ちょっと復讐してきます。

もこ

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一章 崩壊しました。

水の国-ラクア-

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ラクアは水に恵まれ、自然がとても綺麗で、笑顔の絶えない平和な国。

ミアナ・イースはラクアにある小さな村で生まれ育った。

私の楽しみは、家の直ぐ近くの森で、動物達と戯れながら過ごすこと。

時間が経つのも忘れてしまうので怒られることも何度かあったがそんなことは気にしない。

動物達といると全て忘れてしまうから。

「おいで、皆」

木の幹に凭れるように座り、呼びかけると、野生動物たちが集まってきた。

集まったのは、猫のにーくん・犬のいっちゃん・鳥のトット。

皆野生だが、とても懐いてくれていて、私の小さい頃からの大切な友達だ。

そしてどういう理由か、私には動物達の言葉が人間と同じ言語で聞こえたり、どんなに酷いケガや病気でも癒すことが出来た。

 それは他の人達も同じだと思っていた。

だが、両親にこのことを話すと、お母さんは涙を流し、お父さんは私を強く抱きしめ、「ごめんな…」と震えた声で何度も何度も謝った後、このことは他の人には絶対に話さないよう注意された。

何故お母さんは泣いているのか、何故お父さんは謝っているのか、理由のわからない私はただ、いつもと様子の違う2人を見ていることしか出来なかった。

「人間が動物の言葉を理解出来たり、ケガを治せるのはおかしいことなのかな…」

何気ない独り言を呟く。

もちろんこの疑問に正確な答えなんて無いことはわかっているし、答え自体を求めているわけでもない。

ただ、ミアナの心にずっと引っかかっているのだ。

「ミアナはおかしいことだと思う?」

にーくんが問いかけてきた。

「わからない。でも、少なくとも普通ではないかなって思ってる…」

「じゃあ、普通って何?」

今度はいっちゃん。

''普通''

そんなのわかるわけない。

だって……、


「人の数だけその人達の普通があって、それぞれが一つ一つ違うから」

いっちゃんの目を見つめながらはっきり答える。

「そう。だから何も悩まなくていいんだよ」

「にーくん・いっちゃん・トット…」

皆は私の心に引っかかってたものを取り払ってくれた。

どんな時でも傍にいてくれた。
 
「ありがとう」

精一杯の笑顔と共に感謝の気持ちを伝え、私は気分を変えるべくいつものようにお話をしたり、ひなたぼっこをして残りの時間を過ごすことにした。




私の普通が壊れるまで、後、28時間……
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