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前髪≠後れ毛
杏子:「うわ、まだいたんだ、あんなの」
僕:「なに?」
杏子:「触覚ヘアー」
茜:「あー、オタサーの姫みたいな子にいるね」
僕:「集団アイドルの名前知らない子とか」
杏子:「あれさー、小顔効果があるっていうけど、小顔に見えるとかエラが目立たなくなるとか、それ以前に変すぎて、触覚にしか目がいかなくなるだけじゃん?顔がどうとか表情がとか、そもそも誰?っていうのすっ飛ばして、ただただ『触覚』!触覚のインパクト強すぎて、もう誰でもいいや、触覚ってなる。」
あの髪型、嫌いってよくわかったよねーちゃん……
茜:「耳にかけたのが、落ちてきたとか、まとめ髪に長さが足りなくて、はらりと後れ毛が垂れてるって感じなら自然で可愛らしいと思う。」
杏子:「前髪とそれ以外できっちり分けているにもかかわらず、それ前髪だよねって部分が、前髪の他の部分と全然長さが違って棒状にされてるから不自然。『あれ?ここ飛び出てる、整えてあげるね?ジョキン!』って切ってしまいたい衝動に駆られる。」
僕:「こわっ恨まれるよ!傷害罪とかで訴えられるなよ?」
杏子:「失礼ね、心の中でジョキジョキとカットするだけよ。」
僕:「そもそもあんな変なの、なんで流行ったの?」
杏子:「本当だよな。でも変だと思わない子達もいたんだよ。」
茜:「一時期、集団アイドルのほとんどあの髪型だったでしょ?あの子達が流行らせたんじゃない?あの子達に憧れる子供多かったし」
僕:「でもさ、そこで髪が垂れてて顔の端、と思ったらまだ顔の続きがあった!って、顔が前髪の幅に収まってないぞーって、余計顔の大きさ強調するだけに思うんだけど…」
茜:「一時期は、みんな目尻から墨汁垂らしたか、貞子かっ!て感じにダラ~っと一筋髪垂らしてましたよね。」
杏子:「あれは滑稽だったわ。茜ちゃんは触覚ヘアに否定派なんだ?」
茜:「なんで耳にかけないんだろう?後ろにまとめないんだろう?あれ、そこだけ長さ揃ってない、あ、サイドの毛が前髪に混じってる、みっともない。って不思議に思っていました。さっき言った後れ毛なら自然でいいと思うんですが、明らかに前髪なのに、その一部だけがだらっと長くして目の脇に垂らしてるのは不自然で邪魔そうだし、変だと思います。黒い割り箸ぶら下げてるのかと思いました。」
僕:「僕もあれ、うざったいし、邪魔そうだし好きじゃない。」
杏子:「あんなしょっちゅう気にかけて、ベタベタ触って貼り付けて固定させるくらいなら、タトゥー入れちゃえば?って思うよ。」
茜:「眉毛タトゥーみたいですね。」
僕:「パンク系ビジュアル系バンド?のメイクでいそうだね。」
茜:「同年代がみんな、あの髪型肯定的とは限らないですよ。」
杏子:「だよね。よかった、あれが変だと思うのはおばさんになってしまった証かと思った。若い子でも変と思う子はいたのね。」
茜:「はい、だってあれ、私の大嫌いのものそっくりです。」
僕:「そっくり?」
茜:「触覚ヘアなんて名前、甘いと思います。」
杏子:「?」
茜:「ゴキブリヘアでしょ!」
僕:「ぶはっ!」
茜:「1匹見たら100匹いると思え」
僕:「流行らせたのは、集団アイドル……」
杏子:「……確かに100匹いるな。」
僕:「言い得て妙。」
杏子:「うわ、まだいたんだ、あんなの」
僕:「なに?」
杏子:「触覚ヘアー」
茜:「あー、オタサーの姫みたいな子にいるね」
僕:「集団アイドルの名前知らない子とか」
杏子:「あれさー、小顔効果があるっていうけど、小顔に見えるとかエラが目立たなくなるとか、それ以前に変すぎて、触覚にしか目がいかなくなるだけじゃん?顔がどうとか表情がとか、そもそも誰?っていうのすっ飛ばして、ただただ『触覚』!触覚のインパクト強すぎて、もう誰でもいいや、触覚ってなる。」
あの髪型、嫌いってよくわかったよねーちゃん……
茜:「耳にかけたのが、落ちてきたとか、まとめ髪に長さが足りなくて、はらりと後れ毛が垂れてるって感じなら自然で可愛らしいと思う。」
杏子:「前髪とそれ以外できっちり分けているにもかかわらず、それ前髪だよねって部分が、前髪の他の部分と全然長さが違って棒状にされてるから不自然。『あれ?ここ飛び出てる、整えてあげるね?ジョキン!』って切ってしまいたい衝動に駆られる。」
僕:「こわっ恨まれるよ!傷害罪とかで訴えられるなよ?」
杏子:「失礼ね、心の中でジョキジョキとカットするだけよ。」
僕:「そもそもあんな変なの、なんで流行ったの?」
杏子:「本当だよな。でも変だと思わない子達もいたんだよ。」
茜:「一時期、集団アイドルのほとんどあの髪型だったでしょ?あの子達が流行らせたんじゃない?あの子達に憧れる子供多かったし」
僕:「でもさ、そこで髪が垂れてて顔の端、と思ったらまだ顔の続きがあった!って、顔が前髪の幅に収まってないぞーって、余計顔の大きさ強調するだけに思うんだけど…」
茜:「一時期は、みんな目尻から墨汁垂らしたか、貞子かっ!て感じにダラ~っと一筋髪垂らしてましたよね。」
杏子:「あれは滑稽だったわ。茜ちゃんは触覚ヘアに否定派なんだ?」
茜:「なんで耳にかけないんだろう?後ろにまとめないんだろう?あれ、そこだけ長さ揃ってない、あ、サイドの毛が前髪に混じってる、みっともない。って不思議に思っていました。さっき言った後れ毛なら自然でいいと思うんですが、明らかに前髪なのに、その一部だけがだらっと長くして目の脇に垂らしてるのは不自然で邪魔そうだし、変だと思います。黒い割り箸ぶら下げてるのかと思いました。」
僕:「僕もあれ、うざったいし、邪魔そうだし好きじゃない。」
杏子:「あんなしょっちゅう気にかけて、ベタベタ触って貼り付けて固定させるくらいなら、タトゥー入れちゃえば?って思うよ。」
茜:「眉毛タトゥーみたいですね。」
僕:「パンク系ビジュアル系バンド?のメイクでいそうだね。」
茜:「同年代がみんな、あの髪型肯定的とは限らないですよ。」
杏子:「だよね。よかった、あれが変だと思うのはおばさんになってしまった証かと思った。若い子でも変と思う子はいたのね。」
茜:「はい、だってあれ、私の大嫌いのものそっくりです。」
僕:「そっくり?」
茜:「触覚ヘアなんて名前、甘いと思います。」
杏子:「?」
茜:「ゴキブリヘアでしょ!」
僕:「ぶはっ!」
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杏子:「……確かに100匹いるな。」
僕:「言い得て妙。」
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