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第7話「幾年経っても」
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1986/3.29/SAT
今日は昨日の「死ぬ前にやりたいことリスト」に書いた、"上手に刺繍をする"を達成するため海月に色々教えてもらった。でもいきなり上達することなんてないのでまた何回も指を刺してしまった…私が指を怪我する度に海月は「全く玻璃は仕方ないなぁ~、絆創膏くらい自分で貼りなさいよね!」と言いながら私の指に絆創膏を貼ってくれる。それがすごく嬉しくて指を怪我してもあんまり落ち込まないようになった。薬の副作用で手足が痺れて上手く物が持てないのだ。多分海月はそれに気付いてるけど気を遣って言わないでくれている。お医者様が今日来てくれたのだがやはり長くないと言われた。悔いのないように今を精一杯生きなさいとのこと。やっぱり少し寂しいけど仕方ない。それまでに死ぬ前にやりたいことを全て達成しなきゃね!そうだ、今日は海月がリンゴを持ってきてくれたの、シャキシャキしてておいしかったなぁ…なんでもない日常というものは案外普通では無い、特別な幸せなんだって、今気付いた。「自分は恵まれてない」だの「自分ばっかり不幸だ」なんてほざいてる輩がうんざりするほどたくさんいるけどそれは小さな幸せに気づいてないだけなのよ。日の下を歩けるだけ幸せよ、そろそろ桜が咲く季節、お日様の光をたくさん浴びた桜はきっと自信に満ちていることでしょうね。
小さな幸せを見つけられるから幸せであって、現実的ではない夢みたいな幸せをずっと待っている人はきっといつまで経っても幸せにはなれない。1度考え直して見て欲しいなぁ、結構幸せは近くに居るはずだから
わお、おばあちゃんなんかすごい…すごいこと書いてる(?)確かによく言ってたなぁ、「小さな幸せをたくさん拾って、その幸せを他の人にも分けてあげなさい」って。幸せを分けて損は無いからねって、優しいおばあちゃんだなぁ。次の日読むか
今日は昨日の「死ぬ前にやりたいことリスト」に書いた、"上手に刺繍をする"を達成するため海月に色々教えてもらった。でもいきなり上達することなんてないのでまた何回も指を刺してしまった…私が指を怪我する度に海月は「全く玻璃は仕方ないなぁ~、絆創膏くらい自分で貼りなさいよね!」と言いながら私の指に絆創膏を貼ってくれる。それがすごく嬉しくて指を怪我してもあんまり落ち込まないようになった。薬の副作用で手足が痺れて上手く物が持てないのだ。多分海月はそれに気付いてるけど気を遣って言わないでくれている。お医者様が今日来てくれたのだがやはり長くないと言われた。悔いのないように今を精一杯生きなさいとのこと。やっぱり少し寂しいけど仕方ない。それまでに死ぬ前にやりたいことを全て達成しなきゃね!そうだ、今日は海月がリンゴを持ってきてくれたの、シャキシャキしてておいしかったなぁ…なんでもない日常というものは案外普通では無い、特別な幸せなんだって、今気付いた。「自分は恵まれてない」だの「自分ばっかり不幸だ」なんてほざいてる輩がうんざりするほどたくさんいるけどそれは小さな幸せに気づいてないだけなのよ。日の下を歩けるだけ幸せよ、そろそろ桜が咲く季節、お日様の光をたくさん浴びた桜はきっと自信に満ちていることでしょうね。
小さな幸せを見つけられるから幸せであって、現実的ではない夢みたいな幸せをずっと待っている人はきっといつまで経っても幸せにはなれない。1度考え直して見て欲しいなぁ、結構幸せは近くに居るはずだから
わお、おばあちゃんなんかすごい…すごいこと書いてる(?)確かによく言ってたなぁ、「小さな幸せをたくさん拾って、その幸せを他の人にも分けてあげなさい」って。幸せを分けて損は無いからねって、優しいおばあちゃんだなぁ。次の日読むか
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