勇者の中の魔王と私

白玉しらす

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本編

第二夜 ☆

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 何処か獣じみた、荒い息遣いや鼻息が、耳のすぐ側から聞こえる。
「あんっ……んんっ……あ、んっ……」
 甘い喘ぎ声がすると思ったら私の声で、ビックリして目を覚ました。
 私は裸で後ろから抱きしめられ、私の中に入り込んた指が抜き差しされる度に、グチュグチュといやらしい音がしている。
「やあっ、ああっ……あああっ……」
 私の覚醒に気がついたのか、クリトリスをグニグニと捏ねられて、私は快感に身体を仰け反らせた。

「ようやく起きたか」
 舐められていた耳に、オスカーの声が入ってきて、私の身体はビクリとする。
「ま、おう?」
 私の問い掛けは無視され、魔王はひたすら私を追い立てていく。
 快感に流されそうになるのをなんとか押しとどめ、魔王が出たらやろうと決めていたことを実行する。
 説得、若しくは魔王について情報収集だ。
「ふっ、あうっ……あのっ……ま、おうっ……ひゃうっ……んんっ……」
 あそこに指を突っ込まれ、胸を揉みつつ乳首を抓られ、更には荒い息遣いと共に耳まで舐められ、言葉を発する隙がない。
「ああんっ……待っ、てっ……あうっ……まっ……ああっ……」
 私が何かを言おうとする度にクリトリスまで押し潰されて、私は目に涙を浮かべながら嬌声をあげ続けた。
 完全に流されてしまった。

「ニナの身体は、いやらしいな」
「ふっ……はっ、ああんっ……あっ、ああっ……」
 誰のせいだと言ってやりたいけど、私の口からはもう喘ぎ声しか出ない。
「ニナ」
 魔王は手を引き、私の身体を起こした。
 裸で膝を突き合わせて座る形になり、それはそれで恥ずかしい。 
「足を広げて、そのいやらしい穴を見せろ」
 魔王のとんでもない要求に、裸を隠すものを探していた私は固まる。
「どうした、ほら早く」
「あの、ちょっと、意味が分からないです」
「手を後ろに付いて、いやらしい穴がよく見えるように、大きく足を広げろ」
「そう言う意味で言ったわけでは、なくてですね」
 より具体的になった指示に、私は困惑する。
 真顔で何を言っているんだ、この魔王は。 
「やらないなら、他を当たる」
 それを言われると、やらない訳にはいかない。
 月明かりに照らされる魔王は、当たり前だけどどう見てもオスカーで、私のあんな所を見せるのはためらわれた。
「残念だ」
 そう言って立ち上がろうとする魔王を、慌てて引き止める。 
「うう……やります。やるから、待って」
 私は魔王を座らせて、おずおずと足を開く。
 昨日散々見られている気もするけど、自分で見せるのと、結果的に見られていたのとでは大きく違う。
「もっと」
 魔王の言葉に、私は意を決して思い切り足を広げた。

「ふっ……うっ……」
 恥ずかしさに変な所に力が入ってしまう。
 手を後ろに付き、魔王の視線に耐えていると、晒された割れ目を指でなぞられた。
「あうっ……ひあっ……」
「よく見ておくんだ」
 そう言うと魔王はゆっくりと指を差し込んできた。
「誰に、どうされているか、ニナの口から聞きたい」
 グチュグチュと指を抜き差ししながら、魔王が何か言ってきた。
「あっ、あんっ……誰?……んんっ……魔王?痛っ」
 答えが気に食わなかったのか、首筋を強く吸われてチリっとした痛みが走った。
「オスカー……ふっ、うっ……オスカーッ……」
 昨日も散々呼ばされたオスカーの名を呼ぶと、魔王は満足そうに笑い、軽くキスをした。
「どうされているかが、まだだ」
 残念ながら、まだ満足していなかったらしい。

 私の性的知識によると、こう言うのは色んな言い方がある訳で、どう言えば正解なんだろう。
「ううっ……オスカーの、指が……んんっ」
 オスカーの名を呼ぶと、それだけで私のあそこはキュウキュウ締まり、異様に感じてしまう。
「ふえっ……オスカー、んんっ……オスカー」
 魔王も言わせたいなら手加減してくれればいいのに、抜き差しされる指の動きは容赦がない。
「あんっ……ああっ……ふっ、んんっ……」
「ニナ」
 喘ぎ声で誤魔化す作戦は失敗に終わった。
「指が、私の中……あうっ……グチャグチャって……ううっ……」
 まだ先を期待するような顔で見つめられ、私は半ばヤケになった。
「オスカーのっ……指っ、ああっ……私の中で、動いて……あうっ……気持ち、いいっ……もっと、オスカーが……んんっ、欲しい……」
 これでどうだと半泣きで魔王を見つめると、良く出来たご褒美とでも言うように、クリトリスを押し潰してきた。
「ふっ、あっ……ああんっ、オスカー……」
 灰色の瞳を見つめながら、オスカーの名を呼ぶと、私のあそこからはどうしようもなく蜜が溢れた。

「そんなに溢して、もったいないな」
 魔王は私の中から指を抜くと、その顔を足の付け根に寄せた。
「や、ダメ、やめて……」
 身体をよじり、逃げようとした瞬間、舌がクリトリスを突付いた。
「ああっ……だめっ……オスカーっ……やあっ……」
 溢れる蜜を掬うように、舌で割れ目をなぞられる。
 私は止めようと、オスカーの頭に手をかけるけど、あまりの快感に力が入らず、押し退けることが出来ない。
 伸ばされた手で乳首を抓られ、私の理性は簡単に飛んでしまう。
「オスカー……ああんっ……オスカー……あっ、ああっ、ああっ……」
 
 私は自ら腰を振って、オスカーからもたらされる快感を高めていく。
 ガクガクと腰を揺らしながら私がイクと、オスカーは足の間から顔を上げて、口元をグイッと手で拭った。
 捕食者のような瞳で見つめられて、魔王だった事を思い出す。
 ああ、ダメだ。もうオスカーと魔王の区別もつかなくなってきている。
 
 魔王は私の顔の近くまで膝立ちで移動すると、大きく勃ち上がった物を手に取り、私の口元に差し出してきた。
「ニナも、欲しいんじゃないか?」
 イッたばかりで、はあはあと大きく息をしていた私の口の中に、硬く大きな物が突っ込まれる。
「ふ、んっ……んんっ……んっ……」
 今まで嗅いだことのない、オスカーの雄の匂いに頭がクラクラする。
 オスカーの物が口の中にあると思うと、私はもう何も考えられなくなり、オスカーの腰に抱きついて、先から溢れる汁を夢中で啜った。
 
「んんーっ……んっ、んんっ……はあっ……あっ、んんっ……」
 私は吸ったり、舐めたり、ひたすらオスカーの物を味わう。
 もうオスカーの事しか考えられない。
 舌先でその形を確かめていると、私のあそこは切ない程ヒクつき、自然と腰が揺れた。
「そんなに、欲しがられると、もうムリだ」
 苦しそうに呟くと、オスカーは私の口から硬くて大きい物を抜こうとした。
「ダメ……」
 私は腰を抱く手に力を込める。
「私も、オスカーの欲しい……最後まで、ちょうだい……」
 オスカーの物にキスをしながら言うと、私は再びオスカーの物を口いっぱいに頬張った。
 絞るように吸い付いて、目だけでオスカーの顔を見上げると、驚くオスカーの顔が見えた。
 
 驚く顔は魔王もオスカーも一緒なんだなと、何処か冷静な自分が感想を漏らす。
「ニナ……」
 魔王は優しく私の頭を掴むと、ゆっくり腰を振り出した。
 オスカーの物に口の中を犯されて、私は恍惚の表情を浮かべる。
 切ないような、苦しいような顔で腰を振るオスカーの姿は、本当なら私が決して見る事の無かった物だ。
「ニ、ナ……」
 もう一度私の名前を呼びながら、魔王は熱いものを口の中に注いだ。

「ふっ、んんっ……」
 溢れそうなそれをどうしたらいいのか分からず、私はオスカーを見つめた。
 そう言えば、口の中に出された後どうすればいいかは聞いた事がなかった。
 困った私は取り敢えず自分の手にゆっくりと吐き出した。
「オスカーの、いっぱい……」
 思ったよりも量が多くて驚いていると、魔王はどこからか取り出した布で拭き取ってくれた。
「ニナ」
 魔王は私の名を呼ぶと、覆いかぶさるように押し倒してきた。
 押し付けられるオスカーの物は、既に硬さを取り戻している。
「あっ、んんっ……かた、い……」
 オスカーの硬いものが私の敏感な部分に当たると、痺れるような快感が私を襲った。
 私はもう我慢出来なくて、ねだるように腰をくねらせてしまう。
「そんなに、欲しいのか?」
 オスカーは私の中に指を差し入れ、ゆっくりと抜き差しした。
「あっ、んっ……やっ……」
 とろとろに溶けたそこは、もうそんな刺激では満足出来ないでいた。
 私はオスカーの灰色の瞳を見つめたまま、首を横に振る。
「やあっ、オスカーの……んっ、大きいのが、欲しい……」
「……ニナが、エロ過ぎる」
 魔王はそう言いながらため息をつくと、硬い物で私を貫いた。
「ああっ……ふっ、んんっ……ああっ……」
 圧迫感と共に、満たされる喜びに身体が震える。
「ニナ」
 耳に齧り付きながら名を呼ばれ、私のあそこは貪欲にオスカーの物を締め付けた。
「あうっ……ああっ……オスカー……ああんっ……」
 私の頭はもうオスカーの事で一杯で、魔王の事とか、この旅が終わった後の事とか、全てがどうでも良くなり、ひたすらオスカーを求めた。

「ニナ、お前が何を求めているのか、よく覚えておくんだ」
 身体に刻みつけるように、激しく腰を打ち付けられ、私はあっと言う間にイッてしまう。
「ああんっ……オスカー、んんっ……オスカー……ああっ……」
 私はイッたままオスカーの名を呼び続け、熱い物が注ぎ込まれる頃には、すっかり我を忘れていた。
「もっとだ。もっと、俺を求めてくれ」
 そんな魔王の言葉も耳に入らず、私の意識はそこで途絶えた。
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