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●まどかの真実
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「アハハ。私は私。まどかだよ。何言ってるの?」
「だって別人みたいだよ」
「これが本当の私なの。優等生で誰にでも優しい私が偽物の私」
「隆也の事は・・・?隆也の事は本気で好きなんだよね?」
恐る恐る聞く。
まどかはにやりと笑った。
「好きじゃないよ、別に。由希が好きな人だから興味持っただけだしね」
「嘘!!」
私はあまりにも信じられなくて、手で顔を覆った。
「友達じゃなかったの?何でそんな事」
思わずなじるような声をあげてしまう。
「はぁ!?友達?由希だって、私に隠してる事あるでしょ?私と隆也君がつきあってる時も、由希は隆也君とセックスしてたでしょ?」
絶句した。
まどか、知っていた。
「な・・・んで??」
「隆也君の服から、由希の匂いがしたこと、結構あったから。私、結構鼻きくんだよね。それに携帯も見たの。由希からの着信や発信も多かったからね。普通気づくでしょ?」
「・・・ごめん・・・」
「別にいいよ。お互い様だし。だいいち私は隆也君の事、別に好きじゃないから。私の上辺ばかり見てるような人は、正直疲れるしね」
私はまどかの言動に筋違いかもしれないけど、苛立ちを感じていた。
私が嫌いなら、私に直接言えばいい。
意地悪をすればいい。
それなのに、何で隆也の気持ちを振り回したり、利用したりするのだろう。
「隆也は本気でまどかの事が好きなんだよ!
隆也、泣いてた。
だから隆也を苦しめたり、悲しませたりするような事しないで!お願い」
自分でも驚くくらい、悲痛な声が出た。
「私の上辺だけしか見てないくせに、よく泣いたりできるよ。だっさいな。
ありえない。そんなに隆也君が好きなんだかったら、もう返すよ。
もう飽きたし。由希も苦しんだでしょ?」
クスクスと、いかにもおかしそうにまどかは笑った。
私は瞬間的にカッとした。
私の事を嫌うのはいい。
だけど隆也の純粋な気持ちを利用するのだけは、許せない。
私は気づくと、まどかの頬を思いっきり叩いていた。
バチン!!と、いかにも痛そうな音が響いた。
本当は何発も頬を叩いてやりたい・・・
でもまどかは頬を抑えながらも、笑っていた。
まるで、私をバカにするように・・・
まどかの本当の気持ちが読めない・・・
この笑いで、まどかは本音を隠そうとしてるかのようだった―――
「だって別人みたいだよ」
「これが本当の私なの。優等生で誰にでも優しい私が偽物の私」
「隆也の事は・・・?隆也の事は本気で好きなんだよね?」
恐る恐る聞く。
まどかはにやりと笑った。
「好きじゃないよ、別に。由希が好きな人だから興味持っただけだしね」
「嘘!!」
私はあまりにも信じられなくて、手で顔を覆った。
「友達じゃなかったの?何でそんな事」
思わずなじるような声をあげてしまう。
「はぁ!?友達?由希だって、私に隠してる事あるでしょ?私と隆也君がつきあってる時も、由希は隆也君とセックスしてたでしょ?」
絶句した。
まどか、知っていた。
「な・・・んで??」
「隆也君の服から、由希の匂いがしたこと、結構あったから。私、結構鼻きくんだよね。それに携帯も見たの。由希からの着信や発信も多かったからね。普通気づくでしょ?」
「・・・ごめん・・・」
「別にいいよ。お互い様だし。だいいち私は隆也君の事、別に好きじゃないから。私の上辺ばかり見てるような人は、正直疲れるしね」
私はまどかの言動に筋違いかもしれないけど、苛立ちを感じていた。
私が嫌いなら、私に直接言えばいい。
意地悪をすればいい。
それなのに、何で隆也の気持ちを振り回したり、利用したりするのだろう。
「隆也は本気でまどかの事が好きなんだよ!
隆也、泣いてた。
だから隆也を苦しめたり、悲しませたりするような事しないで!お願い」
自分でも驚くくらい、悲痛な声が出た。
「私の上辺だけしか見てないくせに、よく泣いたりできるよ。だっさいな。
ありえない。そんなに隆也君が好きなんだかったら、もう返すよ。
もう飽きたし。由希も苦しんだでしょ?」
クスクスと、いかにもおかしそうにまどかは笑った。
私は瞬間的にカッとした。
私の事を嫌うのはいい。
だけど隆也の純粋な気持ちを利用するのだけは、許せない。
私は気づくと、まどかの頬を思いっきり叩いていた。
バチン!!と、いかにも痛そうな音が響いた。
本当は何発も頬を叩いてやりたい・・・
でもまどかは頬を抑えながらも、笑っていた。
まるで、私をバカにするように・・・
まどかの本当の気持ちが読めない・・・
この笑いで、まどかは本音を隠そうとしてるかのようだった―――
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退会済ユーザのコメントです
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hm様、感想ありがとうございます。
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続きを是非読んでいただけたらうれしいです。