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現代のあるお話
♡Dangers―vol.2―(R18)♡
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※本編の前に※
こちらのワンシーン、直接的な性的描写はありませんが、物語上薬物使用の場面がありますのでR18指定とさせていただいております。ご了承ください。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
くず折れた沙月姫の身体を抱きとめ、どうにかベッドに横たえると、ドッと力が抜けて脇に座り込んだ。
「や、っべ……」
理性が焼き切れそうになる、っていうのはこういうことか。
彼女の様子にただならぬものを感じ、無意識に身体が動いて唇を重ねた──まではいいものの、想定以上に濃密なキスになったことは否めない。
昂ってしまった身体を鎮めるために、腹に意識を落として深呼吸を繰り返す。
これですべてわかった。
なぜ、男は心臓を撃ち抜かれて即死状態なのに、女はあられもない姿で……しかも、複数回の性交の形跡があるにも関わらず、抵抗したら出来るはずの傷が一切無かったのか。
「ちっ……!」
舌打ちをしてすぐ、インカムのスイッチを入れる。
『はい』
「沙月姫にヤバい反応出てる」
『ヤバい、とは』
「あいつら、潜入した女に盛ってたのはただの痺れ薬じゃねぇ……媚薬入りだ」
『──なるほど。沙月姫は』
「眠ってもらった」
『宏司』
「何だよ」
『あなたに持たせたオーガナイザーの中に、琥珀色の小瓶が入ってます』
「小瓶?」
『ええ。急ごしらえにはなりますが広範囲の薬剤に対する中和剤です。一刻も早く飲ませてください』
さすが。危機対応が早いことで。しかし、
「飲ませろ、ったって……」
気を失ってるのにどう飲ませろと?
頭の中で盛大にツッコミを入れるものの、
『あなたそういうの得意ではありませんか』
少し愉しげな声に、今さっきをはじめ、多数の思い当たる記憶を突かれて大きくため息をつく。
「あのな。今の沙月姫にそんなことしてみろ。さっきだって大変だったんだからな」
俺の息子さんが───。
思わず言葉を飲み込んだ俺の様子を知ってか知らずか、
『躊躇している時間はありません』
クールに返してくる。
「ハイハイわかったよ。あいつが正気に戻ったら、ビンタ3発くらい代わりに食らってくれよな」
『了解。それと、繰り返しになりますが急ごしらえの代物なのでどんな副反応が出るかわかりません。彼女の様子を注視してください』
インカムを切ってこれまた大きくため息をつく。
「ったく、何つう物持たせんだよウチのBOSSは」
しかし、今度目覚めた時に同じように迫って来られたら、断れる自信など皆無。
仕方がない。
「効いてくれよ……!」
覚悟を決めて、腰に巻き付けたオーガナイザーから小瓶を取り出す。
蓋を開け、液体を口に含んだ。なるべく体重をかけないように沙月姫の身体にのしかかる。
「ぁ、んっ……」
(おいおい)
あまり誘うような声出すなよ───。
頭の中でまたもやつっこみながら、彼女の口を開けようと手を添える。それだけでも、沙月姫の身体は扇情的に蠢く。
一旦目を逸らし腹に力を入れてから顎を少し上向かせて、自らのそれを重ねて流し込む。クッと喉を鳴らす仕草を見せたが咳き込む様子はないので、上手く飲み込んでくれたようだ。
「やれやれ……」
また全身の力が抜けて、沙月姫の隣に倒れ込む。
が、さすがに布面積が狭いドレスをまとったこの状態で寝かせとくわけにはいかない。
隣のベッドからシーツと毛布を剥ぎ、眠る彼女の身体にそっとかける。ベッドに背をもたれさせて座り、疲労に誘われるままに目を閉じた。
こちらのワンシーン、直接的な性的描写はありませんが、物語上薬物使用の場面がありますのでR18指定とさせていただいております。ご了承ください。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
くず折れた沙月姫の身体を抱きとめ、どうにかベッドに横たえると、ドッと力が抜けて脇に座り込んだ。
「や、っべ……」
理性が焼き切れそうになる、っていうのはこういうことか。
彼女の様子にただならぬものを感じ、無意識に身体が動いて唇を重ねた──まではいいものの、想定以上に濃密なキスになったことは否めない。
昂ってしまった身体を鎮めるために、腹に意識を落として深呼吸を繰り返す。
これですべてわかった。
なぜ、男は心臓を撃ち抜かれて即死状態なのに、女はあられもない姿で……しかも、複数回の性交の形跡があるにも関わらず、抵抗したら出来るはずの傷が一切無かったのか。
「ちっ……!」
舌打ちをしてすぐ、インカムのスイッチを入れる。
『はい』
「沙月姫にヤバい反応出てる」
『ヤバい、とは』
「あいつら、潜入した女に盛ってたのはただの痺れ薬じゃねぇ……媚薬入りだ」
『──なるほど。沙月姫は』
「眠ってもらった」
『宏司』
「何だよ」
『あなたに持たせたオーガナイザーの中に、琥珀色の小瓶が入ってます』
「小瓶?」
『ええ。急ごしらえにはなりますが広範囲の薬剤に対する中和剤です。一刻も早く飲ませてください』
さすが。危機対応が早いことで。しかし、
「飲ませろ、ったって……」
気を失ってるのにどう飲ませろと?
頭の中で盛大にツッコミを入れるものの、
『あなたそういうの得意ではありませんか』
少し愉しげな声に、今さっきをはじめ、多数の思い当たる記憶を突かれて大きくため息をつく。
「あのな。今の沙月姫にそんなことしてみろ。さっきだって大変だったんだからな」
俺の息子さんが───。
思わず言葉を飲み込んだ俺の様子を知ってか知らずか、
『躊躇している時間はありません』
クールに返してくる。
「ハイハイわかったよ。あいつが正気に戻ったら、ビンタ3発くらい代わりに食らってくれよな」
『了解。それと、繰り返しになりますが急ごしらえの代物なのでどんな副反応が出るかわかりません。彼女の様子を注視してください』
インカムを切ってこれまた大きくため息をつく。
「ったく、何つう物持たせんだよウチのBOSSは」
しかし、今度目覚めた時に同じように迫って来られたら、断れる自信など皆無。
仕方がない。
「効いてくれよ……!」
覚悟を決めて、腰に巻き付けたオーガナイザーから小瓶を取り出す。
蓋を開け、液体を口に含んだ。なるべく体重をかけないように沙月姫の身体にのしかかる。
「ぁ、んっ……」
(おいおい)
あまり誘うような声出すなよ───。
頭の中でまたもやつっこみながら、彼女の口を開けようと手を添える。それだけでも、沙月姫の身体は扇情的に蠢く。
一旦目を逸らし腹に力を入れてから顎を少し上向かせて、自らのそれを重ねて流し込む。クッと喉を鳴らす仕草を見せたが咳き込む様子はないので、上手く飲み込んでくれたようだ。
「やれやれ……」
また全身の力が抜けて、沙月姫の隣に倒れ込む。
が、さすがに布面積が狭いドレスをまとったこの状態で寝かせとくわけにはいかない。
隣のベッドからシーツと毛布を剥ぎ、眠る彼女の身体にそっとかける。ベッドに背をもたれさせて座り、疲労に誘われるままに目を閉じた。
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