないと」
「ふふっ、なんだか恥ずかしいわ……でも、ありがとうね」
頬を抑えて赤面する愛理。同時に、瞳からは一粒の涙が零れ落ちる。
「ど、どうしたの?なんか悪いことした?」
「ううん……違うの……」
突然の涙に動揺する恭子。
愛理は首を横に振りながら、涙の粒を指で拭う。
「ごめんなさい……恭子を見たら……なんだか安心して……ふふ、せっかくメイクしたのに、やり直しね」
理不尽な暴力、追い詰められる恐怖。恭子には決して話せない、様々な重圧。
愛理は小さく息を吐くと、胸を張って恭子に正対する。
「心配ご無用。今日の試合、絶対勝ってみせる。どんな相手だろうと、この私の敵じゃないわ!」
渾身の笑顔でピースサインを恭子に向ける愛理。それを見て、恭子も安心したように笑って頷く。
「やっと、いつものナマイキな愛理になったね。その調子なら大丈夫そうかな?」
「ちょっと、ナマイキは余計じゃない?自信に満ちてるって言ってほしいわ」
笑い合う2人。
恭子といる時だけ、心の底から笑顔になれる。恭子にだけは、すべてを曝け出せる。
でも、だからこそ「史織との因縁」を、今は話すことができない。
(私自身で……決着をつけないと……!)
3
「可奈子ちゃん?準備はどうかしら?」
史織は可奈子の控え室を覗き込む。そこには、一糸纏わぬ全裸で鏡と向かい合う可奈子の姿があった。
胸に手を当て、昂まる鼓動を押さえつけるように何度も深呼吸をする可奈子。
表情には明らかな緊張と不安の色が見え、額には薄っすらと汗が滲んでいた。
「急に頼んでしまって申し訳なかったわね……でも引き受けてくれてホントに助かったわ♪」
言葉とは裏腹に、普段どおりのニコニコとした人懐っこい笑顔で可奈子の肩に手を置く史織。
「いえ、大丈夫です。自分で決めたことだから……」
健気に取り繕おうとするが、その声は消え入るようにか細かった。
「後悔とかは無いんです……でも、いざ大勢のお客さんを見てしまうと……私に務まるのかな、って……」
自嘲的な苦笑いを浮かべながら、心細さに身をよじる可奈子。
感じているそのプレッシャーは言葉以上のようで、背中にも、胸元にも、汗が噴き出て滴り始めている。
史織はそんな可奈子を後ろから抱き締め、耳元で囁く。
「あのね、可奈子ちゃん。今日は勝ち負けよりも〝ありのままの可奈子ちゃん〟を魅せてほしいの❤︎」
「えっ……?」
戸惑う可奈子の腰に手を回し、ゆっくりと局部付近を撫で回す。
突然の愛撫に可奈子は全身を震わせて悶え、首を竦めて快感に耐える。
史織はなおも可奈子の〝陰嚢〟を握り、皮袋の中の2つの胡桃を柔らかな指先の緩急で揉み解す。
「あッ❤︎ひゥッ……んッ❤︎」
「5日間も出してなくてツラいわよね……今日は思いっきりブチ撒けちゃいなさい❤︎このおっきなキンタマ袋、空っぽになるまでお客さんの前で射精しまくっていいからね❤︎」
「はッ❤︎そんなッ……おォゥッ❤︎」
すっぽりと包皮を纏った慎ましやかな肉竿が、ムクムクと角度をつけて勃起する。
だが、完全に反り立ってもなお、可奈子のペニスは亀頭を覗かせることなく、余った皮の先端からテラテラと卑猥な蜜を垂れ流すばかりであった。
「愛理ちゃんに可愛がってもらいなさい❤︎恥ずかしいトコロをいっぱい見てもらって、恥ずかしい射精をいっぱいするの❤︎それが今日の可奈子ちゃんのお役目よ❤︎」
「あゥッ❤︎はッ、はいィッ❤︎」
史織の激励により、可奈子の肉体と精神は〝完成〟した。
4
深夜、24時。
街行く人影が幾分か減り始めても、週末のこの街が眠りにつく事はあり得ない。
パプニングバー〝DEEP LOVER〟も、日付け変わって最高潮の熱気に包まれていた。
照明の消されたフロアで、ただ一点スポットライトに浮かび上がったステージ中央には、赤いボンデージ姿の女性がマイクを持って立っている。
『女同士の意地とプライドを懸けた戦い〝El Dorado〟、開催しますッ!!』
高らかな宣言とともに、ステージの周囲を埋め尽くす観客から、フロアを揺るがすような大歓声が上がる。
ビルの外は凍るような真冬の寒さであるが、〝レズビアン・セックスバトル 〟を観たいオンナ達の期待と興奮、それらの熱気がこの空間全体を包み込み、体感温度をぐんぐんと上昇させてゆく。
観客の中には既に裸同然に乳房を曝け出したり、元よりショーツ1枚で観覧している者もある。
誰もが羞恥心や節操を失ったこの異常な空間で、今宵〝2人のオンナ〟が互いのカラダひとつを武器に性技を競い合うのだ。
『Eランク、ニューカマー!』
アナウンサーがフロアの最後方を指差すと、観客は一様に振り返りその方向を見つめる。
その光景はまるでメインディッシュを待ちきれない強欲な美食家のようで、〝極上の一品〟を今か今かと舌舐めずりをして待ちわびている。
『〝ミルキー・タフ〟可奈子、入場!!』
コールと同時に、けたたましいトランス・ミュージックが鳴り響く。
拍手と歓声の中を擦り抜けながら、可奈子がステージに向かってゆく。
「ふッ❤︎うぅンッ❤︎んあァッ❤︎」
胸と股間を隠しながら、内股にヨロヨロとにじり寄るように歩く可奈子。
赤い首輪と、赤いボディハーネス。それ以外は全くの全裸。
その格好は、あの幼い日に成人雑誌で見た〝グラビアの女性〟そのもの──。
(見られてるッ❤︎私ッ……全部見られてるゥ❤︎)
身が消え入りそうな程の恥辱と、今にも果ててしまいそうな程の性的興奮。
ステージに向けて一歩前進するたびに、心拍の鼓動はますます昂まり、股間の実がヒクヒクと反応して強烈に疼く。
(あはッ❤︎はァッ❤︎はァァッ❤︎きッ、来ちゃった……ホントにッ……ここで私ッ……セックスするんだ……❤︎)
極限の緊張と羞恥の中、ステージに立った可奈子。
だがこの瞬間、それと等しいくらい……いや、それ以上の〝幸福感〟を抱いていた。
5
『同じくEランク、ニューカマー!』
歓声鳴り止まないフロア内に、もう一段大きな歓声が被さる様に響き渡る。
新人にして、その存在はレズビアンコミュニティの中では半ば伝説として語られる女──。
集まった観客は皆、今宵ベールを脱ぐ〝伝説の女〟を目撃するために、このバーに来ているのだ。
『〝孤高の淫乱〟愛理、入場ッ!!』
場内の興奮は一瞬にして頂点へと達した。
『愛理ッ!愛理ッ!!愛理ッ!!!』
怒涛のような歓声の波がステージに押し寄せ、〝今宵の主役〟の登場を急かせる。
「大丈夫……大丈夫だから……」
入場する花道のカーテン裏で、愛理は胸に手を当てながら目を瞑り、自らに何度も言い聞かせる。
フロアを揺らすほどの自分への歓声も、今は愛理の耳には届かない。
2、3回と浅く息を吐くと、両手で自らの頬を叩いて喝を入れる。
パチンッ!
「……よしっ!」
愛理は声を挙げると、カーテンの隙間から勢いよくフロアの花道へと飛び出していった。
「んっ……!!」
目の眩むようなライトの光が愛理に浴びせられ、思わず目を細める。照らし出された愛理の姿に、観客たちの興奮は更にヒートアップしてゆく。
光沢のある黒のロンググローブと、ニーハイソックス。
1ヶ月前、史織に〝奉仕期間〟を命ぜられた際に着用させられた、安っぽい下品な衣装。
あれほど嫌ったこの衣装を、愛理はあえてデビュー戦のコスチュームとして選んだ。
屈辱の日々を終わらせて、新たなる戦いへと挑む──。
(それが、今日!)
花道を力強く闊歩する愛理の眼には、恐れや気負いはまるで無く、ただステージ上に待つ相手の姿のみを映し出していた。
(負けない!絶対に負けない!)
四角いステージの対角線を睨み、闘志を剥き出しに胸を張る。
今、両者が舞台に揃った。
6
スタッフに促され、ステージ中央に立つ愛理と可奈子。
並び立つと可奈子の上背は愛理よりも10cmは大きく、愛理は目線をやや上にしながら可奈子を睨む。
可奈子は虚ろな目で愛理の顔を見つめながら、口を開けて呼吸を荒くしている。
膝が小刻みに震え、直立すらままならないようにフラフラと身を揺らし、額や首筋には早くも汗が噴き出ていた。
「はッ❤︎はァッ❤︎うぅ……ん"ッ❤︎」
(この娘……大丈夫?)
愛理は腕組みしながら、目の前の女を怪訝そうに眺める。
だが、愛理もまた緊張の汗が首を伝い、豊満な白い胸を濡らしていた。
背中には玉のような汗が光り、グローブの中の掌はぐっしょりと湿っている。
『El Dorado公式ルール、制限時間20分!対戦者をより多くイカせた者、ギブアップ又は続行不能に追い込んだ者を勝者とします!』
愛理は可奈子の股間に視線を落とす。
皮被りの矮小なペニスが、健気にヒクヒクと上を目掛けて脈打っている。
どれほどの射精欲に耐えていたのだろう、包皮の先端からトロトロと透明な蜜が糸を引き、止め処なく溢れ出ていた。
(ふふ、情けない包茎チンポ……❤︎)
恭子より、夏樹より、〝あの部屋〟で相手をしたどの女達よりも貧弱なペニスを前に、愛理は内心安堵していた。
(20分も要らないわ、この娘には悪いけど……手荒にイカせまくってノックアウトよ)
思わず愛理の口角が緩む。
『なお、愛理にはコンドーム使用の許諾権があります!』
アナウンスと共に、スタッフから1枚のコンドームが手渡される。
どうやら許諾を認めなければ本番行為の際、可奈子にはコンドームの着用が義務付けられるようだ。
だが愛理は、受け取ったそばからそのコンドームをステージ外へと投げ捨てた。
「いらないわ、こんなもの」
愛理の毅然とした言葉に場内は沸き立ち、割れんばかりの歓声と拍手を送る。
「愛理ィィッ!!愛理ィィッ!!」
もはやフロアには愛理を推す歓声のみが溢れ、誰もが〝愛理という女〟に魅せられていた。
それは同時に愛理の自己顕示欲を満たし、この試合における〝絶対的な自信〟を愛理にもたらした。
『Ready……』
「うあぁァァァァァッ!!」
拳を握り、全身に力を漲らせて愛理が天井に叫ぶ。
『Fight!!』
7
《ゴォォォン……!!》
銅鑼の音を合図に試合が開始された。それと同時に、今まで歓声を上げていた観客は皆、水を打った様に静まり返る。
先程までとは打って変わって不気味なほどの静寂の真ん中で、愛理と可奈子は対峙したまま互いの様子を見ている。
「はァーッ❤︎はァーッ❤︎」
「ふふっ……」
愛理が可奈子に正面から近づいてゆく。可奈子は警戒して、一歩後退る。
だが愛理は気にせず、そのまま可奈子に正面から抱きつく。
「怯えてるのかしら?それとも期待してる?❤︎」
「あンッ❤︎うっ……くッ……!❤︎」
耳元で囁きながら、愛理は可奈子の肌を撫で回す。
頬、首、胸元と、指先の繊細な触りで可奈子の汗に濡れた肌を愛撫してやると、呻きにも似た声で可奈子が悶える。
「ふふ……苦しそう❤︎もうガマンできないのかしら?勝負にならないわね❤︎」
「あぅ……❤︎待って……あォッ!?❤︎」
愛理が可奈子の股間に手を伸ばす。陰嚢を鷲掴みにし、ギリギリと握る手に力を込めてゆく。
「ぎッ……ぃ……ぁッ……!!」
「短小包茎チンポのくせに、キンタマは随分と立派じゃない❤︎5日分、溜め込んでるんでしょ?」
陰嚢に包まれた2つの睾丸は短小なペニスとは不釣り合いに大きくずっしりとした重量で、愛理の手から溢れそうなほどであった。
右手で陰嚢を揉みほぐしながら、左手で可奈子の乳首を優しく引っ掻く。身悶えする可奈子の反応を楽しみながら、愛理は耳元でさらに責める。
「いいわ……この20分でキンタマの中、空っぽにしてあげる❤︎何発でも射精しなさい!ギブアップなんて許さないから❤︎」
「くぅッ❤︎嫌ァ……あゥッ!?❤︎」
愛理は強引に可奈子を抱き寄せ、無防備に晒された乳首に勢いよく吸い付く。
ぷっくりと張り詰めた可奈子の大きめの乳輪は、愛理の舌と唇が織りなす猛攻に為す術が無い。
「くぁぁッ❤︎あぅッ❤︎ダメッ❤︎乳首ダメぇぇぇぇ!!❤︎」
必死に上半身を揺すり、何とか愛理を振り解こうとする可奈子。
だが単純な腕力では敵わず、その抵抗は愛理のさらなる加虐心を刺激したに過ぎなかった。
「んッ……ちゅぱッ❤︎ほら、逃げてみなさいよッ❤︎」
「あ"ァッ❤︎いッ……ん"ォォォッ❤︎」
陰嚢を握る力をさらに強め、はち切れそうな程に充血した乳首を執拗に舐り続ける愛理。
逃げる事もさせず、反撃も許さない、まさに可奈子を〝死に体〟へと追い詰めた一方的な展開だ。
あとは活かすも殺すも、愛理の裁量次第である。
だがこの時、愛理の予期しなかった事が起こった。
「あ"ィッ……❤︎あ、あ、イク……ッ❤︎❤︎❤︎」
「えっ」
ブピュッ❤︎ドプッ……ドクッ……❤︎
ペニスへの刺激なしに、可奈子が射精した。
8
ピンッ、と上を向いたペニスは分厚い包皮を纏い、その弛んだ余り皮の先端から白濁の凝固液がドロドロと溢れ出る。
それは〝射精〟と呼ぶにはあまりにも貧弱で、噴き出した濃厚な精液は勢いなくぽたぽたとマットに滴り落ちてゆく。
「あッ❤︎あンッ❤︎まだイッてるぅ……❤︎」
射精の快感に身を震わせながら、なんとかガニ股でダウンを持ち堪える可奈子。
あまりにも突然の出来事に、愛理は暫し唖然とした表情で可奈子のペニスを見つめていた。
(ウソ……乳首だけで射精した……?)
なおもブリブリと溢れ出るゼリー状の精液が、愛理の右手を汚す。
睾丸の中で煮えたぎったその粘液は、グローブの上からでもその温度を感じ取る事ができる程だった。
「うッ!?……臭っさァ……❤︎」
5日ぶりに排泄された可奈子の精液の凄まじい臭気に、思わず顔を顰める。
(臭いッ❤︎ハンパじゃない雄の匂い……❤︎)
圧倒的な生命力を秘めた精液。
〝誰よりもみすぼらしいペニス〟からひり出された〝誰よりも濃い精液〟に、愛理の表情が一変する。
(こんな濃い精液、今までにない……おそらく恭子よりも……ずっと……)
目眩を覚えるほどに淫らな臭気は、愛理にふとした〝出来心〟を抱かせた。
(コレ……どんな味がする……?❤︎)
グローブの指先にベッタリと付着した精液を愛理は恐る恐る口へと運び、咥え込む。
「ジュルッ……ほォッ❤︎おォ……❤︎」
指をしゃぶった瞬間に口内に広がる苦味と、舌に纏わり付く弾力。鼻腔へと抜ける生臭さ。
それは愛理にとって、どんな媚薬よりも〝キく〟代物だった。
(これヤバイッ❤︎クセになるッ❤︎)
この時、愛理の陰部は蕩けるように火照り始めていた。
9
「短小、包茎、しかも早漏?乳首だけでイッちゃうなんて……恥ずかしいチンポねッ❤︎」
パシィンッ!
愛理は震える可奈子の尻を平手で叩いて嘲笑う。
「くッ❤︎あンッ❤︎嫌ァ……❤︎」
乳首への愛撫のみで果ててしまった可奈子は、顔を紅潮させて俯く。
だが、1発目の射精後も可奈子のペニスは未だ角度を失わず、垂れ下がる陰嚢は早くも〝次弾〟に備えてヒクヒクと吊り上がってゆく。
「このッ……やめてよッ!」
可奈子は何とか自らの不利な態勢から逃れようと、愛理の腕を振り払おうとするも、愛理の腕力に負けそのまま背後を許してしまった。
「暴れるんじゃ……ないわよッ!」
「きゃッ……あぅッ!?」
ダァンッ!!
愛理は可奈子の身体をそのまま引き倒し、縺れるようにして両者共マット上に尻もちをつく。
「ほらッ……まだまだイカせてあげるッ❤︎」
背後から可奈子の下腹部に手を伸ばし、今度こそしっかりとペニスを握り込む愛理。
可奈子の小さなペニスは愛理の掌に完全に包まれ、包皮の上からクチュクチュと音を立てて手荒に扱かれる。
愛理にペニスを責め立てられものの十数秒、可奈子の腰がカクカクと浮き始めた。
「あッ❤︎あァンッ❤︎嫌ッ❤︎シコシコしないでッ❤︎チンチンまたイクぅぅッ❤︎」
「またイッちゃう?また無様に瞬殺されちゃうの?お客さんによーく見てもらいなさい、アンタが情けなく手コキでイッちゃうトコ❤︎」
愛理は耳元で罵りながら、可奈子の内股に自らの両脚をねじ込み大きく開いた。
「ほらッ!丸見えね!ケツの穴まで丸見えよッ❤︎」
「あッ!?❤︎ヤダぁぁッ❤︎こんな格好イヤぁぁぁッ!!❤︎」
強制的に開脚させられた可奈子はあまりの羞恥に泣き叫ぶも、その声は観客の湧き上がる歓声と下品な煽りに掻き消された。
愛理は可奈子の言葉を無視し、ペニスを扱くスピードを加速させる。
「ほらイけッ!❤︎イけイけイけッ❤︎情けないチンポから臭っさい精液ひり出せッ❤︎」
「あ"ァ"ァ"ァ"イグッ❤︎イグイグイグぅぅぅぅぅッ❤︎……おォンッ❤︎」
ブビュルッ❤︎ビュッ❤︎ビュルッ❤︎
ブリブリと勢いなく吐き出された濃厚な精液は、可奈子自身の腹の上に射出された。
10
開始から10分経たずに2発目の射精。
「ん"ァッ❤︎ほォッ❤︎みッ❤︎みられッ❤︎あぐッ❤︎イクとこ見られてぎもちィィッ❤︎」
他人の手による強制的な射精感に、愛理の腕の中で身震いする可奈子。
愛理はそんな可奈子を力強く抱き止め、呻く唇をキスで塞ぐ。
「んむッ!?❤︎んッ……!❤︎」
「チュ……パッ❤︎……ふふっ、見られてイッちゃうマゾ可奈子、早くも限界かしら?呆気なかったわね❤︎」
愛理の言葉通り、可奈子は2度の射精により殆ど脱力し、反撃どころか立ち上がる事すらままならない様子だった。
興奮に湧き立つ観客も、そのあまりに一方的な展開に呆気に取られるばかりであった。
「強い……予想以上に……」
恭子とケイは、この試合の様子をステージ裏から見ていた。
「互いに初出場だけど、これだけ実力差があるなんて……いや、愛理がすでにEランク以上ってことかな」
恭子は驚きつつも、内心は愛理の勝利を確信していたし、ましてやこの展開は〝予想どおり〟であった。
「ケイの思い過ごしかもね。何も心配いらないよ」
愛理のセックス・テクニックは恭子自身が身をもって知っている。それに裏打ちされた勝利は揺るぎないだろう。
「……だといいんだけどね」
それでもなお、ケイは神妙な面持ちでステージを見つめたまま首を縦に振ることはなかった。
「2人ともお疲れさま♪」
「!!」
不意に背後から現れた女が2人の肩をポンと叩く。
「史織さん……」
「愛理ちゃん、さすがよね~❤︎このまま完封勝ちしちゃうかな?」
史織はわざとらしく愛理を褒め称え、無邪気な笑みを浮かべる。
だが、彼女の笑みを一目見て恭子たちの背筋に悪寒が奔る。
史織はこの〝El Dorado〟の主催であり、マッチメイクの責任者である。
もし仮にケイの予想が当たっているならば、この試合に彼女は何かを仕掛けているはずだ。
このまま終わるわけがない──。
「……史織さんは、愛理が勝つと思います?」
「うーん、どうかなー?」
恭子が踏み込んで探りを入れると、史織は小首を傾げて悩む仕草を見せるが、すぐに口を開くと恭子の目を見て答える。
「愛理ちゃんが間違わなければ……勝つかもね♪」
11
ステージでは可奈子が四つん這いのまま息を荒くし、なんとか立ち上がろうと顔を上げる。
愛理は追撃することなく、腰に手を当てたまま仁王立ちで待ち構えていた。
「ほら、早く立ちなさい?あと残り10分よ」
「はぁ……はぁ……くっ……!!」
可奈子がやっとの思いで立ち上がるのを見届けると、愛理はすかさず可奈子の腕を掴み、足を掛けて後方に引き倒す。
「くはァッ!?ぅ……んん……」
またもや寝転ぶ形となった可奈子に、愛理は身体の前後を入れ替えて覆い被さり、シックスナインの姿勢を取った。
「アナタばっかりキモチよくなってちゃつまらないわ。今度は我慢くらべよ、しっかりと舐めなさい❤︎」
「待っ……あぐっ……むぅッ!?」
可奈子が体勢を整える前に、愛理は問答無用に腰を下ろす。
肉付きのよい愛理の丸尻が、可奈子の顔面に容赦なくのし掛かる。
身体の下でもがき苦しむ可奈子を他所に、愛理は可奈子の小さなペニスの根元を指で摘む。
可奈子のペニスは精液でベッタリと濡れ、2度の大量射精にも関わらず、未だ健気な勃起を続けていた。
「ビュービュー射精するしか能の無い激弱包茎チンポ……トドメを刺してあげるわ……❤︎」
愛理が包皮を指先でゆっくりと剥いてゆくと、プリッとした張りのある薄いピンク色の亀頭が中から顔を出した。
だが、包皮を剥いたその瞬間に鼻を刺激する強烈な臭気に、愛理は思わず咳込む。
「うッ!?……ゲホッ!ゴホッ!!」
汗の臭い、精液の生臭さ、アンモニア臭、カリ首に付着した白い恥垢の発酵臭……。
(ひどい臭い……頭がクラクラしちゃう……)
体験したことのない程の下品過ぎる〝チンポ臭〟──。
開始から一方的に責め続けた愛理が、責めを躊躇していた。
12
「あンッ!?❤︎あッ❤︎くゥンッ❤︎」
「ジュルッ、んちゅッ、はァァッ❤︎」
愛理が責める手を止めた隙をつき、下から愛理の陰核を舐り始める可奈子。
それは可奈子にとってこの試合、初めての〝攻撃〟だった。
勃起した愛理の大ぶりな陰核を、舌先で押し潰すように舐め上げると、愛理は快感に反応して腰を引いてしまう。
「あンッ❤︎あくッ❤︎この……ッ❤︎」
(うそッ、この娘ッ……クンニ巧い!?)
愛理にとって、この可奈子の反撃は全くの誤算だった。
一方的に責め立てすでに2度の絶頂に導いた愛理は、可奈子の実力を〝脅威に及ばず〟と判断した。
だが、可奈子の見せた責めの威力は、愛理の予想を遥かに凌駕していた。
可奈子は躱そうとする愛理の尻を両手で掴み、顔を埋めるようにしながら愛理の陰核を激しく舐め回す。
「んちゅッ❤︎んむッ❤︎ジュルルッ❤︎」
「ふぁぁぁッ❤︎あッ❤︎ダメッ❤︎ダメぇッ❤︎」
ピッタリと吸い付き合う、可奈子の唇と愛理の下のクチ。
可奈子の〝情熱的なキス〟に、愛理は先程までの余裕を失っていた。
(ヤバいッ❤︎ヤバいヤバいヤバいィィィ❤︎)
「ふゥゥゥゥッ❤︎あ"ぐゥゥゥゥ❤︎」
歯を食いしばり、四つん這いで快感に耐える愛理。
責める手は一切止まり、〝不覚の絶頂〟に備えて防御の姿勢に入る。
だが、その構えはいとも容易く打ち崩された。
「あッ❤︎あッ❤︎あッ❤︎ダメッ❤︎ダメダメダメッ❤︎クリッ❤︎クリイクッ❤︎クリイッちゃうッ❤︎」
陰核がジンジンと疼き、足先から脳天めがけて快感の電流が奔る。
「イヤぁぁぁッ!!イッッ!?……クゥゥゥゥゥゥゥゥんッ❤︎❤︎❤︎」
愛理の大絶叫が、熱狂のフロアに響き渡った。
年が明け、人で溢れかえる金曜夜の繁華街。
新年会終わりであろうサラリーマンや学生の混雑の波に逆らうように、漆黒のアルファードがゆっくり、ゆっくりと繁華街の奥へと進んでゆく。
メイン通りから外れた裏路地に位置する雑居ビル、その地下1階にあるハプニングバー「DEEP LOVER」。
23時ちょうど、ビルの入り口に横付されたアルファードから姿を現したのは、サークルの〝絶対女王〟ARISAだった。
大きめのグラスで目元を隠し、豹柄のロングファーコートに身を包んでいるものの、醸し出す抜群の色香と、高らかに鳴らすピンヒールブーツの音は、一見して女王の威厳に満ちていた。
同じく車から降り立った2人の女が、先導してARISAの左右を固めながらビルの階段を降りてゆく。
一般客とは異なる関係者専用の入り口前で、このバーの主催にして〝忠実なる女王の右腕〟史織が深々とお辞儀をして女王を出迎えた。
「ARISAちゃん、来てくれたのね❤︎お待ちしてましたっ❤︎」
「史織、お疲れさま。お邪魔するわね」
史織が扉を開き、ARISA一向を招き入れる。
広々としたフロアの真ん中には一段高いステージが設けられ、その上に縦横5メートル四方のマットが敷いてあり、その周りに配置されたテーブル席には、今宵の「狂宴」を見届ける好色なオンナ達が酒を交えて談笑しつつ、その時を待ち続けていた。
異様な緊張感と、噎せ返るような熱気──。
「皆様お待ちかね、〝El Dorado〟の開幕……だけど、こーんなにお客さんが集まるのは滅多に無いわね」
史織が鼻息荒く今夜の客入りを誇らしげにするその隣で、ARISAは口元に笑みをたたえながらステージを無言で眺めたままだ。
やがて踵を返して振り返ると、フロア2階のVIPルームへと繋がる階段へ歩みを進めつつ、ポツリと史織に言葉を投げかけた。
「まぁ、いいわ。楽しみにしててあげる❤︎」
ARISAはそのまま、女王の特等席へと姿を消した。
2
普段は大部屋であるはずの控え室はパーテーションで仕切られ、対戦者同士の接触が避けられるように配慮されていた。
その一角に、シャワーを浴び終えてガウンを纏った愛理の姿があった。
腰まである濡れた長い黒髪をブラシで梳きながら、ドライヤーを当てて乾かしてゆく。
メイク前の素顔のままだが、そんな事すら些末に思えるほど、今宵の愛理はオンナとして〝仕上がって〟いた。
持って生まれた艶やかな美貌と肉体。ただそれだけを武器にして性の世界で生きてきたが、まさか本当に裸一貫で戦う日が来ようとは。
(やるのよね……今日……)
力強い眼差しで、鏡の中の自分を睨む。今一度の覚悟を、自らに問い掛ける。
(大丈夫よ、愛理)
黒のアイシャドーと華美なマスカラで目元を飾り、赤のリップで厚めの唇を更に際立たせる。
愛理の〝本気モード〟がここに完成した。
「準備万端、って感じかな?」
愛理の肩越しに顔を覗かせる、1人の女。
「恭子!」
その瞬間、緊張で凝り固まっていた愛理の表情が一気に和らぐ。
最も信頼のおける味方の登場に、背負っていた重荷が取れたような解放感に包まれた。
「見に行くって言ったじゃん。愛理のデビュー戦だもんね、ちゃんとこの目で見届けないと」
「ふふっ、なんだか恥ずかしいわ……でも、ありがとうね」
頬を抑えて赤面する愛理。同時に、瞳からは一粒の涙が零れ落ちる。
「ど、どうしたの?なんか悪いことした?」
「ううん……違うの……」
突然の涙に動揺する恭子。
愛理は首を横に振りながら、涙の粒を指で拭う。
「ごめんなさい……恭子を見たら……なんだか安心して……ふふ、せっかくメイクしたのに、やり直しね」
理不尽な暴力、追い詰められる恐怖。恭子には決して話せない、様々な重圧。
愛理は小さく息を吐くと、胸を張って恭子に正対する。
「心配ご無用。今日の試合、絶対勝ってみせる。どんな相手だろうと、この私の敵じゃないわ!」
渾身の笑顔でピースサインを恭子に向ける愛理。それを見て、恭子も安心したように笑って頷く。
「やっと、いつものナマイキな愛理になったね。その調子なら大丈夫そうかな?」
「ちょっと、ナマイキは余計じゃない?自信に満ちてるって言ってほしいわ」
笑い合う2人。
恭子といる時だけ、心の底から笑顔になれる。恭子にだけは、すべてを曝け出せる。
でも、だからこそ「史織との因縁」を、今は話すことができない。
(私自身で……決着をつけないと……!)
3
「可奈子ちゃん?準備はどうかしら?」
史織は可奈子の控え室を覗き込む。そこには、一糸纏わぬ全裸で鏡と向かい合う可奈子の姿があった。
胸に手を当て、昂まる鼓動を押さえつけるように何度も深呼吸をする可奈子。
表情には明らかな緊張と不安の色が見え、額には薄っすらと汗が滲んでいた。
「急に頼んでしまって申し訳なかったわね……でも引き受けてくれてホントに助かったわ♪」
言葉とは裏腹に、普段どおりのニコニコとした人懐っこい笑顔で可奈子の肩に手を置く史織。
「いえ、大丈夫です。自分で決めたことだから……」
健気に取り繕おうとするが、その声は消え入るようにか細かった。
「後悔とかは無いんです……でも、いざ大勢のお客さんを見てしまうと……私に務まるのかな、って……」
自嘲的な苦笑いを浮かべながら、心細さに身をよじる可奈子。
感じているそのプレッシャーは言葉以上のようで、背中にも、胸元にも、汗が噴き出て滴り始めている。
史織はそんな可奈子を後ろから抱き締め、耳元で囁く。
「あのね、可奈子ちゃん。今日は勝ち負けよりも〝ありのままの可奈子ちゃん〟を魅せてほしいの❤︎」
「えっ……?」
戸惑う可奈子の腰に手を回し、ゆっくりと局部付近を撫で回す。
突然の愛撫に可奈子は全身を震わせて悶え、首を竦めて快感に耐える。
史織はなおも可奈子の〝陰嚢〟を握り、皮袋の中の2つの胡桃を柔らかな指先の緩急で揉み解す。
「あッ❤︎ひゥッ……んッ❤︎」
「5日間も出してなくてツラいわよね……今日は思いっきりブチ撒けちゃいなさい❤︎このおっきなキンタマ袋、空っぽになるまでお客さんの前で射精しまくっていいからね❤︎」
「はッ❤︎そんなッ……おォゥッ❤︎」
すっぽりと包皮を纏った慎ましやかな肉竿が、ムクムクと角度をつけて勃起する。
だが、完全に反り立ってもなお、可奈子のペニスは亀頭を覗かせることなく、余った皮の先端からテラテラと卑猥な蜜を垂れ流すばかりであった。
「愛理ちゃんに可愛がってもらいなさい❤︎恥ずかしいトコロをいっぱい見てもらって、恥ずかしい射精をいっぱいするの❤︎それが今日の可奈子ちゃんのお役目よ❤︎」
「あゥッ❤︎はッ、はいィッ❤︎」
史織の激励により、可奈子の肉体と精神は〝完成〟した。
4
深夜、24時。
街行く人影が幾分か減り始めても、週末のこの街が眠りにつく事はあり得ない。
パプニングバー〝DEEP LOVER〟も、日付け変わって最高潮の熱気に包まれていた。
照明の消されたフロアで、ただ一点スポットライトに浮かび上がったステージ中央には、赤いボンデージ姿の女性がマイクを持って立っている。
『女同士の意地とプライドを懸けた戦い〝El Dorado〟、開催しますッ!!』
高らかな宣言とともに、ステージの周囲を埋め尽くす観客から、フロアを揺るがすような大歓声が上がる。
ビルの外は凍るような真冬の寒さであるが、〝レズビアン・セックスバトル 〟を観たいオンナ達の期待と興奮、それらの熱気がこの空間全体を包み込み、体感温度をぐんぐんと上昇させてゆく。
観客の中には既に裸同然に乳房を曝け出したり、元よりショーツ1枚で観覧している者もある。
誰もが羞恥心や節操を失ったこの異常な空間で、今宵〝2人のオンナ〟が互いのカラダひとつを武器に性技を競い合うのだ。
『Eランク、ニューカマー!』
アナウンサーがフロアの最後方を指差すと、観客は一様に振り返りその方向を見つめる。
その光景はまるでメインディッシュを待ちきれない強欲な美食家のようで、〝極上の一品〟を今か今かと舌舐めずりをして待ちわびている。
『〝ミルキー・タフ〟可奈子、入場!!』
コールと同時に、けたたましいトランス・ミュージックが鳴り響く。
拍手と歓声の中を擦り抜けながら、可奈子がステージに向かってゆく。
「ふッ❤︎うぅンッ❤︎んあァッ❤︎」
胸と股間を隠しながら、内股にヨロヨロとにじり寄るように歩く可奈子。
赤い首輪と、赤いボディハーネス。それ以外は全くの全裸。
その格好は、あの幼い日に成人雑誌で見た〝グラビアの女性〟そのもの──。
(見られてるッ❤︎私ッ……全部見られてるゥ❤︎)
身が消え入りそうな程の恥辱と、今にも果ててしまいそうな程の性的興奮。
ステージに向けて一歩前進するたびに、心拍の鼓動はますます昂まり、股間の実がヒクヒクと反応して強烈に疼く。
(あはッ❤︎はァッ❤︎はァァッ❤︎きッ、来ちゃった……ホントにッ……ここで私ッ……セックスするんだ……❤︎)
極限の緊張と羞恥の中、ステージに立った可奈子。
だがこの瞬間、それと等しいくらい……いや、それ以上の〝幸福感〟を抱いていた。
5
『同じくEランク、ニューカマー!』
歓声鳴り止まないフロア内に、もう一段大きな歓声が被さる様に響き渡る。
新人にして、その存在はレズビアンコミュニティの中では半ば伝説として語られる女──。
集まった観客は皆、今宵ベールを脱ぐ〝伝説の女〟を目撃するために、このバーに来ているのだ。
『〝孤高の淫乱〟愛理、入場ッ!!』
場内の興奮は一瞬にして頂点へと達した。
『愛理ッ!愛理ッ!!愛理ッ!!!』
怒涛のような歓声の波がステージに押し寄せ、〝今宵の主役〟の登場を急かせる。
「大丈夫……大丈夫だから……」
入場する花道のカーテン裏で、愛理は胸に手を当てながら目を瞑り、自らに何度も言い聞かせる。
フロアを揺らすほどの自分への歓声も、今は愛理の耳には届かない。
2、3回と浅く息を吐くと、両手で自らの頬を叩いて喝を入れる。
パチンッ!
「……よしっ!」
愛理は声を挙げると、カーテンの隙間から勢いよくフロアの花道へと飛び出していった。
「んっ……!!」
目の眩むようなライトの光が愛理に浴びせられ、思わず目を細める。照らし出された愛理の姿に、観客たちの興奮は更にヒートアップしてゆく。
光沢のある黒のロンググローブと、ニーハイソックス。
1ヶ月前、史織に〝奉仕期間〟を命ぜられた際に着用させられた、安っぽい下品な衣装。
あれほど嫌ったこの衣装を、愛理はあえてデビュー戦のコスチュームとして選んだ。
屈辱の日々を終わらせて、新たなる戦いへと挑む──。
(それが、今日!)
花道を力強く闊歩する愛理の眼には、恐れや気負いはまるで無く、ただステージ上に待つ相手の姿のみを映し出していた。
(負けない!絶対に負けない!)
四角いステージの対角線を睨み、闘志を剥き出しに胸を張る。
今、両者が舞台に揃った。
6
スタッフに促され、ステージ中央に立つ愛理と可奈子。
並び立つと可奈子の上背は愛理よりも10cmは大きく、愛理は目線をやや上にしながら可奈子を睨む。
可奈子は虚ろな目で愛理の顔を見つめながら、口を開けて呼吸を荒くしている。
膝が小刻みに震え、直立すらままならないようにフラフラと身を揺らし、額や首筋には早くも汗が噴き出ていた。
「はッ❤︎はァッ❤︎うぅ……ん"ッ❤︎」
(この娘……大丈夫?)
愛理は腕組みしながら、目の前の女を怪訝そうに眺める。
だが、愛理もまた緊張の汗が首を伝い、豊満な白い胸を濡らしていた。
背中には玉のような汗が光り、グローブの中の掌はぐっしょりと湿っている。
『El Dorado公式ルール、制限時間20分!対戦者をより多くイカせた者、ギブアップ又は続行不能に追い込んだ者を勝者とします!』
愛理は可奈子の股間に視線を落とす。
皮被りの矮小なペニスが、健気にヒクヒクと上を目掛けて脈打っている。
どれほどの射精欲に耐えていたのだろう、包皮の先端からトロトロと透明な蜜が糸を引き、止め処なく溢れ出ていた。
(ふふ、情けない包茎チンポ……❤︎)
恭子より、夏樹より、〝あの部屋〟で相手をしたどの女達よりも貧弱なペニスを前に、愛理は内心安堵していた。
(20分も要らないわ、この娘には悪いけど……手荒にイカせまくってノックアウトよ)
思わず愛理の口角が緩む。
『なお、愛理にはコンドーム使用の許諾権があります!』
アナウンスと共に、スタッフから1枚のコンドームが手渡される。
どうやら許諾を認めなければ本番行為の際、可奈子にはコンドームの着用が義務付けられるようだ。
だが愛理は、受け取ったそばからそのコンドームをステージ外へと投げ捨てた。
「いらないわ、こんなもの」
愛理の毅然とした言葉に場内は沸き立ち、割れんばかりの歓声と拍手を送る。
「愛理ィィッ!!愛理ィィッ!!」
もはやフロアには愛理を推す歓声のみが溢れ、誰もが〝愛理という女〟に魅せられていた。
それは同時に愛理の自己顕示欲を満たし、この試合における〝絶対的な自信〟を愛理にもたらした。
『Ready……』
「うあぁァァァァァッ!!」
拳を握り、全身に力を漲らせて愛理が天井に叫ぶ。
『Fight!!』
7
《ゴォォォン……!!》
銅鑼の音を合図に試合が開始された。それと同時に、今まで歓声を上げていた観客は皆、水を打った様に静まり返る。
先程までとは打って変わって不気味なほどの静寂の真ん中で、愛理と可奈子は対峙したまま互いの様子を見ている。
「はァーッ❤︎はァーッ❤︎」
「ふふっ……」
愛理が可奈子に正面から近づいてゆく。可奈子は警戒して、一歩後退る。
だが愛理は気にせず、そのまま可奈子に正面から抱きつく。
「怯えてるのかしら?それとも期待してる?❤︎」
「あンッ❤︎うっ……くッ……!❤︎」
耳元で囁きながら、愛理は可奈子の肌を撫で回す。
頬、首、胸元と、指先の繊細な触りで可奈子の汗に濡れた肌を愛撫してやると、呻きにも似た声で可奈子が悶える。
「ふふ……苦しそう❤︎もうガマンできないのかしら?勝負にならないわね❤︎」
「あぅ……❤︎待って……あォッ!?❤︎」
愛理が可奈子の股間に手を伸ばす。陰嚢を鷲掴みにし、ギリギリと握る手に力を込めてゆく。
「ぎッ……ぃ……ぁッ……!!」
「短小包茎チンポのくせに、キンタマは随分と立派じゃない❤︎5日分、溜め込んでるんでしょ?」
陰嚢に包まれた2つの睾丸は短小なペニスとは不釣り合いに大きくずっしりとした重量で、愛理の手から溢れそうなほどであった。
右手で陰嚢を揉みほぐしながら、左手で可奈子の乳首を優しく引っ掻く。身悶えする可奈子の反応を楽しみながら、愛理は耳元でさらに責める。
「いいわ……この20分でキンタマの中、空っぽにしてあげる❤︎何発でも射精しなさい!ギブアップなんて許さないから❤︎」
「くぅッ❤︎嫌ァ……あゥッ!?❤︎」
愛理は強引に可奈子を抱き寄せ、無防備に晒された乳首に勢いよく吸い付く。
ぷっくりと張り詰めた可奈子の大きめの乳輪は、愛理の舌と唇が織りなす猛攻に為す術が無い。
「くぁぁッ❤︎あぅッ❤︎ダメッ❤︎乳首ダメぇぇぇぇ!!❤︎」
必死に上半身を揺すり、何とか愛理を振り解こうとする可奈子。
だが単純な腕力では敵わず、その抵抗は愛理のさらなる加虐心を刺激したに過ぎなかった。
「んッ……ちゅぱッ❤︎ほら、逃げてみなさいよッ❤︎」
「あ"ァッ❤︎いッ……ん"ォォォッ❤︎」
陰嚢を握る力をさらに強め、はち切れそうな程に充血した乳首を執拗に舐り続ける愛理。
逃げる事もさせず、反撃も許さない、まさに可奈子を〝死に体〟へと追い詰めた一方的な展開だ。
あとは活かすも殺すも、愛理の裁量次第である。
だがこの時、愛理の予期しなかった事が起こった。
「あ"ィッ……❤︎あ、あ、イク……ッ❤︎❤︎❤︎」
「えっ」
ブピュッ❤︎ドプッ……ドクッ……❤︎
ペニスへの刺激なしに、可奈子が射精した。
8
ピンッ、と上を向いたペニスは分厚い包皮を纏い、その弛んだ余り皮の先端から白濁の凝固液がドロドロと溢れ出る。
それは〝射精〟と呼ぶにはあまりにも貧弱で、噴き出した濃厚な精液は勢いなくぽたぽたとマットに滴り落ちてゆく。
「あッ❤︎あンッ❤︎まだイッてるぅ……❤︎」
射精の快感に身を震わせながら、なんとかガニ股でダウンを持ち堪える可奈子。
あまりにも突然の出来事に、愛理は暫し唖然とした表情で可奈子のペニスを見つめていた。
(ウソ……乳首だけで射精した……?)
なおもブリブリと溢れ出るゼリー状の精液が、愛理の右手を汚す。
睾丸の中で煮えたぎったその粘液は、グローブの上からでもその温度を感じ取る事ができる程だった。
「うッ!?……臭っさァ……❤︎」
5日ぶりに排泄された可奈子の精液の凄まじい臭気に、思わず顔を顰める。
(臭いッ❤︎ハンパじゃない雄の匂い……❤︎)
圧倒的な生命力を秘めた精液。
〝誰よりもみすぼらしいペニス〟からひり出された〝誰よりも濃い精液〟に、愛理の表情が一変する。
(こんな濃い精液、今までにない……おそらく恭子よりも……ずっと……)
目眩を覚えるほどに淫らな臭気は、愛理にふとした〝出来心〟を抱かせた。
(コレ……どんな味がする……?❤︎)
グローブの指先にベッタリと付着した精液を愛理は恐る恐る口へと運び、咥え込む。
「ジュルッ……ほォッ❤︎おォ……❤︎」
指をしゃぶった瞬間に口内に広がる苦味と、舌に纏わり付く弾力。鼻腔へと抜ける生臭さ。
それは愛理にとって、どんな媚薬よりも〝キく〟代物だった。
(これヤバイッ❤︎クセになるッ❤︎)
この時、愛理の陰部は蕩けるように火照り始めていた。
9
「短小、包茎、しかも早漏?乳首だけでイッちゃうなんて……恥ずかしいチンポねッ❤︎」
パシィンッ!
愛理は震える可奈子の尻を平手で叩いて嘲笑う。
「くッ❤︎あンッ❤︎嫌ァ……❤︎」
乳首への愛撫のみで果ててしまった可奈子は、顔を紅潮させて俯く。
だが、1発目の射精後も可奈子のペニスは未だ角度を失わず、垂れ下がる陰嚢は早くも〝次弾〟に備えてヒクヒクと吊り上がってゆく。
「このッ……やめてよッ!」
可奈子は何とか自らの不利な態勢から逃れようと、愛理の腕を振り払おうとするも、愛理の腕力に負けそのまま背後を許してしまった。
「暴れるんじゃ……ないわよッ!」
「きゃッ……あぅッ!?」
ダァンッ!!
愛理は可奈子の身体をそのまま引き倒し、縺れるようにして両者共マット上に尻もちをつく。
「ほらッ……まだまだイカせてあげるッ❤︎」
背後から可奈子の下腹部に手を伸ばし、今度こそしっかりとペニスを握り込む愛理。
可奈子の小さなペニスは愛理の掌に完全に包まれ、包皮の上からクチュクチュと音を立てて手荒に扱かれる。
愛理にペニスを責め立てられものの十数秒、可奈子の腰がカクカクと浮き始めた。
「あッ❤︎あァンッ❤︎嫌ッ❤︎シコシコしないでッ❤︎チンチンまたイクぅぅッ❤︎」
「またイッちゃう?また無様に瞬殺されちゃうの?お客さんによーく見てもらいなさい、アンタが情けなく手コキでイッちゃうトコ❤︎」
愛理は耳元で罵りながら、可奈子の内股に自らの両脚をねじ込み大きく開いた。
「ほらッ!丸見えね!ケツの穴まで丸見えよッ❤︎」
「あッ!?❤︎ヤダぁぁッ❤︎こんな格好イヤぁぁぁッ!!❤︎」
強制的に開脚させられた可奈子はあまりの羞恥に泣き叫ぶも、その声は観客の湧き上がる歓声と下品な煽りに掻き消された。
愛理は可奈子の言葉を無視し、ペニスを扱くスピードを加速させる。
「ほらイけッ!❤︎イけイけイけッ❤︎情けないチンポから臭っさい精液ひり出せッ❤︎」
「あ"ァ"ァ"ァ"イグッ❤︎イグイグイグぅぅぅぅぅッ❤︎……おォンッ❤︎」
ブビュルッ❤︎ビュッ❤︎ビュルッ❤︎
ブリブリと勢いなく吐き出された濃厚な精液は、可奈子自身の腹の上に射出された。
10
開始から10分経たずに2発目の射精。
「ん"ァッ❤︎ほォッ❤︎みッ❤︎みられッ❤︎あぐッ❤︎イクとこ見られてぎもちィィッ❤︎」
他人の手による強制的な射精感に、愛理の腕の中で身震いする可奈子。
愛理はそんな可奈子を力強く抱き止め、呻く唇をキスで塞ぐ。
「んむッ!?❤︎んッ……!❤︎」
「チュ……パッ❤︎……ふふっ、見られてイッちゃうマゾ可奈子、早くも限界かしら?呆気なかったわね❤︎」
愛理の言葉通り、可奈子は2度の射精により殆ど脱力し、反撃どころか立ち上がる事すらままならない様子だった。
興奮に湧き立つ観客も、そのあまりに一方的な展開に呆気に取られるばかりであった。
「強い……予想以上に……」
恭子とケイは、この試合の様子をステージ裏から見ていた。
「互いに初出場だけど、これだけ実力差があるなんて……いや、愛理がすでにEランク以上ってことかな」
恭子は驚きつつも、内心は愛理の勝利を確信していたし、ましてやこの展開は〝予想どおり〟であった。
「ケイの思い過ごしかもね。何も心配いらないよ」
愛理のセックス・テクニックは恭子自身が身をもって知っている。それに裏打ちされた勝利は揺るぎないだろう。
「……だといいんだけどね」
それでもなお、ケイは神妙な面持ちでステージを見つめたまま首を縦に振ることはなかった。
「2人ともお疲れさま♪」
「!!」
不意に背後から現れた女が2人の肩をポンと叩く。
「史織さん……」
「愛理ちゃん、さすがよね~❤︎このまま完封勝ちしちゃうかな?」
史織はわざとらしく愛理を褒め称え、無邪気な笑みを浮かべる。
だが、彼女の笑みを一目見て恭子たちの背筋に悪寒が奔る。
史織はこの〝El Dorado〟の主催であり、マッチメイクの責任者である。
もし仮にケイの予想が当たっているならば、この試合に彼女は何かを仕掛けているはずだ。
このまま終わるわけがない──。
「……史織さんは、愛理が勝つと思います?」
「うーん、どうかなー?」
恭子が踏み込んで探りを入れると、史織は小首を傾げて悩む仕草を見せるが、すぐに口を開くと恭子の目を見て答える。
「愛理ちゃんが間違わなければ……勝つかもね♪」
11
ステージでは可奈子が四つん這いのまま息を荒くし、なんとか立ち上がろうと顔を上げる。
愛理は追撃することなく、腰に手を当てたまま仁王立ちで待ち構えていた。
「ほら、早く立ちなさい?あと残り10分よ」
「はぁ……はぁ……くっ……!!」
可奈子がやっとの思いで立ち上がるのを見届けると、愛理はすかさず可奈子の腕を掴み、足を掛けて後方に引き倒す。
「くはァッ!?ぅ……んん……」
またもや寝転ぶ形となった可奈子に、愛理は身体の前後を入れ替えて覆い被さり、シックスナインの姿勢を取った。
「アナタばっかりキモチよくなってちゃつまらないわ。今度は我慢くらべよ、しっかりと舐めなさい❤︎」
「待っ……あぐっ……むぅッ!?」
可奈子が体勢を整える前に、愛理は問答無用に腰を下ろす。
肉付きのよい愛理の丸尻が、可奈子の顔面に容赦なくのし掛かる。
身体の下でもがき苦しむ可奈子を他所に、愛理は可奈子の小さなペニスの根元を指で摘む。
可奈子のペニスは精液でベッタリと濡れ、2度の大量射精にも関わらず、未だ健気な勃起を続けていた。
「ビュービュー射精するしか能の無い激弱包茎チンポ……トドメを刺してあげるわ……❤︎」
愛理が包皮を指先でゆっくりと剥いてゆくと、プリッとした張りのある薄いピンク色の亀頭が中から顔を出した。
だが、包皮を剥いたその瞬間に鼻を刺激する強烈な臭気に、愛理は思わず咳込む。
「うッ!?……ゲホッ!ゴホッ!!」
汗の臭い、精液の生臭さ、アンモニア臭、カリ首に付着した白い恥垢の発酵臭……。
(ひどい臭い……頭がクラクラしちゃう……)
体験したことのない程の下品過ぎる〝チンポ臭〟──。
開始から一方的に責め続けた愛理が、責めを躊躇していた。
12
「あンッ!?❤︎あッ❤︎くゥンッ❤︎」
「ジュルッ、んちゅッ、はァァッ❤︎」
愛理が責める手を止めた隙をつき、下から愛理の陰核を舐り始める可奈子。
それは可奈子にとってこの試合、初めての〝攻撃〟だった。
勃起した愛理の大ぶりな陰核を、舌先で押し潰すように舐め上げると、愛理は快感に反応して腰を引いてしまう。
「あンッ❤︎あくッ❤︎この……ッ❤︎」
(うそッ、この娘ッ……クンニ巧い!?)
愛理にとって、この可奈子の反撃は全くの誤算だった。
一方的に責め立てすでに2度の絶頂に導いた愛理は、可奈子の実力を〝脅威に及ばず〟と判断した。
だが、可奈子の見せた責めの威力は、愛理の予想を遥かに凌駕していた。
可奈子は躱そうとする愛理の尻を両手で掴み、顔を埋めるようにしながら愛理の陰核を激しく舐め回す。
「んちゅッ❤︎んむッ❤︎ジュルルッ❤︎」
「ふぁぁぁッ❤︎あッ❤︎ダメッ❤︎ダメぇッ❤︎」
ピッタリと吸い付き合う、可奈子の唇と愛理の下のクチ。
可奈子の〝情熱的なキス〟に、愛理は先程までの余裕を失っていた。
(ヤバいッ❤︎ヤバいヤバいヤバいィィィ❤︎)
「ふゥゥゥゥッ❤︎あ"ぐゥゥゥゥ❤︎」
歯を食いしばり、四つん這いで快感に耐える愛理。
責める手は一切止まり、〝不覚の絶頂〟に備えて防御の姿勢に入る。
だが、その構えはいとも容易く打ち崩された。
「あッ❤︎あッ❤︎あッ❤︎ダメッ❤︎ダメダメダメッ❤︎クリッ❤︎クリイクッ❤︎クリイッちゃうッ❤︎」
陰核がジンジンと疼き、足先から脳天めがけて快感の電流が奔る。
「イヤぁぁぁッ!!イッッ!?……クゥゥゥゥゥゥゥゥんッ❤︎❤︎❤︎」
愛理の大絶叫が、熱狂のフロアに響き渡った。
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ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。