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各々の顛末とかそういうやつ・二
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青雲本部に設けられた一室にて。
「こうして顔を合わせて話すのも久しぶりだな、明式!!」
「えと、そうですね。お二人ともお元気そうでなによりです」
「ええ、ええ。メイ様もお変わりないようでなによりですわ」
「あ、どうも」
メイは兄夫婦を前にやや硬い表情で相槌をうっていた。久しぶりの再会ということで色々と報告をし合うことになったが、内心早く終わることを願ってしまう。とはいっても、兄である武光と折り合いが悪いからではない。
問題なのは。
「あら、あら。メイ様? お顔色が優れませんわよ?」
ソシエが目を丸くして首を傾げた。その口からは鋭い牙が溢れている。
かつて自分を深い淵の底に引き摺り込み噛み砕いたことのある牙が。
「えと、別になんでもないので、気にしないで、ください」
取り繕ってはみたものの、自然と口調が何も思い出していなかった頃のように辿々しくなってしまう。それを見逃すほど兄夫婦は薄情ではなかった。
「そうはいかないだろう!! 医務班から誰か呼んでこなくては!」
「ええ、ええ。そういたしましょう。では私はメイ様のご様子をみておりますので、武光様おねがいいたしますわ」
「えと、本当に大丈夫なので──」
「おう! では頼んだぞソシエ!!」
引き止める間もなく武光は出ていき、義姉と二人きりになる。いっそのこと追いかけるふりをして自分の部屋に戻ってしまおうか。そう思っていると牙の揃った口がゆっくりと開いた。
「さて、さて。ようやく二人きりになれましたわね。ずっとこのときを待っておりましたの」
「っ!?」
意外な言葉に思わず肩が跳ね、手が懐にしまった札へと伸びる。すると鱗の並んだ顔は俄かに焦りだし、勢いよく首を横に振った。
「お待ちください、メイ様! ワタクシ、メイ様に危害を加えるつもりはございませんのよ!!」
「じゃあなぜ、僕と二人きりになりたいなどと?」
「ワタクシはただ、貴方に謝りたかったんですの!」
「は? 謝る?」
取り出しかけた札を再びしまいながら問い返すと、短い頷きが返ってきた。
「ええ、ええ。だってワタクシ、どこか別の流れではメイ様を殺めてしまっていたのでしょう?」
「……なぜ、それを?」
「ふふふ、ワタクシも遠い遠い国で祀られていたモノたちの一員ですからね。そのくらいのことは、察することができますのよ」
「そう、ですか」
「ええ、ええ。どこかの流れのワタクシが酷いことをしてしまい、まことに申しわけもございませんでした」
ソシエが背筋をただしながら頭を下げる。その姿から謝意意外のものは感じられない。
思えば遠い未来では、あやかしに対する嫌悪感が人一倍強かった。それは、穏やかに暮らしてほしいと願っていた兄が面倒に巻き込まれたという記憶、その面倒ごとを排除するどころかより厄介にしてしまった自分への苛立ち、そんなものが無意識のなかに残っていたからなのかもしれない。
「……」
深々と下げられた頭をながめているうちに蟠りが緩やかに解けていくのを感じた。
遠い未来の記憶を思い出したのはリツが第七支部にやってくる少し前だ。なぜそんなことが起こったのかは今でもわからない。
それでもきっと、今の気持ちを知るために戻ってきたのだといわれても──
「そのせいで、メイ様と最愛の方との仲を引き裂いてしまったのですから」
「……えと? はい!? 最愛の方!?」
──などという感傷は意外すぎる言葉によってどこかに吹き飛んだ。
頭の中を疑問符で埋め尽くしていると、頭がおもむろに上げられキョトンとした表情が現れた。
「あら、あら? 何を驚いていますの?」
「お、驚きもしま、すよ!? いったい、何の話、なんです、か!?」
「ええ、ええ。この流れではお会いできておりませんでしたが、ほら、あのベトベトなさった深紅の方」
「はぁぁぁ!?」
思わず全力で問い返すと赤黒い目が細められた。
「だってメイ様がこの流れにいらしたのは、あの方のことが気がかりだったから。そのように見えますわ」
「そ、そんな、こと、は」
否定の言葉が喉の奥で詰まった。
たしかに遠い未来、赤黒いスライムの欠片を見つけ使役していた。
当時は使い勝手のいい道具としか思っておらず、ついぞ意思の疎通などはできなかった。それでも自分の命令に忠実に動くさまは気に入っていた。
それに事切れる間際、使い手がいなくなった後どのようなろくでもない処分にされるのかと思い、酷く不快にもなった。
不快さの原因がわからないまま暗闇の中を揺蕩っていたが、再び光が差し現れた懐かしい景色のなかで思い出したのは──
「ええ、ええ。そうですわよね。あの方はメイ様がはじめてお友達になったあやかしだと、武光様もおっしゃっていましたし」
「えと、まあ、それは」
──はじめて召喚と使役に成功したあやかしにして、暴言と暴力に囲まれたなか兄以外で信頼できたはじめての相手、ベトベトサンのことだった。
そんな相手が遠い未来で、小さな欠片になっていたあげく道具のように使われ最後はおそらく自分と同じ毒で処分されたのだ。今回はそんな目に遭わせたくないと強く願わないはずはない。
そうだとしてもだ。
「ただ、ベトベトサンが最愛の相手というのはどうかと」
「あら、あら。でもメイ様と武光様はそっくりですし、人ならざるものに惹かれるのも仕方ないことかと」
「兄とそっくりだなんてはじめて言われましたよ。それにベトベトサンのことは信頼してますが、別に恋愛対象として惹かれているわけでは」
「そうなのですか? あの方、殿方のように振る舞っていらっしゃいますが雌雄の区別などはとくにありませんし」
「……えと?」
「それに、そもそも人だとかあやかしだとかという区分にもあてはめられない、どちらかといえばワタクシたちに近い存在ですので、結ばれるにあたって問題はあまりないかと」
「……はい?」
またしても意外な言葉を受け、頭のなかが疑問符に埋め尽くされる。
「ちなみに、ハトほ……ではなくええと、今はモウモウサンと名乗っているのでしたっけ? あの方もワタクシたちと同じものですわね」
「あ、あの?」
「つまりメイ様には無自覚に上位存在を召喚できる『僕なにかしちゃいましたか?』系主人公の素養もあるということですわ」
「……俺にこれ以上ややこしい属性を増やさないでください」
かくしてベトベトサンの正体の一片が判明し、部屋のなかにはメイの力ないため息が響いたのだった。
「こうして顔を合わせて話すのも久しぶりだな、明式!!」
「えと、そうですね。お二人ともお元気そうでなによりです」
「ええ、ええ。メイ様もお変わりないようでなによりですわ」
「あ、どうも」
メイは兄夫婦を前にやや硬い表情で相槌をうっていた。久しぶりの再会ということで色々と報告をし合うことになったが、内心早く終わることを願ってしまう。とはいっても、兄である武光と折り合いが悪いからではない。
問題なのは。
「あら、あら。メイ様? お顔色が優れませんわよ?」
ソシエが目を丸くして首を傾げた。その口からは鋭い牙が溢れている。
かつて自分を深い淵の底に引き摺り込み噛み砕いたことのある牙が。
「えと、別になんでもないので、気にしないで、ください」
取り繕ってはみたものの、自然と口調が何も思い出していなかった頃のように辿々しくなってしまう。それを見逃すほど兄夫婦は薄情ではなかった。
「そうはいかないだろう!! 医務班から誰か呼んでこなくては!」
「ええ、ええ。そういたしましょう。では私はメイ様のご様子をみておりますので、武光様おねがいいたしますわ」
「えと、本当に大丈夫なので──」
「おう! では頼んだぞソシエ!!」
引き止める間もなく武光は出ていき、義姉と二人きりになる。いっそのこと追いかけるふりをして自分の部屋に戻ってしまおうか。そう思っていると牙の揃った口がゆっくりと開いた。
「さて、さて。ようやく二人きりになれましたわね。ずっとこのときを待っておりましたの」
「っ!?」
意外な言葉に思わず肩が跳ね、手が懐にしまった札へと伸びる。すると鱗の並んだ顔は俄かに焦りだし、勢いよく首を横に振った。
「お待ちください、メイ様! ワタクシ、メイ様に危害を加えるつもりはございませんのよ!!」
「じゃあなぜ、僕と二人きりになりたいなどと?」
「ワタクシはただ、貴方に謝りたかったんですの!」
「は? 謝る?」
取り出しかけた札を再びしまいながら問い返すと、短い頷きが返ってきた。
「ええ、ええ。だってワタクシ、どこか別の流れではメイ様を殺めてしまっていたのでしょう?」
「……なぜ、それを?」
「ふふふ、ワタクシも遠い遠い国で祀られていたモノたちの一員ですからね。そのくらいのことは、察することができますのよ」
「そう、ですか」
「ええ、ええ。どこかの流れのワタクシが酷いことをしてしまい、まことに申しわけもございませんでした」
ソシエが背筋をただしながら頭を下げる。その姿から謝意意外のものは感じられない。
思えば遠い未来では、あやかしに対する嫌悪感が人一倍強かった。それは、穏やかに暮らしてほしいと願っていた兄が面倒に巻き込まれたという記憶、その面倒ごとを排除するどころかより厄介にしてしまった自分への苛立ち、そんなものが無意識のなかに残っていたからなのかもしれない。
「……」
深々と下げられた頭をながめているうちに蟠りが緩やかに解けていくのを感じた。
遠い未来の記憶を思い出したのはリツが第七支部にやってくる少し前だ。なぜそんなことが起こったのかは今でもわからない。
それでもきっと、今の気持ちを知るために戻ってきたのだといわれても──
「そのせいで、メイ様と最愛の方との仲を引き裂いてしまったのですから」
「……えと? はい!? 最愛の方!?」
──などという感傷は意外すぎる言葉によってどこかに吹き飛んだ。
頭の中を疑問符で埋め尽くしていると、頭がおもむろに上げられキョトンとした表情が現れた。
「あら、あら? 何を驚いていますの?」
「お、驚きもしま、すよ!? いったい、何の話、なんです、か!?」
「ええ、ええ。この流れではお会いできておりませんでしたが、ほら、あのベトベトなさった深紅の方」
「はぁぁぁ!?」
思わず全力で問い返すと赤黒い目が細められた。
「だってメイ様がこの流れにいらしたのは、あの方のことが気がかりだったから。そのように見えますわ」
「そ、そんな、こと、は」
否定の言葉が喉の奥で詰まった。
たしかに遠い未来、赤黒いスライムの欠片を見つけ使役していた。
当時は使い勝手のいい道具としか思っておらず、ついぞ意思の疎通などはできなかった。それでも自分の命令に忠実に動くさまは気に入っていた。
それに事切れる間際、使い手がいなくなった後どのようなろくでもない処分にされるのかと思い、酷く不快にもなった。
不快さの原因がわからないまま暗闇の中を揺蕩っていたが、再び光が差し現れた懐かしい景色のなかで思い出したのは──
「ええ、ええ。そうですわよね。あの方はメイ様がはじめてお友達になったあやかしだと、武光様もおっしゃっていましたし」
「えと、まあ、それは」
──はじめて召喚と使役に成功したあやかしにして、暴言と暴力に囲まれたなか兄以外で信頼できたはじめての相手、ベトベトサンのことだった。
そんな相手が遠い未来で、小さな欠片になっていたあげく道具のように使われ最後はおそらく自分と同じ毒で処分されたのだ。今回はそんな目に遭わせたくないと強く願わないはずはない。
そうだとしてもだ。
「ただ、ベトベトサンが最愛の相手というのはどうかと」
「あら、あら。でもメイ様と武光様はそっくりですし、人ならざるものに惹かれるのも仕方ないことかと」
「兄とそっくりだなんてはじめて言われましたよ。それにベトベトサンのことは信頼してますが、別に恋愛対象として惹かれているわけでは」
「そうなのですか? あの方、殿方のように振る舞っていらっしゃいますが雌雄の区別などはとくにありませんし」
「……えと?」
「それに、そもそも人だとかあやかしだとかという区分にもあてはめられない、どちらかといえばワタクシたちに近い存在ですので、結ばれるにあたって問題はあまりないかと」
「……はい?」
またしても意外な言葉を受け、頭のなかが疑問符に埋め尽くされる。
「ちなみに、ハトほ……ではなくええと、今はモウモウサンと名乗っているのでしたっけ? あの方もワタクシたちと同じものですわね」
「あ、あの?」
「つまりメイ様には無自覚に上位存在を召喚できる『僕なにかしちゃいましたか?』系主人公の素養もあるということですわ」
「……俺にこれ以上ややこしい属性を増やさないでください」
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