幼馴染監禁日記

星井もこ

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本編

day 32 【R15】

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 圭ちゃんに発情期が来た。せっかく行動範囲が広がったとこだったので悪いなぁと思いつつも地下の部屋に戻ってもらった。

 「見たくなければ自分の部屋に行けよ! また閉じ込める気か? だいたい、フェロモンはβには関係ないだろ……」

 まさか俺の方が引っ込めなんて言われるとは。逆に圭ちゃんはそんな顔、俺に見せても良いわけ? 
 ……キスまでしたのに、全く意識されてないなんてちょっとがっかりかも。

 「自分がどんな顔してるかわかってる?えっちな圭ちゃん見て我慢できるような俺じゃないんだよ」

 なるべく扇状的な表情の圭ちゃんから目を逸らしながら誤魔化す。 今だに自身がαになったことを伝えられてないのだ。

 「は、何言って……」

 ばたんと閉じた扉の前でずるずると座り込む。 思ったより、やばいかも。
 今はラットを引き起こしてないからギリギリ耐えられているけど……いや、アウトか。
 ズボンの上からでも見苦しいほど主張している自身に気がついて舌打ちした。
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