サポートキャラを全力拒否!

まる

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「はあ~終わった~」
学園内にあるカフェでアイスティーを一口飲んだ私はテーブルに突っ伏した。
「はしたないわよ。ロゼ」
リリィが今終えたばかりの課題を片付けながら可愛く睨んでくる。

入学式から2か月が経った。

あれからリリィとウィルとはお互い素で話せるくらい仲良くなり、男子だけが受ける体術や剣術の授業以外はだいたい3人で過ごしている。

今は女子だけが受ける淑女教育の課題を2人で終わらせたところだ。

この2か月、多分前世合わせても人生で1番頑張ったんじゃないかと思うくらい頑張った。

初めはヒロイン•アリスに常に接触しないよう気を張っていたが、自分にはゲームで知り得た未来の知識がある事を活かして先手を打つ事にした。

まずは接触しない為の授業選択だ。
この学園は4年制で2年目までは基礎教育と、いくつかの選択授業がある。
この選択授業は好きに選べるが、3年目以降希望する専門科に必要な基礎内容を履修する授業を選択する必要がある。
専門科は、魔法科、魔法薬学科、騎士科、文官科、総合科の5つ。
ここで重要なのが、総合科以外の各専門科は試験を受けなければ所属出来ないという点だ。
試験は筆記と実技。最初から高めに設定してある基準を超えれば何人でも入れるが、入った後も課題や定期試験により篩がかけられ、合格出来ない者は総合科へ転科となる。
なので、この専門科を卒業した者は卒業後の就職先や結婚など有利になると言われているのだ。

そして、ヒロインと攻略対象者達は2人を除き揃って魔法科へ進む。そう、悪役令嬢も含め主要キャラはほぼ魔法科であり、3年目以降は魔法科メインで繰り広げられており、ほぼ他の専門科の人間がストーリーに絡む事はないのだ。
もちろん、ゲームのロゼニアも魔法科だったが、私は絶対に魔法科を希望しない。
ヒロインと関わらないという理由が1番だが、そもそも、ロゼニアの緑魔法では、時に授業で属性同士で戦わせるような攻撃防御、新しい技の開発などを行う魔法科には向かないのだ。
どうせやるなら、植物の成長促進を促せる緑魔法の能力を存分に活かせる魔法薬学科が合っていると、客観的にみて判断した。

基礎教育は避けようがない為、選択授業はヒロインと被らないように選択した。

また、全寮制であるこの学園に入学したにも関わらず、週に1度王都のタウンハウスに戻り、最優先ですすめていることがある。

それは、デビュタントの準備だ。
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