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第四話:復讐のはじまり
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オレが副社長に就任してから
約1ヶ月が過ぎようとした頃。鈴木社長に呼ばれ、
オレは会議室へと向かった。
カズ「社長。お呼びでしょうか。」
社長「良くきてくれたねかずくん。調子はどうかね
不便に思うことはないかね?」
カズ「はい。おかげさまでなに不自由なく過ごすことが出来ております。」
社長「それは何よりだ。それよりも私がカズくんを呼んだのは個別に確認しておきたい事柄があってだな」
そうして社長の口からでた言葉にオレは耳を疑った。
社長「実は、後一年くらいで社長の座から降りようか迷っているんだ。」
カズ「なぜそのような考えをなさっているのですか?
社長をお辞めになるなんてめっそうもございま
せん。オレは反対です。」
社長「そういうと思っていたよ。本当
はキミにもこのことはヒミツにしておきたかっ
んだが、説得させるにはやむを得んな。」
オレはその場で社長が病気を患っていることを伝えられた。
社長「脳腫瘍だそうだ。持って後一年。私ももう長くはない。私に残された残りわずかの時間で
カズくんを立派なわが社の社長に仕立て
上げなければいけないんだ。」
カズ「そのようなお誘いならば丁重にお断りさせてい
ただきます。私が社長の座に上がるにはまだま
だ勉強不足です。また元気になれますから。
オレも全力で社長を支えます。だから容易く諦
めないでください。オレもこうして働いている
じゃないですか。オレにとって社長は理想の上
司なんです。」
オレの言葉に感動したのか社長はまた泣きだした。
社長「私だって生きたいさ。でも運命には抗えない。
きっとこの病気は落とし前なんだ。わたしが
最期にしてやれることはせいぜい教えること
くらいだ。それにわたしはあの時力になって
やれなかったことを今でも後悔している。
せめてわたしが死ぬまでにキミを陥れた真犯人
をこの手で裁きを下したい。是非キミの復讐の
手助けをさせてほしい。だからこそ今しか
時間がないんだ。どうかわたしのわがままを
聞き入れてはくれんか?この会社を託せるのは
キミ以外にいないんだ。」
オレは社長が本気だと感づきそれ以上は
口出しはしなかった。
社長「カズくん。なにも言わないということはわたしの言うことに同意するという認識で大丈夫かね」
カズ「はい。」
社長「そうか。最期まで迷惑をかけてしまうな。
わたしに社長としての器はあったのか。
疑問に思うよ。だが、これで心置きなく余生を
過ごせる。カズくん。改めて感謝する」
社長「では以上だ。カズくん。わたしが事前に用意
していた情報網。これを使って訴訟を起こし
てくれ。頼んだよ。」
オレは鈴木社長から書類が入ったカバンとUSBを
受け取った。
社長「これが今わたしがやってやれる精一杯だ。
微力だとは思うが役に立つことを願っている。」
カズ「お気遣い。心より感謝致します。オレに出来る
ことがあれば是非お申し付けください。この
ご恩は必ずお返ししますので。」
社長「負担になるような言い方はよしてくれ。わたし
とキミの仲じゃないか。年齢は離れていようと
もわたしにとってかけがえのない存在だよ。
カズくんのような部下に出会えてホントに
幸せ者だったよ。」
そういうと社長は会議室を後にした。
カズ「社長……必ず無念を晴らしてみせます。」
オレはその足でミーコさんに訴訟の準備手続きを依頼
し、ミーコさんの提案で後日自宅を訪れることにした。
約1ヶ月が過ぎようとした頃。鈴木社長に呼ばれ、
オレは会議室へと向かった。
カズ「社長。お呼びでしょうか。」
社長「良くきてくれたねかずくん。調子はどうかね
不便に思うことはないかね?」
カズ「はい。おかげさまでなに不自由なく過ごすことが出来ております。」
社長「それは何よりだ。それよりも私がカズくんを呼んだのは個別に確認しておきたい事柄があってだな」
そうして社長の口からでた言葉にオレは耳を疑った。
社長「実は、後一年くらいで社長の座から降りようか迷っているんだ。」
カズ「なぜそのような考えをなさっているのですか?
社長をお辞めになるなんてめっそうもございま
せん。オレは反対です。」
社長「そういうと思っていたよ。本当
はキミにもこのことはヒミツにしておきたかっ
んだが、説得させるにはやむを得んな。」
オレはその場で社長が病気を患っていることを伝えられた。
社長「脳腫瘍だそうだ。持って後一年。私ももう長くはない。私に残された残りわずかの時間で
カズくんを立派なわが社の社長に仕立て
上げなければいけないんだ。」
カズ「そのようなお誘いならば丁重にお断りさせてい
ただきます。私が社長の座に上がるにはまだま
だ勉強不足です。また元気になれますから。
オレも全力で社長を支えます。だから容易く諦
めないでください。オレもこうして働いている
じゃないですか。オレにとって社長は理想の上
司なんです。」
オレの言葉に感動したのか社長はまた泣きだした。
社長「私だって生きたいさ。でも運命には抗えない。
きっとこの病気は落とし前なんだ。わたしが
最期にしてやれることはせいぜい教えること
くらいだ。それにわたしはあの時力になって
やれなかったことを今でも後悔している。
せめてわたしが死ぬまでにキミを陥れた真犯人
をこの手で裁きを下したい。是非キミの復讐の
手助けをさせてほしい。だからこそ今しか
時間がないんだ。どうかわたしのわがままを
聞き入れてはくれんか?この会社を託せるのは
キミ以外にいないんだ。」
オレは社長が本気だと感づきそれ以上は
口出しはしなかった。
社長「カズくん。なにも言わないということはわたしの言うことに同意するという認識で大丈夫かね」
カズ「はい。」
社長「そうか。最期まで迷惑をかけてしまうな。
わたしに社長としての器はあったのか。
疑問に思うよ。だが、これで心置きなく余生を
過ごせる。カズくん。改めて感謝する」
社長「では以上だ。カズくん。わたしが事前に用意
していた情報網。これを使って訴訟を起こし
てくれ。頼んだよ。」
オレは鈴木社長から書類が入ったカバンとUSBを
受け取った。
社長「これが今わたしがやってやれる精一杯だ。
微力だとは思うが役に立つことを願っている。」
カズ「お気遣い。心より感謝致します。オレに出来る
ことがあれば是非お申し付けください。この
ご恩は必ずお返ししますので。」
社長「負担になるような言い方はよしてくれ。わたし
とキミの仲じゃないか。年齢は離れていようと
もわたしにとってかけがえのない存在だよ。
カズくんのような部下に出会えてホントに
幸せ者だったよ。」
そういうと社長は会議室を後にした。
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し、ミーコさんの提案で後日自宅を訪れることにした。
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