人妻嬲り

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「見ないで……恥ずかしい……」

 なんとか羞恥から逃れようとした。

 だが,両足首を南川に掴まれた下肢は膝を外側に折りまげた恰好で,淫らに開き切っていた。

 ふっくりと盛り上った恥丘が鼠蹊部のくぼみの中央にくっきり浮きたって,それを覆う茂みは繊細にそして淡く,天井の照明を浴びて艶やかにもつれあっている。そしてその翳りがふたつに分れてなだれ落ちるその間に,縦に割れた淫裂から,透明な愛液が溢れていた。

 年齢を感じさせない引き締まった腹と日を浴びない透けるような白さと対照的に,それはひときわ艶めかしく,二人の男を夫に持った女の性経験を浮き彫りにしていた。

「好きだった女性に,ぼく以外の男がここを自由にしていたなんて・・・・・・もう誰にも渡さないよ」

「ゆるして……見ないで……」

 鈴音は顔を隠しながら身を隠そうとした。羞恥に身が灼かれる思いであった。

「わたしのものになるとわかって,もうこんなに濡らしている」

 ヒッ──鈴音はのどを絞った。

 事実,腫れぼったく色づいた襞は,両側の柔肉を押しのけるようにして外に向かって開きそめているのだった。その頂点にはすでに固く勃起した陰核も頭をもたげていた。

「まさかこれほど淫らな身体だったとは。清楚そうな鈴音に騙されたよ」

 鈴音は股の力をガックリ抜いてすすり泣いた。すすり泣きながら鈴音は言い知れぬ戦慄に総身を何度もうちふるわせた。あとからあとから背すじに汗が湧いた。

 二人の夫を持ちながらも,これまで鈴音は明るい所で自分の裸身を見せた事がなかった。二人とも優しい夫だった。むろん秘所を覗かせてくれなどと,口にしたこともない。

 それなのに,将来夫になるかどうかもわからない南川に,十何年にもわたる結婚生活でも経験しなかったことを,一夜で経験させられているのだ。おまけに縛られて──。

 おそろしい人だという女の直感はやはり当っていた。だが今となってはその魔手から逃がれるすべはない。そう観念したときから鈴音は自分の体が自分でも信じられないほど濡れだすのを意識した。それが彼女から力を奪った。

 鈴音は,はだけられ剥き出しにされた秘部に南川がおそいがかってくるものと思った。ところがいつまでたってもそのままだ。

 観念して閉じた眼をうっすら開けて盗み見ると,腹の上でしきりにロープをいじっている。

 さっき,両肩から前に降ろして胸縄を縦に絞ったロープがまだ長く残っていた。そのロープに結び目を作っているのである。何かを目測しながら,結び目の瘤をふたつ作っている。

「これから縄の良さを教えてあげるからな」

 南川が眼をあげたので,鈴音はあわてて眼を伏せた。

 開けっぴろげになって,スースー風とおしのよい部分に,粗いシクシク刺すものが嵌められた。

 あっと下肢をつぼめる隙さえ与えられずに体を俯伏せに転がされた,柔かく傷つきやすい柔肉にロープが激しく食い込んできた。

「いやぁ……こんなの,いやです」

 動転して暴れる腰に,うしろにまわされたロープが食い込んできた。ぐっと絞り上げられる。

「ひぃー……い,いやあ……」

 股をきつくすり合わせることもできない。腰をよじると,おぞましい感覚がツンと脳天に衝き上ってくる。

 南川は繩尻を後ろ手のところで留めると,ふたたび鈴音の体を仰向けに転がした。股を押し拡げた。

「ああ……取って……」

 声を絞って腰をもじつかせるのを覗き込みながら,正確に瘤が恥部とアヌスに当るように位置をととのえた。大きな瘤を咥え込まされた柔肉は左右に割れて盛り上がり,繊毛がきつい繩目におののいている。

「股縄というのだが,感じはどうかね」

「ゆるして……苦しいの……」

「苦しい? そんなことはないのだが・・・・・・まっ,すぐに慣れる」


 鈴音は息も満足につけない。わずかでも身じろぎすれば,柔かなものしか当てがったことのない繊紬な肌が敏感に反応する。粗い麻縄のケバがシクシク刺さって,一面火に焙られるみたいである。おまけに,もっとも敏感な部分に割り込まれたふたつの瘤が,鈴音を苦しめた。

「さ,起き上がって正座して,死んだご主人と向き合いなさい」

 引き起こされ膝を折ったとたん,股のロープがさらに引きしぼられて,鈴音は悲鳴をあげた。折った膝を閉じ合わせることもできなかった。

 眼のすみに,シンと静まり返った夫の白絹に包まれた骨壺が入ると,鈴音は思わず涙があふれた。

 自分が,本当に罪ぶかい人間のように思えた。どう逃れようもない刺激に灼かれながら胸を顫わせた。

 南川は,しどろに乱れた黒髪をガックリうなだれさせている鈴音の,背中に高々とたくし上げられた両腕や,腰繩にくびれて際立つ腰のまるみや,股繩をしっかり挾み込んでいる尻たぼを見やりながら,浴衣を脱いだ。

 南川は肌は白いが全身強靱な肉体をもち,引き締まっていて,40歳という年令を感じさせない。分厚い胸,引き締った腹,長い下肢はスタイルの良さを思わせる。そのくせ,体毛はなく,股間の茂みだけが黒ぐろとさかんであった。

 南川はうなだれおののく鈴音の前に立ちはだかって,そのさかんな茂みの中心から猛々しく屹立したものを晒した。

「顔をあげるんだ,鈴音」

 その声の重々しさに威圧されて,おそるおそるうなじをもたげた鈴音は,一瞬凝固したように美しい眼を瞠り,それからゆっくり目を開いた。あまりに逞しい肉棒に,驚きが隠せない。

「さぁ,咥えるんだ」

 鈴音は,そう言われて,躊躇した。これまで2人の夫と経験がないわけではないが,恥ずかしさから,戸惑いの方が大きかった。だが,ようやく決心を固め,美しい顔を肉棒に寄せた。


 指先では垂れ袋をやさしくさすりながら,ぷっくり青筋立てた一物を、根元から先端までゆっくり舐める。桃色の舌先が行きつ戻りつするうちに,おびただしい唾液を浴びて,南川のそれはテラテラと異様なぬめりを帯びてくる。

 鈴音はふくらませた頬をうごめかせながら鼻息を荒くして顔を振り動かしている。伏せた瞼がわずかに上気しはじめていた。股繩をかけられた腰を無意識にうごめかせている。

「ご主人のもそうやって奉仕したんだね。なんだか悔しいな」

 気品ある鈴音らしく,正座しながら奉仕をするのを,四つん這いになるよう指示した。南川に誘導され,仕方なく,はしたない姿勢に変わる。

 上から見る鈴音の身体は,女の色香を漂わせ,くらくらするような輝きを放っていた。

「美しいよ,鈴音」

 南川は、情感が迫ると嗜虐の炎が燃えるのか,身体を曲げて,バシッ、バシッと鈴音の双臀を思いきり叩いた。

「あぁぁ・・・・・・か,堪忍……」

 それでも、南川は思いのままに容赦なく叩く。鈴音は「ぅぅんっっ」と艶めかしい声をあげ,女の魅力に溢れた尻を左右に振りたてる。

「叩かれて感じるのかい。いくら感じるといっても,大事なものを咥えているからね。噛むんじゃないよ」

「ぅんんっ・・・・・ぅぅぅっっ」

 亀頭を舌で受けとめ,チューッと吸いあげ,唾液でぐっしょりと包むと,顔を前後に動かし,肉棒を扱いた。つつましやかなその口もとが,逞しい肉棒を咥える様は,あまりにも淫靡さを醸し出していた。

 眉根を寄せ,瞼から頬までをすっかり紅潮させて頬ばる南川に,南川の官能はますますカッカと火照ってくる。麻縄によって絞り出され,敏感になっている乳首を指で掴み,コリコリと弄りだした。

「……う……うむふふん……」

「縄が気に入ったみたいだね。すごく感じているよ」

 南川は柔らかく豊満な乳房を両方の手のひらで包み,ねちっこく揉みしだく。吸いつくような肌触りの心地よさがなんともたまらない。


 感度の良い乳房は,揉みし抱かれながら男の手のひらのなかでさまざまに形を変えた。敏感な乳首を容赦なく責め立てた。

「ぁぅっ,ぅぅんんっ……」

 双乳をこってり揉まれ,乳首を弄られて,男の肉塊をいっぱいに咥えこんだまま,鈴音は顔を上気させ,鼻を切なげに鳴らして身悶えた。

「そんな甘い声を出して・・・・・・気持ちいいんだろう?こんなに淫乱な女だとは思わなかったよ」

 憧れ続け,長年追い続けた女が,自分のものをしゃぶっていると思うと,南川は,なんともいえない幸福感に包まれていた。鈴音が舌で怒張を這わせるときの艶っぽさ,口に咥え肉棒を扱くときのハラリとなびかせる長い黒髪の美しさは,南川の心を捉えて離さなかった。


 鈴音は,南川に淫らな言葉を投げかける度に,グチュッ、グチュッと音をたてて、一途に南川の肉棒にむしゃぶりついていった。いつしかその唇の端には、唾液の白い泡が淫らに溢れだしている。

 鈴音の口のなかで、南川の先端から分泌される先走りの量が増えはじめた。ムッとするような男の匂いがふりまかれ,満足げに呻き声も次第にオクターブがあがってくる。

 南川の変化を感じ取ったのか,ピッチをあげて南川を追いこみにかかった。

 そうして奥まで咥えこんでゆくにつれ,唇が裂けんばかりにひろが,、眉間により深く皺が刻まれる。艶っぽさに磨きがかかる。

「いいぞ,鈴音。すごくいい」

「ぁふんっ,ぅぅんっ,う,ぅふふんっ」

 南川の言葉を受けて,鈴音は根元をキュッ,キュッとしごきつつ,火照った顔を激しく上下させる。

 尿道ぎりぎりまで迫りくる絶頂感と闘いながら,南川はほくそ笑んだ。まさかあの慎ましい美女がここまで順応するとは思わなかった。

 南川が腰を突くたび,ヌチャヌチャ,ヌチャヌチャと,鈴音の口から肉棒の出たり入ったりする音が卑猥に響く。やがて,こらえにこらえていた快楽の波が,どっと押し寄せてきた。

「ぅぅっっ・・・・・・」

 南川の発作がはじまった。獣の咆哮のような声をあげ,激しく腰をガックンガックンと振りたてる。

 鈴音の喉奥へ,多量の体液がピュッ,ピュッと浴びせられていく。ムッとした精液臭に,顔をそらそうとするのだが,南川はがっちりと鈴音の後頭部を押さえこみ,一滴も余さず呑みこませようとする。

「飲むんだ,鈴音。一滴残らず飲め」

 興奮が激しかったせいか,ザーメンの放出量が多いようだ。快楽の涎れを垂らしながら,匂いのきつい濃厚な粘液を,ドピュッ,ドピュッとたてつづけに美女の喉奥へ奔出させてゆく。

「ぅぐっ、ンんんっ……」

 鈴音は顔面を真っ赤にし,次々にその精液を行ってき残らず飲み込むのだった。
 

(愛しているよ,鈴音)

 さっき鈴音が見せた,魅せられたような眼の色を思い出しながら,南川は考えた。まるで吸い寄せられるように肉棒を咥えた。そして,言葉責めに刺激され,情感たっぷりに愛撫し続けたのだ。

 南川は腰を引くと,鈴音はハァッと肩を喘がせ,ガックリ首を折った。汗が鳩尾を滴り落ちた。



 南川はうしろから鈴音の身体を優しく抱きすくめた。汗ばんでほつれ毛を貼りつかせた細いうなじに唇を当てつつ,両手で乳ぶさを握った。張りつめた肉が快い弾力を伝えてきた。乳首が勃起しきって,わずかでも触れると,わなないた。

 鈴音は体を南川にあずけて,すすり泣くような喘ぎを洩らしている。大きく絞り出された乳ぶさは南川の掌の中でさまざまにかたちを変え,乳首がつままれると,鈴音は切迫した息づかいを淫らな喘ぎに変えた。

「わたしのものになるね」

 かたちのよい耳朶に囁いた。

「……ゆるして……主人のお骨の前では,いや……」

「さっきわたしのものにフェラして誓ったんじゃなかったのかな? それもご主人のお骨の前で」

 鈴音はさっきの行為の思い出したように,うなじまで染めた。

「……ひどいかた……」

 鈴音は小娘のようにすねて腰をゆさぶったが,股に食い込んでいるロープに気づかされて,ああっとのどを突き上げた。

「……はずして……」

「鈴音の口から,わたしの女になるという言葉を聞くまでは,はずしてやらない」

「そんな……あなたの女だなんて……」

「じゃなんだい,セフレかい?」

「いや」

 たえず乳ぶさをいじりまわされている切なさに,鈴音は息切れがして声がしわがれた。

「もう充分濡れましたから股繩をはずして,鈴音をあなたの女にして下さいと言うのだ」

「そんな……」

「今夜はそうやってロープのふんどしを締めたまま意地を張りとおして見せるかね」

 はち切れんばかりの乳ぶさを自由に揉みなぶりながら,南川は鈴音が落ちるのを気長に持った。

「……さっき,あんなことまでしましたのに……ひどい……」

「あんなこととは何だね」

 真っ赤になって肩をゆさぶった。喘ぎはほとんど泣き声に近かった。

「とにかく,言うまでは許さないからね」

 南川は次第に濃く鼻孔にまつわりついてくる髪の匂いと,女の匂いを楽しみながら,縦に股間に消えているロープに触れた。

「いやッ」

 鈴音は膝をよじって腰を浮かせた。

「これでは,食い込んでしまって,容易にはずれないかもしれない」

 グイグイ引き絞られるごとに,鈴音はうわずった悲鳴をほとばしらせる。

 麻縄のケバ立ちは傷つきやすい粘膜に食い込み,ちりばめられた感覚をむしばみ,吐き出された愛液を吸ってさらに刺戟を強める。ことに思いもかけぬ所に押しつけられた瘤は腰をひねるたびに,異様な感覚をむずかゆく呼びさます。

「……言いますわ……」

 鈴音は八方から攻め寄せる感覚の嵐に汗みずくになりフラフラになって,口走った。

「眼の前の骨壷をしっかり見ながら言うのだよ」

 鈴音はボウとけぶる眸をもたげて,白絹の包みを見た。

(あなたゆるして……)

 胸の中で手を合わせた。

「……股繩をはずして……鈴音を……南川さまの……お,女にして,下さいまし……」


 南川はすぐには鈴音のいましめを解かなかった。

 鈴音は隷属の誓いを口にしてしまった恥ずかしさに声を忍び肩を慄わせて泣いている。

 その体を自分の方に向け直して抱きしめ,唇を重ねた。

 ねばりつくような音をたてて,互いの舌を吸い合う長い長い口づけになった。南川はすっかり自分のものになった美しい女体をいつくしむように,舌を舌でなぶりながら,両手を休ませずに体のいたるところに這いまわらせた。

 鈴音は鼻で喘ぎながら,身も心もゆだね切ったていである。

「……もう,繩を解いてください……」

「まだだ」

「もう息苦しくて……」

 鈴音は南川の胸に頬をすり寄せて甘えた。

「ぼくのものになったものを,ぼくがどう扱おうと勝手じゃないか」

「ああぁぁ」

 すねるところをゴロリと仰向けに押し転がされ,乳首を唇に吸い取られた。鈴音は体の芯に電気が貫くのを感じ,白いのどを見せてのけぞった。のけぞった胸の上で乳ぶさがいいようにもてあそばれた。

 腹が艶やかに波立ち,腰がうねりそのたびにますます股繩は充血しきった秘部を刺激し続ける。

 膝は力を失なって拡がったままシーツを蹴った。

 その膝を,南川は両手で押し拡げつつ,唇を汗をためた鳩尾から腹へ,さらに茂みの上へと移した。

 ロープを真一文字に咥え込まされた柔かな丘に南川の唇が達すると,鈴音は我を忘れて声を張り上げた。

 唇は秘毛を舐めつつロープにそって下に降りた。瘤が蜜を吸って秘肉を左右に押し拡げている。その盛り上った秘肉を,唇が舌が這った。繩の左右から女の匂いをいっぱいに含んだ汗がジクジクにじみ出す。それを音をたてて吸った。

 鈴音は何をされているのかもさだかでない情態で,声をあげ,腰をのたりのたりと舞わせている。幾度か南川の頭を挾み込むように立てた膝が,そのたびに力を失って外側に倒れた。

 南川は鈴音の体を俯伏せにした。

 背すじに唇を這わすと,鈴音はわなわな胴ぶるいをして背すじをたわめた。腰のえくぼが綺麗に浮き立ち,尻たぼがおののくようにロープを食い締めた。

 その尻たぶぼのはち切れんばかりの肉むらを面手に大きく掴み取って,揉みたてた。アヌスに当てがわれている瘤を挾みつけるようにしたり,また左右に割りくつろげるようにしたりした。

「ああ……ゆるして……」

 ヒイヒイのどを絞りたてつつ,鈴音は歔いた。生まれてはじめて味あわされる妖しい感覚につつましい人妻は次第に狂いだしてゆくようだ。

 南川はアヌスに瘤を捻じりつけながら,一方の手で汗に光る尻を打った。

「いいお尻だ。叩き甲斐がある」

「ぁぁ,い,いやぁ・・・・・・・・」

皮膚を打つ音がたち,鈴音のうわずった悲鳴と協奏し合った。鈴音の洩らす声は昂ぶるにつれて透きとおって,男心をそそるものになってゆく。

「ぅぅんっ・・・・・ぁあっ・・・・・・」

「ふふふ。叩かれるのが好きみたいだね」

「そ,そんなはず・・・・・・ないですわ」

 お尻が真っ赤に染まると,南川は股繩を解いた。

 アヌスの瘤がはずれると,鈴音はようやく息がつけたというていで,大きく喘いだ。

 ふたたび体を仰向けにして,愛液のぬかるみの中に埋もれている前の瘤をゆっくり引き剥がした。

 鈴音は頭を振りたて,腰を浮かした。

「ずいぶん食い込んでいる」

「いや,いやぁ」

「しっかり咥え込んじゃって,吐き出すのはいやだと言っている」

「あ……う……うむ」

 スポッ──というような音を南川は耳にした。トロリと光るものが,無残なまでの刺激で赤くただれた秘肉のあわいから,あふれ出し,はざまに流れ落ちた。

 鈴音は羞恥に俯いていた。女としてもっとも恥ずかしい情態を南川の眼に曝したまま,むせび泣いていた。

 女の矜りも,未亡人のつつましさも,すべて剥ぎ取られて剥き出しの性の惑いに揉んでいる。

 南川は濡れた秘肉を左右に割った。

 麻のケバ立ちにいじめ抜かれたクリトリスが,爆ぜんばかりに充血した姿を剥き出しにした。
 
 南川の手が優しく乳房に触れてきた。根元から絞るようにふくらみを揉みあげ,指先で乳首を嬲る。乳頭を撫で撫ですようにさすった。

 それだけで,鈴音の美貌がますます紅潮していく。美しい髪の生え際がじっとり汗ばんで,鼓動の高鳴りを秘めた白い胸が波打ちはじめた。

「鈴音・・・・・・とても綺麗だ・・・・・」

 鈴音の耳に囁きながら,耳の穴に熱い息を吹きかける。

「ぃ,ゃあ・・・・・ぁぁ,ぁ・・・・・・」

 あえやかな喘ぎが湿りを帯び,声が震え始めた。震えは次第に大きくなり。湿りは熱っぽさを増していく。

「耳が感じるのかい?」

 耳たぶを甘噛みしながら,尋ねた。一瞬たりとも愛撫の手を止めることはない。やわやわと乳房を揉みしだき,カチカチになった乳首の根元を捻る。

「ひっ・・・・・・・ぁああっ」

 南川の舌は首筋を這い,そのまま乳首へと滑らせていった。舌先で小刻みに震わせ,触れるか触れないかの精妙な距離を保ったまま,膨らんだ乳首をコロコロと転がす。

「ぅ,んっ・・・・い,いやぁ・・・・・」

 鈴音は,しきりにかぶりを振り,艶やかな髪を舞わせた。切れ長の美しい瞳は,すでにうっすらと官能の靄がかかっている。

 太股にかかった南川の手が,撫でるように美しい肌の上を這い,やがて開ききった股間の鼠径部を羽毛で滑られるように愛撫していった。

「あ,あぁぁ・・・・・・」

 とめられない喘ぎとともに,鈴音の腰がせりあがった。南川の指がきわどいところに触れたのだ。閉じ合わせた羞恥の割れ目に人差し指が押し当てられ,淫裂に沿うよう指が上下になぞっていく。

  触れるか触れないかのかすかな刺激に,鈴音の性感は,さらに高まり,熱い欲望は不満を溜めていった。

「ぁああっ,だ,だめぇ・・・・・・」

ゆっくりと恥部に指を沈めると,鈴音のトーンが上がった。鈴音は目をぎゅっと瞑り,唇を噛んで快感に耐えた。シーツの上でもどかしげに腰がよじれる。あまりの快感に戸惑い,どうしていいのか分からなくなったのだ。それでも,淫らな指の動きによって女の官能を焙られていく。

「ぁ,あああ・・・・・・ぅぅんっ,ぁあっ」

 鈴音の黒目がちの瞳がねっとり潤んでいる。唇も妖しくヌメ光り,頬は上気して薔薇色に染まっている。

 開いた太股をさらに押しひろげ,南川は鈴音の媚肉を剥き晒した。薄い襞を幾重にも重ねた美麗な花層。甘い果汁に濡れそぼった妖美なオマンコの頂点に,半ば剥けた美しいクリトリスが恥じらうように露出していた。

ヒィィイイーーーー!

 軽く舌先を触れさせただけで,鈴音は甲高い悲鳴をあげた。感電でもしたかのように,背を反らせ,矯声を迸らせながら,ガクガクと双臀を跳ねさせる。

「だ,だめぇ,そこはだめです・・・・・」

 火照った美貌を振り,南川の顔を弾きとばさんばかりに腰を揺すった。

「ぁあっ,や,やめて・・・・・ぅうんっ,ぁ,ぁああっ・・・・・いやぁ・・・・・・・そこ,感じちゃいます・・・・・」

 下肢を開いたまま,裸の尻を狂おしく上下させる。だが吸い付いた男の唇は離れない。舐め上げて包皮を剥き,完全に露出した陰核をチュッチュッっと吸い付く。

「ヒィイイイ!い,いやぁぁああー」

 全身を揺すって泣いても,南川は気にした様子もなかった。舌で陰核をねっとりと舐め,舌先で転がす。そのたびに鈴音の身体は,面白いようにガクンガクンと跳ねた。手は双乳を鷲づかみし,固く尖った乳首をグリグリと根元から潰した。

「ぁ,ぁ゛ぁ,か,感じる・・・・・・・ぅ,ぅううんっ,ぁああ」

花蜜にまみれたクリトリスを舌先でピンピンと弾き,たぎるような熱い口を唾液いっぱいにして,クリトリスを含むと,ヌルヌルと口中で嬲り,キュゥーーーーと根元から吸引した。

「ひぃいいいいーーーーいぅ,イくっ・・・・・・・」

「ここが好きなんだね。こんなにクリトリスを大きくしちゃって。何が貞淑な妻だ」

 絶頂のあとの余韻さえ与えない責めに,ハァハァと熱っぽい喘ぎを繰り返した。口の中で壮絶に嬲られる陰核が,あまりの快感に悲鳴を上げる。静かな悲鳴の中で,ピチャピチャという南川の舌音が響く。

「・・・・・・い,いやぁ・・・・・・ねぇ・・・・・・・」

 なめらかな腹を波打たせながら,鈴音はせつなげに腰をよじる。ときおりこらえきれぬほどの甘い快美感に,あああぁぁーーーと感極まった声を発して背を反らしてキリキリと四肢を突っ張らせた。

「ふふふ。またイクのか」

「ぁああ,だ,だめ,も・・・・もう,いっ,イくっ・・・・・・」

 狂乱したようにかぶりを振り,ガクンガクンと腰を上下させた。レロレロと陰核を舐めながら,南川はぱっくり開いた割れ目に指を沈めていった。

「ぁんっ」

 呻きとともに鈴音の顎がせりあがり,左右に開いた下肢が棒のように突っぱねた。快感のため凄艶に眉根が寄っていく。陰核への刺激と同時に膣壁の上部を巧妙に刺激され,鈴音の裸身は小刻みにと痙攣しだした。

「ぁ゛ぁ゛っ,もぅ,ゃ,めて,ぁああぅ」

「もっとしての間違いだろう?」


 淫らな音色が高まり,濃厚な本気汁が溢れ出した。南川はそれを舌先にすくいとり,嬲られてさらに性感が上がった陰核をレロレロと塗って,ローションのようにし,鋭敏な神経の上を滑らせた。

「あぅっ・・・・・・ぁああ,ま・,また・・・・・・」

どんなにこらえようとしても無駄だった。唇が開き,3度目の歓喜の瞬間が近いことを示す鳴き声がこぼれた。鈴音の肢体は腰を中心に,嵐のようにうねる狂っている。緊縛されていなければ,恥も外聞もなく南川にしがみついていただろう。

「イカせてくださいって言えよ,鈴音」

身も世もない鈴音のヨガリっぷり。あの清楚で貞淑な妻の鏡のような女が,あられもなくよがっている姿に,さすがの南川も激しく興奮していた。

「イ,イかせて・・・・・ぁあああっ」

指と舌を巧妙に操りつつ,南川は悪魔の微笑を浮かべた。舌先に陰核の痙攣が伝わり,指先に淫液があとからあとから浴びせられている。

「イかせてください・・・・・ひっ,ひぃい,ぁああっ,もう,もうだめです・・・・・」

鈴音は声を震わせて泣いた。全身が痺れきり,ブルブルと痙攣した。脳の芯まで快感に蝕まれていた。

「ひぃいいいいーーー,ひっ,ひっ・・・・・・・い・・・・・・・・・」

その瞬間,スゥーーと南川は,身体を引いた。そのときの鈴音のこの世の終わりのような顔に,南川はゾクゾクとした興奮を覚えた。

「お願いです。イかせて・・・・・・イかせてください」

「イかせて欲しいなら,オマンコしたいって言ってごらん。南川様とオマンコしたいって」

 オ,オマンコ・・・・・・

 その恥ずかしい言葉が,まるで甘美な魔法のような言葉に思えた。普段なら絶対に口にしない言葉を,気付いたら口にしていた。

「オ,オマンコしたい・・・・・南川様とオマンコしたいです・・・・・」


 さらなる快感を求めて,鈴音の貞淑を悪魔に売り飛ばした。オマンコ,オマンコと狂ったように連呼しながら,美しい緊縛された裸身をのたうたせた。

「もちろんさ。やっと念願がかなうよ」

 待ち遠しそうにしている鈴音の股間を,2度3度と野太い肉棒がなぞった。煮えたぎる灼熱にたっぷりと甘蜜をまぶすと,南川はゆっくりと腰を沈めた。

「ぅぅんんっ・・・・・・はぁぁっ」

 のけぞった喉が絞り出す苦悶の呻き。ズブズブと深く挿入され,ズンと子宮口をまで突かれた途端,信じられないほどの強烈な快感が鈴音の身体の深部を走った。

「いぃ,いいっっ・・・・・・・・」

 鈴音は総身を震わせた。

「ぁあっ,いいっ,気持ちいい,ぁああっ,ぁ,ぃ,いいのっ」

頭の中が真っ白になって,思わず喜悦の声を放っていた。爛れた媚肉を擦りえぐられる喜悦の前に,淑女としての矜恃は無力だった。鈴音はまみれの裸身をくねらせる。中ほどまでに引かれた肉棒が再び子宮を押し上げてきた時には,わずかに残っていた理性すら吹き飛び,獣のような声をあげていた。

「ぃ゛,いいっ,ぁ゛,ぁぁあ,いいの・・・・・・・ああああっ,頭がおかしくなっっちゃう・・・・・・・」

逞しい腰ピストンに,鈴音は我を忘れた。今まで味わったことない強烈な肉の悦び。鈴音はたちまち官能の渦に呑み込まれていく。

「南川様・・・・・ぁ,ぁあ,あああ・・・・・・・・ぅんんっ,ぅ,んんっ,ぁあ」

さっきまでの恥じらいが嘘のように,甘い声を上げ,痴態を晒していく。一途に愛してきた男の名前を呼び,腰を振って悶える。

「すごいよがり方じゃないか。前の夫ともこんなに激しいSEXだったのか」

南川は,余裕をもっって強弱をつけながら,腰を突いていく。鈴音の媚肉は驚くほど緊縮で,肉棒をこれでもかと締め付けてくるが,豊潤な愛液に助けられて抽送はスムーズだ。南川は,思うがままに腰を使い,鈴音の最も感じるところを探りながら,鈴音の官能を揺すりあげた。

「ぁ゛ぁ゛ぁああっ,も,もう・・・・・・・あぁ,ぁぁ」

ハァハァという荒い息遣いの中,鈴音が耐えかねたように顔を振る。つながった腰がプルプルと震えだした。熱い喘ぎが昂ぶり,媚肉の蠢きが妖しさを増す。

「ああああ,だめ,もう,・・・・・・」

唇を震わせて,ヒッ,ヒッと泣いた。

「イキたいのかい?」

問われてガクガクと首を振った。眉間に縦ジワを寄せ,そこまできている天国の波を訴える。鈴音の妖しい美しさに,思わず引き込まれそうになる南川は,自分を叱咤しながら,肉棒を猛りをさらに増した。

「鈴音のイク顔を見せるんだ」

 そう言って,指で顎を掴まれても,鈴音は濡れ睫毛をしばたたかせるだけだった。

「わたしがいいと言うまで眼を閉じるなよ。眼を開いたまま気をやるんだ」

言い聞かせておいて,深々肉棒を突き刺した。イク瞬間鈴音が顔をそらさぬよう,柔らかい頬を両手で包み込み,ドスッ,ドスッと大きく腰を振る。

「っっ,ぁっ,うぅっ,ぁあああ,もう・・・・・・・もう・・・・・・イ,イキそう・・・・・・」

鈴音はひとたまりもなかった。

「イク・・・・・・イッちゃう!鈴音イッちゃう!ぁああああっ,ひぃいいいいーーー」

命じられた通り大きく眼を見開いたまま,歓喜の顔を南川に晒した。南川は憧れの人の絶頂の声に心震わせ,凄絶な快感に美貌を淫らに歪めた顔を眼下に見下ろしながら,これでもかと喰い締めるオマンコの心地よさを味わった。

「ぅぅうううんんっ,あぁぁぁあ」

鈴音の痙攣は収まらない。見開いた瞳は焦点が定まらず,うっすらと霞がかかっていた。唇を開いて恍惚の表情だ。四肢を突っ張らせたまま,ピクッ,ピクツッと腰を跳ねさせる。

極上の肉悦を堪能しつつ,南川は精を放った。ピクピクと肉棒を震わせ,女の最奥に熱い精液を迸らせた。
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