小説家になるための戦略ノート

坂崎文明

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2015年

テレビをスマホゲームのビジネスモデル化する、テンプレの本質は幸せ? 自分の書きたい小説のテンプレ化方法

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設定テンプレ、展開テンプレのお話、掟上今日子の備忘録、スターウォーズに学ぶ物語を面白くするための構成力の考察
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/155/


 前回のエッセイで視聴率の話があって、テレビを見る人の割合はどんどん下がっている訳です。

 テレビを見ない人が増えてパイ自体が縮小してる可能性がある。
 本当はネットや録画でみてるので、見てる人自体は結構いるかもしれない。

 テレビの合間に広告を挟んで、その費用を大企業のスポンサーに提供してもらうというビジネスモデルが破綻しているのですが、他にいい手がない。

 スマホのガチャゲームのように、無料→課金タイプのビジネスモデルに変えた方がいいんじゃないかと思う。

 実はすでに定額有料動画サイトという形で黒船が海外から来てるんですが、スマホやアマゾンの時同様に対応を誤るとテレビ業界が壊滅するんだけどね。
 
 テレビや映画、アニメのコンテンツをまとめた有料動画サイトを作って、無料動画サイトなどから誘導するというビジネスモデル作った方がいいと思う。

 ネットに無料動画をアップするのは違法ですが、逆にいうと埋もれたコンテンツが発掘される可能性もある。最近で言えば、「アルスラーン戦記」(小説、田中芳樹が原作)、「うしおととら」(漫画、原作)がアニメ化されて、再ブームになったりしてるんですね。

 無料でコンテンツのマーケティングができるのにねえ。
 なろう方式最強伝説(爆)


アルスラーン戦記
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%88%A6%E8%A8%98

うしおととら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%81%A8%E3%82%89


 テレビ業界が総力を挙げて、過去コンテンツを動画化した有料動画サイトを作らないと、テレビ業界は出版業界同様に没落していくと思う。


 あと、その本質はネット動画対策を怠ってると言うか、無料ネット動画視聴率、録画視聴率を調査して、それを頼りにテレビ番組を編成するようにしないと、実体が全く掴めないのにいい番組など作れるはずがない。

 僕のパソコンでケーブルテレビも見れるけど、録画して見るのもあまりなくなってきて、例えば「朝が来た」というドラマを見逃したら、その動画が数十分後にはネットにアップされて見れる時代なんですよ。

 公式の動画公開が一時間後とかで、ネットのスピードはテレビを超えてしまってる。

 僕らはもう、テレビをリアルタイムで見るような生活様式ではない。
 仕事が忙しくて共働きだと昼のドラマは二―トか、年金生活者しかみないです。
 専業主婦も絶滅しつつあるかも。

 大変な時代だと思いますが、それが日本や世界の流れなんでしょうね。 
 テレビは無料ネット動画か、録画で見る時代ですね。
 視聴率に意味が無くなってきてますので、時代に対応して変えていった方がいいのでしょうね。

 なろう的最強方式に変えてみたらいいと思います。



異世界は幸せ(テンプレ)に満ち溢れている 作者:うっちー
http://ncode.syosetu.com/n1246cp/


>テンプレート

テンプレート(template)は、文書などのコンピュータデータを作成する上で雛形となるデータ。
最も抽象的なテンプレートは、レイアウトのみのデータで、テキストを流し込むことでレイアウトつき文書となる。具象的なテンプレートは、それ自体文書であり、数箇所の修正または空白への書き込みで目的の文書となる。このほか、さまざまな段階がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88

>「でもまあ、高度に発達した科学が魔法と区別がつかないように、魔法は高度に発達した科学と区別がつかないもんだしね」(西尾維新さんの「悲鳴伝」などの英雄シリーズの言葉)
http://d.hatena.ne.jp/MonoKaori/20130227/1361968482

>クラークの三法則とは、SF作家アーサー・C・クラークが定義した以下の三つの法則のこと。

高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。
可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。
充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E4%B8%89%E6%B3%95%E5%89%87


  読者のくらばーとさんに、このエッセイの感想欄で西尾維新さんの英雄シリーズに出て来る言葉「でもまあ、高度に発達した科学が魔法と区別がつかないように、魔法は高度に発達した科学と区別がつかないもんだしね」の原典を教えてもらったんですが、SF作家アーサー・C・クラークの「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」だったようです。

 そういえばどこかで読んだような記憶があります。
 
 最近、なろうのテンプレが何故、ウケるのか?
 理由はよくわからない魔法のようなものが、「なろうのテンプレ」なんじゃないの?と思っていたら、うっちーさんの作品タイトル「幸せ(テンプレ)」を発見して、そういうものなのかもしれないと思いました。

 「テンプレ」の本質=幸せだとしたら、それは原理が分かった科学であり、もはや、魔法のように、ただ、真似するだけでなく、応用もできないものか?と思ったりしました。


 
 不遇な境遇→神様が現れたり、何かのきっかけで力を得る、もしくは自分の隠れた才能に気づく→異世界に転生したり、ゲーム世界で新しく人生を歩みなおす→幸せな人生を歩む。

 結局、このパターンが「テンプレ」の本質だとしたら、自分の書きたい小説を「テンプレ」的ストーリーに組み直すこともできるんじゃないかと思いました。

 なろうの小説は自分の強みを知り(神から力を授かる)、それを利用して無双し、プラスハーレム願望を叶えるというパターンが多いです。 
 社会的な成功とハーレムはセットなんですが、結婚してる人の方がモテるとか、お金持ちにさらにお金が集まるとかの傾向もなきにしもあらず。

 実際の人生も実は同じなんじゃないかと思われます。
 それが人生の幸福の要素なんでしょうね。


 僕のリアルの人生の場合は、実は小学生の時、ぼけっとしてて肥満児→中学で卓球をはじめてジャニーズ並みに痩せる(笑)、記憶力が良くて国語、社会、理科などは100点で成績良くて高校は一応、公立だが進学校→高校は数学が赤点、記憶力いいのに英語も苦手で成績いまいち、文系で地方の三流公立大学に進学、卓球も体調不良で2年次に辞める(実は間違った思い込み、勘違いが原因)→大学で運動しないので太り始める。友人と漫画と小説の同人誌を作る。小説を少し書く→お菓子メーカーに勤務し、それなりに売上を伸ばし、セールスは天職だったけど、バブル崩壊でお得意さんが廃業、取引停止などで売上が作れなくなって退職。体重も3桁なり、不健康だった→30歳ぐらいで今の技術系職種に転職、定時に帰れるので、スポーツジムに行ってダイエット始める。セガのゲーム機「ドリームキャスト」でインターネットはじめて、ヤフーのジオシティーにHPを作る。小説をきはじめる。実際は構想のみが多い。その代り、ニュース記事などエッセイ、ブログを書きはじめる→30代前半は起業の真似事するが、太りすぎで睡眠時無呼吸症発覚し、ダイエット本格化する→36歳で婚活始める。最初にチャンスがあったのに逃してしまい婚期が大幅に遅れる→42歳で父親が肺ガンで死去したのをきっかけに、徐々にダイエットも成功し、金持ち父さん的先輩の紹介でタイ人の今の奥さんとお見合い、交際、国際結婚。30代後半くらいから資格試験挑戦したらコツを掴んで合格が相次ぎ、会社の資格整備の世話係になる。給与も徐々に上がり、社長などに評価される。徐々に人生が開ける→小説家になる夢を思い出してなろうに登録(2014年)し、現在に至る。


 非常に平凡かつ、ささやかな人生ですが、幸せになるための成功要因があるとしたら、


1、ダイエットのためにはじめたスポーツ→実はスポーツで身体を徐々に鍛えると自然に自信がついてくる。脳科学的にもドーパミン、アドレナリンなどの快感物質がでて幸せな気分になり、うつ病の予防効果もある。幼いころに運動の習慣のついたスポーツマンは社会に出ても成功しやすい。

2、心理学的な本からの学び→本というより、自分の人生の棚卸しや強みを知り、夢や目標を定めて習慣化することで未来が開けて来る。成功哲学的なノウハウの体系を知ることが大事である。孫子の兵法の「己を知り、相手を知れば百戦危うからずや」という言葉当たってますね。

 個人的には「間違った思い込み」をどうやって外していくか?が重要ですね。 
 具体的には自分に強みがないと思い込んでいる場合が多く、どんな人にも強みがあり、実は弱みを裏返すと強みに変わるのです。

 臆病、気が小さい→慎重、堅実。
 慌て者→実行が早い。試行錯誤が苦にならない。
 デブ→痩せてる人よりいい人に見られる。ご飯を沢山、食べてくれそうに見られる。
 ハゲ→坊主にしたら全く問題なし。僕も40代から前髪が後退してきて坊主にしてます。白髪も坊主は目立たない。潔い、さっぱりして人に見られる。明るい(笑)同級生の会合で「会長」と仇名される。貫禄がつく。
 

 強みはその人にとっては「当たり前にできること」なので気づきにくい。

「自分の強み」を発見し、魅力的に表現して、“選ばれる人”になる方法。
http://conlabo.jp/self-strength-876

 メンタルと身体を同時に鍛えることが大事なんでしょうね。
 スポーツ競技は最適なんですね。

 
 これ、田中角栄氏の人生でも思ったけど、両親、身内を見れば、遺伝子的行動的な自分の強みは自然に見えてくる。

 田中角栄氏の父親が鯉や馬を商う職業だった→目白の豪邸で一匹数百万の鯉を飼い、30頭余りの馬主だった。
 母親が勤勉→角栄氏も勤勉。
 父親が全国を行商中でおばあちゃんこだったので祖父が宮大工→角栄氏も建設事務所に務める。

 ただ、僕の家系から、文章を書いたり、小説を書く人はひとりも出ていなくて、突然変異なんだよね。
 そういう趣味の人さえいない。
 完全に後天的な<文化資本>獲得型です。 

 
 
 で、なろうの「テンプレ」の本質が主人公の人生の幸せを目指すなら、今の限定された「テンプレ」だけではなく、もう少し応用が効くようになるんじゃないか?と思います。

 
 自分の書きたい小説を「テンプレ」を応用して創作していく。
 2016年はそんなことを念頭において、小説を書いていこうと思います。
 
 







(あとがき)

Back Street Girls - PV
https://youtu.be/wohlrrDIw2c

『Back Street Girls -ゴクドルズ-』アイドルへの道①
https://youtu.be/7wHSwWtWI6w

海外「誰か日本を止めるんだ!」 日本で放送中のアニメが斜め上を行き過ぎだと話題に
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-2766.html?q=%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AB%E3%82%BA


 ゴクドルズ、ちょっと面白くて、アイドルと極道の世界の勘違い的シンクロが面白いとうか。
 ばかなか楽しい今期のダークホース的アニメです。

 海外の外人の掲示板の反応が面白いんですが、そこからたどり着いたんですが。
 
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