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震えてます
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地獄のランニングから一夜が明けて、今日は大広間を使ったドミノ並べという訓練をしているわけだけど……。
「手が……、手がぁ……!」
ドミノを掴むだけでも、手や腕に鈍痛が起こるありさまだ。
こんな調子で、学校の体育館くらいある大広間に、ドミノを並べきることができるのかな……。
「ほらほら、元帥。天空を支配していた某一族の傍流の方みたいな悲鳴を上げている場合じゃないですよ」
筋肉痛で震える手でドミノと格闘していると、ヒスイがにこやかな表情で声をかけてきた。
「ヒスイ……、筋肉痛が予想の倍くらいつらいから、並べるのは大広間の半分くらいまでじゃだめか?」
「何をおっしゃっているんですか、元帥! ケガをなさったならともかく、筋肉痛で人が死ぬことはありませんよ!」
ヒスイは表情を変えずに、そんな言葉を言い放った。
うん、今日は執事服だから鬼軍曹モードじゃないかもしれないなんて、甘い考えだったみたいだね。
「大体、今日の筋肉痛が予想以上に悪化したのは、元帥にも責任があるんですよ?」
「私にも責任って……、トレーニングメニューを考えたのは、ヒスイじゃないか」
「ええ、そうですよ。だから、今日の訓練にほどよいくらいの筋肉痛が残るようなメニューにしたんです。しかしですね……」
そこで言葉を止めると、ヒスイは深いため息を吐いた。
「元帥がお休み前に、自主的に光の聖女殿人形を抱きかかえてスクワットなどなさるから、訓練に若干の支障が出るくらいの筋肉痛になってしまわれたのではないですか」
「うっ……」
「私とのトレーニングで限界だとおっしゃっていたのに、なぜそのような無理をなさったのですか?」
「だって……、ミカエラはもっと厳しい訓練をしてるって言ってたから、私も同じくらいしないといけないのかなって思って……」
「元帥、高みを目指そうとするその姿勢は素晴らしいですが、適度なトレーニング量というのは、人によって違うのですよ?」
「そう……、だな……」
「そうですよ。それに、光の聖女殿は治癒魔法の名手ですから、トレーニングで多少の無茶ができるんです」
「あ……、そういえばそうだった……」
「そうです! しかしながら、元帥を初めとした闇の陣営は、治癒魔法があまり得意ではないですからね」
「たしかに、治癒魔法は私も苦手だし、戦場での救護班も治療術師じゃなくて医者の集団だったな……」
「とのとおりです! ですから、今回はギリギリ大丈夫でしたが、無理は禁物なのです! それに、身体を壊されるなんてことになったら、光の聖女殿も悲しみますよ? ね、光の聖女人形殿?」
ヒスイはそう言うと、壁ぎわに立たせていたミカエラ人形の頭をポンと叩いた。
「光の聖女は大好きな闇の元帥さんが苦しい目にあうくらいなら代わりにこの世の全ての苦役を背負うことくらい余裕なんですからね!」
ミカエラ人形は、意気揚々とした声で、微妙に状況に合っているような気がしないこともないWeb小説のタイトルのようなセリフを言い放った。
……うん。
部屋に置いてくるのもなんとなく可哀想な気がして連れてきたけど……、友達そっくりの人形に見守られながら筋肉痛に震えてドミノを並べる絵面は、シュールがすぎるかもしれない……。
「さあ、元帥! 手を止めていると、今日中に終わらなくなってしまいますよ!」
「……分かった」
本当に身体に支障が出るようであれば止めてくれるだろうし、少しずつでもドミノを進めていこうか。
それから、震える手でドミノを必死に並べて、ときおり倒れて、並べ直して、また倒れて、また並べ直して、されに倒れて、されに並べ直して……、という作業に専念していたけど――
パタタタタタタタタタタ
「ああ!? ま、また崩れた!」
――終わりは一向に見えてこない。
本当に、今日中に終わるのかな、これ。
「ふむ……、やはり今の筋肉痛具合だと、この訓練は厳しそうですね……」
「厳しそうというか、厳しいよ……」
でも、ミカエラは……、治癒魔法があるとはいえ、今ももっと厳しい訓練をしてるんだよね……。
「……とりあえず、気を取り直して、また一から並べ直すさ」
「素晴らしいです元帥! その意気です! ね、光の聖女人形殿!」
「光の聖女は大好きな元帥さんが頑張っているときはたとえどんなに離れていても最大限の愛と応援の気持ちを送っているんですからね!」
ヒスイに頭をポフっとされたミカエラ人形が、またしても状況に合っているような気がしないこともないWeb小説のタイトルのようなセリフを言い放つ。
うん、すさまじくシュールではあるけど、脱力していないでドミノを並べ直そう。でも、本当にあと三割くらい筋肉痛が軽ければ、もっとまともにドミノを並べられたかもしれないのに。
いや、でもミカエラも頑張ってるんだから、これくらいのことは乗り越え――
「こんにちはー! 闇の元帥さんに用があってまいりましたー!」
パタタタタタタタタタタ
「あぁっ!?」
――ようと思ったのに。
突然大広間に響いた少年の声によって、並べ直したドミノは容赦なく倒れた。
顔に筋肉痛のせいじゃない震えを感じながら振り向くと、白いローブを着た水色の髪の少年が、涙目になって立っていた。えーと、この子は……。
「はわわわわ! ご、ごめんなさい! カイ、邪魔しようとしたわけじゃないんです!」
……うん、自分で名乗ってくれたけど、治療術師のカイだね。
せっかく並べ直したドミノを倒しておいてなにが「はわわわわ!」だ、と思わないこともないけど……、悪気はなさそうだし責めたら可哀想か。
「ああ、まあ。わざとじゃないのなら、そんなに気にするな」
「そうですよ、カイ殿。元帥は海溝よりも深い慈悲の心をお持ちですから、これしきのことで怒ったりしません! ね、光の聖女人形殿!」
「光の聖女は元帥さんがどんな悪行に走ったとしてもその根底にある優しさをちゃんと分かっているんですからね!」
「……ヒスイ、しばらくミカエラ人形に喋らせるのは、ひかえてくれないか?」
「はい! 仰せのままに!」
……とりあえず、これでこの場が混沌としたカオスなかんじになるのは、避けられたかな。まあ、ドミノが散らばる闇の勢力の城で、光の勢力の治療術師が涙目になってる時点で、もう混沌としたカオスなのかもしれないけど……。
「あ、あの、カイ、闇の元帥さんにご用があって、ここに来たんです」
脱力していると、カイは改めて状況を説明してくれた。
「そうか。それで、ミカエラのところの治療術師どのが、私にどんな要件なんだ?」
「は、はい。光の聖女様から、『元帥さんが予定以上の筋肉痛に苦しんでるかもしれないから、お出かけのついでに治癒魔法を使いにいってあげて』って、言われて……」
「そうか、それはありがたいな。遠いところ、わざわざすまない」
ただ、「予定以上の」というところが、何か引っかかるけど……。
「いえいえ! 光の聖女様から、元帥さんは厳しいトレーニングの後にも自主トレーニングを行う、素晴らしい努力家だと聞きました! そんな方のお役に立てるなら、カイ、光栄です!」
「ははは、おだてても何も出ないぞ……、ん?」
「どうしました? 元帥さん」
「今、ミカエラが私の自主トレーニングついて、知っているようなことを言わなかったか?」
「え、あ、あの、だって、光の聖女様のお人形に、元帥さんの行動を見守る機能がついているんですよね……?」
「え……、なにそれ……?」
そんな機能、初耳なんだけど……。
「大丈夫ですよ、元帥。光の聖女殿に定期的に元帥の映像を送る機能がついているだけで、物騒な機能は全くついていないですから! ね、光の聖女人形殿!」
ヒスイが、さわやかな表情で物騒なことを言い放ってから、またしてもミカエラ人形の頭をポフッた。
「光の聖女はいつだって大好きな元帥さんのことをずっとずっとずっと穴が開くぐらい見つめていたいんですからね!」
ミカエラ人形は、Web小説のタイトルというより、クレイジーでサイコなかんじのセリフを言い放つ。
……うん。
なんというか、物騒の定義的なものが、分からなくなってきた気がするね。
「手が……、手がぁ……!」
ドミノを掴むだけでも、手や腕に鈍痛が起こるありさまだ。
こんな調子で、学校の体育館くらいある大広間に、ドミノを並べきることができるのかな……。
「ほらほら、元帥。天空を支配していた某一族の傍流の方みたいな悲鳴を上げている場合じゃないですよ」
筋肉痛で震える手でドミノと格闘していると、ヒスイがにこやかな表情で声をかけてきた。
「ヒスイ……、筋肉痛が予想の倍くらいつらいから、並べるのは大広間の半分くらいまでじゃだめか?」
「何をおっしゃっているんですか、元帥! ケガをなさったならともかく、筋肉痛で人が死ぬことはありませんよ!」
ヒスイは表情を変えずに、そんな言葉を言い放った。
うん、今日は執事服だから鬼軍曹モードじゃないかもしれないなんて、甘い考えだったみたいだね。
「大体、今日の筋肉痛が予想以上に悪化したのは、元帥にも責任があるんですよ?」
「私にも責任って……、トレーニングメニューを考えたのは、ヒスイじゃないか」
「ええ、そうですよ。だから、今日の訓練にほどよいくらいの筋肉痛が残るようなメニューにしたんです。しかしですね……」
そこで言葉を止めると、ヒスイは深いため息を吐いた。
「元帥がお休み前に、自主的に光の聖女殿人形を抱きかかえてスクワットなどなさるから、訓練に若干の支障が出るくらいの筋肉痛になってしまわれたのではないですか」
「うっ……」
「私とのトレーニングで限界だとおっしゃっていたのに、なぜそのような無理をなさったのですか?」
「だって……、ミカエラはもっと厳しい訓練をしてるって言ってたから、私も同じくらいしないといけないのかなって思って……」
「元帥、高みを目指そうとするその姿勢は素晴らしいですが、適度なトレーニング量というのは、人によって違うのですよ?」
「そう……、だな……」
「そうですよ。それに、光の聖女殿は治癒魔法の名手ですから、トレーニングで多少の無茶ができるんです」
「あ……、そういえばそうだった……」
「そうです! しかしながら、元帥を初めとした闇の陣営は、治癒魔法があまり得意ではないですからね」
「たしかに、治癒魔法は私も苦手だし、戦場での救護班も治療術師じゃなくて医者の集団だったな……」
「とのとおりです! ですから、今回はギリギリ大丈夫でしたが、無理は禁物なのです! それに、身体を壊されるなんてことになったら、光の聖女殿も悲しみますよ? ね、光の聖女人形殿?」
ヒスイはそう言うと、壁ぎわに立たせていたミカエラ人形の頭をポンと叩いた。
「光の聖女は大好きな闇の元帥さんが苦しい目にあうくらいなら代わりにこの世の全ての苦役を背負うことくらい余裕なんですからね!」
ミカエラ人形は、意気揚々とした声で、微妙に状況に合っているような気がしないこともないWeb小説のタイトルのようなセリフを言い放った。
……うん。
部屋に置いてくるのもなんとなく可哀想な気がして連れてきたけど……、友達そっくりの人形に見守られながら筋肉痛に震えてドミノを並べる絵面は、シュールがすぎるかもしれない……。
「さあ、元帥! 手を止めていると、今日中に終わらなくなってしまいますよ!」
「……分かった」
本当に身体に支障が出るようであれば止めてくれるだろうし、少しずつでもドミノを進めていこうか。
それから、震える手でドミノを必死に並べて、ときおり倒れて、並べ直して、また倒れて、また並べ直して、されに倒れて、されに並べ直して……、という作業に専念していたけど――
パタタタタタタタタタタ
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本当に、今日中に終わるのかな、これ。
「ふむ……、やはり今の筋肉痛具合だと、この訓練は厳しそうですね……」
「厳しそうというか、厳しいよ……」
でも、ミカエラは……、治癒魔法があるとはいえ、今ももっと厳しい訓練をしてるんだよね……。
「……とりあえず、気を取り直して、また一から並べ直すさ」
「素晴らしいです元帥! その意気です! ね、光の聖女人形殿!」
「光の聖女は大好きな元帥さんが頑張っているときはたとえどんなに離れていても最大限の愛と応援の気持ちを送っているんですからね!」
ヒスイに頭をポフっとされたミカエラ人形が、またしても状況に合っているような気がしないこともないWeb小説のタイトルのようなセリフを言い放つ。
うん、すさまじくシュールではあるけど、脱力していないでドミノを並べ直そう。でも、本当にあと三割くらい筋肉痛が軽ければ、もっとまともにドミノを並べられたかもしれないのに。
いや、でもミカエラも頑張ってるんだから、これくらいのことは乗り越え――
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顔に筋肉痛のせいじゃない震えを感じながら振り向くと、白いローブを着た水色の髪の少年が、涙目になって立っていた。えーと、この子は……。
「はわわわわ! ご、ごめんなさい! カイ、邪魔しようとしたわけじゃないんです!」
……うん、自分で名乗ってくれたけど、治療術師のカイだね。
せっかく並べ直したドミノを倒しておいてなにが「はわわわわ!」だ、と思わないこともないけど……、悪気はなさそうだし責めたら可哀想か。
「ああ、まあ。わざとじゃないのなら、そんなに気にするな」
「そうですよ、カイ殿。元帥は海溝よりも深い慈悲の心をお持ちですから、これしきのことで怒ったりしません! ね、光の聖女人形殿!」
「光の聖女は元帥さんがどんな悪行に走ったとしてもその根底にある優しさをちゃんと分かっているんですからね!」
「……ヒスイ、しばらくミカエラ人形に喋らせるのは、ひかえてくれないか?」
「はい! 仰せのままに!」
……とりあえず、これでこの場が混沌としたカオスなかんじになるのは、避けられたかな。まあ、ドミノが散らばる闇の勢力の城で、光の勢力の治療術師が涙目になってる時点で、もう混沌としたカオスなのかもしれないけど……。
「あ、あの、カイ、闇の元帥さんにご用があって、ここに来たんです」
脱力していると、カイは改めて状況を説明してくれた。
「そうか。それで、ミカエラのところの治療術師どのが、私にどんな要件なんだ?」
「は、はい。光の聖女様から、『元帥さんが予定以上の筋肉痛に苦しんでるかもしれないから、お出かけのついでに治癒魔法を使いにいってあげて』って、言われて……」
「そうか、それはありがたいな。遠いところ、わざわざすまない」
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「いえいえ! 光の聖女様から、元帥さんは厳しいトレーニングの後にも自主トレーニングを行う、素晴らしい努力家だと聞きました! そんな方のお役に立てるなら、カイ、光栄です!」
「ははは、おだてても何も出ないぞ……、ん?」
「どうしました? 元帥さん」
「今、ミカエラが私の自主トレーニングついて、知っているようなことを言わなかったか?」
「え、あ、あの、だって、光の聖女様のお人形に、元帥さんの行動を見守る機能がついているんですよね……?」
「え……、なにそれ……?」
そんな機能、初耳なんだけど……。
「大丈夫ですよ、元帥。光の聖女殿に定期的に元帥の映像を送る機能がついているだけで、物騒な機能は全くついていないですから! ね、光の聖女人形殿!」
ヒスイが、さわやかな表情で物騒なことを言い放ってから、またしてもミカエラ人形の頭をポフッた。
「光の聖女はいつだって大好きな元帥さんのことをずっとずっとずっと穴が開くぐらい見つめていたいんですからね!」
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