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その10:生態系を守れ(前編)
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「どうして……こうなった………」
あれ? なんかこの感じ……デジャヴ?
新種の昆虫。シーフスカラベの現地調査の為、砂漠まで遠征して来た僕たちの前で、エルフの貴族令嬢でもある妙齢美女のハンブル先生が意を決したかの様にこういった。
「やはりこれしか手がありませんわ!」
そう言ったかと思ったら、彼女はいきなり履いていたズボンと下着を降ろし、お尻をだして、両足を開き気味にその場にしゃがみこんだ。
あまりに突然の光景に、僕はもちろん、同行していたヨリ、ノアナさん、リーマ姫も目が点になって絶句している。
「くふんっ!」かわいい息み声とともに、しばらくして……まさに恵の雨が、石室のくぼみに降り注ぐ。
「あの……ハンブル先生。それってまさか……」
「ああ、お兄さん。よくお分かりの様ですわね。さあ、今度は皆さんの番ですわよ! 時間がございませんので、私が出したものの近くに、全員順番にお願い致します!!」
「えっ? ええーーーーーーーーーーーーーっ!?」
◇◇◇
ハンブル先生と僕たちパーティーの、恥も外聞もかなぐり捨てた撒き餌作戦は功を奏し、見事にシーフスカラベが、僕らの排泄物に集まってきて、ヨリが急いで先生を呼んできた。
「ああ、間違いありません。シーフスカラベです! しかもあんなにたくさんいるのを見たのは私も初めてですわ! この作戦は次回も使えますね」
いやいや、来るたびにあれは勘弁してほしい。
「それじゃ、先生。何匹かつかまえますか?」
「何をおっしゃっているんですか、お兄さん! このまま観察です。そして、後をつけて彼らの巣穴を見つけなければ。だから手を出しちゃダメよ!」
「えっ? そうなんですか?」
これでクエスト完了かと考えた僕の期待は、脆くも崩れ去った。そして見ていると、シーフスカラベ達が、一生懸命、ぼくらの排泄物をこねくりまわしている。
「ああ……あいつら、私の×××をー」ヨリが歯噛みしながらその様子を見ていた。
そのまま十五分位たっただろうか。はたして僕らの排泄物は球状に丸められ、シーフスカラベは、それを後ろ足で押し転がしながらバックするかの様に移動しだした。
「なんですかあれー。フンコロガシ?」ノアナさんがそう言った。
ああ、そうだ! たしかフンコロガシって僕らがいた元の世界でもスカラベとか言うんだっけ。ファーブル昆虫記だったか……小学生の時、読んだ事を思い出した。
「ああ、俗にはそうともいいますわね。あれは、あのお団子を巣に持ち帰って、そこに卵を産むんです。孵った幼虫は、周りが食べ物だらけなんですねー」ハンブル先生は楽しそうに説明してくれたが、リーマ姫がうげっと声をあげた。
「ですから、後を追えば巣が見つかるはずです。こんな砂漠の中の限られた地域にしかいない希少種ですから、巣穴の規模はそれなりに大きいはずです。そうでなければオスとメスが出会えませんから」
なるほどなー。シーフスカラベのフンを転がす進行速度はそんなに早くはないので、徒歩で楽々追いかけられたため、先生と僕、そしてリーマ姫が先行し、ヨリとノアナさんが、キャンプを片付けてから後を追う形で、巣穴探しに取り掛かった。
そして炎天下の砂漠の中を、日傘をさしながら一時間ほど歩いたところで、砂漠の砂がちょっとくぼんだところがあり、そこにやや大きめの岩があった。シーフスカラベ達は、何やらその岩の下の隙間に入り込んでいく。
「あー、先生。これじゃ、これ以上、追跡出来ませんね。掘りますか?」
「いやいやお兄さん。それはダメです。下手に巣穴を壊したら、彼らの生態系そのものが壊れてしまう可能性がありますわ。ああ、何か地中を探索できるような魔道具を持ってくればよかったですね」
「そうですね。でも巣の場所が判かってよかったじゃないですか。今度はちゃんと準備してくれば……あー、でも。ヨリなら探査魔法使えるかも」
「えっ、そうなのですか? それでは、ここでヨリさん達との合流を待ちましょう!」
夕方を過ぎ、夜近くになって、テント他キャンプ用品をマジックバッグにしまい込んだヨリとノアナさんが僕たちに合流した。こいつら絶対ゆっくり歩いてきたよな。ヨリに確認したら、そんなに精度は高くないが、地中レーダーみたいな事は出来るらしい。先生がせかすので、さっそくやってもらう。
「あー、お兄ちゃん。この下かなりの空洞だよ。というか自然の空洞じゃないね、これ。何かの遺跡かな?」探査魔法で地中を透視していたヨリがそう言った。
「遺跡ですって?」先生が驚いた。
「私の専門ではないのですが、この砂漠、たまに大昔の王朝の墳墓などが発見されています。そうしたものでしょうか? それでヨリさん。中に入れたりしませんかね?」砂漠に古代王朝の墳墓とか、なんかエジプトっぽいなー。行った事ないけど。
「えーとですね。ああ、お兄ちゃん、その辺ちょっと掘ってみて……そう、その辺!」ヨリに言われるまま、スコップで砂を掘ると、やがて石の板が出てきた。
「それ、持ち上がんない?」おお、確かに持ち上がった。
「あー、お兄さん。ここ階段になってますよ!」リーマ姫が叫んだ。
「あ、ほんとだ。でもさー。これ入って行って大丈夫なの? エジプトのピラミッドとか、盗掘防止の仕掛けとかすごいんじゃなかったっけ?」
「でもお兄ちゃん、せっかくここまでやったんだし、なんかお宝かありそうじゃん。ノアナの防御魔法全開でいけば大丈夫じゃない?」
「いや、今回のクエスト、宝探しでも遺跡発掘でもないし……」
するとじれったそうに、ハンブル先生が言った。
「いいえ。お兄さん。私はシーフスカラベの追跡が出来ればそれで問題ございません。もしそれに関係ないお宝が見つかったなら、それはあなた方に差し上げますわ」
「ほら、お兄ちゃん。先生もそうおっしゃってるし、ご厚意に甘えて突入しましょ!」
「えーっ。本当に大丈夫かなー」不安そうな僕を後目に、防御強化魔法を目いっぱい自らに施したノアナさんを先頭に、ヨリと先生が続けて遺跡に入っていった。
「リーマ姫。どうします? ここで、お留守番してますか?」
「ちょっと怖いですけど、お兄さんが手をつないでくれるなら……」
「あ、はい……」そして僕とリーマ姫が手をつなぎながら後に続いた。
◇◇◇
案の定というか、盗掘除けのトラップがちらほらあって、先頭のノアナさんに向かって矢が飛んできたり、火炎放射されたりしたが、防御魔法のおかげで大したダメージは食らわなかった。いきなり落とし穴が開いた時はびっくりしたが、今回は、ヨリが腰ひもをみんなにつないでいたため、落下は免れた。どうやら魔物などの気配は無い様だ。
「お兄さん! 私、結構怖いし痛いですぅ。特別手当を要求します!」先頭でノアナさんが怒っているが、確かにちょっとはお手当弾んであげないとな、などと考えていたら大きな広間に出た。
「先生。ここでちょっと休憩しませんか? どうやら怪しいトラップとかもなさげですし」僕がそう言うと、先生は不満そうな顔をした。
「ですが、シーフスカラベはどっちにいっちゃったのか……」
「あー、それなら私判りますよ。あれめっちゃ臭いですから」
そう言ったのはリーマ姫だ。なるほど犬型獣人のリーマ姫にとって、僕らの排泄物のにおいは恰好のマーカーという訳だ。
「ここからそう遠くないところに、結構溜まってるみたいですから、そこが巣じゃないですか? ですが、そこだとあまりの悪臭でお弁当食べられないと思いますよ」
リーマ姫がそういうので、先生も納得し、そこで食事休憩を取る事にした。
⇒後編へGo!
あれ? なんかこの感じ……デジャヴ?
新種の昆虫。シーフスカラベの現地調査の為、砂漠まで遠征して来た僕たちの前で、エルフの貴族令嬢でもある妙齢美女のハンブル先生が意を決したかの様にこういった。
「やはりこれしか手がありませんわ!」
そう言ったかと思ったら、彼女はいきなり履いていたズボンと下着を降ろし、お尻をだして、両足を開き気味にその場にしゃがみこんだ。
あまりに突然の光景に、僕はもちろん、同行していたヨリ、ノアナさん、リーマ姫も目が点になって絶句している。
「くふんっ!」かわいい息み声とともに、しばらくして……まさに恵の雨が、石室のくぼみに降り注ぐ。
「あの……ハンブル先生。それってまさか……」
「ああ、お兄さん。よくお分かりの様ですわね。さあ、今度は皆さんの番ですわよ! 時間がございませんので、私が出したものの近くに、全員順番にお願い致します!!」
「えっ? ええーーーーーーーーーーーーーっ!?」
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ハンブル先生と僕たちパーティーの、恥も外聞もかなぐり捨てた撒き餌作戦は功を奏し、見事にシーフスカラベが、僕らの排泄物に集まってきて、ヨリが急いで先生を呼んできた。
「ああ、間違いありません。シーフスカラベです! しかもあんなにたくさんいるのを見たのは私も初めてですわ! この作戦は次回も使えますね」
いやいや、来るたびにあれは勘弁してほしい。
「それじゃ、先生。何匹かつかまえますか?」
「何をおっしゃっているんですか、お兄さん! このまま観察です。そして、後をつけて彼らの巣穴を見つけなければ。だから手を出しちゃダメよ!」
「えっ? そうなんですか?」
これでクエスト完了かと考えた僕の期待は、脆くも崩れ去った。そして見ていると、シーフスカラベ達が、一生懸命、ぼくらの排泄物をこねくりまわしている。
「ああ……あいつら、私の×××をー」ヨリが歯噛みしながらその様子を見ていた。
そのまま十五分位たっただろうか。はたして僕らの排泄物は球状に丸められ、シーフスカラベは、それを後ろ足で押し転がしながらバックするかの様に移動しだした。
「なんですかあれー。フンコロガシ?」ノアナさんがそう言った。
ああ、そうだ! たしかフンコロガシって僕らがいた元の世界でもスカラベとか言うんだっけ。ファーブル昆虫記だったか……小学生の時、読んだ事を思い出した。
「ああ、俗にはそうともいいますわね。あれは、あのお団子を巣に持ち帰って、そこに卵を産むんです。孵った幼虫は、周りが食べ物だらけなんですねー」ハンブル先生は楽しそうに説明してくれたが、リーマ姫がうげっと声をあげた。
「ですから、後を追えば巣が見つかるはずです。こんな砂漠の中の限られた地域にしかいない希少種ですから、巣穴の規模はそれなりに大きいはずです。そうでなければオスとメスが出会えませんから」
なるほどなー。シーフスカラベのフンを転がす進行速度はそんなに早くはないので、徒歩で楽々追いかけられたため、先生と僕、そしてリーマ姫が先行し、ヨリとノアナさんが、キャンプを片付けてから後を追う形で、巣穴探しに取り掛かった。
そして炎天下の砂漠の中を、日傘をさしながら一時間ほど歩いたところで、砂漠の砂がちょっとくぼんだところがあり、そこにやや大きめの岩があった。シーフスカラベ達は、何やらその岩の下の隙間に入り込んでいく。
「あー、先生。これじゃ、これ以上、追跡出来ませんね。掘りますか?」
「いやいやお兄さん。それはダメです。下手に巣穴を壊したら、彼らの生態系そのものが壊れてしまう可能性がありますわ。ああ、何か地中を探索できるような魔道具を持ってくればよかったですね」
「そうですね。でも巣の場所が判かってよかったじゃないですか。今度はちゃんと準備してくれば……あー、でも。ヨリなら探査魔法使えるかも」
「えっ、そうなのですか? それでは、ここでヨリさん達との合流を待ちましょう!」
夕方を過ぎ、夜近くになって、テント他キャンプ用品をマジックバッグにしまい込んだヨリとノアナさんが僕たちに合流した。こいつら絶対ゆっくり歩いてきたよな。ヨリに確認したら、そんなに精度は高くないが、地中レーダーみたいな事は出来るらしい。先生がせかすので、さっそくやってもらう。
「あー、お兄ちゃん。この下かなりの空洞だよ。というか自然の空洞じゃないね、これ。何かの遺跡かな?」探査魔法で地中を透視していたヨリがそう言った。
「遺跡ですって?」先生が驚いた。
「私の専門ではないのですが、この砂漠、たまに大昔の王朝の墳墓などが発見されています。そうしたものでしょうか? それでヨリさん。中に入れたりしませんかね?」砂漠に古代王朝の墳墓とか、なんかエジプトっぽいなー。行った事ないけど。
「えーとですね。ああ、お兄ちゃん、その辺ちょっと掘ってみて……そう、その辺!」ヨリに言われるまま、スコップで砂を掘ると、やがて石の板が出てきた。
「それ、持ち上がんない?」おお、確かに持ち上がった。
「あー、お兄さん。ここ階段になってますよ!」リーマ姫が叫んだ。
「あ、ほんとだ。でもさー。これ入って行って大丈夫なの? エジプトのピラミッドとか、盗掘防止の仕掛けとかすごいんじゃなかったっけ?」
「でもお兄ちゃん、せっかくここまでやったんだし、なんかお宝かありそうじゃん。ノアナの防御魔法全開でいけば大丈夫じゃない?」
「いや、今回のクエスト、宝探しでも遺跡発掘でもないし……」
するとじれったそうに、ハンブル先生が言った。
「いいえ。お兄さん。私はシーフスカラベの追跡が出来ればそれで問題ございません。もしそれに関係ないお宝が見つかったなら、それはあなた方に差し上げますわ」
「ほら、お兄ちゃん。先生もそうおっしゃってるし、ご厚意に甘えて突入しましょ!」
「えーっ。本当に大丈夫かなー」不安そうな僕を後目に、防御強化魔法を目いっぱい自らに施したノアナさんを先頭に、ヨリと先生が続けて遺跡に入っていった。
「リーマ姫。どうします? ここで、お留守番してますか?」
「ちょっと怖いですけど、お兄さんが手をつないでくれるなら……」
「あ、はい……」そして僕とリーマ姫が手をつなぎながら後に続いた。
◇◇◇
案の定というか、盗掘除けのトラップがちらほらあって、先頭のノアナさんに向かって矢が飛んできたり、火炎放射されたりしたが、防御魔法のおかげで大したダメージは食らわなかった。いきなり落とし穴が開いた時はびっくりしたが、今回は、ヨリが腰ひもをみんなにつないでいたため、落下は免れた。どうやら魔物などの気配は無い様だ。
「お兄さん! 私、結構怖いし痛いですぅ。特別手当を要求します!」先頭でノアナさんが怒っているが、確かにちょっとはお手当弾んであげないとな、などと考えていたら大きな広間に出た。
「先生。ここでちょっと休憩しませんか? どうやら怪しいトラップとかもなさげですし」僕がそう言うと、先生は不満そうな顔をした。
「ですが、シーフスカラベはどっちにいっちゃったのか……」
「あー、それなら私判りますよ。あれめっちゃ臭いですから」
そう言ったのはリーマ姫だ。なるほど犬型獣人のリーマ姫にとって、僕らの排泄物のにおいは恰好のマーカーという訳だ。
「ここからそう遠くないところに、結構溜まってるみたいですから、そこが巣じゃないですか? ですが、そこだとあまりの悪臭でお弁当食べられないと思いますよ」
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