小説家になるための戦略ノート

坂崎文明

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2015年

日間ブースト現象から紐解く、ランキング上昇の戦略、自分が書きたい小説を書くのが最強である

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「小説家になろう」における、ブックマークや評価についての考察
作者:桐葉山
http://ncode.syosetu.com/n8357cm/

2:8の法則から紐解く、ランキング上昇の戦略、自分が書きたい小説を書くのが最強である
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/118/

書籍化作家に聞いてみた。面白いものを書くための15の質問+1
作者:肥前文俊
http://ncode.syosetu.com/n3654cm/



 こちらの続編になりますが、桐葉山さんのエッセイの感想欄で イー・カー・ポーン 氏の感想が重要なので引用させていただきます。

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投稿者: イー・カー・ポーン  [2015年 02月 01日 21時 24分] --------

一言
興味深く読ませていただきました。

最終的な結論に対して異論はないのですが、「1.ブックマークにはたらく~」の最後の、「今書き手の皆様が書いている作品のブックマークが極小である以上、それが大幅に増える見込みは無い」という記述は、現在のなろうの評価市場を見るに、誤りかと思います。

現在段階でブックマークが少ない作品でも、わずかのきっかけで一気にブックマーク数が跳ね上がりうるのが、現在のなろうの評価市場と見受けます。
何ヶ月もの間鳴かず飛ばずだった作品が、ある日を境に、数日でブックマークが10倍、100倍にも伸びうるわけです。

これは、何らかのきっかけで、ある1日に50ptほどの評価点を稼ぎ出した作品が、「日間総合ランキング」300位以内にランクインすることによって起こります。
そこにランクインして読者への露出が増えることにより読者数が飛躍的に増え、その読者が評価点をつけることによりランキングが上がってさらに読者数が増えるという流れで、雪だるま式に評価が入る仕組みがあるためです。
(もちろん、作品に土台となる実力がなければ、日間に載っても雪だるま現象は起きないのですが)

この現象は、最終的に日間ランキング1位を獲得するほどの爆発力がある作品の場合、だいたい数日程度で日間ランキング読者層をざっくり喰いつくして終了し、結果として数千程度のブックマーク数を稼ぎ出します。

最近で自分が把握している例だと、『とある中堅冒険者の生活』という作品が、そのパターンで突然跳ねてましたね。

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スコ速@ネット小説まとめ
http://scoopersokuhou.blog.fc2.com/


 『何らかのきっかけ』で『ある日を境に』というのが「スコッパー」と呼ばれる「なろう」から良作を発掘してくれて、掲示板などに書いてくれる読者の方ですが、その目安が10万字ぐらいの分量だという話は以前しました。

 これは要するにファンになってくれた読者さんが声を上げてくれて、ツイッターやブログで発言してくれたりするのも大きいと思います。そういう名もなき読者の声が大切だと思います。

 お気に入り作家さんの小春日和さんも「逸脱! 歴史ミステリー!」がアルファポリス「第7回エッセイ・ブログ大賞」読者賞受賞・大賞候補残留という結果になったのですが、14万を超える爆発的なアクセスの原因が全く不明らしいです。

小春日和さん
http://mypage.syosetu.com/186484/ 

 僕も検索かけたら何かヒントが掴めるかと思いましたが、読者の声なんだろうなと思います。

■織田信長を暗殺した黒幕は? 転載元  逸脱! 歴史ミステリー!(作者:小春日和)
http://blogs.yahoo.co.jp/bmb2mbf413/40042912.html

 たぶん、このブログから歴史ファンの読者の流入があったのかな?と思います。
 つまり、信長とか、本能寺の変とか、日本が高齢化していくと歴史ファンが徐々に増えていくというか、結構、大きな市場というものは存在するので、地力があって本当にいいものを書けばそれなりに評価されるのです。

 実は「2:8の法則」ではないですが、80%はその作者の実力と運なんで、戦略や戦術は20%ぐらいだと思った方がいいです。


 日間ランキングで評価やポイントの累計が爆発的に伸びるためには、その作者の実力と読者の今の感性にあった面白い作品を書ける才能と運が80%という身もふたもない結論です。

 運というのはたまたま、ダンジョンやゲームが好きとか、なろうで好まれる作品が好きというのもあると思います。これは感性の世界だから何ともしがたいです。

 個人的には「ありふれた話を少し面白く書く」、わかりやすい童話的感性、ゲーム、ダンジョン、勇者、転生、異世界という現代的な要素、小、中、大学生の好きなもの研究とかしてみるのも面白いかもと思ってますが。

 実際は今の作品の路線でいくしかないですね。
 それしか書けないし。「魔導天使~グノーシスの黙示録~」(ジャンルがどうも違ってきてるので、戦記→SFにジャンル変更しました)で天界転生天使系小説でナンバーワン目指すというか、そちらで独自のランキングピラミッドを作っていくしかないですね。
 やっぱり、ランチェスター弱者の戦略なんですね。
 
 まあ、最初からそういうストーリーの作品なのでなろう適性が若干あるのでここで書いています。
 
 
 
 あと、日間ランキング対策ですが、やぱり、ポイントが入っててランキングに載ってる時に、連続更新は大事です。

 この「小説家になるための戦略ノート」も、昨年12月頃になろうに登録して、小説書こうと思って、まずは戦略立てよう(いつもの習慣)と思って、年末年始で暇だったので10日連続更新とかしたと記憶してます。

 いや、12/29に八話連続更新、それから2~3月までに毎日に近い更新頻度で58話まで行ってました。あきれた。勢いありすぎだ。

 現在、ようやく「感想48件 総合評価 1004pt 評価者数:35人 ブックマーク登録:344件」まで来てるのですが、このレベルだと凡人レベルというか、天才のひらめきは全くないような感じとなってます。
 
 読んでくれる方は非常に感謝していますし、ありがたいと思っています。



 それで小説の方の話ですが、ブックマークひとつ2ポイントでも「SFの日間ランキング」には載るので、連続更新していけば、週間、月間ランキングに長く載っていきます。

 そこから何かのきっかけ(謎)で、3000ポイントぐらいまで爆発することは何となく見えてきたんですが、書籍化やコンテストで新人賞を取るにはブックマーク5千~1万、1~4万ポイントを獲得しないと厳しい訳です。

 そこがクリアできれば書籍化のお誘いも出版社から来ます。


 何かのきっかけ(謎)というのが問題なのですが、80%は面白い作品を書く才能がその人にあるということに尽きます。

 毎日、50ポイント以上のポイントが入る作品というのは、その作品自体が面白い以外の理由はないというか、小手先の戦略とかでどうこうなるものではありません。とにかく、面白い作品を書くしかないのです。

 毎月のように書籍化作家が生まれてるのは、この小説家になろうというサイトのベースがでかくて(小説掲載数298,129作品。登録者数534,480人)、その中から面白い、才能のある人の作品がランキング上位に行ってるというだけの話です。ごく普通の現象です。

 それと「なろう適性」のようなものがあると思うのですが、これは読者はランキング上位作品を面白いと感じてる訳です。それを作者である自分も面白いと感じられるか?です。

 いや、ちょっと面白いと思わないとなったら、読者とあなた自身の感性がずれてる→ランキング上位に行きにくい、ということになります。

 単純な論理的帰結ですが、まあ、それが絶対とは言えないし、先天的な感性のようなものなので、無理して感性を同じにしても意味がないといいますか、もう先天的なものなので。

 この『小説家になろう』というサイトは、ラノベのファンタジーもの、ゲーム世界、異世界転生ものに特化されたようなサイトなので、そのジャンルが書けないと、つまり、テンプレ小説が書けないとここから書籍化作家にはなりにくい仕組みになっています。

 書籍化される出版社の作品傾向もそこに特化されてるし、この傾向は当分、続くと思われます。



 以前、『小説家になろう』というサイトは『二次創作OK』の時代があって、初期の、今でもそうかもしれませんが、書籍化作家さんで二次創作から小説を書き始めたという人が結構、多いんです。

 そういう書き手にとって、テンプレ小説を書くというのは全く抵抗ないというか、それがその書き手の本質であるのだから、それがそののまま書籍化されるというのはとても幸福なことだったのです。

 それゆえ、『小説家になろう』はかつて『盗作家になろう』と呼ばれていましたし、今でも2ちゃんねるに『盗作スレ』があり、『小説家になろう』の盗作、不正を見つけ出して運営に通報するという行為が行われたりしています。

 『二次創作』と『盗作』は、本質的には同じものなので、アマならコミケとか『二次創作』で許されるものでも、プロ作家になってしまうと『盗作』になってしまうので、デビューが決まってから、盗作が発覚とかは非常に多いのです。
 
 『小説家になろう』出身の書籍化作家さんは、本人も自覚はないと思いますが、『異世界、転生、ゲーム世界のテンプレ小説というジャンルそのものがグレーゾーンに行きやすい体質』になっているので、常に盗作問題が付きまとう訳です。

 これは『なろうのジレンマ』のようなものですが、『小説家になろう』ではなくて、『二次創作作家になろう』というサイトだと思った方がいい訳です。

 『小説家になろう』で真面目に小説家になろうと書いてる方もいますが、このサイトはそういう傾向の書き手が書籍化されやすいことを納得して書かないといけません。



 そういう適性がない人でも、ミステリー、歴史、SF、文学、恋愛、ホラーなどの特定ジャンルで一位になって、書籍化できる可能性もありますし、現にそういう書籍化作家さんもいます。

 二次創作作家であっても、何十万もの書き手の中で最も面白いものを書ける訳ですから、それはひとつのプロの書き手の在り方でもあります。西尾維新さんも漫画のノベライズをよく依頼されますが、やっぱり、上手い書き手はいい作品を書きます。それがプロなんでしょうね。

 そもそも完全にオリジナルの作品というのはそんなにないと思われます。自分の好きな作家の作品のような作品を書きたいというのも作家になる動機のひとつだと思います。

 なろうに限らず、小説家になれる人は勝手に書いていてなってしまうものだし、もうそうとしかいいようがないですね。



 「なろう適性」というのは、なろうのテンプレ的要素、ネットゲームとか、異世界転生ものというカテゴリーがあって、そういう小説を書けるか?ということですが、ミステリーとか、歴史、戦記ジャンルでは異世界、転生的要素は入っているけど、本質はミステリー、歴史小説だったりします。

 これらの小説にはゲーム要素はあまりなくて、架空歴史的要素が多いので普通にそういうジャンルが好きなら書けそうな感じがします。

 推理ジャンルの年間トップの『薬屋のひとりごと』(感想684件  レビュー 5件 ブックマーク登録 16,055件 総合評価 49,623pt 作者:日向夏 http://ncode.syosetu.com/n9636x/)という作品がありますが、書籍化されていて、これはなろう的要素があまりない作品です。

 歴史ジャンルの年間トップは『加賀100万石に仕える事になった』(感想 466件  レビュー 2件 ブックマーク登録 11,537件 総合評価 29,756pt作者:シムCM http://ncode.syosetu.com/n0561cm/)ですが、なろう的要素はありますが、普通の歴史小説としても面白い訳です。
 
 ただ、歴史改変や架空戦記はやっぱり、これも一応、正史、本当の歴史というものがあって、二次創作的楽しみのようなものなので、実は結構、なろうとの相性がいいとも言えます。

 

 僕も二次創作が悪だとも思ってないし、極論すれば、全ての作家の作品にはそのネタ元があって、自分の憧れの作家がいるわけだし、そうじゃない作家であっても、どこかからヒントをもらって書くので、本当にオリジナルなお話を書ける作家というのは稀にしか出てこないので。

 普通に小説を書けば、これだけの種類の作品が出されている時代ではどれかと類似してしまうのは避けられません。ただ、盗作と呼ばれる場合は設定がそのままとか、表現がほとんどコピペというような場合が多く、かなり酷くないと盗作認定はあまりされないと思われます。

 『小説家になろう』の世界では、アマチュアの上手い書き手が書籍化作家さんになっていくし、読者と作家さんの距離が近いし、そこが良さでもあると言えます。

  前回、結論としては自分の好きなように書けばいいし、書くことが好きで楽しいなら書き続けていくでいいんじゃないかと思いますと書きました。

 その中には読者の読みたいテンプレ小説を書くことが結構、楽しいということもある訳です。
 この辺りは二次創作作家的な良さでもあり、ファン心理が分かる作家さんゆえに書ける作品もあると思います。

 僕もテンプレ、テンプレと言ってますが、テンプレ作品が悪いと思ってもいないし、僕の作品も三国志や封神演義などが大枠ではモデルだし、色んなアニメや小説やドラマなどにも影響を受けていますし、小説を書くってそんなものです。そういう組み合わせから新たなるオリジナルが生まれないかなとは思っています。

 村上春樹の作品にしたって、完全オリジナルではなく元ネタはありそうで、その元ネタはリアルに起きた事件だったりすることもあるわけです。

 実は小説の面白さというのは和歌の技法の『本歌取り』のようなものであって、かつてあった名作のイメージを重ねあわせて、物語に厚みを持たせたり、逆にその作品を先入感的に使うことによって読者のイメージを裏切るような意外性を生み出すこともできます。

書評/村上春樹 『1Q84』
https://oxynotes.com/?p=10213

模倣にならないように注意!和歌の技法「本歌取り」の意味と使い方(当時、本歌取り=二次創作=なろうのようにブームが爆発して、パロディ、著作権問題が発生したらしい。歴史は繰り返すのですね)
http://nanapi.jp/80705


 自分が書いてる作品が完全オリジナルだ!と断言できる人はあまりいないと思われるし、何を書いてもその人の才能に比例して人気がでるようになっています。

 小説家になれるような人は、何を書いても面白いし、ちゃんと評価されるので全く心配する必要はないということになります。

 結論はやっぱり変わらず、自分の好きなように書けばいいというものになります。

 なろうだけがデビューの方法でもないし、新人賞も沢山ありますし、小説家デビューというのはどの道を通っても厳しいものだと思いますけどね。


 次回は歴史ジャンルの年間トップの『加賀100万石に仕える事になった』(感想 466件  レビュー 2件 ブックマーク登録 11,537件 総合評価 29,756pt作者:シムCM http://ncode.syosetu.com/n0561cm/)を読みながら、やっぱり、書き溜めて→連続投稿大事かなというお話でもしたいと思います。






(あとがき)

富山の事件 「警官に撃たれ重体」 「元自衛官」 それよりもっと伝える情報があったのでは
http://blogos.com/article/307259/


 若い警察官が上司の頭を打ち抜いた事件。
 ひきこもりが新幹線の中で鉈で女性を襲って、助けに入った会社員の男性が亡くなった事件。

 今回のHagex氏のネットとリアルが繋がったネットセミナー後の低能先生(ひきこもり)による刺殺事件。
 富山の元自衛官の警察官殺害、小学校乱入による警備員殺害事件。

 最近、何となく事件が連鎖してるように感じる。
 ひきこもりに間違った方向の勇気を与えてる気もする。


 富山の元自衛官の事件は某漫画のキャラに似てなくもないが、鉈とサバイバルナイフ数本、拳銃で武装するなど、警察官も射殺する以外、方法もなかったと思われる。

 警官に撃たれ重体だそうで、マスコミ的には報道姿勢は日本の軍事化を阻止のような感じが多くて、「二度目の人生を異世界で」「HINOMARU」の事件と連動してる感じもする。


 実はこういう事件はよく起こっていてということはないとは思うけど、最近は確かに多いのかも。
 マスコミの取り上げ方というのにも注意というか、世論誘導されるので冷静にというところだろうか。

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