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訪問者A メイプル 3
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それからも少し間を置いては数回、老婆は店にやってきて、ケマルは店奥に閉まってある本を数冊売った。
その頃にはまた勝手な住人が増えようとしていた。それはなんと座敷童だった。
ブラウニー同様、とりついた家に幸福をもたらし、出ていくと家が没落すると言われている妖怪だ。本来座敷童は家の住人には姿を現さず、見えた時には出ていく時だとされているのに、ケマルの店にいる座敷童のフミは最初から丸見えだった。なにせ最初は客として来ていたのだから当たり前だ。
子供姿で黒髪のおかっぱ、鮮やかな藍色の着物をなぜか着崩して、レースの襟に大きく派手な帯の結び目、足元はピンヒールのブーツだった。
客であるならケマルは何も気にしないが、流石に印象的であった。恋愛ものが好きらしく、よく買ってくれる上客だと思っていたらいつの間にか住み着くようになるのだが、この頃はまだその座敷童のフミが頻繁に店に現れるようになったなくらいにしか考えられなかったのは、ショートンがすっかり住み着き始めて、そっちに気を取られていたからだ。
そんな時覚えのない小包が店に届いた。送り主を見ても全くの見知らぬ相手。
「ケンジ・モリ・スディーン。キャロル・スディーン。……って誰だよ」
不審な荷物は開けないに限る。
そう思ったケマルは菓子折りほどの大きさの小包を一階倉庫奥に注意書きを貼って仕舞った。
「あの張り紙って僕のためっすよね~」
自分が心配してもらっていると思ったショートンにニヤニヤしながら言われたが、荷物の注意を分かりやすくしたのは自分のためでもあった。
「自意識過剰なところ申し訳ないが、あれは俺自身が忘れないようにしたのと、お前が不用意に開けて被害を被りたくないからだ」
開封するだけで発動する術はよく聞く話だ。ケマルは書籍に関する知識や対処法などは教授されていたが、魔術に関しては術の種類や発動条件などは知ってはいても感知する能力はない。専門家に依頼しなければ仕掛けてあるかどうかさえも分からないのだ。
ただの人間でも魔力や妖力が強いのはいくらでもいるのに、ケマルはそれには見事に当てはまらなかった。しかし、魔力の弱いモンスターもいくらでもいるので、特にコンプレックスでもない。魔法力のいる仕事にでも就きたいと思っていれば違ったかもしれないが、本屋に必要なのはそれではないのだから気にする必要もなかった。
だがこれもまた悔やまれてならないとこの後思うことになる。
多少の魔力があったならば、自分の店が魔法屋なんて呼ばれるようになることはなかったはずだからだ。
そして荷物が来てから数日後。
例の老婆がまたやってきた。
「いらっしゃいませー」
普段通りのケマルの傍に老婆はつかつかと寄ってきた。
いつもは足音などたててなかったのにと、それまでの来店と違ってすぐに自分の方に来たことよりも、老婆の足元の方がケマルは気になってしまった。
いつも着ている真っ黒なローブは着古されて一度色褪せたものが汚れで黒くなっているような代物だ。不思議なことに匂いはしないのだから洗濯はしているのかもしれない。それでも取れない汚れってなんだと考えたくはないケマルは老婆の足元を見た。
滴りそうなほど真っ赤に輝いた先の尖ったパンプスだった。
これまた裾がほつれている黒のロングスカートに足首から上はすっぽり隠れているせいで余計にそこから覗く赤の艶めき方が異常に見えた。
「これを探しとる」
下を向いていたケマルの視界に皺の多い手が入り込む。店を回ることをしなくなったが、相変わらず紙切れをケマルに渡す。
今回は三冊。
老婆が店に来てから初めて一冊も見かけたことのない本ばかりだった。
「うちにはどれもないですね」
「ない? どういうことじゃ」
何をあてにしてきたのか分からないが、ないものはない。
「申し訳ないですね、良ければヨソから探してきますが」
「探す? おぬし売り払ったか!」
理解不能な老婆の言葉に、首を傾げる。
その仕草が老婆の堪忍袋を切れさせたのか、凄い剣幕でまくしたて始めた。
「少しは見込みがあるかと思って試してみれば何たる愚行、さっさと買い戻して来ぬか! あれがどういうものか知らないまでも、手元から離して誰の手に渡るとも知れぬ状態にするとは。信じられぬ! 信じられぬ! だからさっさと本屋などやめろと言ったのだ、同封した手紙まで捨てたわけではないだろうな。そこまで低能なのか!?」
ひどい言われようだとはいうことだけしか分からなかった。
普段老婆が暴言を吐くのは店に客がいなくなった時間帯だったが、今日は他に客がいた。その数人の客たちは老婆の様子に、面倒事を避けたいと思ったのだろう。そそくさと帰っていってしまった。
流石に営業妨害だと思ったケマルより先にそれを口に出したのはショートンだった。いつも裏で勝手に働いているが、老婆の声で出てきたのだ。
「あんたさー、もうここ来るなよ。ここはさ、他所よりずっと丁寧に仕事してるし、ここの本に危ないのが紛れることなんて稀なんだし」
「コボルトごときに何が分かるか」
吐き捨てるように老婆が言うので、ケマルは溜息を吐いた。
「申し訳ないですねー、でも俺よりこのコボルトの方が優秀な部分もあるんですよー。目的の本がないのは本当に申し訳ないですが、取りそろえのいい別の店を紹介しますので、今後はそちらでお願いします」
「本を売ったところじゃ、それが分かればこんな場所に用はない」
ふてぶてしい態度にショートンが怒りを表そうとするのをケマルは苦笑で制して、老婆に他店の場所を教えた。
「さっさと潰れてしまえ」
捨て台詞を当たり前のように言い放って店を出ていった。
「旦那! なんであんな言わせっぱなしなんですか!?」
ショートンの怒りが分からいではなかったが、ケマルには気にすることもなかった。客商売をしていればいろんな奴がくるものだと悟っている。こちらの不手際ならば謝る以上のことを考えなければならないこともあるかもしれないが、今回のことがそれに当たるとは思えない。
ならばそういう客もいると覚えておけばいいだけだとケマルは思う。
だから気にならない、気にしないのだ。
それよりもだ。
「お前はなんでそんなに怒ってるんだ、ここは俺の店だぞ」
暗に何勝手に住み着いてんだと言っているのを正しく読み取ったショートンは途端に態度を軟化させた。
「い、いやー。そのー、そうだ! さっき僕のこと庇ってくれたじゃないっすか! 優秀だなんて、僕嬉しいっすよー」
老婆への怒りはどこへやら、へらへらと顔だけじゃなく体まで軟体化したようにくねらせる姿にケマルはイラつき手近にあった伝票の束で頭をはたいた。
「痛っ」
すぐさま頭を押さえて、恨めしい上目遣いでケマルを見つめてくる。
「そんなわざとらしい顔は良いから、店の扉のところに盛塩しとけ」
「盛塩って、小皿に三角に塩盛るあれっすか? 効くんですか? それって嫌な客が来なくなるまじないでしたっけ?」
ショートンは首を傾げる。
「俺の気分の問題」
何かしらの効果を求めてではないので、本当にそれくらいのものだった。
文句を言ってくるくらいなら問題ないが、他の客を散らされるのは困る。もう来ないとは言っていても、そういう客に限ってまた来て文句を言うのだ。修行先の店での経験からくる予想だった。
それを阻止できる方法などあるはずもないが、せめて邪気くらい払いたかった。
ケマルのそんな安易な行動にショートンは素直に従って塩を取ってきてせっせといくつもの小皿にこんもりさせていく。
「一つでいいんだけど……」
「僕は旦那のその変に信心深いところが好きなんっすよ~」
ケマルの言ったことなど気にも留めずにやけに小高く鋭い塩の山の皿が六つ出来上がった。
「蹴らないような場所に置いとくっすね~」
「……おう」
自分で言いだしたことだから、ショートンの行動を強く止められなかった。棚の隙間や上、窓の縁にそれは飾られる。
その景色に少し気分が下がったケマルだった。
「……ちょうど客もいないから少し出かけてくる。表に休憩中の札出しとくけど、もし訪ねてくるような客が来たら一時間くらいで戻るって伝えてくれ」
「へい! あっ、小さい皿全部使っちゃたんで買ってきてくだせい」
溌剌と言われて、渋々頷くしかなかったケマルは自分が招いた不条理さに肩を落としながら倉庫の奥から謎の送り主から届いた小包を取り出して、それを肩掛けのカバンに入れて街に出た。
その頃にはまた勝手な住人が増えようとしていた。それはなんと座敷童だった。
ブラウニー同様、とりついた家に幸福をもたらし、出ていくと家が没落すると言われている妖怪だ。本来座敷童は家の住人には姿を現さず、見えた時には出ていく時だとされているのに、ケマルの店にいる座敷童のフミは最初から丸見えだった。なにせ最初は客として来ていたのだから当たり前だ。
子供姿で黒髪のおかっぱ、鮮やかな藍色の着物をなぜか着崩して、レースの襟に大きく派手な帯の結び目、足元はピンヒールのブーツだった。
客であるならケマルは何も気にしないが、流石に印象的であった。恋愛ものが好きらしく、よく買ってくれる上客だと思っていたらいつの間にか住み着くようになるのだが、この頃はまだその座敷童のフミが頻繁に店に現れるようになったなくらいにしか考えられなかったのは、ショートンがすっかり住み着き始めて、そっちに気を取られていたからだ。
そんな時覚えのない小包が店に届いた。送り主を見ても全くの見知らぬ相手。
「ケンジ・モリ・スディーン。キャロル・スディーン。……って誰だよ」
不審な荷物は開けないに限る。
そう思ったケマルは菓子折りほどの大きさの小包を一階倉庫奥に注意書きを貼って仕舞った。
「あの張り紙って僕のためっすよね~」
自分が心配してもらっていると思ったショートンにニヤニヤしながら言われたが、荷物の注意を分かりやすくしたのは自分のためでもあった。
「自意識過剰なところ申し訳ないが、あれは俺自身が忘れないようにしたのと、お前が不用意に開けて被害を被りたくないからだ」
開封するだけで発動する術はよく聞く話だ。ケマルは書籍に関する知識や対処法などは教授されていたが、魔術に関しては術の種類や発動条件などは知ってはいても感知する能力はない。専門家に依頼しなければ仕掛けてあるかどうかさえも分からないのだ。
ただの人間でも魔力や妖力が強いのはいくらでもいるのに、ケマルはそれには見事に当てはまらなかった。しかし、魔力の弱いモンスターもいくらでもいるので、特にコンプレックスでもない。魔法力のいる仕事にでも就きたいと思っていれば違ったかもしれないが、本屋に必要なのはそれではないのだから気にする必要もなかった。
だがこれもまた悔やまれてならないとこの後思うことになる。
多少の魔力があったならば、自分の店が魔法屋なんて呼ばれるようになることはなかったはずだからだ。
そして荷物が来てから数日後。
例の老婆がまたやってきた。
「いらっしゃいませー」
普段通りのケマルの傍に老婆はつかつかと寄ってきた。
いつもは足音などたててなかったのにと、それまでの来店と違ってすぐに自分の方に来たことよりも、老婆の足元の方がケマルは気になってしまった。
いつも着ている真っ黒なローブは着古されて一度色褪せたものが汚れで黒くなっているような代物だ。不思議なことに匂いはしないのだから洗濯はしているのかもしれない。それでも取れない汚れってなんだと考えたくはないケマルは老婆の足元を見た。
滴りそうなほど真っ赤に輝いた先の尖ったパンプスだった。
これまた裾がほつれている黒のロングスカートに足首から上はすっぽり隠れているせいで余計にそこから覗く赤の艶めき方が異常に見えた。
「これを探しとる」
下を向いていたケマルの視界に皺の多い手が入り込む。店を回ることをしなくなったが、相変わらず紙切れをケマルに渡す。
今回は三冊。
老婆が店に来てから初めて一冊も見かけたことのない本ばかりだった。
「うちにはどれもないですね」
「ない? どういうことじゃ」
何をあてにしてきたのか分からないが、ないものはない。
「申し訳ないですね、良ければヨソから探してきますが」
「探す? おぬし売り払ったか!」
理解不能な老婆の言葉に、首を傾げる。
その仕草が老婆の堪忍袋を切れさせたのか、凄い剣幕でまくしたて始めた。
「少しは見込みがあるかと思って試してみれば何たる愚行、さっさと買い戻して来ぬか! あれがどういうものか知らないまでも、手元から離して誰の手に渡るとも知れぬ状態にするとは。信じられぬ! 信じられぬ! だからさっさと本屋などやめろと言ったのだ、同封した手紙まで捨てたわけではないだろうな。そこまで低能なのか!?」
ひどい言われようだとはいうことだけしか分からなかった。
普段老婆が暴言を吐くのは店に客がいなくなった時間帯だったが、今日は他に客がいた。その数人の客たちは老婆の様子に、面倒事を避けたいと思ったのだろう。そそくさと帰っていってしまった。
流石に営業妨害だと思ったケマルより先にそれを口に出したのはショートンだった。いつも裏で勝手に働いているが、老婆の声で出てきたのだ。
「あんたさー、もうここ来るなよ。ここはさ、他所よりずっと丁寧に仕事してるし、ここの本に危ないのが紛れることなんて稀なんだし」
「コボルトごときに何が分かるか」
吐き捨てるように老婆が言うので、ケマルは溜息を吐いた。
「申し訳ないですねー、でも俺よりこのコボルトの方が優秀な部分もあるんですよー。目的の本がないのは本当に申し訳ないですが、取りそろえのいい別の店を紹介しますので、今後はそちらでお願いします」
「本を売ったところじゃ、それが分かればこんな場所に用はない」
ふてぶてしい態度にショートンが怒りを表そうとするのをケマルは苦笑で制して、老婆に他店の場所を教えた。
「さっさと潰れてしまえ」
捨て台詞を当たり前のように言い放って店を出ていった。
「旦那! なんであんな言わせっぱなしなんですか!?」
ショートンの怒りが分からいではなかったが、ケマルには気にすることもなかった。客商売をしていればいろんな奴がくるものだと悟っている。こちらの不手際ならば謝る以上のことを考えなければならないこともあるかもしれないが、今回のことがそれに当たるとは思えない。
ならばそういう客もいると覚えておけばいいだけだとケマルは思う。
だから気にならない、気にしないのだ。
それよりもだ。
「お前はなんでそんなに怒ってるんだ、ここは俺の店だぞ」
暗に何勝手に住み着いてんだと言っているのを正しく読み取ったショートンは途端に態度を軟化させた。
「い、いやー。そのー、そうだ! さっき僕のこと庇ってくれたじゃないっすか! 優秀だなんて、僕嬉しいっすよー」
老婆への怒りはどこへやら、へらへらと顔だけじゃなく体まで軟体化したようにくねらせる姿にケマルはイラつき手近にあった伝票の束で頭をはたいた。
「痛っ」
すぐさま頭を押さえて、恨めしい上目遣いでケマルを見つめてくる。
「そんなわざとらしい顔は良いから、店の扉のところに盛塩しとけ」
「盛塩って、小皿に三角に塩盛るあれっすか? 効くんですか? それって嫌な客が来なくなるまじないでしたっけ?」
ショートンは首を傾げる。
「俺の気分の問題」
何かしらの効果を求めてではないので、本当にそれくらいのものだった。
文句を言ってくるくらいなら問題ないが、他の客を散らされるのは困る。もう来ないとは言っていても、そういう客に限ってまた来て文句を言うのだ。修行先の店での経験からくる予想だった。
それを阻止できる方法などあるはずもないが、せめて邪気くらい払いたかった。
ケマルのそんな安易な行動にショートンは素直に従って塩を取ってきてせっせといくつもの小皿にこんもりさせていく。
「一つでいいんだけど……」
「僕は旦那のその変に信心深いところが好きなんっすよ~」
ケマルの言ったことなど気にも留めずにやけに小高く鋭い塩の山の皿が六つ出来上がった。
「蹴らないような場所に置いとくっすね~」
「……おう」
自分で言いだしたことだから、ショートンの行動を強く止められなかった。棚の隙間や上、窓の縁にそれは飾られる。
その景色に少し気分が下がったケマルだった。
「……ちょうど客もいないから少し出かけてくる。表に休憩中の札出しとくけど、もし訪ねてくるような客が来たら一時間くらいで戻るって伝えてくれ」
「へい! あっ、小さい皿全部使っちゃたんで買ってきてくだせい」
溌剌と言われて、渋々頷くしかなかったケマルは自分が招いた不条理さに肩を落としながら倉庫の奥から謎の送り主から届いた小包を取り出して、それを肩掛けのカバンに入れて街に出た。
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