総攻めなんて私には無理!

能登原あめ

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おまけ 小話

if  ドSメガネで攻めてみた 

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* 総攻めBL漫画をこよなく愛するリオナがドS女子になるメガネをかけたら……?
 この前書きがあることに不安を感じた方はそっと閉じてくださいませ。
 サミュエルとソロが登場します。









******


 扉を叩く音に目を覚ました。

「リオナ……? 入ってもい?」

 ソロの声が聞こえる。
 私はベッドサイドのメガネをかけた。

「……今はダメ。後にして」
「うん、わかった……」

 ソロの少し残念そうな声が聞こえた後、私に回されていた腕にぎゅっと力が入った。

「サミュエル? 起こしちゃった?」
「リオナ、おはよう……」

 いつもよりかすれた声に私は身体の向きを変えた。

「身体、大丈夫? ちょっと無理させちゃったかな」
「あぁ……大丈夫だ。これくらい」 
「そう、よかった。それならまた愉しめるね」
「…………」

 サミュエルに口づけ、笑った。
 昨夜初めてサミュエルの身体を拓いた。
 最後まで抵抗してみせたのは彼で、ソロに用意してもらった媚薬を用いてようやく念願が叶った。

「まだ、柔らかいね。……メスイキ覚えたばかりだよね? もう一度みせて?」

 軟膏をたっぷりとり、彼のアナルに指を挿れて締めつけを楽しむ。
 ぐちゅぐちゅとわざと音を立て彼の目をのぞき込んだ。
 眉をひそめた顔をみて加虐心に襲われる。
 いつもは余裕たっぷりの男が私の前でだけ雌になる。

「リオナ……」
「昨日のアレ、挿れてほしい? 一番ぶっといやつ」

 ソロが私に使おうと用意したディルドは、夫達専用として手入れしている。
 特大サイズは私の指が回りきらないのだけど、軟膏を表面にたっぷり塗れば誰も彼も歓びの涙を流す。
 
「それは、やめてくれ……っ!」

 サミュエルの欲望を握り、何度か上下に擦る。

「じゃあ、こっちは私にちょうだい」

 サミュエルの呼吸に合わせてディルドでずぶずぶとアナルを犯す。
 短く息を吐く彼の張り詰めた欲望を、片足を彼の腰に乗せた。
 お互いの脚を絡めるように己の中に受け入れる。

「頭が混乱するね、犯しているのか犯されてるのかわからなくなるもの、ね?」

 私はディルドに手を伸ばしてしてぐちゅぐちゅと動かす。

「どっちが先にイくかな?」

 息を呑むサミュエルに、ぎゅっと膣圧をかけた。
 
「俺が……っ!」
「俺が先かなっ」

 愉しい。
 彼に回した脚に力を入れてバランスをとり、彼の好きな場所を狙って激しく手を動かす。

「リオナっ、……っ、はぁ、……だめだっ……」

 サミュエルの身体が大きく震え、それから脱力する。
 彼の欲望はいまだ硬いままだ。

「出さなかったんだ? よくできたね。じゃあ、ご褒美ね」

 私は軽く口づけてから、彼の上の乗り上げてゆっくり腰を揺らした。 
 中に埋め込んだままのディルドと私の動きに浅く息をつく。

「ディルドはそのままよ……気持ちいい、ね……じゃあ、いっぱいサービスしてあげる。好きよ、サミュエル」
「リオナっ!」

 彼の腹に手をついて腰を振る。
 じゅぶじゅぶと音を立て、太ももを蜜がつたう。
 昨夜の彼の残滓かもしれないけど。
 硬くて大きい彼の欲望に私も絶頂を迎え、まもなく果てた彼を内壁がきゅうきゅうと締めた。

「あとで、……礼は、する……」 

 私が仕返しされるほど、サミュエルに体力を残さないんだけどな。








 眠るサミュエルをそのままに、シャワーを浴びていると、全裸のソロが静かに入ってきた。
 棚に置いたメガネを濡らしてかける。

「どうしたの? 待ちきれなかった?」
「リィ……これ、もう抜いてほしい」

 ソロのアナルにずっぷりとハマった一番小さいディルド。

「ちゃんと約束守ったんだね。えらい、えらい。じゃあ、鏡向いて手をついて待っていて」

 私にお尻を突き出すようにして屈んだ。
 私は自分の身体をゆっくりと流しながら、鏡越しにソロと見つめ合う。
 物欲しげな顔に、私はシャワーを止めた。
 ディルドをつかんで前後に出し挿れしながら、耳元に唇を寄せる。

「女の子みたいだね? ソロかわいい。どうして欲しい……?」
「いっぱい突いてほしい。その後は僕が」
「僕がヒィヒィ喘ぐのね」
「違っ……」
「私はソロのかわいい声が聞きたい」
「……っあ……リィ、……んっ、ぁあっ……」

 ずちゅずちゅと動かしながら耳孔に舌を這わせ鏡に移る淫らな肢体を眺めた。

「鏡みて?……ちんちん勃ってるね? どうしようか? 舐めてほしい?」
「んっ……してっ!」
「あとでね」

 ソロのガッカリした顔を見て私は笑う。

「ソロがかわいいのが悪いのよ」

 ディルドで中を拡げるような動きをしてから、一度引き抜き棚に置いた。

「あぁっ……!」
「ヒクヒクしてほしいっていってるね? どうしてほしい?」

 指を差し入れてぐにぐにと中を刺激する。

「リぃ……挿れて? 僕女の子になっちゃった?」

 鏡越しに潤んだ瞳で見つめられて思わずうなじに口づけだ。

「今だけ、女の子ね? ソロは女の子にも男の子にもなれるんだから、特別よ?」
「本当……?」
「うん、特別。じゃあ、女の子にしてあげるから力抜いていて」

 棚から中くらいのディルドをとり、ソロのアナルに押し当てた。
 彼に特大サイズは成人してからにしようと思っている。

「……っぁは、……リィ、これ……っあ!」
「さっきよりサイズが大きいから、ね。……気持ちいい、でしょ?……ソロが気持ちよさそうだと、私も愉しい」
「あっ、あとでっ、リィのこと、たっぷり、気持ちよくさせてっ」
「いいよ」

 激しく出し挿れしながらソロの腰を支える。

「リィっ……! あ……っ、リィ……、ゃ、あぁっ……」

 ごめんね。
 足腰立たないくらいやってやる、と私は思った。










******


 お読みいただきありがとうございます。
 なんでこんな攻めになったのか首を傾げながら、楽しく書きました。
 この後なんだかんだと容赦ない反撃に遭うかもしれません。
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