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4章 琥珀色の真実
第5話 奇跡の5分間
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スイに猫まんまをあげ、那津もブランチを済ませるが、お兄ちゃんはまだ起きてこない。那津はスイを抱いてお父さんの部屋に入り、お仏壇の前にへたり込む。
いつも通りに、と思ってはいるものの、実はかなり動揺しているのだ。だから朝ごはんもあまり喉を通る気がしなくて、ごはんは少なめに盛り、卵は焼かなかった。それもやっと押し込んだようになった。
「お父さん、お母さん、スイ、どうしよっか。お兄ちゃんの心が女性やって話、もしかしたら嘘かも知れへんねんて」
那津が沈みながらそう呟くと、腕のなかのスイの耳がぴくりと動く。のそりと顔を上げ、手足を動かしたそうにしたので、床に降ろした。スイはその場でお行儀よく座る。
「にゃ、にゃあ」『那津、ぼくには飼い主に1度だけ使える特殊能力があるのにゃ』
「特殊、能力?」
那津が首を傾げると。
「にゃあ」『死んだ人と、会わせてあげることができるのにゃ」
那津の目が見開かれる。死んだ人に会わせてもらえる? 本当に?
「じゃあ、お父さんとお母さんに、また会えるん?」
那津は思わず腰を浮かす。スイにそんな能力があるなんて知らなかったから、驚きもあるが、嬉しさも沸き上がる。
「にゃあ、にゃあ」『どちらかひとりだけにゃ。それ以上は猫又の能力が及ばないにゃ』
「ひとりだけ……」
那津は考える。もちろんどちらにも会いたい。だがどちらかと問われれば、やはりお母さんに軍配が上がるのは否めない。それはやはり、一緒にいた時間の長さ、そして、血縁であることが大きいのかも知れない。
……やはり、血の繋がりというものは、強いものなのだな、と思ってしまう。那津は思わず苦笑を漏らす。お父さんとだってお兄ちゃんとだって、血が繋がっていないのに、ちゃんと家族だったし、今でも家族だ。それなのに。
「お母さんに、会いたい」
那津はぽつりと言う。突然の事故だったから、最期を見送ることもできなかった。早すぎた別離だった。
今お母さんたちは、天国にいてくれているはずだ。そこで穏やかにいてくれているはずだ。那津たちのことを見守ってくれているだろうか。
「にゃあ?」『まどかでよいのにゃ?』
「……うん」
強く返事をする。お母さんに会いたい。たった数分、一瞬だとしても。
「にゃ」『分かったにゃ』
スイは目を閉じる。するとふわりと風が舞う。それがお仏壇を取り囲んだかと思うと、お母さんの遺影から白いもやのようなものが沸き上がった。それはゆっくりと形になっていって。
やがて、お母さんの姿になった。亡くなったときのネイビーのワンピースのままで。
「お母さん、お母さん!」
「那津!」
那津は嬉しさのあまり、お母さんの胸に飛び込んだ。お母さんはそれを支えてくれた。触れたお母さんの手は暖かかった。那津の目に雫が浮かぶ。
「お母さん……会いたかった……」
「わたしもや。まさかこんなことになるなんて思わへんかった。ごめんねぇ」
「ううん」
悪いのはお母さんたちではない。お母さんたちを撥ねた運転手だ。
「お母さんも、こうやってスイに誰か呼んでもろたん?」
「ううん、わたしはその前に逝ってしもたから。スイにこんな能力があることも知らんかったんよ」
「にゃあん」
「スイにも、寂しい思いをさせたかなぁ」
「にゃあ」『そうだにゃあ。でも那津と蛍がいてくれたにゃ』
「そうやね。蛍くんは元気?」
「お母さん、天国から見てたとか、そんなんはないん?」
「そういうことはできひんのよ。わたしらはただ、死後の世界で過ごすだけ。せやから気になってた、那津と蛍くんのこと」
「そっか」
那津はお母さんから身体を離し、横に寄り添うように座る。横坐りをするお母さんの膝にはスイがひょいと乗った。お母さんは愛おしげにスイの背中を撫でる。
「あのね、今、お兄ちゃんとスイと、長居でウィスキーバーをやってるんよ。ええ常連さんがたくさんおってくれてね、恵まれてて」
「そうなんや、凄いねぇ」
お母さんはふんわりと表情を綻ばす。喜んでくれているのが分かる。
「それでね、わたしが知ったんは、お母さんたちが亡くなってからやねんけどね、お兄ちゃん、身体は男性やけど、心は女性なんやって」
するとお母さんは「あら」と目を丸くした。
「知らんかったわぁ。そうなん? 啓太さんは知ってたんやろか」
「でも、でもね」
那津の表情がくしゃりと歪んでしまう。どうして? ほんまに? そんな疑問だけが付きまとう。
「それが嘘やったかも知れんって話が出てきて、それで」
目頭が熱くなる。新しい涙が浮かんでこようとする。那津はそれを堪えるように、洟をすすった。
「……那津」
お母さんの声はどこまでも優しい。その細い腕が、那津の身体をそっと包んでくれる。
「もしね、蛍くんが那津に嘘を言うたとか騙してたとか、そんなんやったら、それはなんでかってのを考えなあかんよね。思い当たることはない? それを知ったんはいつやった?」
「お母さんたちが亡くなって、親戚がお兄ちゃんとわたしをどうしようかって話してたときで」
「うん」
お母さんの促しに、那津は続けて口を開く。
「お兄ちゃんとわたしはほんまのきょうだいやないから、別々にしたほうがええんとちゃうかって話になって、それで、お兄ちゃんがカミングアウトしたんよ」
「そっか。それやったら、お母さん、蛍くんの気持ちが分かる気がする」
「ほんまに? どういうこと?」
那津が驚いて思わず詰め寄ると、お母さんは「ふふ」と微笑んだ。そのやわりとほころんだ表情には、慈しみが溢れているように見えた。
「それは、蛍くんに直接聞かんとね。大丈夫、蛍くんは那津のことを考えてくれてる、それだけは間違いないよ。だってあんたら、めっちゃええ家族になってくれたんやから」
「それは、そうやけど」
那津は戸惑ってしまう。聞いても大丈夫なのだろうか。お母さんはなにを察したのだろうか。
「ああ、そろそろ時間やろか」
「にゃ」『そうだにゃ、5分にゃ』
お母さんたちの言葉にとっさにお母さんの全身を見ると、さっきまではっきりとしていたお母さんの姿が薄っすらとなりかけていた。那津は焦ってしまう。
「お母さん……っ」
「ねぇ、那津、那津は、蛍くんを信じてたらええんよ。そしたら絶対に大丈夫。那津は幸せになれる。わたしと、お父さんも保証する」
「……うん」
どうであれ、お兄ちゃんが那津のことを思ってしたことに間違いはない、それだけは確信できた。それならば。
「お母さん、ありがとう。あの、お母さんは、安らかにいられてる?」
「うん、大丈夫。啓太さんと、それと那津の実のお父さんと、啓太さんの前の奥さまにも会えたよ。ふたりでね、迎えにきてくれたんよ」
那津は思わずくすりとしてしまう。
「ちょっと複雑な4角関係?」
「ちょっとだけね」
お母さんの朗らかな笑顔からすると、問題はないのだろう。
「那津は心配せんでもええよ。わたしらは大丈夫。那津も、大丈夫。わたしらはね、那津たちが元気でおってくれたらええの。それだけ覚えといてね」
そう言っている間にもお母さんの姿はだんだんと薄くなっていった。また別れることが切なくて、辛くて、那津は「お母さん」と手を伸ばした。お母さんはその手を両手でそっと包み込んでくれた。
「那津、大丈夫やからね」
「うん、分かった、分かったから、お母さん、ずっと一緒におってよ」
那津の悲痛な言葉にお母さんは応えずに、穏やかに微笑んだまま、すぅっと消えた。
「お母さん……」
那津は「ふっ、うぅ」と泣きじゃくる。そんな那津にスイが寄り添ってくれた。
いつも通りに、と思ってはいるものの、実はかなり動揺しているのだ。だから朝ごはんもあまり喉を通る気がしなくて、ごはんは少なめに盛り、卵は焼かなかった。それもやっと押し込んだようになった。
「お父さん、お母さん、スイ、どうしよっか。お兄ちゃんの心が女性やって話、もしかしたら嘘かも知れへんねんて」
那津が沈みながらそう呟くと、腕のなかのスイの耳がぴくりと動く。のそりと顔を上げ、手足を動かしたそうにしたので、床に降ろした。スイはその場でお行儀よく座る。
「にゃ、にゃあ」『那津、ぼくには飼い主に1度だけ使える特殊能力があるのにゃ』
「特殊、能力?」
那津が首を傾げると。
「にゃあ」『死んだ人と、会わせてあげることができるのにゃ」
那津の目が見開かれる。死んだ人に会わせてもらえる? 本当に?
「じゃあ、お父さんとお母さんに、また会えるん?」
那津は思わず腰を浮かす。スイにそんな能力があるなんて知らなかったから、驚きもあるが、嬉しさも沸き上がる。
「にゃあ、にゃあ」『どちらかひとりだけにゃ。それ以上は猫又の能力が及ばないにゃ』
「ひとりだけ……」
那津は考える。もちろんどちらにも会いたい。だがどちらかと問われれば、やはりお母さんに軍配が上がるのは否めない。それはやはり、一緒にいた時間の長さ、そして、血縁であることが大きいのかも知れない。
……やはり、血の繋がりというものは、強いものなのだな、と思ってしまう。那津は思わず苦笑を漏らす。お父さんとだってお兄ちゃんとだって、血が繋がっていないのに、ちゃんと家族だったし、今でも家族だ。それなのに。
「お母さんに、会いたい」
那津はぽつりと言う。突然の事故だったから、最期を見送ることもできなかった。早すぎた別離だった。
今お母さんたちは、天国にいてくれているはずだ。そこで穏やかにいてくれているはずだ。那津たちのことを見守ってくれているだろうか。
「にゃあ?」『まどかでよいのにゃ?』
「……うん」
強く返事をする。お母さんに会いたい。たった数分、一瞬だとしても。
「にゃ」『分かったにゃ』
スイは目を閉じる。するとふわりと風が舞う。それがお仏壇を取り囲んだかと思うと、お母さんの遺影から白いもやのようなものが沸き上がった。それはゆっくりと形になっていって。
やがて、お母さんの姿になった。亡くなったときのネイビーのワンピースのままで。
「お母さん、お母さん!」
「那津!」
那津は嬉しさのあまり、お母さんの胸に飛び込んだ。お母さんはそれを支えてくれた。触れたお母さんの手は暖かかった。那津の目に雫が浮かぶ。
「お母さん……会いたかった……」
「わたしもや。まさかこんなことになるなんて思わへんかった。ごめんねぇ」
「ううん」
悪いのはお母さんたちではない。お母さんたちを撥ねた運転手だ。
「お母さんも、こうやってスイに誰か呼んでもろたん?」
「ううん、わたしはその前に逝ってしもたから。スイにこんな能力があることも知らんかったんよ」
「にゃあん」
「スイにも、寂しい思いをさせたかなぁ」
「にゃあ」『そうだにゃあ。でも那津と蛍がいてくれたにゃ』
「そうやね。蛍くんは元気?」
「お母さん、天国から見てたとか、そんなんはないん?」
「そういうことはできひんのよ。わたしらはただ、死後の世界で過ごすだけ。せやから気になってた、那津と蛍くんのこと」
「そっか」
那津はお母さんから身体を離し、横に寄り添うように座る。横坐りをするお母さんの膝にはスイがひょいと乗った。お母さんは愛おしげにスイの背中を撫でる。
「あのね、今、お兄ちゃんとスイと、長居でウィスキーバーをやってるんよ。ええ常連さんがたくさんおってくれてね、恵まれてて」
「そうなんや、凄いねぇ」
お母さんはふんわりと表情を綻ばす。喜んでくれているのが分かる。
「それでね、わたしが知ったんは、お母さんたちが亡くなってからやねんけどね、お兄ちゃん、身体は男性やけど、心は女性なんやって」
するとお母さんは「あら」と目を丸くした。
「知らんかったわぁ。そうなん? 啓太さんは知ってたんやろか」
「でも、でもね」
那津の表情がくしゃりと歪んでしまう。どうして? ほんまに? そんな疑問だけが付きまとう。
「それが嘘やったかも知れんって話が出てきて、それで」
目頭が熱くなる。新しい涙が浮かんでこようとする。那津はそれを堪えるように、洟をすすった。
「……那津」
お母さんの声はどこまでも優しい。その細い腕が、那津の身体をそっと包んでくれる。
「もしね、蛍くんが那津に嘘を言うたとか騙してたとか、そんなんやったら、それはなんでかってのを考えなあかんよね。思い当たることはない? それを知ったんはいつやった?」
「お母さんたちが亡くなって、親戚がお兄ちゃんとわたしをどうしようかって話してたときで」
「うん」
お母さんの促しに、那津は続けて口を開く。
「お兄ちゃんとわたしはほんまのきょうだいやないから、別々にしたほうがええんとちゃうかって話になって、それで、お兄ちゃんがカミングアウトしたんよ」
「そっか。それやったら、お母さん、蛍くんの気持ちが分かる気がする」
「ほんまに? どういうこと?」
那津が驚いて思わず詰め寄ると、お母さんは「ふふ」と微笑んだ。そのやわりとほころんだ表情には、慈しみが溢れているように見えた。
「それは、蛍くんに直接聞かんとね。大丈夫、蛍くんは那津のことを考えてくれてる、それだけは間違いないよ。だってあんたら、めっちゃええ家族になってくれたんやから」
「それは、そうやけど」
那津は戸惑ってしまう。聞いても大丈夫なのだろうか。お母さんはなにを察したのだろうか。
「ああ、そろそろ時間やろか」
「にゃ」『そうだにゃ、5分にゃ』
お母さんたちの言葉にとっさにお母さんの全身を見ると、さっきまではっきりとしていたお母さんの姿が薄っすらとなりかけていた。那津は焦ってしまう。
「お母さん……っ」
「ねぇ、那津、那津は、蛍くんを信じてたらええんよ。そしたら絶対に大丈夫。那津は幸せになれる。わたしと、お父さんも保証する」
「……うん」
どうであれ、お兄ちゃんが那津のことを思ってしたことに間違いはない、それだけは確信できた。それならば。
「お母さん、ありがとう。あの、お母さんは、安らかにいられてる?」
「うん、大丈夫。啓太さんと、それと那津の実のお父さんと、啓太さんの前の奥さまにも会えたよ。ふたりでね、迎えにきてくれたんよ」
那津は思わずくすりとしてしまう。
「ちょっと複雑な4角関係?」
「ちょっとだけね」
お母さんの朗らかな笑顔からすると、問題はないのだろう。
「那津は心配せんでもええよ。わたしらは大丈夫。那津も、大丈夫。わたしらはね、那津たちが元気でおってくれたらええの。それだけ覚えといてね」
そう言っている間にもお母さんの姿はだんだんと薄くなっていった。また別れることが切なくて、辛くて、那津は「お母さん」と手を伸ばした。お母さんはその手を両手でそっと包み込んでくれた。
「那津、大丈夫やからね」
「うん、分かった、分かったから、お母さん、ずっと一緒におってよ」
那津の悲痛な言葉にお母さんは応えずに、穏やかに微笑んだまま、すぅっと消えた。
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