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四十一話 かくれんぼ ⑥
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「ドン、さん……?」
白き煙と共に現れた強大な大男。その男は冒険者ギルドの頂点、ドン・オーガストだった。
「お前は……、あのガキと黒いのと居た奴か」
ガキと黒いの? ああ、リンさんとシオンさんのことか。そう言えば二人共自己紹介とかしてなかったような。私もだけど。
「あっ、私ミイなあああぁ!!?」
「動くな。じっとしてろ」
痛い痛い痛い! 左腕! 触られてる! 痛い、あっ、泣きそう……。
「……骨に異常は無いな。染みるが我慢しろ」
ドンさんは私の手を取ったかと思うと素早く処置をしてくれた。水で傷口を洗い流し、何かを染み込ませた布を当てその上を包帯でキツく巻いてくれる。素早くとても丁寧な処置だった。
「あ、ありがとうございます……」
「応急処置をしただけだ。町に帰れば医者に診てもらえ」
ドンさんは処置をしてくれた後、じっとこちらを見るように黙り込む。え、なに? なんか気まずい!
「……あの二人はどうした?」
「え?」
「お前はあの二人の付き人か弟子か何かだろう。それなのに何故一人で居る」
気まずい沈黙を破ったのはドンさんの方だった。私は二人の付き人か弟子か。何もしてないのに私の実力バレてる。ああ、ヴォルフごときにやられる雑魚なんか見なくたってわかるってことか。
「いやぁ、その、シオンさん……、あの黒い方を怒らせちゃって気づけばここに飛ばされてまして……」
「迎えは来ないのか?」
「うーん、多分来ないです……」
シオンさんが迎えに? ははっ、来るわけない。このまま放置はされるだろうけど迎えになんて来ない。リンさんは来てくれるかなぁ。リンさんもどこかに飛ばされてたりして。
「……行くぞ」
「え」
「ここから近くの町まで一時間程度だ。行くぞ」
「は、はい」
そう言うとドンさんは向きを変え歩き出した。私を町まで連れて行ってくれるってことかな。怖い人だなんて思ってたけど傷の処置してくれたり、町まで連れて行ってくれたり意外と優しいなぁ。見た目で判断するのは駄目だね。
前を歩くドンさんの後を追いかける。私に合わせてゆっくり歩いてくれているドンさん。すごく優しいし有り難いけど、無言でちょっと気まずい。よし、勇気を出して話しかけてみよう。
「……あっ、あの、ドンさんはどうしてここに?」
「……夜は鍛えるのに丁度いい。鍛練のためだ」
「へえ。鍛練……」
ドンさんも強いけどちゃんと鍛練とかしてるんだなぁ。強い人程日頃の鍛練を怠らないんだろうな。……私はしてるのに弱いけど。
「夜に鍛えるって何を鍛えるためですか?」
「……夜は目が効きにくい分、視覚以外の感覚を鍛えるのに向いている。今夜みたいな闇の濃い夜は尚更だ」
視覚以外の感覚。それって聴覚とか嗅覚とかかな。後は触覚とか。あっ、私も丁度それを鍛えてるところだし、何かコツとか聞けないかな。
「じゃあ、その感覚を鍛えるのに何かコツってありますか?」
「ない」
「え……」
な、ないの? そんな即答するほどに?
「ひたすら鍛練を積み重ねること以外にない」
「そうですか……」
なんだ……。やっぱり頑張る以外方法ないのか。シオンさんはともかく、リンさんもそういうの教えてくれなかったから薄々思ってはいたけど、ないのかー。頑張るしかないか。
ちょっとがっかりしてたら会話が途切れる。しまった。せっかく話してくれていたのに終わらせちゃった。何か、何か話さないと……。気まずい!
「…………精神は身体に大きな影響を与える」
ええと何か……へ?
「気分一つで体調が変化することもあり、精神が身体に与える影響は大きい。だから、精神をコントロールすることが身体や感覚強化する重要だ」
前を歩くドンさんが話し出す。後ろの私に見向きもしないし、独り言のように話してるけど、これは私へ向けてくれている言葉だ。精神は身体に大きな影響を与える。さっき私が聞いたコツの話かな。
「特に、自己暗示は重要だ。気休め程度にしか思われてないが、それはかける暗示が弱いだけだ。……暗示の強度次第では強大な力を手にする事も出来る」
自己暗示かぁ。私も「私は出来る私は出来る」ってよく自分に言い聞かせたりするなぁ。でも、大抵出来なくてシオンさんに笑われることになるけど。
「だが、精神は揺らぎやすい。いかにコントロールしようと簡単に揺らぐ。だから、感覚を強化したいならひたすら鍛練を積むことだ。鍛練を積み重ね、強靭な身体と精神を手に入れる。これが一番の近道だ」
鍛練を積み重ねて強靭な身体と精神を手に入れる……。確かに今の私もシオンさんと会う前より身体も……多分心も強くなった。それはずっと鍛えて鍛えられてきたから。
「師からは教えてもらってないのか」
「えーと、音を聞くのを最近教えてもらったばかりです。今までずっと走ったり筋トレさせられたり、避けるとか守るとか逃げるとかばかりなんですよ」
「ほう……。案外まともなんだな」
え? まとも?
「あの二人は全くまともに見えなかったが、育成はまともなんだな」
「まともですか……?」
ええー。まともかなぁ? ひたすら鍛えるのばかりだし、休憩もないし、キツイし未だに攻撃は教えてくれないし。
「戦うのは本来自分を守るためにするもの。だから、最初に鍛えることは身を守る力だ。相手の攻撃を避ける、いなす、防ぐ。これらは自身の身体の強化なくして成り得るものではない」
シオンさんも似たようなこと言ってたっけ。ああ、あれは攻撃しなくても守って避けてれば勝てるとか何とかだったっけ。
「だが、多くの師は自分の技術を弟子に伝えることばかりに注力しがちだ。弟子が基礎すら出来ていなくとも、自分の技術を誇示するかのように教えこむ。さらに、愚かな師なら弟子を小間使いか奴隷かと勘違いしている者もいる程だ」
……そういう師匠も居るんだ。私はあの二人以外知らないから実感が無いだけで私は恵まれているのかな。二人共基礎の基礎から教えてくれて奴隷扱いなんてしないし。シオンさんはおもちゃ扱いはするけど。
「その点で言えばお前の師はまともな方だろう。育成以外はどうか知らんが」
やっぱり私は恵まれているんだ。二人共すごくいい師匠。私のために私以上に頑張ってくれている。特にリンさんが。シオンさんは……、うん、シオンさんもいい師匠だ。いつも笑ってくるけど。
「……見えたぞ」
歩くこと一時間。ついに見えてきた町。もう夜だし明かり一つもついてないけど町だ。
「ありがとうございました。送って頂いて」
暗いし分かりにくいけど多分この町知らないし、さっき歩いてきた道も全然覚えがないからこの辺りは私が全然知らない土地だ。ドンさんが居なかったら、町に来ることなんて出来なかっただろう。それにそれ以前に死んでるかも。
「……待ってろ」
町にも着いたしドンさんともお別れかなって思ってたら、ドンさんはどこかへ行ってしまう。どこへ行くんだろ?と思い着いて見に行くとある建物の扉を叩いていた。ここは病院かな。
「おい。急患だ。開けろ」
「……ったく、こんな時間に何、ひえっ!? ドン・オーガスト!?」
叩いていた扉から迷惑そうに出てきた人はドンさんを見た瞬間態度を改める。まあ、気持ちは分かる。いきなりドンさんが来たらビビる。でも、ドンさん良い人なんだよ。見た目はちょっと怖いけど、中身は優しい人はなんだよ。
「これであいつを診てやってくれ。ついでに泊めてやれ」
「はぉ!? こ、こんなに頂けませんよ!」
じゃらじゃらという音を立てながら出てきた人に渡される金貨。うわぁ、すごい。あんな大金をいとも簡単に出せるなんて。
「頼んだぞ」
「は、あ、はい! か、かしこまりました!」
男の人と話し終えた後ドンさんはこっちに戻ってきた。
「聞こえてたか? 今晩はあいつに世話になり治療もしてもらえ」
「は、はい。ありがとうございます」
私のためにこんなにしてくれるなんて良い人どころじゃない。そもそも命の恩人だし、感謝してもしきれないぐらいだ。
「……名前はなんだ」
「え? あ、ミイナ。ミイナ=ロジャースです」
「ミイナか。…………鍛練を怠るな」
「は、はい!」
そう言うとドンさんは私に背を向け歩き出した。行くのは元来た道。また夜の森へと鍛練をしにいくのだろうか。それとも行き先が向こうなのだろうか。どちらにしろ、私のためにわざわざここまで引き返してくれたんだ。本当にありがたい。
「ささっ、こちらへ。あまりおもてなし出来ませんが精一杯やらせて頂きますので」
「あっ、はい」
ドンさんと別れ、私は病院へと入って行った。治療も受け、寝床まで用意され私はようやくぐっすりと眠ることが出来た。全てはドンさんのお陰で。見た目は怖いし、冒険者ギルドの頂点で恐れられているけど、すごく優しくて強い。本当のドンさんを知ることが少し出来た気がした。
白き煙と共に現れた強大な大男。その男は冒険者ギルドの頂点、ドン・オーガストだった。
「お前は……、あのガキと黒いのと居た奴か」
ガキと黒いの? ああ、リンさんとシオンさんのことか。そう言えば二人共自己紹介とかしてなかったような。私もだけど。
「あっ、私ミイなあああぁ!!?」
「動くな。じっとしてろ」
痛い痛い痛い! 左腕! 触られてる! 痛い、あっ、泣きそう……。
「……骨に異常は無いな。染みるが我慢しろ」
ドンさんは私の手を取ったかと思うと素早く処置をしてくれた。水で傷口を洗い流し、何かを染み込ませた布を当てその上を包帯でキツく巻いてくれる。素早くとても丁寧な処置だった。
「あ、ありがとうございます……」
「応急処置をしただけだ。町に帰れば医者に診てもらえ」
ドンさんは処置をしてくれた後、じっとこちらを見るように黙り込む。え、なに? なんか気まずい!
「……あの二人はどうした?」
「え?」
「お前はあの二人の付き人か弟子か何かだろう。それなのに何故一人で居る」
気まずい沈黙を破ったのはドンさんの方だった。私は二人の付き人か弟子か。何もしてないのに私の実力バレてる。ああ、ヴォルフごときにやられる雑魚なんか見なくたってわかるってことか。
「いやぁ、その、シオンさん……、あの黒い方を怒らせちゃって気づけばここに飛ばされてまして……」
「迎えは来ないのか?」
「うーん、多分来ないです……」
シオンさんが迎えに? ははっ、来るわけない。このまま放置はされるだろうけど迎えになんて来ない。リンさんは来てくれるかなぁ。リンさんもどこかに飛ばされてたりして。
「……行くぞ」
「え」
「ここから近くの町まで一時間程度だ。行くぞ」
「は、はい」
そう言うとドンさんは向きを変え歩き出した。私を町まで連れて行ってくれるってことかな。怖い人だなんて思ってたけど傷の処置してくれたり、町まで連れて行ってくれたり意外と優しいなぁ。見た目で判断するのは駄目だね。
前を歩くドンさんの後を追いかける。私に合わせてゆっくり歩いてくれているドンさん。すごく優しいし有り難いけど、無言でちょっと気まずい。よし、勇気を出して話しかけてみよう。
「……あっ、あの、ドンさんはどうしてここに?」
「……夜は鍛えるのに丁度いい。鍛練のためだ」
「へえ。鍛練……」
ドンさんも強いけどちゃんと鍛練とかしてるんだなぁ。強い人程日頃の鍛練を怠らないんだろうな。……私はしてるのに弱いけど。
「夜に鍛えるって何を鍛えるためですか?」
「……夜は目が効きにくい分、視覚以外の感覚を鍛えるのに向いている。今夜みたいな闇の濃い夜は尚更だ」
視覚以外の感覚。それって聴覚とか嗅覚とかかな。後は触覚とか。あっ、私も丁度それを鍛えてるところだし、何かコツとか聞けないかな。
「じゃあ、その感覚を鍛えるのに何かコツってありますか?」
「ない」
「え……」
な、ないの? そんな即答するほどに?
「ひたすら鍛練を積み重ねること以外にない」
「そうですか……」
なんだ……。やっぱり頑張る以外方法ないのか。シオンさんはともかく、リンさんもそういうの教えてくれなかったから薄々思ってはいたけど、ないのかー。頑張るしかないか。
ちょっとがっかりしてたら会話が途切れる。しまった。せっかく話してくれていたのに終わらせちゃった。何か、何か話さないと……。気まずい!
「…………精神は身体に大きな影響を与える」
ええと何か……へ?
「気分一つで体調が変化することもあり、精神が身体に与える影響は大きい。だから、精神をコントロールすることが身体や感覚強化する重要だ」
前を歩くドンさんが話し出す。後ろの私に見向きもしないし、独り言のように話してるけど、これは私へ向けてくれている言葉だ。精神は身体に大きな影響を与える。さっき私が聞いたコツの話かな。
「特に、自己暗示は重要だ。気休め程度にしか思われてないが、それはかける暗示が弱いだけだ。……暗示の強度次第では強大な力を手にする事も出来る」
自己暗示かぁ。私も「私は出来る私は出来る」ってよく自分に言い聞かせたりするなぁ。でも、大抵出来なくてシオンさんに笑われることになるけど。
「だが、精神は揺らぎやすい。いかにコントロールしようと簡単に揺らぐ。だから、感覚を強化したいならひたすら鍛練を積むことだ。鍛練を積み重ね、強靭な身体と精神を手に入れる。これが一番の近道だ」
鍛練を積み重ねて強靭な身体と精神を手に入れる……。確かに今の私もシオンさんと会う前より身体も……多分心も強くなった。それはずっと鍛えて鍛えられてきたから。
「師からは教えてもらってないのか」
「えーと、音を聞くのを最近教えてもらったばかりです。今までずっと走ったり筋トレさせられたり、避けるとか守るとか逃げるとかばかりなんですよ」
「ほう……。案外まともなんだな」
え? まとも?
「あの二人は全くまともに見えなかったが、育成はまともなんだな」
「まともですか……?」
ええー。まともかなぁ? ひたすら鍛えるのばかりだし、休憩もないし、キツイし未だに攻撃は教えてくれないし。
「戦うのは本来自分を守るためにするもの。だから、最初に鍛えることは身を守る力だ。相手の攻撃を避ける、いなす、防ぐ。これらは自身の身体の強化なくして成り得るものではない」
シオンさんも似たようなこと言ってたっけ。ああ、あれは攻撃しなくても守って避けてれば勝てるとか何とかだったっけ。
「だが、多くの師は自分の技術を弟子に伝えることばかりに注力しがちだ。弟子が基礎すら出来ていなくとも、自分の技術を誇示するかのように教えこむ。さらに、愚かな師なら弟子を小間使いか奴隷かと勘違いしている者もいる程だ」
……そういう師匠も居るんだ。私はあの二人以外知らないから実感が無いだけで私は恵まれているのかな。二人共基礎の基礎から教えてくれて奴隷扱いなんてしないし。シオンさんはおもちゃ扱いはするけど。
「その点で言えばお前の師はまともな方だろう。育成以外はどうか知らんが」
やっぱり私は恵まれているんだ。二人共すごくいい師匠。私のために私以上に頑張ってくれている。特にリンさんが。シオンさんは……、うん、シオンさんもいい師匠だ。いつも笑ってくるけど。
「……見えたぞ」
歩くこと一時間。ついに見えてきた町。もう夜だし明かり一つもついてないけど町だ。
「ありがとうございました。送って頂いて」
暗いし分かりにくいけど多分この町知らないし、さっき歩いてきた道も全然覚えがないからこの辺りは私が全然知らない土地だ。ドンさんが居なかったら、町に来ることなんて出来なかっただろう。それにそれ以前に死んでるかも。
「……待ってろ」
町にも着いたしドンさんともお別れかなって思ってたら、ドンさんはどこかへ行ってしまう。どこへ行くんだろ?と思い着いて見に行くとある建物の扉を叩いていた。ここは病院かな。
「おい。急患だ。開けろ」
「……ったく、こんな時間に何、ひえっ!? ドン・オーガスト!?」
叩いていた扉から迷惑そうに出てきた人はドンさんを見た瞬間態度を改める。まあ、気持ちは分かる。いきなりドンさんが来たらビビる。でも、ドンさん良い人なんだよ。見た目はちょっと怖いけど、中身は優しい人はなんだよ。
「これであいつを診てやってくれ。ついでに泊めてやれ」
「はぉ!? こ、こんなに頂けませんよ!」
じゃらじゃらという音を立てながら出てきた人に渡される金貨。うわぁ、すごい。あんな大金をいとも簡単に出せるなんて。
「頼んだぞ」
「は、あ、はい! か、かしこまりました!」
男の人と話し終えた後ドンさんはこっちに戻ってきた。
「聞こえてたか? 今晩はあいつに世話になり治療もしてもらえ」
「は、はい。ありがとうございます」
私のためにこんなにしてくれるなんて良い人どころじゃない。そもそも命の恩人だし、感謝してもしきれないぐらいだ。
「……名前はなんだ」
「え? あ、ミイナ。ミイナ=ロジャースです」
「ミイナか。…………鍛練を怠るな」
「は、はい!」
そう言うとドンさんは私に背を向け歩き出した。行くのは元来た道。また夜の森へと鍛練をしにいくのだろうか。それとも行き先が向こうなのだろうか。どちらにしろ、私のためにわざわざここまで引き返してくれたんだ。本当にありがたい。
「ささっ、こちらへ。あまりおもてなし出来ませんが精一杯やらせて頂きますので」
「あっ、はい」
ドンさんと別れ、私は病院へと入って行った。治療も受け、寝床まで用意され私はようやくぐっすりと眠ることが出来た。全てはドンさんのお陰で。見た目は怖いし、冒険者ギルドの頂点で恐れられているけど、すごく優しくて強い。本当のドンさんを知ることが少し出来た気がした。
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