カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活

2017年

友人から衝撃の年賀状が届いたので、作家デビューする方法を再考する

　大学の同窓生で徳島在住の陶器卸商（家業）をしてる友人から衝撃の年賀状が届いた。
　友人とは大学卒業後、十数年間年賀状で面白かった本、映画、アニメなどを語り合うということを続けていて、書きたいことが多い時には、年賀状を続きもので毎年、３枚ぐらい書いたりすることも多い。

　が、今年はいきなり「家業で喰っていけないので、パチンコ屋の清掃のアルバイトしている。喰ってはいけるがつまらない。文筆業で喰っていけないか？」というものでした。　
　一億総クリエーター時代が来てるんでしょうね。

　「そんな方法が分かったら僕の方が知りたい！」という結論だが、2013年12月29日頃にはじまった、僕のネットエッセイ、小説創作生活を振り返って再考してみよう。

「小説家になろう」に「小説家になるための戦略ノート」　作者：坂崎文明（感想 130件　レビュー2件　ブックマーク登録913件　総合評価 2,376pt　832,532文字　累計PV　558,086 ユニーク　242,812人　エッセイ年間ランキング45位）を投稿しはじめたのが、2013年12月29日になります。
http://ncode.syosetu.com/n4163bx/

　このエッセイが意外と読まれてしまい（ついにブックマーク1000件が見えてきた）、昔、高校生、大学生の時に書いていた小説の続きを書くという趣旨をおろそかにしつつ、今年で4年目（正確には5年目だが）になります。

「カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活」　作者 坂崎文明　★117　創作論・評論の累計ランキング9位　 101人のフォロワー　累計PV数18,860PV　
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880246141


　ＫＡＤＯＫＡＷＡのＷｅｂ小説投稿サイト「カクヨム」でも一番読まれていて★が多いのはエッセイです。

　僕が何かで作家デビューするとしたらエッセイ分野だろうな（にしては芽が出ないが）と思いつつ、小説もコツコツ書いてはいます。

　で、結局、４年間やってきて、何とか小説家デビューする方法はないのか？という話になります。


１、「小説家になろう」で異世界転生小説を書いてデビューする。

　これが一番の近道でＷeb小説サイトでデビューしてる作品の８割がこの系統の作品だと思います。タイトルに異世界、転生とか入れていく作品が非常に多い。
　ただ、これはテンプレもあるし、書くのは簡単だが、ウケルのは大変です。
　ライバルも多過ぎるし、ゆえにトップはかなり良質なレベルの高い作品が多いので大変ですね。
　ユーチューバーなんて大したことない、「君の名は。」なんかいいとこ取りの作品だし、まねしたら誰でも作れるというようなことを言ってる一般人には全く書けないでしょう。

成功したのは育ちが良かったから――有名ラノベ作家の文化資本を探る　作者：ラノベの王女様
http://ncode.syosetu.com/n1150cw/（リンク切れ）

とある王女の書評空間（ラノベレビュー）　二次元世界のエリート美少女による、宇宙一クオリティの高いラノベブログよ！　ラノベの王女様
http://ranobeprincess.hatenablog.com/


　トップのラノベ作家の家庭環境が凄すぎるという説もあり、つまり、ラノベ作家自体の知能指数もかなり高いようです。
　この市場はオタク向けですかね。


２、「カクヨム」でＳＦ小説を書いてデビューする。
第1回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト受賞作特設サイト
https://kakuyomu.jp/special/entry/web_novel_001

　ＳＦ部門の大賞受賞作「横浜駅ＳＦ」という作品がありまして、この作品はＳＦでどちらかというと一般向けの作品です。

　新海誠監督の「君の名は。」に近いスタンスかもしれなくて、リア充向けかも知れません。

アニメ危機はまだ序章か…「SAO」伊藤智彦監督が語るアニメ業界の今https://www.buzzfeed.com/tatsunoritokushige/anime2016?utm_term=.lwxqRVEP6y#.jaLx8bk2Ye

　新海誠監督の「君の名は。」の何が衝撃かというと、一部のオタクではなくリア充向け作品がヒットするんだという「宮崎駿」後継作品が生まれたことでしょう。

　ただ、この映画も構造的には異世界転生小説と同じとも言えます。後半があまりにも有り得ない展開、ファンタジーしすぎてます。まあ、それがファンタジーだから仕方ないのですが、実はその有り得ない展開がポイントかも。

　「横浜駅ＳＦ」はコミカライズされるそうで、一般層に広がっていけばアニメ化、映画化されていって、「君の名は。」クラスのヒットになるかもしれません。

　たぶん、僕は異世界転生小説が書けないので、こちらの険しい道を歩むしかないと思います。
　ＳＦでなくても、ミステリーでも、ホラーでも、恋愛でもいいんですがね。

　今は無数にコンテストもありますし、それなりに書ける方ならどこからか声がかかりますし、デビューのチャンスはほんとに多いです。

　僕もお気入り作家さんからも数人デビューしたのが2016年でした。
　6人/151人中（4％）ぐらいの確率ですが、これは非常に高いです。電子書籍も含めてですが。
　デビューする人は最初から人気がある方が多いですが、そうではないパターンもあります。
　これからカクヨムの作家さんが売れてくると、デビューのチャンスもだんだん狭まってくるし（小説家になろうと同じ展開）、今が自分のオリジナルをぶつけていってカクヨムからデビューするチャンスだと思います。

　結論としては、色々と書いてみて、自分の中のウケル要素を見つけていくしかないのかもしれませんね。