14 / 17
その後
14 二人きりになって④ ※
しおりを挟むネッドさんが、とっても嬉しそうに笑ってて、私の脚の間に顔を近づける。
「ネッドさん!」
彼の指が誰の目にもさらしていない場所に触れた。
耳慣れない濡れた音が私の脚の間から聞こえてくる。
それに、ネッドさんが触れながら説明するからますます恥ずかしい。
「フィー、この小径に俺の、モノが入る。……今から準備するから気楽にしていて」
指先がほんの少し私の体内に入った。そこにその場所があることも、よくわかっていなかったから、身体がこわばる。
気楽になんて、どうしたら……。
そう思っているうちにネッドさんが、唇を寄せて丁寧に舌を這わせたから、私の頭の中は真っ白になった。
「ネッドさんっ、それ……、あぁっ!」
いやだって、恥ずかしいって言う前に、彼は私が知らなかった、私が私でいられなくなる芯を見つけた。
そこに触れられると、熱が高まっていく。
もっと。こんなのだめ。やっぱり、もっと。
「っ、……あ」
「……ここ? フィー、可愛い。気持ちよさそうだから、いっぱいしてあげる」
ネッドさんの舌先が同じところばかり丁寧になぞる。私の身体が勝手に跳ねるけど、ネッドさんの大きな手がしっかりももをおさえて、時折宥めるように撫でる。
だから私は彼から与えられる熱を受け取るだけ。
「……ぁっ、……っ、ネッド、さ……っ! もっ……」
ダメだって言いたいのに、もっとっていいそうになって。
「うん、もっとしような」
違うの。そんなにしたら、なんかへんなの。
涙が浮かんで、伝えたい言葉が出なくて、じっと見つめる。
「フィー、大丈夫だから。怖いことは何もないよ。……いっぱい甘やかすって決めてるし」
ネッドさんが、私を安心させるようにそう言って笑顔を浮かべた。後半は小声でよく聞き取れなかったけど。
「でも、からだ……おかし、くて……」
「うん、そっか。それでいいんだよ。恋人なんだから。……いっぱい気持ちよくなってほしいんだ」
私を見つめながら、さっきまで舌で舐めていた芯を指でそっと撫で続ける。
ずっとずっと気持ちよくて。
「フィー、愛してるよ」
今度は芯を唇ではさんで吸い上げた。
「ああっ‼︎」
急な刺激に、どっと心臓が早鐘を打って、押し寄せた熱が弾けた。
身体の力が抜けて、荒く息を吐く私をネッドさんが嬉しそうに見つめる。
「そのまま力を抜いていて。今度はこの小径に俺が入りたい」
「……はい」
ぼんやりしたまま、私は答える。
まだ、ネッドさんとひとつになっていない。
「ネッドさん、すき、です……」
「俺も……‼︎ あぁ、可愛い……耐えろ、俺」
私のお腹に頭を乗せてもごもごつぶやくから、そーっと黒髪を撫でた。
耳が気になったけど、我慢して髪だけ。
ほんの少しだけ、顔を上げて私をじっと見る。
それはなんだか、どこかでみたことがあるような?
まるで……待てをしている、犬みたい、って考えてこんな状況なのに笑いが漏れた。
「ネッドさん、大好きです。あの、もし、……私がいやって言ってもやめなくていいですよ。私、ネッドさんにされること、ちっともいやじゃない、です。恥ずかしいけど……多分、きっと、この先も」
じっと私を見ていたネッドさんが、再びお腹に顔を押し当てる。
それからぎゅっと抱きしめて、しばらく何かに耐えるように固まっていた。
「……フィー。そんなこと言われたら、俺、俺……今終わりそうになって……はぁ。フィー、決めた」
ネッドさんが顔を上げて、真面目な顔をする。
「フィーがいやになるくらい甘やかす! だから、いやって言われてもやめない。…………代わりに、しつこいって言われたら、やめる」
そう言いながら、しゅんとした顔をするから。
「……はい、わかりました。……多分、言わないと思います。だって……ネッドさん、すごく、優しいから……」
「ああっ! フィーが! 俺より大人みたいだ!」
お腹の上でネッドさんが顔をこすりつけるように動くから,くすぐったくてたまらない。
「そんなわけ、ありません……。今もすごくどきどきしていて、でも。ネッドさんだから、怖くないんです」
「……フィー。俺……頑張るから! すんごい頑張る……!」
「はい。……私も、ネッドさんの隣にいておかしくないように、頑張ります」
ネッドさんがあいまいな笑みを浮かべて、私の身体を大きな手がゆっくりと撫で始めた。
「フィー、続けるよ」
「はい……」
そう言われて、私の脚の間にネッドさんが身体を置いたまま、話していたことに気づいて、一気に体温が上がった。
「ネッドさん、恥ずかしい、です……」
足を閉じたくても、このままではネッドさんの身体、というより頭をはさんでしまうことになるからどうすることもできない。
「ごめんね……? フィーが痛みを感じないようにしないとね。代わりに、あとで俺のをじっくり見てくれていいから」
一瞬視線をネッドさんの下半身に向けそうになって、困った。恥ずかしい。
「恋人同士って、こんなに恥ずかしいんですか?」
「……多分? フィー、俺に慣れて」
ネッドさんが再び、脚の間に口づけした。
11
あなたにおすすめの小説
お嫁さんを探しに来たぼくは、シロクマ獣人の隊長さんと暮らすことになりました!
能登原あめ
恋愛
※ 本編完結後よりR18、ラブコメです。NLです。
ジョゼフはばあちゃんが亡くなってからの四年の間、一人で山奥に暮らしていた。
話し相手は時々やってくる行商人のじいちゃんだけ。
『ばあちゃんと、約束したんだ。十八歳になって成人したら街へ行くって。可愛いお嫁さんをみつけたい。それまではここで過ごすよ』
そうしてとうとう誕生日を迎えた。
『ぼく、大丈夫! だって男の子だから。大人になったら自己責任で冒険していいってばあちゃんが言ってた』
リュックを背負い山を降りたが、さっそくトラブルに巻き込まれる。
そこに現れたのがシロクマ獣人の警備隊長ロイクだった。
人里離れた山奥で男として育てられ、祖母が打ち明ける前に先立ってしまい、そのまま男だと思い込んでいる女の子が主役です。
そのためヒーローが振り回されます。
* 20話位+R(5話程度、R回は※つき)
* コメント欄はネタバレ配慮していないのでお気をつけ下さい。
* 表紙はCanva様で作成した画像を使用しております。
番が逃げました、ただ今修羅場中〜羊獣人リノの執着と婚約破壊劇〜
く〜いっ
恋愛
「私の本当の番は、 君だ!」 今まさに、 結婚式が始まろうとしていた
静まり返った会場に響くフォン・ガラッド・ミナ公爵令息の宣言。
壇上から真っ直ぐ指差す先にいたのは、わたくしの義弟リノ。
「わたくし、結婚式の直前で振られたの?」
番の勘違いから始まった甘く狂気が混じる物語り。でもギャグ強め。
狼獣人の令嬢クラリーチェは、幼い頃に家族から捨てられた羊獣人の
少年リノを弟として家に連れ帰る。
天然でツンデレなクラリーチェと、こじらせヤンデレなリノ。
夢見がち勘違い男のガラッド(当て馬)が主な登場人物。
オネエなエリート研究者がしつこすぎて困ってます!
まるい丸
恋愛
獣人と人の割合が6対4という世界で暮らしているマリは25歳になり早く結婚せねばと焦っていた。しかし婚活は20連敗中。そんな連敗続きの彼女に1年前から猛アプローチしてくる国立研究所に勤めるエリート研究者がいた。けれどその人は癖アリで……
「マリちゃんあたしがお嫁さんにしてあ・げ・る♡」
「早く結婚したいけどあなたとは嫌です!!」
「照れてないで素直になりなさい♡」
果たして彼女の婚活は成功するのか
※全5話完結
※ムーンライトノベルズでも同タイトルで掲載しています、興味がありましたらそちらもご覧いただけると嬉しいです!
『えっ! 私が貴方の番?! そんなの無理ですっ! 私、動物アレルギーなんですっ!』
伊織愁
恋愛
人族であるリジィーは、幼い頃、狼獣人の国であるシェラン国へ両親に連れられて来た。 家が没落したため、リジィーを育てられなくなった両親は、泣いてすがるリジィーを修道院へ預ける事にしたのだ。
実は動物アレルギーのあるリジィ―には、シェラン国で暮らす事が日に日に辛くなって来ていた。 子供だった頃とは違い、成人すれば自由に国を出ていける。 15になり成人を迎える年、リジィーはシェラン国から出ていく事を決心する。 しかし、シェラン国から出ていく矢先に事件に巻き込まれ、シェラン国の近衛騎士に助けられる。
二人が出会った瞬間、頭上から光の粒が降り注ぎ、番の刻印が刻まれた。 狼獣人の近衛騎士に『私の番っ』と熱い眼差しを受け、リジィ―は内心で叫んだ。 『私、動物アレルギーなんですけどっ! そんなのありーっ?!』
人間嫌いの狐王に、契約妻として嫁いだら溺愛が止まりません
由香
ファンタジー
人間嫌いで知られる狐族の王・玄耀に、“契約上の妻”として嫁いだ少女・紗夜。
「感情は不要。契約が終われば離縁だ」
そう告げられたはずなのに、共に暮らすうち、冷酷な王は彼女だけに甘さを隠さなくなっていく。
やがて結ばれる“番”の契約、そして王妃宣言――。
契約結婚から始まる、人外王の溺愛が止まらない和風あやかし恋愛譚。
執着系狼獣人が子犬のような伴侶をみつけると
真木
恋愛
獣人の里で他の男の狼獣人に怯えていた、子犬のような狼獣人、ロシェ。彼女は海の向こうの狼獣人、ジェイドに奪われるように伴侶にされるが、彼は穏やかそうに見えて殊更執着の強い獣人で……。
狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。
汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。
元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。
与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。
本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。
人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。
そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。
「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」
戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。
誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。
やわらかな人肌と、眠れない心。
静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。
[こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる