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7章 痩せたいお嬢さんのダイエットご飯
第13話 アサギさんを信じてましたから!
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ルーシーに電話をし、芋や南瓜などを解禁してから20日程後、今度はルーシーから電話があった。
「アサギさぁん、ここ5日程、体重が全く落ちなくなりました~」
泣きそうな声だった。浅葱は「ああ……」と眦を下げる。
予想していた通り、停滞期がやって来たのだ。
「1日ぐらいならそんな日があってもおかしくないと思ったんですが、4日5日ともなるとおかしいなって。もしかしてこれがアサギさんが仰っていた停滞期と言うものですか?」
「とうとう来ましたか。そうです、停滞期です」
「どうしたら良いんですか?」
「食生活などはどうしていますか? 減らなくなって変えたりしましたか?」
「ええと、一応合宿の時の様にお米とお芋を控えてみているんですが、これで大丈夫でしょうか」
不安げな声。無理も無いだろう。
「はい。また体重が落ち始めるまでは、それで行きましょう」
「あの、また減る様になりますか?」
「なります。体重が急激に減って、今は身体が防衛反応を起こしているだけなんです。暫くしたら身体がそれに慣れて、また減って行く様になります。大丈夫ですよ」
「あ、アサギさんがそう仰るのなら、信じて続けてみます」
まだ声に戸惑いがあるが、それでもルーシーは浅葱を信じてくれた。
浅葱は安堵しながら、それでも「大丈夫です。頑張りましょう!」と言うしか出来なかった。
停滞期を突破する方法。それは実はもうひとつある。「チートデイ」と呼ばれる日を設ける事だ。
「チート」は「騙す、ずるをする・反則する」と言う言葉から来ており、その日だけは食事制限無しに好きに食べる事で「ちゃんと食べてるよ。飢餓状態じゃ無いよ」と身体を騙し、減量を促すのだ。
そうする事で代謝が良くなったり、栄養状態が整ったり、食事制限で感じているであろうストレスの軽減になったりする。
そう言うと良い事づくめの様に思えるが、当然リスクもある。その解放された食生活から、また制限された食事に戻れるのかと言う事だ。
これが、元々肉が好き、魚が好き、野菜が好きなら問題は少ないだろう。だがルーシーの好物は米なのだ。糖質制限ダイエットの大敵だ。
「1日だけ、何でも好きな物を食べても良いですよ」。そう言うと、恐らくルーシーは大好きな米を多く食べるだろう。とすると、翌日から制限量に戻せるのかどうか。
ルーシーなら大丈夫だと思う。10日一緒に生活をして、真面目な性格だと言う事は解っている。だがここまで巧く行っているのに、リスクを負わせたく無い。
なので敢えて伝えなかったのだ。
そう、ルーシーは真面目な女性なのだ。また体重が落ち始めるまで、糖質制限を真摯に続けてくれるに違い無い。浅葱はそう信じている。
それからまた15日程が経った夜、ルーシーから電話があった。
「また体重が減り始めました!」
先日とは打って変わって嬉しそうな声。浅葱は心底安堵し、ほっと胸を撫で下ろした。
「良かったです! 本当に頑張られましたね!」
「はい! アサギさんを信じてましたから!」
そう言われると何とも照れ臭い。浅葱は「へへ」と小さく零した。
「ありがとうございます。ルーシーさんの頑張りが凄かったんです。本当に良かったです」
「こちらこそありがとうございます。あの、食事とかどうしたら良いんでしょう。またお米とかを戻しても大丈夫でしょうか」
「はい、大丈夫です。ゆっくり体重を減らして行きましょう。合宿中は痩せるのを実感して欲しくてスパルタしましたけど、出来るならゆっくり落とした方が良いです。目標の体重までまた停滞期が来るかも知れないですが、今回みたいに続けて行けば、また絶対に落ちますから。あ、目標体重になったら、ちゃんと普通のバランスの良い食事に戻してくださいね。お米の食べ過ぎは禁物ですが、体重が軽すぎたらそれはそれで身体に良く無いですからね。健康第一ですよ」
「はい。今63キロぐらいなんです。出来たら後10キロぐらいは落としたくて……でも焦りは禁物! なんですよね」
「はい。ルーシーさんもお米が食べられた方が嬉しいかな、と思いますし」
「はい、それはもう」
「なので、次の停滞期が来るまで、お米とかも有りの食事で。で、来てしまったら」
「お米とかお芋とかを抜く、ですね」
「はい」
「解りました。効果が出ているのが本当に嬉しいので、まだストレス無く続けられそうです。お水もたっぷり飲んでますよ。あの、お通じもほぼ毎日あります」
最後は少し声が小さくなったが。
「良かったです。また何かあったら電話してください」
「はい。ありがとうございます。あ、それと、うちに来ていただいて食事を振る舞う約束、もうちょっと待ってくださいね。ごめんなさい。もう少し、もう少しで自信が付きそうなんです」
少し焦った様なルーシーの声。浅葱は「ふふ」と小さく笑い声を上げた。
「そちらも焦らずに行きましょう。楽しみにしています」
おっと、これはプレッシャーを与えてしまうだろうか。浅葱がはっと口元を抑えると、受話器からは「はい、頑張ります!」と明るい声が聞こえて来た。
通話を切ると、カロムが「ルーシー調子良さそうじゃ無いか」と言った。浅葱の台詞で内容の予想が付いたのだろう。
「良かったですカピ」
ロロアも嬉しそうだ。夕食の後、皆で珈琲を楽しんでいたのである。
「うん。停滞期を無事乗り越えたって。本当に良かったよ」
浅葱は言いながら椅子に戻り、マグカップを傾ける。珈琲はまだ熱さを保っていた。
「減量の為に好きなもん鱈腹食うの我慢して、それで成果が出なきゃあ心も折れるよな。良かったぜ、乗り切ってくれて」
「本当にルーシーさん頑張ってくれたよ。僕もほっとした」
「停滞期と言うものは、本当に怖いものなのですカピね。僕はお陰さまで今は減量の必要が無いので大丈夫かと思うのですカピが、気を付けなければと思いましたカピ」
「寧ろロロアは成長期なんだから、沢山食べて大きくならなきゃ」
「アサギの飯をバランス良く食ってたら、太らずに大きくなれるさ」
「そうですカピね。お師匠さまのところにいる時もそうだったのですカピが、こうしてお食事のお世話をしてくれる方がいると言うのは、本当に有難い事なのですカピね。僕ひとりだと好きなものばかり食べてしまいそうなのですカピ」
「ルーシーが正にその状態だった訳だがな。ウォルトとカリーナがいるから料理そのものはちゃんと作ってたんだろうが、自分の分を少なくして、その分米を増やしてたんだろうよ」
「そうだね。確かにオリーブさんの食事はバランスが取れていたよね。この世界の人たちはそういうの意識していないみたいだけど、本能的に無意識に献立を考えていたのかも知れないね。特に人に食べて貰うとなったら余計にね」
「俺も自分で自分が食べるものを作るんだったら、好きなものに偏っちまうと思うが、他の人に食べて貰うとなったら、色んな食材を使うよな。俺は錬金術師の世話係だから特にな。ま、今はすっかりアサギに任せちまって助かってる訳だが」
「それは僕が好きでやってる事だからね。朝ご飯はカロムにお任せだし」
「それぐらいはな。ともあれルーシーの減量はこの調子で行ってくれりゃあ、問題無いって事だな」
「うん。後は目標体重まで頑張ってくれたら。ルーシーさんなら大丈夫だと思う」
「そうですカピね。ルーシーさんはとても真面目なお方なのですカピ。絶対に大丈夫なのですカピ」
「お、言い切るねぇ。錬金術師のお墨付きを貰ったんなら大丈夫だ」
ロロアの自信満々な台詞に、カロムが少し揶揄う様に笑い、ロロアは「む」と少し膨れる。浅葱はおかしくなって、小さく笑みを浮かべた。
それからルーシーは時折連絡をくれて、状況を教えてくれた。体重は順調に落ちている様だ。これなら目標体重まで問題無く減って行くだろう。
食べたいものを全て我慢するのでは無く、ゆっくりでも確実に体重を落として行く健康的な減量。それが理想だと浅葱は思っている。
ルーシーはそれを実現してくれている。上出来だ。
この村の人たちは目立って肥満の人は見掛けないのだが、医療の観点などでも必要が出て来る事があるかも知れない。その時にまた役に立てたらな、と思う。
今回はルーシーに喜んで貰えたので、それが本当に何よりだった。
「アサギさぁん、ここ5日程、体重が全く落ちなくなりました~」
泣きそうな声だった。浅葱は「ああ……」と眦を下げる。
予想していた通り、停滞期がやって来たのだ。
「1日ぐらいならそんな日があってもおかしくないと思ったんですが、4日5日ともなるとおかしいなって。もしかしてこれがアサギさんが仰っていた停滞期と言うものですか?」
「とうとう来ましたか。そうです、停滞期です」
「どうしたら良いんですか?」
「食生活などはどうしていますか? 減らなくなって変えたりしましたか?」
「ええと、一応合宿の時の様にお米とお芋を控えてみているんですが、これで大丈夫でしょうか」
不安げな声。無理も無いだろう。
「はい。また体重が落ち始めるまでは、それで行きましょう」
「あの、また減る様になりますか?」
「なります。体重が急激に減って、今は身体が防衛反応を起こしているだけなんです。暫くしたら身体がそれに慣れて、また減って行く様になります。大丈夫ですよ」
「あ、アサギさんがそう仰るのなら、信じて続けてみます」
まだ声に戸惑いがあるが、それでもルーシーは浅葱を信じてくれた。
浅葱は安堵しながら、それでも「大丈夫です。頑張りましょう!」と言うしか出来なかった。
停滞期を突破する方法。それは実はもうひとつある。「チートデイ」と呼ばれる日を設ける事だ。
「チート」は「騙す、ずるをする・反則する」と言う言葉から来ており、その日だけは食事制限無しに好きに食べる事で「ちゃんと食べてるよ。飢餓状態じゃ無いよ」と身体を騙し、減量を促すのだ。
そうする事で代謝が良くなったり、栄養状態が整ったり、食事制限で感じているであろうストレスの軽減になったりする。
そう言うと良い事づくめの様に思えるが、当然リスクもある。その解放された食生活から、また制限された食事に戻れるのかと言う事だ。
これが、元々肉が好き、魚が好き、野菜が好きなら問題は少ないだろう。だがルーシーの好物は米なのだ。糖質制限ダイエットの大敵だ。
「1日だけ、何でも好きな物を食べても良いですよ」。そう言うと、恐らくルーシーは大好きな米を多く食べるだろう。とすると、翌日から制限量に戻せるのかどうか。
ルーシーなら大丈夫だと思う。10日一緒に生活をして、真面目な性格だと言う事は解っている。だがここまで巧く行っているのに、リスクを負わせたく無い。
なので敢えて伝えなかったのだ。
そう、ルーシーは真面目な女性なのだ。また体重が落ち始めるまで、糖質制限を真摯に続けてくれるに違い無い。浅葱はそう信じている。
それからまた15日程が経った夜、ルーシーから電話があった。
「また体重が減り始めました!」
先日とは打って変わって嬉しそうな声。浅葱は心底安堵し、ほっと胸を撫で下ろした。
「良かったです! 本当に頑張られましたね!」
「はい! アサギさんを信じてましたから!」
そう言われると何とも照れ臭い。浅葱は「へへ」と小さく零した。
「ありがとうございます。ルーシーさんの頑張りが凄かったんです。本当に良かったです」
「こちらこそありがとうございます。あの、食事とかどうしたら良いんでしょう。またお米とかを戻しても大丈夫でしょうか」
「はい、大丈夫です。ゆっくり体重を減らして行きましょう。合宿中は痩せるのを実感して欲しくてスパルタしましたけど、出来るならゆっくり落とした方が良いです。目標の体重までまた停滞期が来るかも知れないですが、今回みたいに続けて行けば、また絶対に落ちますから。あ、目標体重になったら、ちゃんと普通のバランスの良い食事に戻してくださいね。お米の食べ過ぎは禁物ですが、体重が軽すぎたらそれはそれで身体に良く無いですからね。健康第一ですよ」
「はい。今63キロぐらいなんです。出来たら後10キロぐらいは落としたくて……でも焦りは禁物! なんですよね」
「はい。ルーシーさんもお米が食べられた方が嬉しいかな、と思いますし」
「はい、それはもう」
「なので、次の停滞期が来るまで、お米とかも有りの食事で。で、来てしまったら」
「お米とかお芋とかを抜く、ですね」
「はい」
「解りました。効果が出ているのが本当に嬉しいので、まだストレス無く続けられそうです。お水もたっぷり飲んでますよ。あの、お通じもほぼ毎日あります」
最後は少し声が小さくなったが。
「良かったです。また何かあったら電話してください」
「はい。ありがとうございます。あ、それと、うちに来ていただいて食事を振る舞う約束、もうちょっと待ってくださいね。ごめんなさい。もう少し、もう少しで自信が付きそうなんです」
少し焦った様なルーシーの声。浅葱は「ふふ」と小さく笑い声を上げた。
「そちらも焦らずに行きましょう。楽しみにしています」
おっと、これはプレッシャーを与えてしまうだろうか。浅葱がはっと口元を抑えると、受話器からは「はい、頑張ります!」と明るい声が聞こえて来た。
通話を切ると、カロムが「ルーシー調子良さそうじゃ無いか」と言った。浅葱の台詞で内容の予想が付いたのだろう。
「良かったですカピ」
ロロアも嬉しそうだ。夕食の後、皆で珈琲を楽しんでいたのである。
「うん。停滞期を無事乗り越えたって。本当に良かったよ」
浅葱は言いながら椅子に戻り、マグカップを傾ける。珈琲はまだ熱さを保っていた。
「減量の為に好きなもん鱈腹食うの我慢して、それで成果が出なきゃあ心も折れるよな。良かったぜ、乗り切ってくれて」
「本当にルーシーさん頑張ってくれたよ。僕もほっとした」
「停滞期と言うものは、本当に怖いものなのですカピね。僕はお陰さまで今は減量の必要が無いので大丈夫かと思うのですカピが、気を付けなければと思いましたカピ」
「寧ろロロアは成長期なんだから、沢山食べて大きくならなきゃ」
「アサギの飯をバランス良く食ってたら、太らずに大きくなれるさ」
「そうですカピね。お師匠さまのところにいる時もそうだったのですカピが、こうしてお食事のお世話をしてくれる方がいると言うのは、本当に有難い事なのですカピね。僕ひとりだと好きなものばかり食べてしまいそうなのですカピ」
「ルーシーが正にその状態だった訳だがな。ウォルトとカリーナがいるから料理そのものはちゃんと作ってたんだろうが、自分の分を少なくして、その分米を増やしてたんだろうよ」
「そうだね。確かにオリーブさんの食事はバランスが取れていたよね。この世界の人たちはそういうの意識していないみたいだけど、本能的に無意識に献立を考えていたのかも知れないね。特に人に食べて貰うとなったら余計にね」
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「それは僕が好きでやってる事だからね。朝ご飯はカロムにお任せだし」
「それぐらいはな。ともあれルーシーの減量はこの調子で行ってくれりゃあ、問題無いって事だな」
「うん。後は目標体重まで頑張ってくれたら。ルーシーさんなら大丈夫だと思う」
「そうですカピね。ルーシーさんはとても真面目なお方なのですカピ。絶対に大丈夫なのですカピ」
「お、言い切るねぇ。錬金術師のお墨付きを貰ったんなら大丈夫だ」
ロロアの自信満々な台詞に、カロムが少し揶揄う様に笑い、ロロアは「む」と少し膨れる。浅葱はおかしくなって、小さく笑みを浮かべた。
それからルーシーは時折連絡をくれて、状況を教えてくれた。体重は順調に落ちている様だ。これなら目標体重まで問題無く減って行くだろう。
食べたいものを全て我慢するのでは無く、ゆっくりでも確実に体重を落として行く健康的な減量。それが理想だと浅葱は思っている。
ルーシーはそれを実現してくれている。上出来だ。
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