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はてさて、どうしよう
ちょっとした手違いで……
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私は街道を一人で歩いていたところ、賊に囲まれた。
「上玉だぜ! いい金になる」
「おら、大人しく捕まりな」
盗賊だか人攫いだかは知らんが、自分たちが強いのだと錯覚し、群れて偉そうにしている輩。そんな阿呆共に無性に腹が立った。
「邪魔じゃ、退けっ!」
「退けと言われて道を開けてやる馬鹿はいねぇよ」
下卑た笑いを浮かべつつ、男は私を捕えようと寄ってくる。全く、身の程を知らぬ奴らめ、私を誰だと思っているのか!
怒りのままに右手を前に差し出し、魔力を集中させる。
次の瞬間には、私の放った闇弾《ダークネスアロー》が盗賊の一人を吹き飛ばしていた。盗賊は悲鳴を上げる暇さえなく、地面を数度転がり動かなくなった。
「なんだ、こいつは!」
「素直に退けば良いものを……」
「くそっ、こんなガキに好きにやらせるか!」
盗賊は息を合わせ一斉に襲い掛かってきた。
……というのが、少し前の出来事。
「……さて、行くか」
ちょっと前髪が焦げたが気にすることも無い。
目の前の盗賊共を火炎球の一発で撃退した私は、この先に見える街に向かった。
私の名前はジェリカルデムアウトリアスマイリーリアルデリーゼ・オディアル・マイラトス。上級悪魔だ。
私の親は自分達の娘がが何処の誰とも分からぬ輩に召喚され、下手な契約を結ばされないようにと、長い名前をつけた。召喚した相手の名前を言えなければ、契約が成立しないとされているからだ。
ちなみに、親は私の事を「アルデリーゼ」または「リゼ」と愛称でしか呼んだことがない。彼らは自分たちで付けたフルネームすら忘れているのではないかと思っている。
そして私は今日、初めて人間の街というものにやってきた。
この街の名前は何と言ったか……。そうそう「オーリア」だ。すれ違った旅商人がそんな事を言っていた。
中々整然としていて、破壊し甲斐がありそうな街なのだが、ここに来た目的はそうではない。我々と敵対する事の多い、人間の生態というものを観察にやってきたのだ。
当然、本来の姿でうろつく訳にも行かないので、人間の中に紛れ込むために変身魔法を使っているし、それを維持する触媒も持っている。
そう、私の今の見た目は人間の雌に他ならない。
外見の良し悪しだとかそういったものは、人間とは価値基準が違うので分からない。何度か変身を行い、定型化させるうちに今の姿になった。
モデルはそこいらの村に居た娘で、年齢的にも悪魔のそれに比したものを選んだ。だが変身の際に適当にアレンジしており、モデルの娘と相似している訳ではないので、本人と会っても恐らく問題はない。
盗賊どもは、この見た目に騙されて寄ってきたようだが、相手が悪かったと身を持って知った事だろう。
……いや、後悔できるかどうかは別の話だ。連中がこの世にまだ居るかどうかまでは、私の知った事ではない。悪魔は人間に情けなんぞかけないからの。
意気揚々と街の入り口までやって来たが、肝心の街に入る際に問題は起きた。
門番に審査だの身分証明だのと言われ、足止めされたのだ。
「お嬢ちゃん、身分証は? 保護……」
言いかけたところを黙らせる。
周囲には誰もいなかったので殺してしまっても良かったが、面倒くさかったので魅了を使って通り抜けてやった。
街に入るのにも面倒な手続きをしてまで縄張りにこだわる人間だ。徒党を組んで行動する事も多い奴らだけに、きっとよそ者には厳しいに違いない。
ただのよそ者とバレぬよう街中では行商人か冒険者とやらに扮装すれば、怪しまれずに済みそうだ。が、残念ながら商人になるにしても売るものが無い。いや、持っているものは有るには有る……。
下級の肉食動物を呼び寄せる笛や、ピクシーの幻覚粉、ミノタウロスの角粉、乾燥させたトレントの根……。いずれも人間に売るような物ではないし、商品として売るだけの量もない。
ということで、消去法で冒険者に偽装しようと考えたのだが、実は持ち合わせは心許ない。何せ「迷いの森」で野垂れ死んでいた人間の財布を頂いた程度なので、そう多くは無いはずだ。
まあ、そもそも人間の貨幣価値基準とか分からないので、何とも言えない訳だが。
思えば、先程撃退した賊共の持ち金も漁ってくれば良かったかもしれない。いや、あのように食う為に人を襲う連中が大した金を持っているはずもないか……。
そんなこんなを考えつつ街を歩いていると、美味そうな匂いに釣られた。
悪魔だって食い物は必要なのだ。
人間どもは悪魔は不気味な物を食っていると思っているらしいが、それは誤りだ。
どこかの料理下手が作った変なものを見られたか、何か薬品でも作っているところを見られたかしたのだろう。悪魔だって好き好んでオークの内臓や毒キノコを生で食ったりはしないし、狼の頭だのコウモリなどをわざわざ煮込んだりもしない。
人間ども想像する一般的な悪魔というのは、何か間違えているようだ。
足が勝手に匂いのする方へと向く。
見れば屋台で肉の串焼きが売られていて、店の前まで来た瞬間にその見た目も相まって誘惑は更に強いものになった。
「おやじさん、これをくれぬか?」
炭で焼かれた肉が香ばしい匂いを放っていたので、思わず注文してしまった。
「お嬢ちゃん、かわいいから安くしとくよ。銅貨2枚でいいよ」
ふむ、この外見はかわいいのか。賊も上玉だと言っていたし、私の変身は完璧だという事だ。ふっふっふ。
意外な収穫だった。
しかも、何となく貨幣の基準も分かった気がする。財布に入っているのは金貨が5枚と銀貨10枚、そして銅貨が25枚だ。
思ったより物価に比して持ち金があるという事が分かった。銅貨を渡し、肉を頬張りながら考えた。
金を使わず、冒険者らしい姿にしよう。
いや、誰かを殺して装備を奪うという意味ではない。それでは潜入した意味がないではないか。
「そうじゃ、魔法使いということにすれば、装備品も安く上がるではないか!」
名案に肉串を振り回す。剣を扱うより魔法が得意な私にはもってこいではないか。
そうと決まれば装備を整えるぞと意気込んでそれらしい店に駆け込み、ローブとワンド、そして念のためダガーも手に入れた。
しめて銀貨7枚。ワンドは安物だが、そんなものが無くても私は魔法が使えるのだから問題ない。
……だが気になる事がある。
というのも、ここでも「お嬢ちゃん」と言われた。
外見では幼く見えるのだろうか。
店員の発言をまとめてみる。奴のニュアンスはこうだ。
「売るには売るが、お嬢ちゃんがこんなものを買ってどうするんだい? 冒険者になるなんてまだ早いし危ないよ」
つまりは、冒険者になるような年齢に達していないのではないか。
……しまった。
外見年齢の選択を誤った!
「上玉だぜ! いい金になる」
「おら、大人しく捕まりな」
盗賊だか人攫いだかは知らんが、自分たちが強いのだと錯覚し、群れて偉そうにしている輩。そんな阿呆共に無性に腹が立った。
「邪魔じゃ、退けっ!」
「退けと言われて道を開けてやる馬鹿はいねぇよ」
下卑た笑いを浮かべつつ、男は私を捕えようと寄ってくる。全く、身の程を知らぬ奴らめ、私を誰だと思っているのか!
怒りのままに右手を前に差し出し、魔力を集中させる。
次の瞬間には、私の放った闇弾《ダークネスアロー》が盗賊の一人を吹き飛ばしていた。盗賊は悲鳴を上げる暇さえなく、地面を数度転がり動かなくなった。
「なんだ、こいつは!」
「素直に退けば良いものを……」
「くそっ、こんなガキに好きにやらせるか!」
盗賊は息を合わせ一斉に襲い掛かってきた。
……というのが、少し前の出来事。
「……さて、行くか」
ちょっと前髪が焦げたが気にすることも無い。
目の前の盗賊共を火炎球の一発で撃退した私は、この先に見える街に向かった。
私の名前はジェリカルデムアウトリアスマイリーリアルデリーゼ・オディアル・マイラトス。上級悪魔だ。
私の親は自分達の娘がが何処の誰とも分からぬ輩に召喚され、下手な契約を結ばされないようにと、長い名前をつけた。召喚した相手の名前を言えなければ、契約が成立しないとされているからだ。
ちなみに、親は私の事を「アルデリーゼ」または「リゼ」と愛称でしか呼んだことがない。彼らは自分たちで付けたフルネームすら忘れているのではないかと思っている。
そして私は今日、初めて人間の街というものにやってきた。
この街の名前は何と言ったか……。そうそう「オーリア」だ。すれ違った旅商人がそんな事を言っていた。
中々整然としていて、破壊し甲斐がありそうな街なのだが、ここに来た目的はそうではない。我々と敵対する事の多い、人間の生態というものを観察にやってきたのだ。
当然、本来の姿でうろつく訳にも行かないので、人間の中に紛れ込むために変身魔法を使っているし、それを維持する触媒も持っている。
そう、私の今の見た目は人間の雌に他ならない。
外見の良し悪しだとかそういったものは、人間とは価値基準が違うので分からない。何度か変身を行い、定型化させるうちに今の姿になった。
モデルはそこいらの村に居た娘で、年齢的にも悪魔のそれに比したものを選んだ。だが変身の際に適当にアレンジしており、モデルの娘と相似している訳ではないので、本人と会っても恐らく問題はない。
盗賊どもは、この見た目に騙されて寄ってきたようだが、相手が悪かったと身を持って知った事だろう。
……いや、後悔できるかどうかは別の話だ。連中がこの世にまだ居るかどうかまでは、私の知った事ではない。悪魔は人間に情けなんぞかけないからの。
意気揚々と街の入り口までやって来たが、肝心の街に入る際に問題は起きた。
門番に審査だの身分証明だのと言われ、足止めされたのだ。
「お嬢ちゃん、身分証は? 保護……」
言いかけたところを黙らせる。
周囲には誰もいなかったので殺してしまっても良かったが、面倒くさかったので魅了を使って通り抜けてやった。
街に入るのにも面倒な手続きをしてまで縄張りにこだわる人間だ。徒党を組んで行動する事も多い奴らだけに、きっとよそ者には厳しいに違いない。
ただのよそ者とバレぬよう街中では行商人か冒険者とやらに扮装すれば、怪しまれずに済みそうだ。が、残念ながら商人になるにしても売るものが無い。いや、持っているものは有るには有る……。
下級の肉食動物を呼び寄せる笛や、ピクシーの幻覚粉、ミノタウロスの角粉、乾燥させたトレントの根……。いずれも人間に売るような物ではないし、商品として売るだけの量もない。
ということで、消去法で冒険者に偽装しようと考えたのだが、実は持ち合わせは心許ない。何せ「迷いの森」で野垂れ死んでいた人間の財布を頂いた程度なので、そう多くは無いはずだ。
まあ、そもそも人間の貨幣価値基準とか分からないので、何とも言えない訳だが。
思えば、先程撃退した賊共の持ち金も漁ってくれば良かったかもしれない。いや、あのように食う為に人を襲う連中が大した金を持っているはずもないか……。
そんなこんなを考えつつ街を歩いていると、美味そうな匂いに釣られた。
悪魔だって食い物は必要なのだ。
人間どもは悪魔は不気味な物を食っていると思っているらしいが、それは誤りだ。
どこかの料理下手が作った変なものを見られたか、何か薬品でも作っているところを見られたかしたのだろう。悪魔だって好き好んでオークの内臓や毒キノコを生で食ったりはしないし、狼の頭だのコウモリなどをわざわざ煮込んだりもしない。
人間ども想像する一般的な悪魔というのは、何か間違えているようだ。
足が勝手に匂いのする方へと向く。
見れば屋台で肉の串焼きが売られていて、店の前まで来た瞬間にその見た目も相まって誘惑は更に強いものになった。
「おやじさん、これをくれぬか?」
炭で焼かれた肉が香ばしい匂いを放っていたので、思わず注文してしまった。
「お嬢ちゃん、かわいいから安くしとくよ。銅貨2枚でいいよ」
ふむ、この外見はかわいいのか。賊も上玉だと言っていたし、私の変身は完璧だという事だ。ふっふっふ。
意外な収穫だった。
しかも、何となく貨幣の基準も分かった気がする。財布に入っているのは金貨が5枚と銀貨10枚、そして銅貨が25枚だ。
思ったより物価に比して持ち金があるという事が分かった。銅貨を渡し、肉を頬張りながら考えた。
金を使わず、冒険者らしい姿にしよう。
いや、誰かを殺して装備を奪うという意味ではない。それでは潜入した意味がないではないか。
「そうじゃ、魔法使いということにすれば、装備品も安く上がるではないか!」
名案に肉串を振り回す。剣を扱うより魔法が得意な私にはもってこいではないか。
そうと決まれば装備を整えるぞと意気込んでそれらしい店に駆け込み、ローブとワンド、そして念のためダガーも手に入れた。
しめて銀貨7枚。ワンドは安物だが、そんなものが無くても私は魔法が使えるのだから問題ない。
……だが気になる事がある。
というのも、ここでも「お嬢ちゃん」と言われた。
外見では幼く見えるのだろうか。
店員の発言をまとめてみる。奴のニュアンスはこうだ。
「売るには売るが、お嬢ちゃんがこんなものを買ってどうするんだい? 冒険者になるなんてまだ早いし危ないよ」
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