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砕ける理性
リュクシアスの昂りが、シルフィの蜜口を何度も擦る。
その度に、シルフィはこの逞しいものが自分の中に入るのだという期待に体を震わせた。
ここは外で、誰かに見られていることなど、考えられなくなっていた。
リュクシアスの関心が自分に向いているのが嬉しい。
これほどまでに、嫉妬してくれている。
こんなに、欲してくれている。
それが幸せだと感じてしまう。
「フィー、欲しい?」
亀頭でシルフィの花芯を押しつぶしながら、リュクシアスが問う。
その表情はいつだって欲望がないのだろうというぐらいに涼し気だが、今日は──リュクシアスの涼やかな声は情欲に掠れている。
嗜虐的な色をふんだんに孕んだ視線がシルフィを射貫く。それだけで、シルフィは腰を跳ねさせた。
「ねぇ、フィー。君の可愛いクリトリスと、私のペニスがキスしているね。擦るたびに君のいやらしい蜜が溢れて、私に絡みついている。ほら、君の入り口が物欲しそうにうねっている。欲しいでしょう、フィー」
「おねがい、言わないで……っ」
「質問にはきちんと答えなくてはいけないね。君は立派な王太子妃になるのだから」
最後にひとかけら残った理性さえ叩き壊すように、リュクシアスはシルフィの心の奥底までを支配しようとする。
それが、シルフィにとっては愛しく、また心地よく感じてしまう。
たまらなく恥ずかしいのに。
こんなことは、いけないとわかっているのに。
でも、抗うことなどできない。
「りゅあ、欲しいの……っ」
「何が欲しい? きちんと教えて」
シルフィは、軽く唇を噛んだ。ぎゅっと、乱れた制服を握りしめる。
目を閉じると、ぽろぽろ涙がこぼれた。
それでも言わなくては。リュクシアスがどれほど辛抱強くシルフィを追い詰めるのか、シルフィはよく知っている。
「りゅあ、が欲しい……私の中に、リュアの……欲しい……っ」
「私の、何?」
「っ、りゅあの、ペニス……入れて、お願い、入れて……っ」
口にするのもはばかられる単語を、シルフィは口にした。
羞恥から顔を真っ赤にして、シルフィは泣きじゃくった。ひっきりなしに涙がこぼれる。
それでも、リュクシアスの怒張に擦られている陰核や秘所はじんじんと痺れて、気怠い快感ばかりが溜まっていく。
溜まっていくばかりで、足りない。シルフィのよいところを避けて、リュクシアスは刺激を続けている。
もっと、欲しい。もっと。深いところに、快感が欲しい。こんなことを続けられるのは、とても耐えられない。
そんなシルフィをリュクシアスは優しく撫でた。
「いい子。よく言えたね。可愛いね、フィー。欲しがってくれて嬉しい。君が欲しくて仕方ないのが私だけではないと知ることができて、嬉しいよ」
「っ、リュアも、わたしが、欲しいの……?」
「もちろん。君に褥の教育をはじめたのは、いくつの時だったか。何年も前だったね。それからずっと、私は君に快楽を与えてきた。乳首もクリトリスも、指先も腰も、臍も、足の付け根も。全部、君に気持ちがいい場所だと私が教えたよね」
リュクシアスの昂りが、シルフィの蜜口にぐりっと当たる。
先端が、柔らかく開かれた場所に押し入ってくる。
圧迫感はあるものの、痛みはまるでない。
リュクシアスが指で柔らかくなるまで何度も広げてくれたからなのだろう。
痛みがないどころか、熱くて太いものがごりっと内壁を擦る感覚に、シルフィは甘い溜息をついた。
「その度に、私は君をぐちゃぐちゃに犯したいと思っていた。ずっとね。君の中に入るのはどのような感覚なのだろう。柔らかく甘く私を締めつけてくれるのだろう。狭く柔らかく湿った君の中に私を入れて、思い切り腰を振りたい。君の子宮の入り口を、何度も突き上げて、君の中に私の子種を注ぎたい」
呼吸をやや乱しながら、リュクシアスは甘く掠れた声で言う。
リュクシアスの昂りは、シルフィの入り口の浅い場所をくちくちと行き来している。
内側から陰核をおしあげられる感覚に、シルフィははくはくと息をつきながら目を見開いた。
「りゅ、あ、そこだめ、だめ……っ」
「だめ?」
「そこ、でちゃう、から……っ、りゅあ、またでちゃう、あ、あ……っ」
引き抜かれた刺激に、堪えきれなくなってしまう。
シルフィは腰を浮かせながら、激しく潮を吹いた。それは、リュクシアスの制服をびしゃびしゃに濡らして、シルフィの太腿に滴った。
「ごめんなさい……っ」
「たくさん出たね。可愛いよ、フィー。ここが好き? もっと犯してあげようか。浅いところを、何度も。君がどれぐらい潮をふけるのか、試してみたいな」
「やだ、やだやだ……っ、りゅあ、つらいの……っ、おねがい、奥に、いっぱいして、おねがい……っ」
膣壁がうねり、きゅうきゅうと収縮する。それが切なくて、シルフィは懇願をした。
欲しい欲しいと、体の奥が訴えている。
そして──リュクシアスを受け入れて満足をさせなくては、解放されないことにもシルフィは気づいていた。
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