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第41話 ルナーク
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ダーロンからルナークへの道は険しかった。ルナークという村はダーロンから北へ抜けて更に2日ほど歩いた場所にある。ダーロンからの道中はほとんどが山道となっており、直線距離に対して、踏破する時間がかなり多くなった。
ダーロンの悲惨な様子を見てから、3人は言葉少なになり、ルナークへの旅は静かに進んでいった。
途中立ち寄った集落で一泊させてもらい。ルナークの手前でダーロンの時と同じように野宿をした。今度は魚ではなく野うさぎを仕留めて食べた。夏のうさぎは脂が少なく、さっぱりとした味わいだった。
ルナークへは野宿した場所を出発して半刻と経たずに到着した。
ルナークの村跡の見た目はダーロンと似ていた。建物は焼け崩れ、人は誰もいない。時折通り過ぎる風だけが、村跡に音をもたらしていた。
3人は誰もいない村の中へと入っていく。村に吹く風に揺られてリディのペンダントが揺れて光った。
村へ入って少し経った時だった――。
「はぁっ、はぁっ」
荒い息づかいを感じてリディが振り返ると、ニケが息苦しそうに胸を抑えていた。
「ニケ、大丈夫か!?」
リディはニケのそばに屈んでニケの様子を窺う。
「ど、どうしたのかしら?」
「わからない。だが……」
ニケほどではないが、この村へ来てからの息苦しさはリディも感じる。村全体を魔力とも瘴気ともいえる嫌な雰囲気が包み込んでいた。
「はぁっ、はぁっ。だ、大丈夫……だから」
ニケはリディの肩に手を当てて、立ち上がる。
「……はぁ、はぁ」
「大丈夫なのか?」
「うん、……落ち着いた」
ニケは胸に手を当てて呼吸を落ち着かせる。さっきまでの苦しそうな様子はなく、呼吸は落ち着いたようだった。
「どうしたんだ?」
リディはニケと共に旅をしてきたが、今回のようなニケを見るのは初めてのことだった。
「この村に入ってから、何か息苦しいのと、あと……」
「あと?」
「昔のこと、思い出した……」
ルナークの村の様子、そして息苦しさを感じるこの瘴気がニケに自分の村を思い出させた。
ルナークに漂うこの瘴気はあの時の黒い霧、黒い炎、そして黒い竜から感じた瘴気と間違いなく同じものだった。
「少し休んだら、3人でもう少し村を見て回ろう。この村では離れないほうがよさそうだ」
ニケの件もあって、ルナークの確認は別行動ではなく、3人で連れ立って行うことにした。
誰かが倒れてもすぐに助けられるのと、リディが近くにいたほうが、ニケが落ちついているように見えたからだ。
村の外れ、草地になっているところに腰を下ろし、3人はニケが落ち着くまで休憩することにした。
「二人が倒れたら、私が助けるからね」
休憩をしていると、休憩中も顔をしかめているリディとニケを見ていたアイシスがそんなことを言い出した。
「アイシスはなんとも無いのか?」
「ないわね。村が壊されているんだもの、そういう悲しさというか息苦しさはあるけど、リディやニケ君が感じている息苦しさでは無いと思うわ」
「逆にダーロンで何か感じたりしたか?」
「いいえ、ダーロンもルナークも私にはおんなじ感じに見えるわ」
アイシスはリディたちが感じている村の瘴気のようなものの気配はまるで感じていなかった。リディとニケだけがなぜこの瘴気を感じることができるのかはわからない。しかし、そうであるならばリディたちが直接足を運んだ甲斐があったというものだ。
ダーロンではこの異様な気配は感じられなかった。家は焼け落ち、村は滅んでいたが、そこに瘴気は感じられなかった。2つの村の決定的な違いはそこだった。
休憩を経てニケの状態も落ち着いたので、3人は連れ立って村を見て回った。
家が焼け落ちている状況はダーロンとあまり変わらない。しかし、ここルナークの方が激しく燃えたように全てが黒く焼き尽くされていた。
そして、その燃え尽きた家の跡には黒い霧のようにくすぶる瘴気が漂っているのだ。瘴気はアイシスには見えていないようなので、念の為アイシスが不用意に触れないようにニケとリディが先導し、アイシスがついていく形をとる。
そうして、村を一通り見て回ったが、燃え残っている家は一軒もなかった。
村が滅ぼされた様子は『ただ壊した』、そして『ただ燃やした』。そんな印象をリディにもたらした。そこに『目的』は感じられず、衝動のままに全てを壊す。ルナークを襲った存在はそうやってルナークを滅ぼしたのだ。
「こっちの村では遺体はどうしたのかしら? 埋葬した跡もなかったようだけど……」
「……たぶん、ない」
「えっ?」
「アレに襲われたら、人は残らない……から」
それはニケの記憶だった。
ニケの村が襲われた時、ニケは家が崩れた衝撃で気絶してしまった。
そして目を覚ました時には、村には誰もいなかった。
焼け焦げた村の中をニケは必死に回った。崩れた自宅の隅々まで見て回った。よく遊びに行っていた隣の家の中を見て回った。村外れの一人で住んでいるおじいさんの家を見て回った。
しかし、村には誰もいなかった――。
遺体もなく、焼け焦げた家々だけが残り、村には初めから人などいなかったように、人の姿はどこにもなかった。
「そんな……」
ニケの話を聞いて口元を抑えるアイシスの手は震えていた。
「だが、今のニケの話で、よりはっきりとしたな」
「何が?」
「この村とダーロンを襲った犯人が別だということだ」
ダーロンもルナークも村が襲われ、燃やされたという点は似通っている。
しかし、異なる点が2点ある。『瘴気』と『遺体』だ。
ダーロンには襲われた村の人達の遺体が残っていた。逆にルナークには遺体はなく、ニケとリディにしか感知できない瘴気が残っていた。
ダーロンを襲ったものは、人を骨も残らず消滅させ、瘴気を残すが、ルナークを襲ったものにはそれらのことはできない。
そして、先に襲われたのはルナークの方だ。
そこにはある意図が見える。
ダーロンはルナークを襲ったものの犯行に見せかけるために燃やされたのではないか、ということだ。
ダーロンを襲ったのは、ルナークを襲ったものの模倣犯。
「おそらくダーロンを襲った犯人は、――人間だ」
誰もいないルナークの村に、一筋の風が吹いた。
「に、人間って……そんな」
「確定ではないがな。知能の高い魔獣というセンもある」
イダンセ周辺の村で起こっている事件には二人の犯人がいる。
もともとこの事件の犯人は一人だった。ニケの証言によればルナークの状況はニケの村と似ており、おそらくニケの村を襲った犯人、つまり黒き竜が起こしていた事件だと考えられる。
そして、ある時からもう一人の犯人が模倣するように犯行を犯し始める。元の犯人を真似するように村を焼き、元の犯人の仕業に見せかけている。
リディの知る限り、先に起こった事件を模倣し、自身の犯行を隠すようなずる賢い知能を持つ魔獣は存在しない。そのため、リディはこれらの事件はある時を境に人間が犯していると考えた。あるいは、人間のように知能が高い魔獣が新たに現れたか、だ。
村の確認を終えた3人は村の隅に大きめの石を立てて、花を手向けた。
遺体がなかったせいか村には墓が見当たらなかった。せめてもの慰めとして簡素であるが墓を立てたのだ。
ダーロンの時と同じく、アイシスが墓前に手を合わせ祈りを捧げる。
「安寧の象徴たる白き竜よ、現し世離れたる魂に安らかな眠りを」
アイシスは祈りを捧げた後もしばらく目を閉じたまま動かなかった。
「――行きましょうか」
アイシスは黙祷を終え、リディたちに振り返ると先頭に立って歩き出した。
リディとニケもアイシスに続いて歩いていき、村には再び誰もいなくなった。
しんとした風景に風の音だけが響いていた――。
ダーロンの悲惨な様子を見てから、3人は言葉少なになり、ルナークへの旅は静かに進んでいった。
途中立ち寄った集落で一泊させてもらい。ルナークの手前でダーロンの時と同じように野宿をした。今度は魚ではなく野うさぎを仕留めて食べた。夏のうさぎは脂が少なく、さっぱりとした味わいだった。
ルナークへは野宿した場所を出発して半刻と経たずに到着した。
ルナークの村跡の見た目はダーロンと似ていた。建物は焼け崩れ、人は誰もいない。時折通り過ぎる風だけが、村跡に音をもたらしていた。
3人は誰もいない村の中へと入っていく。村に吹く風に揺られてリディのペンダントが揺れて光った。
村へ入って少し経った時だった――。
「はぁっ、はぁっ」
荒い息づかいを感じてリディが振り返ると、ニケが息苦しそうに胸を抑えていた。
「ニケ、大丈夫か!?」
リディはニケのそばに屈んでニケの様子を窺う。
「ど、どうしたのかしら?」
「わからない。だが……」
ニケほどではないが、この村へ来てからの息苦しさはリディも感じる。村全体を魔力とも瘴気ともいえる嫌な雰囲気が包み込んでいた。
「はぁっ、はぁっ。だ、大丈夫……だから」
ニケはリディの肩に手を当てて、立ち上がる。
「……はぁ、はぁ」
「大丈夫なのか?」
「うん、……落ち着いた」
ニケは胸に手を当てて呼吸を落ち着かせる。さっきまでの苦しそうな様子はなく、呼吸は落ち着いたようだった。
「どうしたんだ?」
リディはニケと共に旅をしてきたが、今回のようなニケを見るのは初めてのことだった。
「この村に入ってから、何か息苦しいのと、あと……」
「あと?」
「昔のこと、思い出した……」
ルナークの村の様子、そして息苦しさを感じるこの瘴気がニケに自分の村を思い出させた。
ルナークに漂うこの瘴気はあの時の黒い霧、黒い炎、そして黒い竜から感じた瘴気と間違いなく同じものだった。
「少し休んだら、3人でもう少し村を見て回ろう。この村では離れないほうがよさそうだ」
ニケの件もあって、ルナークの確認は別行動ではなく、3人で連れ立って行うことにした。
誰かが倒れてもすぐに助けられるのと、リディが近くにいたほうが、ニケが落ちついているように見えたからだ。
村の外れ、草地になっているところに腰を下ろし、3人はニケが落ち着くまで休憩することにした。
「二人が倒れたら、私が助けるからね」
休憩をしていると、休憩中も顔をしかめているリディとニケを見ていたアイシスがそんなことを言い出した。
「アイシスはなんとも無いのか?」
「ないわね。村が壊されているんだもの、そういう悲しさというか息苦しさはあるけど、リディやニケ君が感じている息苦しさでは無いと思うわ」
「逆にダーロンで何か感じたりしたか?」
「いいえ、ダーロンもルナークも私にはおんなじ感じに見えるわ」
アイシスはリディたちが感じている村の瘴気のようなものの気配はまるで感じていなかった。リディとニケだけがなぜこの瘴気を感じることができるのかはわからない。しかし、そうであるならばリディたちが直接足を運んだ甲斐があったというものだ。
ダーロンではこの異様な気配は感じられなかった。家は焼け落ち、村は滅んでいたが、そこに瘴気は感じられなかった。2つの村の決定的な違いはそこだった。
休憩を経てニケの状態も落ち着いたので、3人は連れ立って村を見て回った。
家が焼け落ちている状況はダーロンとあまり変わらない。しかし、ここルナークの方が激しく燃えたように全てが黒く焼き尽くされていた。
そして、その燃え尽きた家の跡には黒い霧のようにくすぶる瘴気が漂っているのだ。瘴気はアイシスには見えていないようなので、念の為アイシスが不用意に触れないようにニケとリディが先導し、アイシスがついていく形をとる。
そうして、村を一通り見て回ったが、燃え残っている家は一軒もなかった。
村が滅ぼされた様子は『ただ壊した』、そして『ただ燃やした』。そんな印象をリディにもたらした。そこに『目的』は感じられず、衝動のままに全てを壊す。ルナークを襲った存在はそうやってルナークを滅ぼしたのだ。
「こっちの村では遺体はどうしたのかしら? 埋葬した跡もなかったようだけど……」
「……たぶん、ない」
「えっ?」
「アレに襲われたら、人は残らない……から」
それはニケの記憶だった。
ニケの村が襲われた時、ニケは家が崩れた衝撃で気絶してしまった。
そして目を覚ました時には、村には誰もいなかった。
焼け焦げた村の中をニケは必死に回った。崩れた自宅の隅々まで見て回った。よく遊びに行っていた隣の家の中を見て回った。村外れの一人で住んでいるおじいさんの家を見て回った。
しかし、村には誰もいなかった――。
遺体もなく、焼け焦げた家々だけが残り、村には初めから人などいなかったように、人の姿はどこにもなかった。
「そんな……」
ニケの話を聞いて口元を抑えるアイシスの手は震えていた。
「だが、今のニケの話で、よりはっきりとしたな」
「何が?」
「この村とダーロンを襲った犯人が別だということだ」
ダーロンもルナークも村が襲われ、燃やされたという点は似通っている。
しかし、異なる点が2点ある。『瘴気』と『遺体』だ。
ダーロンには襲われた村の人達の遺体が残っていた。逆にルナークには遺体はなく、ニケとリディにしか感知できない瘴気が残っていた。
ダーロンを襲ったものは、人を骨も残らず消滅させ、瘴気を残すが、ルナークを襲ったものにはそれらのことはできない。
そして、先に襲われたのはルナークの方だ。
そこにはある意図が見える。
ダーロンはルナークを襲ったものの犯行に見せかけるために燃やされたのではないか、ということだ。
ダーロンを襲ったのは、ルナークを襲ったものの模倣犯。
「おそらくダーロンを襲った犯人は、――人間だ」
誰もいないルナークの村に、一筋の風が吹いた。
「に、人間って……そんな」
「確定ではないがな。知能の高い魔獣というセンもある」
イダンセ周辺の村で起こっている事件には二人の犯人がいる。
もともとこの事件の犯人は一人だった。ニケの証言によればルナークの状況はニケの村と似ており、おそらくニケの村を襲った犯人、つまり黒き竜が起こしていた事件だと考えられる。
そして、ある時からもう一人の犯人が模倣するように犯行を犯し始める。元の犯人を真似するように村を焼き、元の犯人の仕業に見せかけている。
リディの知る限り、先に起こった事件を模倣し、自身の犯行を隠すようなずる賢い知能を持つ魔獣は存在しない。そのため、リディはこれらの事件はある時を境に人間が犯していると考えた。あるいは、人間のように知能が高い魔獣が新たに現れたか、だ。
村の確認を終えた3人は村の隅に大きめの石を立てて、花を手向けた。
遺体がなかったせいか村には墓が見当たらなかった。せめてもの慰めとして簡素であるが墓を立てたのだ。
ダーロンの時と同じく、アイシスが墓前に手を合わせ祈りを捧げる。
「安寧の象徴たる白き竜よ、現し世離れたる魂に安らかな眠りを」
アイシスは祈りを捧げた後もしばらく目を閉じたまま動かなかった。
「――行きましょうか」
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