異世界転生のはずなのに私だけゲーム的転生

福の縞猫

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ダンジョンです。

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ダンジョン

それは階層だったり塔だったり空や草原があったりと誰にも解明されてないが町や都市の運営に欠かせない存在。

ギルドで棍棒と盾を二人分貸して貰い、念願のダンジョンへと足を踏み入れた私たち。

ここはスライムとカエルとナメクジとヌメヌメ系のダンジョンとなっている。

倒すとドロップ?

それなんのゲーム?

ドロップなどしません。

当然解体です。

解体料は掛かりますが、そっくり持ち込みなら稼げますよ。資料室にて学習済です。

大きさは全て私より大きいので1体倒すごとに戻らないといけませんが。

「おりゃーーーおりゃー」

「じゃあ私がカエルを持っていくので、みーはナメクジよろしく。」

「オネーチャンがおにになったー。」

「はっはっは。稼ぐためならなんとでも言うがいいさ。」

何往復したでしょう。
初めて着替えが買えました。
次は装備ですよー。

「妹よ。
空間魔法的な物を覚えてみないかね?」

「空間魔法って?」

「うむ。
マジックバッグの魔法版なり。
その名はストレージなり。」

「できるの?できないでしょー」

「やってみないと。
諦めたらそこで試合終了ですよ。」

「オネーチャンがこわれたー」

「つまり。
ど○えもんっているじゃん?」

「ん?ど○えもん?なに?それ」

「んー通じないかー。
えーと、ポケットに手を入れて底が感じられるでしょ。
それをもっと広がればいいのに、って思いながら魔法を使うの」

「んー?魔法を使う?」

「みーの場合だと水袋に水を足す時、袋が膨れるじゃない?水袋がポケット、膨れた分がもっと広がればっていう。。」

「あー、なんとなくわかった。
手の先に見えないバッグがあるのね?
これを魔法というか魔力で広げていくってことだよね。」

「そーそー、みーは頭がいいねー」

「オネーチャン。そんなに褒めてもおなら位しか出ないよ。」

「出さなくていいから。」

「んー。こうかー。
おっ。むにむにする。
たぶん、できた。」

「どれどれ。
おー流石みー。
じゃあそんな便利な魔法があったらどうなるかわかる?」

「え?」

「わからないかー。流石みー。」

「ほめてないよね?」

「うん。
んとね、孤児院の院長覚えてる?」

「あのゴミクズ ?」

「そー。あいつ院のお金中抜きしてたじゃない。
そのせいで1日1食だったんだけどさ。
そのお金を誰にも知られないで、隠しておけるんだよ。」

「私たちもお金は貯めておけるけど、悪いことにも使えるんだね。」

「そ。だから隠しておかないといけないの。
かと言ってナメクジをその空間に入れてギルドに持ち込んだらどうなると思う?」

「あっという間にバレちゃう。」

「そそ。だからナメクジが入る大きさの袋を買ってこよう。あと荷車もあるといいかも。」

「荷車があれば袋要らなくない?」

「ん?今でもむき出しで納品してるんだから、袋要らない?あ、要らないね。じゃあ荷車買ってこよう。
ちな、ナメクジ入る?ストレージに。」

「はいった。」

++++++++++
「たのもー」

「オネーチャン、お淑やかだったオネーチャンがすきだな。」

「みー。うん。わかったよ。オネーチャン淑女になる。」

+++++++++
「台車ください。」

「台車ってなんでい。」

「荷馬車の荷台だけ?」

「あんなもんじょーちゃん達だけじゃひけねえぞ。」

「あれをもっと小さくして馬に付ける部分に横棒通せば私達でも曳けるでしょ。」

「依頼品でいいのか?」

「これ。すごく売れるよ。
だからただでお願いね。」

「じょーちゃん達はそれでいいのか?」

「いいよー。
面倒なことは任せるが一番。」

「わかった。最優先で作ってやる。
3日後取りに来い。」

+++++++++++
「台車がないとはね。
仕方ないから今日は往復しよう。」

「ストレージから出して持てるだけ持っていけば1回で済むかも。」

「そだね。そうしよっか。」




「さっちゃんさん?何体持ち込むおつもりですか?」

「今日はこれで終わりですが。」

「カエルは食べられるから何体でもいいですが、ナメクジは討伐部位だけでお願いします。
誰も食べないので。」

「えっ、食べないの?」

「えっ、食べるの?」

「多分、食べられますよ。
でもわかりました。」

「スライムはどれだけあってもいいですよ。
接着剤にも出来るし、生きたままならトイレの救世主ですから。」



「みー。装備って何か要る?」

「このままダンジョン1Fでやってるなら要らないけど、もっともぐるんでしょ?」

「うん。」

「じゃあ、杖と防具が欲しいかな。」

「多分二人分買えるから買い物して食事して馬小屋行こうね。」

「本気だったの。。」

「当然。」



「みー。
誰かに聞かれるとまずいから小声でね。」

「ん。わかった。」

「おねーちゃんね。前世持ちなんだ。
それでね、お母さんの記憶もあるの。
意識はなかったから、ある意味あの時死んじゃってたんだなー。」

「......そうなんだ。どんな人だった?」

「どんな人かはわからないかな。
お母さん、私たち産んで死んじゃったから。
しかも父親、あの院長だよ。」

「げ。そーなんだ。」

「お母さんさ、まだ10歳だったんだよ。
私たちは栄養が足りないからなのか、ガリガリのつるぺったんだから、まだ子供が産める体じゃないけどさ。
お母さん私達と同じ年齢で私達を産んで死んじゃったんだよ。私達って本当は四つ子だったんだけど、お母さんと一緒に二人死んじゃった。」

「そっか。お母さんかわいそうね。」

「みーさ。5歳の時のこと覚えてる?」

「オネーチャンが院長に頭突きした時?」

「そう。あいつみーを連れて行こうとしたんだよね。
転んだ振りをして股間に頭突きして、皆が寝てから院長の股間刺してやった。」

「オネーチャンだったんだ。」

「お母さんの仇でもあるし、大切な妹だしね。
さ、もう寝よう。明日の朝は大変だよ。」

「ん。おやすみ。」





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