仁川路朱鳥詩集

仁川路朱鳥

文字の大きさ
上 下
16 / 191
高2

心臓の音さえ耳の毒

しおりを挟む
私は私の感情に対して未だに有効な解決策を見出すことができない
世界と拘束されているにも関わらず記号は
参照元が存在しないことを指して私を苛立たせる

厚みのない立体が形成される世界なのにどうして拘束されようか
正体を見ようともこの世界には幾何拘束の表示のコマンドさえない

世界がサーフェスのようだったらよかったのに
それだとスケッチに興奮するようになるか
もしくは ロフトで形作られた女体。
しおりを挟む

処理中です...