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第3話 三獣奏
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リディとグルザは村から離れた街道沿いの森に身を隠し、グリフォンが訪れるのを待っていた。自警団の弓兵は二人から距離を取り、いつでも弓を射ることができるよう準備を整え、森に潜み警戒を強めていた。
魔獣が来る前兆だろうか、普段は聞こえる動物たちが地面の葉を踏む音、鳥の鳴き声などは鳴りを潜め、森はしんと静まり返っていた。
聞こえるのは風の音、そして自らの息遣いだけだった。
「遅いですね。商隊の話からすると、グリフォンの速度ならもうとっくに遭遇していてもおかしくないはずですが」
「途中で方向転換でもしてくれたのかね。それならこっちとしては大助かりだが」
「油断は禁物です。もう少し様子を見ましょう」
リディは陽炎揺らめく街道の、その奥を見据えていた。魔獣が気まぐれに進行方向を変えていればいい、それこそグルザの言葉通りであればいいとリディも思う。しかしリディには魔獣が間違いなくこちらに向かってきているという確信めいた予感があった。
今日の気温は高くなく、ともすれば心地よい陽気であるが、先程から汗が止まらない。剣の柄に巻いた布はじっとりと湿り、背中にも大きな染みができ、額には前髪が張り付いていた。
魔獣が鼓笛隊のように音楽を奏でながら移動していたなら、音が大きくなるにつれて徐々に魔獣が近づいていることがわかる。
音楽は聞こえないが、それと似たような感覚をリディは感じていた。魔力でも気配でもない、存在感としか言いようのない圧力だ。その感覚を徐々に強く感じるようになっている。
リディは一度だけグリフォンと相対したことがある。しかし、その時にはここまでの感覚はなかった。その時も確かに自分はここで死ぬかもしれないという恐怖はあった。しかし、あの経験から時も流れ、自分もあの時よりも強くなった。再びグリフォンと対峙しても、感じる絶望は和らぐはずだった。
それがどうだろう。和らぐどころか、今感じている絶望感は時間が経つにつれて強くなるばかりだ。
商隊から借りた遠眼鏡から一旦目を外し、額を流れる汗を袖で拭った時だった。陽炎のゆらめきの先に、小さく影が見えた気がした。即座に遠眼鏡を目に当てる。
――これは蜃気楼だろうか。あり得ない。あり得てはいけない。
「……グルザさん、一緒に来た自警団の人たちに合図して、今すぐに逃げてください……」
「な、なんだ、急に……」
「わ、私の見当違いでした。ダメです逃げてください」
グリフォンと退治することを決めても、恐れを見せていなかったリディの声に震えが交じる。その声でグルザは状況の悪さを理解した。
「い、一体何を……」
「早く逃げてくださいっ!!このままでは全員死にます!!!!」
一体何を見たのか、グルザがその答えを聞くことは許されなかった。村に滞在していた数日、リディは怒りや恐怖の表情を村人に見せることはなかった。平時はもちろん、魔獣退治の間でもだ。しかし、その時見せていた余裕が今のリディにはなかった。
グルザは後ろを振り返り、森に忍んでいる自警団の弓兵に手信号で逃走の合図をだす。
「よし、俺達も行こう」
「えぇ、グルザさんも早く行ってください」
「何言ってんだ、姐ちゃんも逃げるんだろ」
「私はここで戦います。グルザさんが残っているとグルザさんを守らなくてはならなくなるので全力で戦えないんです。だから早く行ってください」
「その話、本当だろうな……」
「私が嘘をついたことがありますか?」
「昨日酒場でついていたが……」
「…………」
「…………」
「……早く行ってください」
魔獣の速度を考えると、あまり時間がないのは本当だ。リディはグルザの家族のことなどを持ち出し、なんとかグルザを言いくるめ逃げるように説得した。
「姐ちゃん、本当に死ぬんじゃねぇぞ」
「えぇ、こんな美女が死んでしまうなんて、世界の損失ですからね。死ぬつもりなんてさらさらありませんよ」
「はっ、そんなくだらねぇ話を今日の酒場でもできるのを楽しみにしてるよ」
そう言い残してグルザは森の中を村の方へ進んでいった。
「さて、本当は時間稼ぎになるかも分からないけど……」
リディが遠眼鏡で見たもの、魔獣はグリフォンだけではなかった。普通ならあり得ないことだが、複数種の魔獣が徒党を組んでいた。グリフォンを先頭に魔獣達がこちらへ向かっているのをリディは見た。
確認できたのは3体。グリフォン、ケルベロス、バジリスク。いずれもグリフォンと同等かそれ以上の強さを持った魔獣である。グリフォン1体すら追い返すのがやっとのリディでは、とても勝ち目はない。
しかし、騎士としてこのまま村が襲われるのを、指を加えて眺めるのはリディの矜持が許さない。
「私が死んだら、フィリアが一人ぼっちになってしまう……。そうなったら、あの子は泣いてくれるかな?……いや、この先もあの子を守るためにもここで死ぬわけにはいかない」
リディとてあっさり殺されるつもりはない、自ら死地に向かうのは騎士としての性だが、なんとか生き延びたいと思うのは生き物としての性である。
3体の魔物が仲間同士だったなら1体に深手を追わせれば、残りの2体は撤退してくれるかもしれない。……あるいは激昂してこちらが殺されるかだ。
親しい人間であればこちらが起こした行動に、相手がどう対応するかはある程度読める。しかし相手は初対面の、人間ですらない魔獣である。勢い付けてあたって砕ければ、待つのは死だけだ。
しかし、今のリディにはあたって砕けるという一者択一の選択死しか残されていなかった。
魔獣たちの姿が、徐々に大きくなってくる。彼らは何も恐れていない。その勇猛たる振る舞いは一線級の騎士を思わせる。堂々たる彼らの姿に一時見惚れるが、頭を振って戦いに備える。
リディは狙いをケルベロスに絞った。特に大きな理由はない。かつて見たグリフォンは硬い羽毛を持っていた、バジリスクは体の大部分がウロコで覆われており、自身の持つ剣で一番ダメージを与えられそうなのが体毛に覆われたケルベロスだけだったのだ。なによりケルベロスはリディの側を通る位置を歩いている。
勝負は最初の一手のみ。戦力差から見て、相手にこちらの存在を気付かれた後では何もできない。そこで決められなければ全て終わりだ。
リディは魔力が漏れて魔獣たちに気づかれないよう、慎重に剣に魔力を込め、自身にも身体能力を強化する魔法を掛けた。落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせ、体の震えを止める。日頃の訓練の賜だ。気力は充足し、剣に込める力にも手応えを感じた。
リディは森に潜んだまま魔獣を待ち続けた。魔獣は相変わらずのゆっくりとしたペースで進んでいるが、時が経ち魔獣の姿が更に大きくリディの目に映る。3体の魔獣が奏でる存在感の三獣奏は大きな圧力をもってリディに襲い掛かる。この姿を前にして、よく震えを止めることができたものだとリディは自嘲的に自画自賛した。すでに相手がこちらに気付いていれば、一瞬で距離を詰められる間合いだった。
(真横に来るまで……)
待つことをリディは選んだ、一撃必殺が必中する距離まで待つ必要があった。遠い距離から跳びかかっても、相手が防御態勢に入る時間を与えては意味が無い。相手が気づいた瞬間にはこちらの攻撃が届いている。その距離まで恐怖に焦る心を抑え待ち続けた。
――そして、その時がきた。
(ここだっ!!)
意を決し、リディは地を踏みしめ、剣を振り上げ、森から飛び出した。ケルベロスとの間合いは数歩もない距離だ。
魔獣たちの誰もリディには気づいていない、――はずだった。
「あ、やっぱり出てくるんだ」
不意に人の声が聞こえたが、もはや体は止められない。勢いのままケルベロスを斬りつけた。
――が。
(なっ! 硬いっ!!)
剣に触れたケルベロスの体毛は、ギィンと大きな金属音を上げた。その音でわかる。見た目には柔らかなその体毛は、その実恐ろしい硬度を誇っていた。
計算が違った。剣を弾かれたリディは焦り体勢を整える。
(どうすればいい、どうすればここから巻き返せ――)
それは死角からの攻撃だった、完全に不意をつかれたリディは防御することもできず、まともに攻撃をくらい近くの木に叩きつけられた。
朦朧《もうろう》とする意識の中、痛みに顔を顰めながら顔を上げ、自分を攻撃してきたものを見る。
そこには鞭のようにしなるバジリスクの尾があった。
(あれ、か……)
自分を打ち付けたものが、何だったのか、それがわかった瞬間、リディの意識は途絶えた。
魔獣が来る前兆だろうか、普段は聞こえる動物たちが地面の葉を踏む音、鳥の鳴き声などは鳴りを潜め、森はしんと静まり返っていた。
聞こえるのは風の音、そして自らの息遣いだけだった。
「遅いですね。商隊の話からすると、グリフォンの速度ならもうとっくに遭遇していてもおかしくないはずですが」
「途中で方向転換でもしてくれたのかね。それならこっちとしては大助かりだが」
「油断は禁物です。もう少し様子を見ましょう」
リディは陽炎揺らめく街道の、その奥を見据えていた。魔獣が気まぐれに進行方向を変えていればいい、それこそグルザの言葉通りであればいいとリディも思う。しかしリディには魔獣が間違いなくこちらに向かってきているという確信めいた予感があった。
今日の気温は高くなく、ともすれば心地よい陽気であるが、先程から汗が止まらない。剣の柄に巻いた布はじっとりと湿り、背中にも大きな染みができ、額には前髪が張り付いていた。
魔獣が鼓笛隊のように音楽を奏でながら移動していたなら、音が大きくなるにつれて徐々に魔獣が近づいていることがわかる。
音楽は聞こえないが、それと似たような感覚をリディは感じていた。魔力でも気配でもない、存在感としか言いようのない圧力だ。その感覚を徐々に強く感じるようになっている。
リディは一度だけグリフォンと相対したことがある。しかし、その時にはここまでの感覚はなかった。その時も確かに自分はここで死ぬかもしれないという恐怖はあった。しかし、あの経験から時も流れ、自分もあの時よりも強くなった。再びグリフォンと対峙しても、感じる絶望は和らぐはずだった。
それがどうだろう。和らぐどころか、今感じている絶望感は時間が経つにつれて強くなるばかりだ。
商隊から借りた遠眼鏡から一旦目を外し、額を流れる汗を袖で拭った時だった。陽炎のゆらめきの先に、小さく影が見えた気がした。即座に遠眼鏡を目に当てる。
――これは蜃気楼だろうか。あり得ない。あり得てはいけない。
「……グルザさん、一緒に来た自警団の人たちに合図して、今すぐに逃げてください……」
「な、なんだ、急に……」
「わ、私の見当違いでした。ダメです逃げてください」
グリフォンと退治することを決めても、恐れを見せていなかったリディの声に震えが交じる。その声でグルザは状況の悪さを理解した。
「い、一体何を……」
「早く逃げてくださいっ!!このままでは全員死にます!!!!」
一体何を見たのか、グルザがその答えを聞くことは許されなかった。村に滞在していた数日、リディは怒りや恐怖の表情を村人に見せることはなかった。平時はもちろん、魔獣退治の間でもだ。しかし、その時見せていた余裕が今のリディにはなかった。
グルザは後ろを振り返り、森に忍んでいる自警団の弓兵に手信号で逃走の合図をだす。
「よし、俺達も行こう」
「えぇ、グルザさんも早く行ってください」
「何言ってんだ、姐ちゃんも逃げるんだろ」
「私はここで戦います。グルザさんが残っているとグルザさんを守らなくてはならなくなるので全力で戦えないんです。だから早く行ってください」
「その話、本当だろうな……」
「私が嘘をついたことがありますか?」
「昨日酒場でついていたが……」
「…………」
「…………」
「……早く行ってください」
魔獣の速度を考えると、あまり時間がないのは本当だ。リディはグルザの家族のことなどを持ち出し、なんとかグルザを言いくるめ逃げるように説得した。
「姐ちゃん、本当に死ぬんじゃねぇぞ」
「えぇ、こんな美女が死んでしまうなんて、世界の損失ですからね。死ぬつもりなんてさらさらありませんよ」
「はっ、そんなくだらねぇ話を今日の酒場でもできるのを楽しみにしてるよ」
そう言い残してグルザは森の中を村の方へ進んでいった。
「さて、本当は時間稼ぎになるかも分からないけど……」
リディが遠眼鏡で見たもの、魔獣はグリフォンだけではなかった。普通ならあり得ないことだが、複数種の魔獣が徒党を組んでいた。グリフォンを先頭に魔獣達がこちらへ向かっているのをリディは見た。
確認できたのは3体。グリフォン、ケルベロス、バジリスク。いずれもグリフォンと同等かそれ以上の強さを持った魔獣である。グリフォン1体すら追い返すのがやっとのリディでは、とても勝ち目はない。
しかし、騎士としてこのまま村が襲われるのを、指を加えて眺めるのはリディの矜持が許さない。
「私が死んだら、フィリアが一人ぼっちになってしまう……。そうなったら、あの子は泣いてくれるかな?……いや、この先もあの子を守るためにもここで死ぬわけにはいかない」
リディとてあっさり殺されるつもりはない、自ら死地に向かうのは騎士としての性だが、なんとか生き延びたいと思うのは生き物としての性である。
3体の魔物が仲間同士だったなら1体に深手を追わせれば、残りの2体は撤退してくれるかもしれない。……あるいは激昂してこちらが殺されるかだ。
親しい人間であればこちらが起こした行動に、相手がどう対応するかはある程度読める。しかし相手は初対面の、人間ですらない魔獣である。勢い付けてあたって砕ければ、待つのは死だけだ。
しかし、今のリディにはあたって砕けるという一者択一の選択死しか残されていなかった。
魔獣たちの姿が、徐々に大きくなってくる。彼らは何も恐れていない。その勇猛たる振る舞いは一線級の騎士を思わせる。堂々たる彼らの姿に一時見惚れるが、頭を振って戦いに備える。
リディは狙いをケルベロスに絞った。特に大きな理由はない。かつて見たグリフォンは硬い羽毛を持っていた、バジリスクは体の大部分がウロコで覆われており、自身の持つ剣で一番ダメージを与えられそうなのが体毛に覆われたケルベロスだけだったのだ。なによりケルベロスはリディの側を通る位置を歩いている。
勝負は最初の一手のみ。戦力差から見て、相手にこちらの存在を気付かれた後では何もできない。そこで決められなければ全て終わりだ。
リディは魔力が漏れて魔獣たちに気づかれないよう、慎重に剣に魔力を込め、自身にも身体能力を強化する魔法を掛けた。落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせ、体の震えを止める。日頃の訓練の賜だ。気力は充足し、剣に込める力にも手応えを感じた。
リディは森に潜んだまま魔獣を待ち続けた。魔獣は相変わらずのゆっくりとしたペースで進んでいるが、時が経ち魔獣の姿が更に大きくリディの目に映る。3体の魔獣が奏でる存在感の三獣奏は大きな圧力をもってリディに襲い掛かる。この姿を前にして、よく震えを止めることができたものだとリディは自嘲的に自画自賛した。すでに相手がこちらに気付いていれば、一瞬で距離を詰められる間合いだった。
(真横に来るまで……)
待つことをリディは選んだ、一撃必殺が必中する距離まで待つ必要があった。遠い距離から跳びかかっても、相手が防御態勢に入る時間を与えては意味が無い。相手が気づいた瞬間にはこちらの攻撃が届いている。その距離まで恐怖に焦る心を抑え待ち続けた。
――そして、その時がきた。
(ここだっ!!)
意を決し、リディは地を踏みしめ、剣を振り上げ、森から飛び出した。ケルベロスとの間合いは数歩もない距離だ。
魔獣たちの誰もリディには気づいていない、――はずだった。
「あ、やっぱり出てくるんだ」
不意に人の声が聞こえたが、もはや体は止められない。勢いのままケルベロスを斬りつけた。
――が。
(なっ! 硬いっ!!)
剣に触れたケルベロスの体毛は、ギィンと大きな金属音を上げた。その音でわかる。見た目には柔らかなその体毛は、その実恐ろしい硬度を誇っていた。
計算が違った。剣を弾かれたリディは焦り体勢を整える。
(どうすればいい、どうすればここから巻き返せ――)
それは死角からの攻撃だった、完全に不意をつかれたリディは防御することもできず、まともに攻撃をくらい近くの木に叩きつけられた。
朦朧《もうろう》とする意識の中、痛みに顔を顰めながら顔を上げ、自分を攻撃してきたものを見る。
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