君と僕の間に名前をつけるなら

翠sui

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私は誰でしょう。

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昼下がり。
大粒の雨がそこそこ強めに降っていた。
先生の奏でるチョークがまるで子守唄のように聞こえてきており、教室の天井では壊れかけのエアコンが機能しておらず、そこそこ暑く湿度の高い梅雨から僕達を守ってくれる様子はない。
下敷きをパタパタさせて、暑さをしのごうとするが、一向に涼しくはならない。

「下敷きってさ、仰ぐたびに体温が上がるらしいですよ。」

急に後ろから声をかけられたらびっくりするじゃないか、と声で言うのと同じくらい不満そうな目をして声の主である彼女を見る。
彼女は何故か下手くそな敬語と真剣な眼差しをこちらに向けていた。
先生はこちらをちらっと見て授業に差し支えないと思ったのか、アリストテレスの話を続ける。
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