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7話 ようこそ
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私はうまく笑ったつもりだったのだけれど無意識のうちに少し眉が歪む。どう頑張っても綺麗に笑えない。案外私は自分が思っていたよりも困っていたらしい。
「そっか。じゃあちょっときて」
ライアンは私とお兄さんの手を掴んで引っ張って歩いた。向かう先は路地裏のようだが。
「まさかライアンさ……ライアン、連れて帰るつもりですか」
連れて帰……え、いや、は。連れて帰られちゃうの、私。泊めてくれるとでも。流石に一緒に人探しをしただけでそこまでしてもらうわけには行かないし何よりさっき会ったばかりの人の家に泊まるのは怖すぎる。
「ら、ライアン。私は宿を紹介して欲しくて……」
抵抗も虚しくグイグイと引っ張られる。というかなぜ路地裏に向かうの。いくらなんでも流石に怖い。
「いいからいいから」
路地裏の奥へと連れ込まれる。だめだめだめだめ。隣のお兄さんをチラッと見て助けを求めるもお兄さんはすでに諦めているようで素直に引きずられて歩いている。
角を曲がり人が見えなくなる。どこに連れて行かれるの。怖い、怖いって。怖すぎる。
「じゃあ、俺がせーのって言ったら目を瞑ってね」
目を閉じているうちに何をされるというの。
「じゃあいくよ。せーのっ」
閉じてはいけないとわかっていたのに、私は思わず目を閉じた。
地面がふわふわしているような感覚がする。そんなわけがないここは外なのだから、あのカーペットの上にいるようなこんな感覚するわけがない。
「もう目を開けていいよ」
私はそう言われて目を開けた。……あれ、おかしいな。ここ、どこだろう。暗めの色で統一された部屋の中。ん、待てよ。部屋の中。
「え、あの、ちょっ、まっ」
意味不明な言葉が漏れ出すばかりで私の頭はちっとも冷静にならない。転移のマジックアイテムを使ったの。けれどこんな部屋、見たことがない。ほら、窓の外も真っ暗……。え、真っ暗。
慌てて窓に駆け寄り窓の外を覗く。それは確かに夜だった。それに見下ろす町並みにも見覚えがない。ここはどうやらお城のようなのだが私の知っている国のお城ではないようだ。その城は暗い色で埋め尽くされていて……。まるで、噂に聞いた魔王城のような。
「いらっしゃい、オリビア。ようこそ、魔の国へ」
ま、魔の国ですって。
「そっか。じゃあちょっときて」
ライアンは私とお兄さんの手を掴んで引っ張って歩いた。向かう先は路地裏のようだが。
「まさかライアンさ……ライアン、連れて帰るつもりですか」
連れて帰……え、いや、は。連れて帰られちゃうの、私。泊めてくれるとでも。流石に一緒に人探しをしただけでそこまでしてもらうわけには行かないし何よりさっき会ったばかりの人の家に泊まるのは怖すぎる。
「ら、ライアン。私は宿を紹介して欲しくて……」
抵抗も虚しくグイグイと引っ張られる。というかなぜ路地裏に向かうの。いくらなんでも流石に怖い。
「いいからいいから」
路地裏の奥へと連れ込まれる。だめだめだめだめ。隣のお兄さんをチラッと見て助けを求めるもお兄さんはすでに諦めているようで素直に引きずられて歩いている。
角を曲がり人が見えなくなる。どこに連れて行かれるの。怖い、怖いって。怖すぎる。
「じゃあ、俺がせーのって言ったら目を瞑ってね」
目を閉じているうちに何をされるというの。
「じゃあいくよ。せーのっ」
閉じてはいけないとわかっていたのに、私は思わず目を閉じた。
地面がふわふわしているような感覚がする。そんなわけがないここは外なのだから、あのカーペットの上にいるようなこんな感覚するわけがない。
「もう目を開けていいよ」
私はそう言われて目を開けた。……あれ、おかしいな。ここ、どこだろう。暗めの色で統一された部屋の中。ん、待てよ。部屋の中。
「え、あの、ちょっ、まっ」
意味不明な言葉が漏れ出すばかりで私の頭はちっとも冷静にならない。転移のマジックアイテムを使ったの。けれどこんな部屋、見たことがない。ほら、窓の外も真っ暗……。え、真っ暗。
慌てて窓に駆け寄り窓の外を覗く。それは確かに夜だった。それに見下ろす町並みにも見覚えがない。ここはどうやらお城のようなのだが私の知っている国のお城ではないようだ。その城は暗い色で埋め尽くされていて……。まるで、噂に聞いた魔王城のような。
「いらっしゃい、オリビア。ようこそ、魔の国へ」
ま、魔の国ですって。
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