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第一章

8 (ちょっとエッチ描写あります)

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 その後村へと帰還した。見張りの女性兵士は帰還を祝ってくれたが、アテナの暗い表情と手に持った腕輪で大体何が起こったかを察してくれた。
 確かに喜ばしい事かもしれないが、あまりにあっさりと両親の敵討ちが済んだせいで複雑な気持ちだろう。もしかするとアテナの剣技とか(まだ見てはいないが)も敵討ちの為に鍛えていたものかもしれない。
 村長や老猟師への報告を済ませ、村の処理場に狩った獲物を置く。アテナはそのまま村の女性と処理を手伝うようだ。俺も手伝うといったが固辞され、先に家へと戻っていてといわれた。

 夕方、アテナが帰ってくる。開口一番
 「……改めて、本当にありがと……ごめんなさい、本当に感謝してるの。でも……」
 「いや、緊急事態だったとはいえこちらこそすまなかった。御両親の敵は自分で討ちたかったのだろう?」
 「いいの、両親も多分天国で喜んでくれてるわ。でも、アヤカートへのお礼が全然思いつかなくって……」
 「何だ、そんな事か。気にするなよ。ご両親の件がなくてもゴブリンを狩る事は責務でもあるだろうしな。アテナの助けになったのならよかった」
 「でも」
 「いいって。嫌味に聞こえるかもだけどこのあたりの魔物は多分俺は問題ないし。上を飛んでいるドラゴンなら別かもしれないがな。じゃあすまないが、今日は少し肉を多めに貰って来たのだろう? 疲れてる所すまないがそれで少し豪華な料理を頼む。ルナちゃんもおなかをすかせているしな」
 「う、うん……」

 ご飯を食べ、ルナちゃんの笑顔を見るとアテナも少し笑顔になった。よかった。
 ルナちゃんが寝た後、少し話をした。アテナの両親の話、そして俺の家の話も。勿論俺の前世の話をアレンジしてだが。

 話疲れ、寝る事にする……部屋に戻って三十分ほどで

 コンコンッ

 とノックされた。
 「ん? アテナか?」
 扉を開けると……

 ……そこには下着姿の彼女が立っていた。

 俺が唖然としていると……。

 「こ、こんな事しか思いつかないの……両親の敵、村への獲物の提供、出会って二日なのにすごくよくしてくれて……」
 「ま、待て! 早まるな! 別に大した事していない! お礼は村長に貰うつもりだし特に負担もむむむっ!」
 俺が言い切る前に、アテナの口で塞がれてしまった。ほぼ裸のアテナからすごくいい匂いがする。控えめな胸を押し付けられ、心臓の鼓動が止まらない。
 「こ、こんな男の子と変わりないような、貧相な私じゃお礼になんかならないかもだけど……」
 アテナはゆっくりと下着を外す。その生まれたての姿に俺のアヤカート君も完全に立ち上がってしまった。
 「よかった……私なんかの裸で興奮してくれたんだね……わ、私初めてだから、そんな大きなものが入るのか判らないけど……」
 アテナは俺の手を自分の胸に当てつつ、俺のアヤカート君を両手で触りだす。最初はびくっとしていたがゆっくり、いとおしむように……。
 俺もアテナの胸を触りながら姿、体温、匂い、全てに興奮し、アテナになすがままにされてる……。 
 「……出会ったばかりの人に、まだお互いの性格とかもよく判らないのに、はしたないかもしれないけど……」

 「おねがいします、私を受け取ってくださいっ!」
 
 ……

 ……

 チュンチュン……

 ……ついつい、初めてなのに三回もしてしまった。起きれてよかった。夢かと思ったが隣には全裸で幸せそうなアテナが寝ている。

 しかし、気持ちよかったなぁ……素人童貞だった自分なのに一気に大人の階段をかけ登ってしまった。

 元の世界ではもしかすると犯○なのかもしれないが、異世界だしなシカタナイネ。
寝ている彼女の頬をつんつんとしてやる。彼女は起きた後俺のいたずらにぷくっとほおを膨らませ、その後ぎゅっと身を任せてくる……可愛い。

 「ほら、アテナ、そろそろ起きないと……こんな所を誰かに見られたら」
 
ドタドタドタッ! コンコンッ!
 「おねえちゃん、あやかーとさん、あさだよ♪」
 という声と共に止める間もなくドアが開き、ルナちゃんが入ってくる

 ……

 「……ふたりとも、どうしてはだかなの?」
 「こ、こっこっこっこっこれは違くてっ!」
 いやアテナさん、何も違わないけど。
 「ふたりしてあったかそうでずるーい! るなもまざるー!」
 と、これまた止める暇もなく、すっぱだかになったルナタンが布団に潜りこんできた。
 ちょっと前なら大興奮のシチュだがさすがにアヤカート君が露出した今はまずい……。
 「ちょ、ちょっと待ちなさいルナっ!  いっ、痛たたたた……待って、まだ腰が……」
 「そ、そうだぞっ! おにいさんもおねえさんも昨日は少し激しい運動をしたから体力がなっ!」
 「!!!!!~~~~~!!!!! ばかあああ!!!!!」 
 照れながらバンバン叩いてくるアテナと笑いながら抱き着いてくるルナタン、この騒動が沈静化するのにもうしばらく時間がかかりそうだ。
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