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訪問者C スー・ケイソウ 4
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スーはその日から泥棒の情報を細かに仕入れては、ケマルに一応話していく。一応というのは特に対策するようにとは口にしなくなったからだ。どうやらそのことは他と相談することにしたようで、フミやショートン、果てにはメイプルとまでそんな話をしているようだった。
ケマルがそれをしっかり傍観して、でもせっかく巷で話題になっているんだから、新たなフェアの題材にする準備をしていた。
盗みが題材の物語を集めて、怪盗やら探偵やらで棚を一つ埋めた。
「トレジャーハンターの話もいいかもしれないな」
「そういえばさっきまたあのお二人から荷物届いてやしたよ」
トレジャーハンターの言葉で引っ掛かったのか、ケマルの呟きにショートンが報告した。
「今度はなんだろうなー、もう突き抜けて楽しみになってきたな」
遠慮というより不気味に思っていた荷物にもすっかり慣れて、店番をショートンに任せて奥の倉庫にあるそれをさっさと開ける。
一抱えもある箱にはいろいろと入っていて、すべてメイプルに確認してもうためにそれ用の棚に適度に仕分けてしまっていく。一応ケマル宛に届く荷物だからと、開封するところはケマルの役目になっていた。
その作業を黙々としていたが、ケマルは流石に倉庫に来た時からそこにいた相手を無視し続けることができなかった。
ある程度片付いたのをきっかけに声をかける。
「フミさんや、何をしているんだい?」
「小豆洗ってる」
確かにフミは桶に乾いた小豆を入れて、それをザラザラとただかき混ぜていた。
「何故かな?」
引きつる笑顔で聞けば、輝く笑顔が返ってきた。
「バイト!」
あまりの清々しさにケマルもそれは素晴らしいと思わず言いそうになったが、すぐにこの状況の異常性を思い出し、こめかみをぴくつかせて桶を取り上げた。
「あぁ~」
「やめなさい!」
「そんなぁ~、なんで~」
ケマルが肩のあたりまで持ち上げている桶に目掛けてフミはぴょんぴょん跳ねて、取り返そうとする。
「なんでじゃねーよ! どうせバイトするなら、外でやれよ! なにを在宅の仕事を持ち込んでんだ!」
返せ返せ~と跳ねながらフミはしっかりだってだってぇと言い訳を始める。
「小豆洗いのアンちゃんがアパレル系の仕事に就きたいって、家業の小豆洗う人手が不足するのを悩んでたから」
「バイトはいいけど、ウチでやるなよ」
フミは急にぴたりと止まり、ケマルを見上げた。
「なぜ?」
こてんと首を傾げる。見る者が見れば、悲鳴のような歓声をあげる可愛さがあるのだが、ケマルがそうなる訳もなく。
「単純に、うるさいからだ」
「いい音でしょ」
ケマルも言うほど五月蠅いとは思っていなかったが、微笑むフミに呆れてしまう。小豆を洗うと言っても水でザブザブ洗っているわけではない。乾いた小豆の擦れる音は聞きようによっては波の音のようにも聞こえるし、店まで届くほどに音を立てることもない。
「良い音ってな、大体な座敷童が小豆洗ってもそもそもの意味がないだろうに」
「そうかなぁ」
「小豆洗いが洗うから、小豆洗いなんだろう。そもそもなぜ小豆洗ってんのか忘れたけど」
真剣に思い出そうとしたり、調べることも簡単にできるのだけど、今そんな気になる訳もなく、それどころかこの会話自体が面倒になって気いる。
「でも小豆は洗わないとダメなんだって、アイデンティティー的な?」
知らん、と言ってしまいそうなケマルは何とか妖怪の尊厳をギリギリ尊重してそれは口にしなかった。
「あーまったく邪魔にならないようにしろよ」
「はーい」
ケマルが店頭に戻ってくるとショートンに笑われた。
「なんだよ」
「結局許しちゃいやしたね」
ふさふさな耳をぴくぴくと動かしてにこりと微笑む姿に体の力が抜けるケマル。
「あいつにはたまに言葉が通用しなくなるから面倒なんだ。大きな害がないなら放っておく方が時間の節約になる」
「優しいっすね!」
「……優しさじゃねーし」
カーテンの奥からわずかに流れる奇妙な波の音のようなものを聞きながら、店のカウンターで伝票の整理をしていると、常連の一人が彼のお気に入りの作家の新作をレジに持ってきた。
「ありがとうございます」
「なあ、店長。例の泥棒さ、どう?」
その常連の男性は中年というにはやや若い、ケマルと同じ人型をした特別特徴はない姿。スーツで来ることが多く、柔らかい笑顔でいつも気さくだ。
「まだ捕まってないみたいですね」
ケマルは販売の処理をするため手元の整理していたのとは別の伝票に記入しながら、雑談に応じる。
「このストリートだけじゃないけどさ、全然捕まえられないって被害が続いてるから気を付けてよ」
「ウチには来ないと思いますけどね」
会計などをしながらする雑談はいつものことだ。
「俺も普通の泥棒ならここは狙わないと思うけど」
「ですよね! 初めて俺の言うことに頷いてくれた人ですよ」
思わず紙袋に本を詰める作業の手を止めて顔を上げたケマルの反応に、苦笑をする客はケマルの周りの方の考えをくみ取ったようだ。
「まあ、これだけお宝に囲まれてるのを知ってれば普通は心配するわな。でもな俺はそうじゃなくて本当に気を付けた方がいいと思ってるんだよ」
敢えてだろう、後半は固い口調でケマルに真剣な目を向けた。
「本当、ですか」
ケマルは初めて警戒を滲ませた。このお客とはよく話をするので本職を知っていたからだ。
「今回の強盗は真正の馬鹿か、超一級のプロ。どっちかだ」
「極端ですね」
「根拠はいくつかある。まず、単独か複数かわからない。姿を見たやつも一人もいない。盗む物が一つで十分大きな価値のある物。それがどこにも出てきてない。売り払われたり全くしてません。盗品から足がつかないようにしてるのか、コレクターなのか、分からないんです。犯人像が全く掴めてないということです」
途中から変わってしまった口調にケマルの笑みが漏れる。
「警察官の雰囲気でちゃってますよ」
「あ、つい。だからね、ここには本物があるって知れてるから、欲しいと思ってる奴は確実にいて、だからどうとでもなると思ってる馬鹿か、本気で狙いに用意周到なプロが来るんじゃないかとね」
プライベートだと割り切っているのか、あえて口調を戻したが内容はブレることはない。
「なるほど」
「俺は今担当が違って事件の詳細を全部知ってるわけじゃないから、忠告くらいしかできなくて申し訳ないんだけど」
「たぶん大丈夫ですよ」
あまりに軽い返しに、さすがに顔を顰められる。
「最悪は人が傷つくことだよ、店長」
能天気さに心配が勝ったのか珍しく表情が険しい。けれどケマルが変わることはない、むしろさらに笑顔になる。
「それだったらなお大丈夫ですよ、ウチで一番弱いの俺だし、油断してるのもどうやら俺だけみたいだし」
「そうなの?」
客は目を丸くした。
「客がいる時間の侵入はないくらいの情報は俺でも知ってるから、そこは必要以上に警戒しなくても大丈夫となれば、後はもう他が勝手にやるんで俺は普通に暮らす以外にしようがないんですよね」
一瞬どういうことかと思考巡らせ黙ったが、どうやらケマルの周りの存在を想像したら納得したらしく、数度頷くしぐさを見せた。
「そうか、なら客の俺もいつも通り、いや、やっぱり心配だから頻繁に顔出すわ」
頷いていたので納得してくれたのだと思ったケマルだったが、まだ気にしてくれるという言葉に恐縮する。
「ウチは有難いだけですけど、無理はしないでくださいね」
「かこつけてだと思ってくれてていいからさ」
「それなら大歓迎って言っておきます」
そんな風に言ってくれる客は実は少なくなかった。
軽く気を付けてと言ってくれる人や、泥棒の最新情報を逐一報告してくれる人、店に変わりはないかと気にかけてくれる人。
それだけ今回の事件のことが大きく報じられていて、さらに関心や興味をもっているのも多くいるってことだと知れる。
ただ裏を返せばそんなに知れ渡っているのに未だに犯人が捕まっていないことを示していて、解決を担っている仕事の人たちに掛かるプレッシャーにケマルは心の中でお疲れ様とだけ思っている。
ケマルがそれをしっかり傍観して、でもせっかく巷で話題になっているんだから、新たなフェアの題材にする準備をしていた。
盗みが題材の物語を集めて、怪盗やら探偵やらで棚を一つ埋めた。
「トレジャーハンターの話もいいかもしれないな」
「そういえばさっきまたあのお二人から荷物届いてやしたよ」
トレジャーハンターの言葉で引っ掛かったのか、ケマルの呟きにショートンが報告した。
「今度はなんだろうなー、もう突き抜けて楽しみになってきたな」
遠慮というより不気味に思っていた荷物にもすっかり慣れて、店番をショートンに任せて奥の倉庫にあるそれをさっさと開ける。
一抱えもある箱にはいろいろと入っていて、すべてメイプルに確認してもうためにそれ用の棚に適度に仕分けてしまっていく。一応ケマル宛に届く荷物だからと、開封するところはケマルの役目になっていた。
その作業を黙々としていたが、ケマルは流石に倉庫に来た時からそこにいた相手を無視し続けることができなかった。
ある程度片付いたのをきっかけに声をかける。
「フミさんや、何をしているんだい?」
「小豆洗ってる」
確かにフミは桶に乾いた小豆を入れて、それをザラザラとただかき混ぜていた。
「何故かな?」
引きつる笑顔で聞けば、輝く笑顔が返ってきた。
「バイト!」
あまりの清々しさにケマルもそれは素晴らしいと思わず言いそうになったが、すぐにこの状況の異常性を思い出し、こめかみをぴくつかせて桶を取り上げた。
「あぁ~」
「やめなさい!」
「そんなぁ~、なんで~」
ケマルが肩のあたりまで持ち上げている桶に目掛けてフミはぴょんぴょん跳ねて、取り返そうとする。
「なんでじゃねーよ! どうせバイトするなら、外でやれよ! なにを在宅の仕事を持ち込んでんだ!」
返せ返せ~と跳ねながらフミはしっかりだってだってぇと言い訳を始める。
「小豆洗いのアンちゃんがアパレル系の仕事に就きたいって、家業の小豆洗う人手が不足するのを悩んでたから」
「バイトはいいけど、ウチでやるなよ」
フミは急にぴたりと止まり、ケマルを見上げた。
「なぜ?」
こてんと首を傾げる。見る者が見れば、悲鳴のような歓声をあげる可愛さがあるのだが、ケマルがそうなる訳もなく。
「単純に、うるさいからだ」
「いい音でしょ」
ケマルも言うほど五月蠅いとは思っていなかったが、微笑むフミに呆れてしまう。小豆を洗うと言っても水でザブザブ洗っているわけではない。乾いた小豆の擦れる音は聞きようによっては波の音のようにも聞こえるし、店まで届くほどに音を立てることもない。
「良い音ってな、大体な座敷童が小豆洗ってもそもそもの意味がないだろうに」
「そうかなぁ」
「小豆洗いが洗うから、小豆洗いなんだろう。そもそもなぜ小豆洗ってんのか忘れたけど」
真剣に思い出そうとしたり、調べることも簡単にできるのだけど、今そんな気になる訳もなく、それどころかこの会話自体が面倒になって気いる。
「でも小豆は洗わないとダメなんだって、アイデンティティー的な?」
知らん、と言ってしまいそうなケマルは何とか妖怪の尊厳をギリギリ尊重してそれは口にしなかった。
「あーまったく邪魔にならないようにしろよ」
「はーい」
ケマルが店頭に戻ってくるとショートンに笑われた。
「なんだよ」
「結局許しちゃいやしたね」
ふさふさな耳をぴくぴくと動かしてにこりと微笑む姿に体の力が抜けるケマル。
「あいつにはたまに言葉が通用しなくなるから面倒なんだ。大きな害がないなら放っておく方が時間の節約になる」
「優しいっすね!」
「……優しさじゃねーし」
カーテンの奥からわずかに流れる奇妙な波の音のようなものを聞きながら、店のカウンターで伝票の整理をしていると、常連の一人が彼のお気に入りの作家の新作をレジに持ってきた。
「ありがとうございます」
「なあ、店長。例の泥棒さ、どう?」
その常連の男性は中年というにはやや若い、ケマルと同じ人型をした特別特徴はない姿。スーツで来ることが多く、柔らかい笑顔でいつも気さくだ。
「まだ捕まってないみたいですね」
ケマルは販売の処理をするため手元の整理していたのとは別の伝票に記入しながら、雑談に応じる。
「このストリートだけじゃないけどさ、全然捕まえられないって被害が続いてるから気を付けてよ」
「ウチには来ないと思いますけどね」
会計などをしながらする雑談はいつものことだ。
「俺も普通の泥棒ならここは狙わないと思うけど」
「ですよね! 初めて俺の言うことに頷いてくれた人ですよ」
思わず紙袋に本を詰める作業の手を止めて顔を上げたケマルの反応に、苦笑をする客はケマルの周りの方の考えをくみ取ったようだ。
「まあ、これだけお宝に囲まれてるのを知ってれば普通は心配するわな。でもな俺はそうじゃなくて本当に気を付けた方がいいと思ってるんだよ」
敢えてだろう、後半は固い口調でケマルに真剣な目を向けた。
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ケマルは初めて警戒を滲ませた。このお客とはよく話をするので本職を知っていたからだ。
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「極端ですね」
「根拠はいくつかある。まず、単独か複数かわからない。姿を見たやつも一人もいない。盗む物が一つで十分大きな価値のある物。それがどこにも出てきてない。売り払われたり全くしてません。盗品から足がつかないようにしてるのか、コレクターなのか、分からないんです。犯人像が全く掴めてないということです」
途中から変わってしまった口調にケマルの笑みが漏れる。
「警察官の雰囲気でちゃってますよ」
「あ、つい。だからね、ここには本物があるって知れてるから、欲しいと思ってる奴は確実にいて、だからどうとでもなると思ってる馬鹿か、本気で狙いに用意周到なプロが来るんじゃないかとね」
プライベートだと割り切っているのか、あえて口調を戻したが内容はブレることはない。
「なるほど」
「俺は今担当が違って事件の詳細を全部知ってるわけじゃないから、忠告くらいしかできなくて申し訳ないんだけど」
「たぶん大丈夫ですよ」
あまりに軽い返しに、さすがに顔を顰められる。
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一瞬どういうことかと思考巡らせ黙ったが、どうやらケマルの周りの存在を想像したら納得したらしく、数度頷くしぐさを見せた。
「そうか、なら客の俺もいつも通り、いや、やっぱり心配だから頻繁に顔出すわ」
頷いていたので納得してくれたのだと思ったケマルだったが、まだ気にしてくれるという言葉に恐縮する。
「ウチは有難いだけですけど、無理はしないでくださいね」
「かこつけてだと思ってくれてていいからさ」
「それなら大歓迎って言っておきます」
そんな風に言ってくれる客は実は少なくなかった。
軽く気を付けてと言ってくれる人や、泥棒の最新情報を逐一報告してくれる人、店に変わりはないかと気にかけてくれる人。
それだけ今回の事件のことが大きく報じられていて、さらに関心や興味をもっているのも多くいるってことだと知れる。
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