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第19話 昼寝
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リディとニケは寝不足をこらえつつリトナの町を歩いていた。眠いのと同時に、昨夜から何も食べていないので腹も減っている。
幸いにしてリトナ村には朝市があったので、そこですぐに食べられる、果物や干し肉などの食料を調達し、腹を満たした後で、夜に備えて昼寝をしようと相成った。
朝市は農産品中心だった。幸運なことに屋台も出ていて、焼きたての肉を食べることができた。味の違う肉串を2本買い、途中で串を交換して味の違いを楽しんだ。果物や野菜も美味いことは美味いが、やはり肉を食べると力が湧いてくる気がするのは、気のせいではないだろう。
腹を満たしたリディとニケは昼寝をするため森へと足を向けた。ケルベたちが昼間にどこにいるかは把握していないのだが、ニケにはなんとなくわかるらしく、感じるままに歩いていく。
町からは完全に見えないほど森の奥へ入ると、ケルベたちが寝そべっているのを見つけた。彼らも眠いのか、リディたちの方をちらっと見ただけですぐにまた顔を伏せてしまった。
「さて、今日は誰と一緒に寝ようかな?」
ニケと旅をするようになって以降、リディは野宿するときにはケルベたちの近くで寝るようにしていた。
ケルベたちのことが全く怖くなかったというと嘘になるが、ニケはケルベたちに完全に信頼を置いているようだったし、リディ自身もケルベたちと信頼関係を築きたいと思っていた。
リディはもともと動物好きであり、特に大きい生き物が好きだった。
自家では大型犬を飼っていて、もちろん可愛がっていたが噂に聞くグリフォンやドラゴンなどの大型魔獣と直に触れ合いたい、できれば仲良くなりたいと昔から思っていた。
しかし、『魔獣は人を襲うもの』昔からそう伝え聞いており、実際に今までリディが見てきた魔獣も人や家畜を襲う獰猛な恐れるべき存在だった。リディの願いは叶わぬものだといつしか思うようになっていた。
しかし、ケルベ達と出会うことでリディの夢は突如として叶うこととなった。
そして、この機を逃すまいとリディはケルベ達と仲良くなろうと今も切磋琢磨している最中である。夜に一緒に寝るようにしているのもその一環だ。
一緒に旅をする中で、時にケルベの触り心地の良い毛をモフモフしながら眠り、時にグリフの柔らかい羽毛の翼に包まれ眠り、時にバジルのひんやりとした鱗で夏の暑さを和らげながら眠った。
ケルベ達と触れ合うようになって知ったことだが、彼らの触り心地はリディにとって最上のものだった。
ケルベの柔らかい毛の感触は言わずもがな、グリフのふんわりした羽毛も、バジルのひんやりとした感触の鱗も夏にはうってつけで、どれも捨てがたかった。
ケルベたち3頭はみんなリディやニケは気にせず、思い思いに眠る姿勢をとっている。
リディは誰と寝るかを決めるため、眠っている3頭の方に目を向ける。
「今日は暑くなりそうだし、バジルと一緒に寝よーっと」
そう言って、リディは先に眠っているバジルのところへと近づいていった。
リディが相手を決めると、ニケは残ったグリフとケルベを見る。
(昨日はケルベと寝たから……)
昨日はケルベと一緒に寝たので、ニケはグリフと寝ることを決め、傍に行って翼を借りて眠りにつくのだった。
幸いにしてリトナ村には朝市があったので、そこですぐに食べられる、果物や干し肉などの食料を調達し、腹を満たした後で、夜に備えて昼寝をしようと相成った。
朝市は農産品中心だった。幸運なことに屋台も出ていて、焼きたての肉を食べることができた。味の違う肉串を2本買い、途中で串を交換して味の違いを楽しんだ。果物や野菜も美味いことは美味いが、やはり肉を食べると力が湧いてくる気がするのは、気のせいではないだろう。
腹を満たしたリディとニケは昼寝をするため森へと足を向けた。ケルベたちが昼間にどこにいるかは把握していないのだが、ニケにはなんとなくわかるらしく、感じるままに歩いていく。
町からは完全に見えないほど森の奥へ入ると、ケルベたちが寝そべっているのを見つけた。彼らも眠いのか、リディたちの方をちらっと見ただけですぐにまた顔を伏せてしまった。
「さて、今日は誰と一緒に寝ようかな?」
ニケと旅をするようになって以降、リディは野宿するときにはケルベたちの近くで寝るようにしていた。
ケルベたちのことが全く怖くなかったというと嘘になるが、ニケはケルベたちに完全に信頼を置いているようだったし、リディ自身もケルベたちと信頼関係を築きたいと思っていた。
リディはもともと動物好きであり、特に大きい生き物が好きだった。
自家では大型犬を飼っていて、もちろん可愛がっていたが噂に聞くグリフォンやドラゴンなどの大型魔獣と直に触れ合いたい、できれば仲良くなりたいと昔から思っていた。
しかし、『魔獣は人を襲うもの』昔からそう伝え聞いており、実際に今までリディが見てきた魔獣も人や家畜を襲う獰猛な恐れるべき存在だった。リディの願いは叶わぬものだといつしか思うようになっていた。
しかし、ケルベ達と出会うことでリディの夢は突如として叶うこととなった。
そして、この機を逃すまいとリディはケルベ達と仲良くなろうと今も切磋琢磨している最中である。夜に一緒に寝るようにしているのもその一環だ。
一緒に旅をする中で、時にケルベの触り心地の良い毛をモフモフしながら眠り、時にグリフの柔らかい羽毛の翼に包まれ眠り、時にバジルのひんやりとした鱗で夏の暑さを和らげながら眠った。
ケルベ達と触れ合うようになって知ったことだが、彼らの触り心地はリディにとって最上のものだった。
ケルベの柔らかい毛の感触は言わずもがな、グリフのふんわりした羽毛も、バジルのひんやりとした感触の鱗も夏にはうってつけで、どれも捨てがたかった。
ケルベたち3頭はみんなリディやニケは気にせず、思い思いに眠る姿勢をとっている。
リディは誰と寝るかを決めるため、眠っている3頭の方に目を向ける。
「今日は暑くなりそうだし、バジルと一緒に寝よーっと」
そう言って、リディは先に眠っているバジルのところへと近づいていった。
リディが相手を決めると、ニケは残ったグリフとケルベを見る。
(昨日はケルベと寝たから……)
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