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05 運命
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逃げ足には自信があった。だが、それ以上にあのハワードとかいう少年の方が足が上回っていた。
そして、俺は逃げ切ることに失敗しハワードに取り押さえられた。俺は地面におさえつけられながらも、頭をあげハワードを見た。
「お前は何故連中に従ってる? お前も俺と同じように誘拐されて実験台にされたんだろ?」
「違う。俺は親に捨てられたんだ。まだ、小さい時に。だから、本当の親なんか知らない」
「そう連中に言われてるだけじゃないのか?」
「嘘なんかじゃない! いいか、大人ってのは勝手なんだ。望んだ出産ではなかったと簡単に捨てる親が世の中にはいるぐらいに。俺達は何の為にこの世に生まれてきたのか? そして、その意味をあの人は与えてくれた」
あの人というのは一緒にいた女のことだろう。
「俺はこの力を望んでいた。子どもだから大人には敵わない。どうしても先に死ぬのは俺達子どもさ。でも、この力があればそうじゃない。お前も力を与えられときながら何故組織から逃げ出した?」
「俺はお前と違って望んでいたわけじゃない」
「お前こそ嘘だ! 力を求めても手に入らず死んでいった奴は沢山いる。お前はその点、恵まれているのに自分は恵まれてないとでも言うのか!」
ハワードの言いたいことはだいたい分かった。俺とは境遇が違う。だから考えも違うのだろう。
「そこまでだ」
そう言ったのは先程の女だった。二人にようやく追いついたのだ。そして、女の目はこちらを睨んでいた。どうやらハワードとかいう少年との会話中にどうやって危機を脱するか思考をめぐらせていたことをその女に見透かされてしまったようだ。これは無言の警告だ。余計なことはしないことだという強いメッセージが見た目からは想像しない程に鋭い眼光をロリーは受け、唾を飲み込む。
これまでの脱走から今に至るまでに色んな人物を見てきたつもりだったが、この女は特に危険だと直感が警報を鳴らしている。
「何故俺を捕らえる? 俺を狙ってたんじゃないのか?」
「お前は何故逃げない? 何故復讐する?」
「約束したからだ」
「愚かだな。復讐なんて拘らなければもっと上手く逃げれただろう」
「それでも追ってが止むわけじゃない」
「確かにな。愚問だったか……」
「俺の質問に答えろ? 何故今すぐ俺を殺さない?」
「組織の稼ぎを潰したからか?」
「そうだ」
「なら、教えてやる。あんなものは組織にとって些細でしかない。それだけ組織というのは大きいんだ。そして、それはお前が相手にしようとしている敵だ」
「お前は誰に従っている?」
「組織に従っている。だが、お前の質問は具体的な人物を指しているんだろ? 組織のボスについては実のところ会ったことはない」
「会ったことはない?」
「組織に入るのにいちいち全員がボスに訪ねて盃をかわしているわけじゃないんだ。組織に入った理由は人それぞれ。弱みを握られたり、誘拐されたり、組織の持つパイプを利用する為に入ったり、それは多種多様だ」
「お前はどうなんだ?」
「もういいだろ? 大人しくついて来るというなら続きをしてやろう。どうする?」
「お前達は俺を飼いならせると思っているのか?」
すると、少年の手に力が入る。
「マリアさん、こんな奴殺しましょう。コイツの言うとおり俺達の組織にはむしろリスクですよ。飼い犬に手を噛まれるぐらいなら、その前に殺してしまえばいい。組織には捕獲しようとしたが激しい抵抗を受け、やむなく殺したと言えば」
「ハワード、任務を忘れたか? それにその判断は私達が勝手にできることじゃない。実験台の成功例は多くはないんだ。それまでに幾ら金をつぎ込んだと思ってる? コイツの価値はそう安くはないんだ。まぁ、お前の意見も一理あるが」
マリアと呼ばれた女性は煙草を加えライターで火をつけると、煙草を吸い始めた。
そこへもう一人黒人にパンチパーマの男がやって来た。ガムを噛みながら、サンダルに半袖半ズボンというラフな格好にサングラス、鼻ピアスをし、なんといってもかなりデカい。その身長は2メートル近い。
マリアは煙を吐き終えると、その男に向かって「何故お前がここに?」と質問した。
「手伝いに決まってるだろ」
「ふざけるな! 誰がお前に手伝いを頼んだ」とハワードはものすごい形相で大声をあげた。
対して言われた男は大きく舌打ちした。
「ガキのくせに俺に気安く話しかけてんじゃねぇよ!」
男は長い足でロリーを地面へおさえつけていた少年を蹴り飛ばした。ハワードは勢いよく転がっていき、土を体のあちこちにつけた。
「俺はお前達がヘマをしないか心配で来たってだけだ」
だが、ハワードは全く信じなかった。どうせこの男の魂胆は手柄の横取り。だから俺達のあとをつけていったんだ。
「パーカー、どう見たって手伝いが必要な状況ではなかっただろ?」
「マリア、それは分からんぞ? こいつは監視の目を誤魔化して脱走を成功した奴だ。ガキだと思って甘く見ない方がいい。なにせ、目を盗むことに長けた悪ガキだからよ。その点、捕獲に関しては俺の能力の方が役に立つ。適材適所ってやつさ」
そう言うと、ガムを口から吐き飛ばした。
緑色のガムが地面に付着すると、そこから極太のつるが何本が生えてきて一瞬にしてロリーを捕まぐるぐる巻きにして拘束しだした。
「どうだ、これが俺の力だ」
パーカーには緑色の尻尾が2本生えていた。
「マリア、俺はガキが大嫌いなんだ。わんわん泣きわめくわ、うるせぇは、生意気だわ、全てが気に入らん。俺に生意気な口をきくガキにちゃんと躾出来ないならアイツの口を縫いつけるからな」
「パーカー、お前の子ども嫌いは異常だ」
「逆になんでお前は平気なんだ。いや、やめだやめだ! こんな話しを好きで続ける必要もない。任務はこれで達成だろ? ならとっとと帰るぞ」
そこからはロリーにとって地獄が続くことになる。
拷問されたばかりのロリーの上半身裸にはあちこちに内出血が出来ており、痛々しい有り様だった。聞いた話しじゃ、バウチャーに何度も殴打され誰かが止めに入るまで続けていたそうだ。こうなると憐れみを感じる。
復讐半ばで挫折し、この少年も諦めがつくだろう。
ロリーを捕らえ隔離しているこの拠点は西にある村から少し離れた丘の途中にある小さな民家。そのリビングの絨毯に隠された地下へ続く階段から降りていくと、施設拠点が広がっている。丘のほとんどを占める拠点は、人工の丘に隠されたアジトと言っていい。
その施設内の最下層にロリーは水責めをされたり、ライターの火を近づけたり、一日殴られ続けたり、弱音を吐くまでそれは毎日続いた。
よく、ここまで耐えたとマリアは感心した。普通の大人でも一日はもたないだろう。それを数日耐えてみせたのだ。その根性は評価に値する。
だが、ロリーの衰弱し疲労が蓄積した顔を見れば、あとは時間の問題だった。
ロリーの肉体は再生を始めた。だが、精神の方までは再生が行き届くわけではない。終わりなき地獄はむしろ拷問には効果覿面だろう。
「どうだ、少しは観念したか?」
バウチャーはロリーの血だらけになった拳を舐め回した。
「お前の血は他の奴らと違って特別な味がする」
ロリーは口の中にある血を吐き出した。
「変態野郎が」
「まだ威勢が無くならねぇのか!? 驚いたな。焼いても切り裂いても殴っても毒を打ってもまだお前の目から完全に光を奪えない。俺はこの後どうしたらいい? お前の父親を探して目の前でお前にした拷問をその父親にしてやったら少しは変わるか?」
ロリーは殺意の目を大男に向けた。
「その目だ! 反抗の目。殺意のこもった目。お前は隙きあれば逆転を常に狙っている。残念だが、こうなると組織は次の段階を踏まなきゃならねぇ。おそらく、その段階でお前はおしまいになるだろう。何だか分かるか?」
「……」
「お前を単に殺しては勿体ない。だから、お前にした人体実験、あれの新たなフェイズへと移行する。成功すればお前の尻尾は3本になる。2本だけでも奇跡だっていうのに、更に力を得るわけだ。だが、その成功確率は10%未満。失敗すれば死だ。どうだ、気が変わったか?」
ロリーは鼻で笑った。
「いいのか? 俺なんかを強くさせて」
バウチャーは大笑いした。
「こいつ、成功する気でいやがるぜ。全く最後の最後までお前は最高だよ! だからか……敵ながら惜しい」
マリアは眉をピクリと動かした。
「まさか、お前はこれを狙っていたのか?」
「リスクを恐れていたら、いつまでたってもお前達を倒せない」
「そこまで言うなら見届けてやるぜ。お前の運命を」
「何故だ。何故そこまでお前一人で組織に歯向かう?」
「やめろ、マリア。男が一度決めたことだ。お前はいつだってくだらねぇ質問ばっかする。俺はそれが気にくわん」
実験はその日のうちに実行された。
実験台に括りつけられ、全身麻酔をかけられるとロリーは深い眠りについた。
この暗闇に再び光が宿るか否かはあの大男の言うとおり運命にかかっている。
果たして俺の運命は…… 。
そして、俺は逃げ切ることに失敗しハワードに取り押さえられた。俺は地面におさえつけられながらも、頭をあげハワードを見た。
「お前は何故連中に従ってる? お前も俺と同じように誘拐されて実験台にされたんだろ?」
「違う。俺は親に捨てられたんだ。まだ、小さい時に。だから、本当の親なんか知らない」
「そう連中に言われてるだけじゃないのか?」
「嘘なんかじゃない! いいか、大人ってのは勝手なんだ。望んだ出産ではなかったと簡単に捨てる親が世の中にはいるぐらいに。俺達は何の為にこの世に生まれてきたのか? そして、その意味をあの人は与えてくれた」
あの人というのは一緒にいた女のことだろう。
「俺はこの力を望んでいた。子どもだから大人には敵わない。どうしても先に死ぬのは俺達子どもさ。でも、この力があればそうじゃない。お前も力を与えられときながら何故組織から逃げ出した?」
「俺はお前と違って望んでいたわけじゃない」
「お前こそ嘘だ! 力を求めても手に入らず死んでいった奴は沢山いる。お前はその点、恵まれているのに自分は恵まれてないとでも言うのか!」
ハワードの言いたいことはだいたい分かった。俺とは境遇が違う。だから考えも違うのだろう。
「そこまでだ」
そう言ったのは先程の女だった。二人にようやく追いついたのだ。そして、女の目はこちらを睨んでいた。どうやらハワードとかいう少年との会話中にどうやって危機を脱するか思考をめぐらせていたことをその女に見透かされてしまったようだ。これは無言の警告だ。余計なことはしないことだという強いメッセージが見た目からは想像しない程に鋭い眼光をロリーは受け、唾を飲み込む。
これまでの脱走から今に至るまでに色んな人物を見てきたつもりだったが、この女は特に危険だと直感が警報を鳴らしている。
「何故俺を捕らえる? 俺を狙ってたんじゃないのか?」
「お前は何故逃げない? 何故復讐する?」
「約束したからだ」
「愚かだな。復讐なんて拘らなければもっと上手く逃げれただろう」
「それでも追ってが止むわけじゃない」
「確かにな。愚問だったか……」
「俺の質問に答えろ? 何故今すぐ俺を殺さない?」
「組織の稼ぎを潰したからか?」
「そうだ」
「なら、教えてやる。あんなものは組織にとって些細でしかない。それだけ組織というのは大きいんだ。そして、それはお前が相手にしようとしている敵だ」
「お前は誰に従っている?」
「組織に従っている。だが、お前の質問は具体的な人物を指しているんだろ? 組織のボスについては実のところ会ったことはない」
「会ったことはない?」
「組織に入るのにいちいち全員がボスに訪ねて盃をかわしているわけじゃないんだ。組織に入った理由は人それぞれ。弱みを握られたり、誘拐されたり、組織の持つパイプを利用する為に入ったり、それは多種多様だ」
「お前はどうなんだ?」
「もういいだろ? 大人しくついて来るというなら続きをしてやろう。どうする?」
「お前達は俺を飼いならせると思っているのか?」
すると、少年の手に力が入る。
「マリアさん、こんな奴殺しましょう。コイツの言うとおり俺達の組織にはむしろリスクですよ。飼い犬に手を噛まれるぐらいなら、その前に殺してしまえばいい。組織には捕獲しようとしたが激しい抵抗を受け、やむなく殺したと言えば」
「ハワード、任務を忘れたか? それにその判断は私達が勝手にできることじゃない。実験台の成功例は多くはないんだ。それまでに幾ら金をつぎ込んだと思ってる? コイツの価値はそう安くはないんだ。まぁ、お前の意見も一理あるが」
マリアと呼ばれた女性は煙草を加えライターで火をつけると、煙草を吸い始めた。
そこへもう一人黒人にパンチパーマの男がやって来た。ガムを噛みながら、サンダルに半袖半ズボンというラフな格好にサングラス、鼻ピアスをし、なんといってもかなりデカい。その身長は2メートル近い。
マリアは煙を吐き終えると、その男に向かって「何故お前がここに?」と質問した。
「手伝いに決まってるだろ」
「ふざけるな! 誰がお前に手伝いを頼んだ」とハワードはものすごい形相で大声をあげた。
対して言われた男は大きく舌打ちした。
「ガキのくせに俺に気安く話しかけてんじゃねぇよ!」
男は長い足でロリーを地面へおさえつけていた少年を蹴り飛ばした。ハワードは勢いよく転がっていき、土を体のあちこちにつけた。
「俺はお前達がヘマをしないか心配で来たってだけだ」
だが、ハワードは全く信じなかった。どうせこの男の魂胆は手柄の横取り。だから俺達のあとをつけていったんだ。
「パーカー、どう見たって手伝いが必要な状況ではなかっただろ?」
「マリア、それは分からんぞ? こいつは監視の目を誤魔化して脱走を成功した奴だ。ガキだと思って甘く見ない方がいい。なにせ、目を盗むことに長けた悪ガキだからよ。その点、捕獲に関しては俺の能力の方が役に立つ。適材適所ってやつさ」
そう言うと、ガムを口から吐き飛ばした。
緑色のガムが地面に付着すると、そこから極太のつるが何本が生えてきて一瞬にしてロリーを捕まぐるぐる巻きにして拘束しだした。
「どうだ、これが俺の力だ」
パーカーには緑色の尻尾が2本生えていた。
「マリア、俺はガキが大嫌いなんだ。わんわん泣きわめくわ、うるせぇは、生意気だわ、全てが気に入らん。俺に生意気な口をきくガキにちゃんと躾出来ないならアイツの口を縫いつけるからな」
「パーカー、お前の子ども嫌いは異常だ」
「逆になんでお前は平気なんだ。いや、やめだやめだ! こんな話しを好きで続ける必要もない。任務はこれで達成だろ? ならとっとと帰るぞ」
そこからはロリーにとって地獄が続くことになる。
拷問されたばかりのロリーの上半身裸にはあちこちに内出血が出来ており、痛々しい有り様だった。聞いた話しじゃ、バウチャーに何度も殴打され誰かが止めに入るまで続けていたそうだ。こうなると憐れみを感じる。
復讐半ばで挫折し、この少年も諦めがつくだろう。
ロリーを捕らえ隔離しているこの拠点は西にある村から少し離れた丘の途中にある小さな民家。そのリビングの絨毯に隠された地下へ続く階段から降りていくと、施設拠点が広がっている。丘のほとんどを占める拠点は、人工の丘に隠されたアジトと言っていい。
その施設内の最下層にロリーは水責めをされたり、ライターの火を近づけたり、一日殴られ続けたり、弱音を吐くまでそれは毎日続いた。
よく、ここまで耐えたとマリアは感心した。普通の大人でも一日はもたないだろう。それを数日耐えてみせたのだ。その根性は評価に値する。
だが、ロリーの衰弱し疲労が蓄積した顔を見れば、あとは時間の問題だった。
ロリーの肉体は再生を始めた。だが、精神の方までは再生が行き届くわけではない。終わりなき地獄はむしろ拷問には効果覿面だろう。
「どうだ、少しは観念したか?」
バウチャーはロリーの血だらけになった拳を舐め回した。
「お前の血は他の奴らと違って特別な味がする」
ロリーは口の中にある血を吐き出した。
「変態野郎が」
「まだ威勢が無くならねぇのか!? 驚いたな。焼いても切り裂いても殴っても毒を打ってもまだお前の目から完全に光を奪えない。俺はこの後どうしたらいい? お前の父親を探して目の前でお前にした拷問をその父親にしてやったら少しは変わるか?」
ロリーは殺意の目を大男に向けた。
「その目だ! 反抗の目。殺意のこもった目。お前は隙きあれば逆転を常に狙っている。残念だが、こうなると組織は次の段階を踏まなきゃならねぇ。おそらく、その段階でお前はおしまいになるだろう。何だか分かるか?」
「……」
「お前を単に殺しては勿体ない。だから、お前にした人体実験、あれの新たなフェイズへと移行する。成功すればお前の尻尾は3本になる。2本だけでも奇跡だっていうのに、更に力を得るわけだ。だが、その成功確率は10%未満。失敗すれば死だ。どうだ、気が変わったか?」
ロリーは鼻で笑った。
「いいのか? 俺なんかを強くさせて」
バウチャーは大笑いした。
「こいつ、成功する気でいやがるぜ。全く最後の最後までお前は最高だよ! だからか……敵ながら惜しい」
マリアは眉をピクリと動かした。
「まさか、お前はこれを狙っていたのか?」
「リスクを恐れていたら、いつまでたってもお前達を倒せない」
「そこまで言うなら見届けてやるぜ。お前の運命を」
「何故だ。何故そこまでお前一人で組織に歯向かう?」
「やめろ、マリア。男が一度決めたことだ。お前はいつだってくだらねぇ質問ばっかする。俺はそれが気にくわん」
実験はその日のうちに実行された。
実験台に括りつけられ、全身麻酔をかけられるとロリーは深い眠りについた。
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果たして俺の運命は…… 。
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