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訪問者A メイプル 2
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日が暮れ客も引き、店を閉めようかとする頃、老婆はケマルを呼んだ。
「お前さんこの本をどこで手に入れた?」
どうやら目当ての物だったんだと悟ったケマルは、質問に答えるため記憶を探った。
二冊とも中年くらいの紳士的なケンタウロスが売りに来たのだ。そんなことは珍しくもないし、本の内容も初めて見る本だったが取り立てて貴重なものでもなかった。どちらも子供の冒険譚のような作品で、対象年齢は十分言葉が理解できるくらいの少年少女向きだったが、大人が読んでもしっかり読み応えのあるものだった。
「売りに来た方がいたんですよ」
「そやつは何も言っていなかったか?」
老婆のやたら真剣な眼差しに、ケマルは少し引いてしまう。
ケマルの店で希少本扱うことはほとんどなく、本を見ている老人の懐かしいという顔はよく見るが、ここまで鬼気迫る顔は初めてだ。
「えーと……特別なことは何も」
ケマルのそんな様子は気にも留めない老婆は矢継ぎ早に質問してくる。
「どうして店に出してなかった?」
何のための問いだと思わなくもないケマルだったが、素直に答えた。
「俺の勘ですよ、売れそうな本は棚に、それ以外は売れ筋の変化とともに検討してますから。これは今が時じゃないと思ったから出さなかっただけです。探してる人はあなたみたいにやってきますから、棚になくても売れます」
その辺は本当にケマルの勘だけでやっていた。表の棚に出せる物には限りがある。販売スペースを広げることも可能だが、ケマルはそのつもりは全くない。カウンターからすべてを見渡せる範囲だけで十分利益を出せていたからだ。
そこに文句をつけられても、店の方針だから変えるつもりは毛頭ない。
「おぬしはこの本がどういうものか分かっておらなんだな」
「本は本ですよ、価値をつけるのは読んだ者だけの特権ですから」
一生本など読まずに生きる者は多くいる。どんなに高尚なことが書かれていても、その本に出合わないで一生を終える者もいる。
だから出会った者だけが、その本にさまざまなものを与えてもらえるのだ。多くは知識であったり、喜怒哀楽や感動などの感情だ。
だが老婆の考えは違うらしい。
「ただの本ならばそうだろうが、これは違う。見る者が見ればとんでもないことが書かれている。それを一般客に売るところだったんだ。おぬしに本を売る資格はない」
切り捨てるような物言いだったが、ケマルは別に気にもならなかった。
老婆の蔑むような目も簡単に笑顔で受け流せる。
たとえここで売っている本で何か厄介ごとに巻き込まれたとしてもそれはその者の運命だとケマルは簡単に信じている。これは小説好きの悪いところかもしれないが、主人公はいつだってどこかで他人とは違う出来事に遭遇するものだ。だからこの何の変哲もないフィクションだけを扱う店で、そんな大それた本に出合うのはもうそれを背負う運命だったということだ。
まだ二年経ってないこの店でそういう体験をしたという話は聞いたことがないから、ケマルはこの何か意味があるらしい本が本職の手に渡ったことが残念ですらあった。
「この本はあなたのような人にお売りできるので良かったです」
頭では別のことを考えていたが、客商売なのでもちろん言ったりしない。
老婆はちゃんと金を払って本を買ったが、店を出るまでケマルを軽蔑したような目で見て帰っていった。
「嫌な客でしたねー」
奥で話を聞いていたらしいショートンが倉庫の目隠しのために掛けてあるカーテンを開けて出てきた。
店の外にクローズの札を出すために、老婆を見送るようにして店の外から戻ってきたケマルは閉店作業をするためカウンターに立つ。
「そうでもないさ、ちゃんと金は払っていった」
売り上げの計算をしながらなので真面目な顔でケマルがいうと、ショートンが慣れた手つきで店の片づけをしながら反論する。
「それだって本当はもっと高値が付く本だったのかもしれねーじゃないですかぁ」
なぜが悔しそうなショートンにケマルは苦笑だ。老婆が価値があるなんて言うのを聞いたからだろうが、ケマルには老婆の言うその価値が見いだせなった。
「この店ではあの値が適正だから構わんよ」
もし本当に何かあるとしても、この本屋で取り扱うものとは外れてしまうから、ケマルはそれでいいと思った。
ただショートンは別の心配もし始めた。
「実際そんな危ねぇ本売ってたりするんすか?」
危ない本というのは確かに実在する。
魔導書なんてのはその筆頭だが、大抵は勉強した者や能力のある者にしか理解できない。他にも普通の書籍を装うように封印されている物もあるし、そもそも術を使えなければ開くこともできないものさえある。たまに本自体に選ばれるなんて話もありはするが、それこそ素質がなれば無理だ。ただわざと災いを与えるために偽装されている本もあり、悪意ある者が無差別的にばらまいていることもある。
ケマルもそのあたり本に関してだけはしっかり心得ていて、一般書籍に紛れた呪いの本はちゃんと見抜ける術は身に付けている。さらに古本にはたまに無意識に念が込められてしまっていることもあるが、そういう対処のために修業したのだ。ちゃんと見分けてそれはそれを専門に扱う店に卸しているので、ケマルに見抜けないほどの何かがある本にこの店で出会ったならばやはりそれはその者の運命だとケマルは思う。
「ここにあるのは全部ちゃんと目を通してるから問題ない」
ケマルがそう言うとショートンはその横に立ち、小さい体を大きく見せるようにして、ギリギリ顔しか出せないカウンターから店を見渡した。
「そうっすよね! ここ超居心地いいっすもんね」
その時その言葉の意味を真剣に考えていればケマルはこの後悩むこともなかったと後悔することになるが、このときはそれはどうもと世辞を受け取るくらいに流した。
数日後、老婆はまた同じ姿で店に現れた。
「いらっしゃいませー」
ケマルはやっぱり普段と同じ対応。
老婆も一緒で店を一周すると、また紙切れをケマルに見せにきた。
「ないとは思うが、これを探しとる」
前回とは違う本の名で、今度は五冊。
「うちにあるのは真ん中のと一番下のだけですね」
「あるのか?」
前と同じく老婆は少しだけ驚いたような声になる。
「奥にあるんで取ってきますね」
やっぱり倉庫ではショートンが働いていて、ケマルを見ていたずらが見つかった子供の様に笑う。
「いつまで手伝うつもりなんだよ、うちにいても給料なんて出ないんだからな」
「別に給料が欲しい訳じゃないっすから」
「じゃあなんだよ、暇人か?」
言いながら、さっさと目的の本を持って店に戻った。
「これで間違いないですか?」
渡すとやはり丁寧な手つきでページを捲る。何かを確かめるように慎重な動作を横目で見ながら、やっぱり椅子を勧めて日常業務を再開させた。
店を閉めようという時間に老婆はやはりケマルを呼ぶ。
「これはどうやって手に入れた?」
また同じ話をするつもりかよ、と面倒になりながらも老婆の手にある本のことを思い出す。
「一冊は別の本屋から回ってきたものです、そこは実用書が専門でしたから。もう一冊は引っ越しのために本をすべて処分したいと言う家から買い取ってきたものですね」
ある本屋から来たのは、グルメミステリーとでも言えば分かりやすいか、料理のレシピなんかも載っているので、他の本に紛れて持ち込まれたらしいが、本筋は謎解き探偵ものなので幻想屋にやってきた。
もう一冊の方は悲恋の物語で、相性の悪いヒポグリフとペガサスの恋。鷲の頭と翼、そして前足も鷲の様に鋭い爪を持ち、胴から後ろは馬の姿のヒポクリフは、天使のように美しく立派な翼を持ち思うがままに空を駆け飛び回るペガサスの自由奔放な姿に嫉妬し、いつしかそれが恋心にかわるという内容だ。
この本の元の持ち主は雪男だったのだが、姿に似合わずこういう本が好きなのだとよく照れている店の常連だった。国に帰らねばならない事情ができたと遠い地に行ってしまったが、今でも欲しい本があるときなど手紙でのやり取りが続いている。彼の地元では本の流通自体が少ないと嘆き、保管する場所もないので読み終わると流れの本屋に買ってもらうと、今の状況も手紙には記されていて、慰めにもならないが好みに合いそうなものが店にやってきた時には彼のために取り置きし手紙で伝えたりもしている。
そんな彼が持っていた本に一体何があるんだと全く不思議でしかないが、ケマルがそれを尋ねることはない。
相手が積極的に話す時にはいつだって全力で聞くが、ケマルからそれを探ることは決してしない。
だから必要以上のことを話さなかったのが、老婆にはいい加減な態度に見えたのだろう。
「やっぱり分かっておらんのだな、被害が出る前に早く店を畳め」
「検討しておきますよ」
もちろん言葉だけだ。老婆はやはり怖いくらいの顔をして金を払い帰っていった。
「お前さんこの本をどこで手に入れた?」
どうやら目当ての物だったんだと悟ったケマルは、質問に答えるため記憶を探った。
二冊とも中年くらいの紳士的なケンタウロスが売りに来たのだ。そんなことは珍しくもないし、本の内容も初めて見る本だったが取り立てて貴重なものでもなかった。どちらも子供の冒険譚のような作品で、対象年齢は十分言葉が理解できるくらいの少年少女向きだったが、大人が読んでもしっかり読み応えのあるものだった。
「売りに来た方がいたんですよ」
「そやつは何も言っていなかったか?」
老婆のやたら真剣な眼差しに、ケマルは少し引いてしまう。
ケマルの店で希少本扱うことはほとんどなく、本を見ている老人の懐かしいという顔はよく見るが、ここまで鬼気迫る顔は初めてだ。
「えーと……特別なことは何も」
ケマルのそんな様子は気にも留めない老婆は矢継ぎ早に質問してくる。
「どうして店に出してなかった?」
何のための問いだと思わなくもないケマルだったが、素直に答えた。
「俺の勘ですよ、売れそうな本は棚に、それ以外は売れ筋の変化とともに検討してますから。これは今が時じゃないと思ったから出さなかっただけです。探してる人はあなたみたいにやってきますから、棚になくても売れます」
その辺は本当にケマルの勘だけでやっていた。表の棚に出せる物には限りがある。販売スペースを広げることも可能だが、ケマルはそのつもりは全くない。カウンターからすべてを見渡せる範囲だけで十分利益を出せていたからだ。
そこに文句をつけられても、店の方針だから変えるつもりは毛頭ない。
「おぬしはこの本がどういうものか分かっておらなんだな」
「本は本ですよ、価値をつけるのは読んだ者だけの特権ですから」
一生本など読まずに生きる者は多くいる。どんなに高尚なことが書かれていても、その本に出合わないで一生を終える者もいる。
だから出会った者だけが、その本にさまざまなものを与えてもらえるのだ。多くは知識であったり、喜怒哀楽や感動などの感情だ。
だが老婆の考えは違うらしい。
「ただの本ならばそうだろうが、これは違う。見る者が見ればとんでもないことが書かれている。それを一般客に売るところだったんだ。おぬしに本を売る資格はない」
切り捨てるような物言いだったが、ケマルは別に気にもならなかった。
老婆の蔑むような目も簡単に笑顔で受け流せる。
たとえここで売っている本で何か厄介ごとに巻き込まれたとしてもそれはその者の運命だとケマルは簡単に信じている。これは小説好きの悪いところかもしれないが、主人公はいつだってどこかで他人とは違う出来事に遭遇するものだ。だからこの何の変哲もないフィクションだけを扱う店で、そんな大それた本に出合うのはもうそれを背負う運命だったということだ。
まだ二年経ってないこの店でそういう体験をしたという話は聞いたことがないから、ケマルはこの何か意味があるらしい本が本職の手に渡ったことが残念ですらあった。
「この本はあなたのような人にお売りできるので良かったです」
頭では別のことを考えていたが、客商売なのでもちろん言ったりしない。
老婆はちゃんと金を払って本を買ったが、店を出るまでケマルを軽蔑したような目で見て帰っていった。
「嫌な客でしたねー」
奥で話を聞いていたらしいショートンが倉庫の目隠しのために掛けてあるカーテンを開けて出てきた。
店の外にクローズの札を出すために、老婆を見送るようにして店の外から戻ってきたケマルは閉店作業をするためカウンターに立つ。
「そうでもないさ、ちゃんと金は払っていった」
売り上げの計算をしながらなので真面目な顔でケマルがいうと、ショートンが慣れた手つきで店の片づけをしながら反論する。
「それだって本当はもっと高値が付く本だったのかもしれねーじゃないですかぁ」
なぜが悔しそうなショートンにケマルは苦笑だ。老婆が価値があるなんて言うのを聞いたからだろうが、ケマルには老婆の言うその価値が見いだせなった。
「この店ではあの値が適正だから構わんよ」
もし本当に何かあるとしても、この本屋で取り扱うものとは外れてしまうから、ケマルはそれでいいと思った。
ただショートンは別の心配もし始めた。
「実際そんな危ねぇ本売ってたりするんすか?」
危ない本というのは確かに実在する。
魔導書なんてのはその筆頭だが、大抵は勉強した者や能力のある者にしか理解できない。他にも普通の書籍を装うように封印されている物もあるし、そもそも術を使えなければ開くこともできないものさえある。たまに本自体に選ばれるなんて話もありはするが、それこそ素質がなれば無理だ。ただわざと災いを与えるために偽装されている本もあり、悪意ある者が無差別的にばらまいていることもある。
ケマルもそのあたり本に関してだけはしっかり心得ていて、一般書籍に紛れた呪いの本はちゃんと見抜ける術は身に付けている。さらに古本にはたまに無意識に念が込められてしまっていることもあるが、そういう対処のために修業したのだ。ちゃんと見分けてそれはそれを専門に扱う店に卸しているので、ケマルに見抜けないほどの何かがある本にこの店で出会ったならばやはりそれはその者の運命だとケマルは思う。
「ここにあるのは全部ちゃんと目を通してるから問題ない」
ケマルがそう言うとショートンはその横に立ち、小さい体を大きく見せるようにして、ギリギリ顔しか出せないカウンターから店を見渡した。
「そうっすよね! ここ超居心地いいっすもんね」
その時その言葉の意味を真剣に考えていればケマルはこの後悩むこともなかったと後悔することになるが、このときはそれはどうもと世辞を受け取るくらいに流した。
数日後、老婆はまた同じ姿で店に現れた。
「いらっしゃいませー」
ケマルはやっぱり普段と同じ対応。
老婆も一緒で店を一周すると、また紙切れをケマルに見せにきた。
「ないとは思うが、これを探しとる」
前回とは違う本の名で、今度は五冊。
「うちにあるのは真ん中のと一番下のだけですね」
「あるのか?」
前と同じく老婆は少しだけ驚いたような声になる。
「奥にあるんで取ってきますね」
やっぱり倉庫ではショートンが働いていて、ケマルを見ていたずらが見つかった子供の様に笑う。
「いつまで手伝うつもりなんだよ、うちにいても給料なんて出ないんだからな」
「別に給料が欲しい訳じゃないっすから」
「じゃあなんだよ、暇人か?」
言いながら、さっさと目的の本を持って店に戻った。
「これで間違いないですか?」
渡すとやはり丁寧な手つきでページを捲る。何かを確かめるように慎重な動作を横目で見ながら、やっぱり椅子を勧めて日常業務を再開させた。
店を閉めようという時間に老婆はやはりケマルを呼ぶ。
「これはどうやって手に入れた?」
また同じ話をするつもりかよ、と面倒になりながらも老婆の手にある本のことを思い出す。
「一冊は別の本屋から回ってきたものです、そこは実用書が専門でしたから。もう一冊は引っ越しのために本をすべて処分したいと言う家から買い取ってきたものですね」
ある本屋から来たのは、グルメミステリーとでも言えば分かりやすいか、料理のレシピなんかも載っているので、他の本に紛れて持ち込まれたらしいが、本筋は謎解き探偵ものなので幻想屋にやってきた。
もう一冊の方は悲恋の物語で、相性の悪いヒポグリフとペガサスの恋。鷲の頭と翼、そして前足も鷲の様に鋭い爪を持ち、胴から後ろは馬の姿のヒポクリフは、天使のように美しく立派な翼を持ち思うがままに空を駆け飛び回るペガサスの自由奔放な姿に嫉妬し、いつしかそれが恋心にかわるという内容だ。
この本の元の持ち主は雪男だったのだが、姿に似合わずこういう本が好きなのだとよく照れている店の常連だった。国に帰らねばならない事情ができたと遠い地に行ってしまったが、今でも欲しい本があるときなど手紙でのやり取りが続いている。彼の地元では本の流通自体が少ないと嘆き、保管する場所もないので読み終わると流れの本屋に買ってもらうと、今の状況も手紙には記されていて、慰めにもならないが好みに合いそうなものが店にやってきた時には彼のために取り置きし手紙で伝えたりもしている。
そんな彼が持っていた本に一体何があるんだと全く不思議でしかないが、ケマルがそれを尋ねることはない。
相手が積極的に話す時にはいつだって全力で聞くが、ケマルからそれを探ることは決してしない。
だから必要以上のことを話さなかったのが、老婆にはいい加減な態度に見えたのだろう。
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