異世界転生のはずなのに私だけゲーム的転生

福の縞猫

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稼げるようになったので。

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目標設定をしよう。

「みー。私たちも大分稼げるようになりました。
なので目標を決めましょう。」

「目標?
お姫様?」

「みー。
それは目標ではありません。願望です。夢です。儚く悲しい夢です。
休みなく働いて、病気や怪我で働けなくなった時どうなると思いますか?」

「...
オネーチャン。
やゔぁいです。とてもヤヴァいです。」

「漸く気付きましたか。
冒険者は体一つで出来る職業ですが、体が動かなくなったらおしまいです。
店を開こうにも資本が必要です。
そして店を開くためには信用も必要です。
孤児には資本も信用もありません。
そこで遠いですが一番近い目標を設定します。
ズバリ金級冒険者です。」

「なるほどー。」

「結婚して誰かに養ってもらうのもいいですが、私たちが生活の安定した人に嫁ぐのはまず不可能です。
結婚だけを目標にするとその日暮らしの冒険者が良いところです。
なので結婚は出来たらいいな。位の気持ちで自立出来るよう金級冒険者になる事が第一目標で最終目標とも言えるでしょう。」

「はい。オネーチャンの言う通りだとおもいます。」

「では怪我のないように本日もがんばりましょう。
今日も1日ご安全に。」

「ごあんぜんに。」

「荷車が出来ているはずなので道具屋に寄ってからダンジョンに向かいますよ。」

「はーい。」



(ラグ○○クオ○○インというゲームであったならばこの荷車を曳いたまま戦えたりするのですが。ままなりませんね。)

「荷車はストレージに入れておいてください。
ストレージの容量とか時間経過とか全く未知数なので先ずはストレージの時間経過を調査します。」

「はぅ、どうやって?」

「宿屋に泊まったら魔法の使用回数が2回になりました。」

「なぜですか?」

「仕様です。
深く考えると垢banですよ。」

「...はい。わかりました。」

「そこで、アイスボルトをストレージにとおもったのですが。みー、水魔法で氷を出せませんか?」

「????」

「物体には気体固体液体と状態を変化する性質があります。」

「???????」

「全く、みーはかわいいですね。」

「オネーチャンもかわいいよ。」

「いいですか。水を温めるとお湯になりますね。」

「はい。」

「さらに温めると白い湯気が出ますね。」

「はい。」

「この湯気が水の気体です。」

「では水を冷やしたら?」

「つめたくなる。」

「更に冷やしたら?」

「なるほど、凍るんですね。」

「その状態が水の固体です。
物体は分子や原子と言った目にはとても見えない程小さな粒が集まって出来ています。
それでこの水分子ですが速く動かせば温まります。
逆に分子を動かさなければ冷えていくんです。
これでも全く不完全な知識なんですけどね。
もしかしたら間違えて覚えてるかもしれない。
魔法はイメージです。
分子が何であるかは必要ありませんが、水の中には粒が沢山あって粒の動きをイメージすれば魔法でお湯や氷が作れるはずです。」

「はえー、オネーチャンは天才ですね。」

「ふふふ。オネーチャンは前世持ちだと言ったでしょう。この程度の知識はほぼ常識でした。それでも小さいころは東北ではさっちゃんの中のさっちゃんと持ち上げられていたのですよ。」

「オネーチャン。それ、多分褒めてないよ。」

「なんですって?...
はっ、確かにさっちゃんの中のさっちゃんって意味がわからないわ。」

「オネーチャン。やっぱりかわいいね。」

「コホン。まあいいです。もう会わない方たちですし。おすし。そんなことより氷が作れるか実験ですよ。」

「はい。
あー、なんか、こんな感じ?「アイス」
できましたー。」

「みーちゃん流石です。かわいいです。痺れます。憧れます。」

「オネーチャン。恥ずかしいよ。」

「では、その氷をストレージの中に仕舞ってください。溶けるのならば時間の流れも知りたいので5分毎に取り出してみましょう。」


結果は上々、止まっているかとても遅いかの結果でした。







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