💛第二郚完💛 スキル「緊急回避」で無敵スロヌラむフ

あるたん

文字の倧きさ
倧䞭小
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第䞀章

14

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 「ふう、ふう  」
 途䞭たでは人の手が入り「ただ」歩きやすかった森を歩き続ける事䞀時間、どう芋おもアテナに疲劎の色が濃くなっおきたので䌑憩をする事にした。若いずはいえ慣れない自然林の䞭、目星はアルテミスの錻だけだしな。俺だっお元の身䜓なら早々に投げ出しおいる筈だ。
 「情けないのう  ただたかだか森に入っお䞀刻じゃろう」
 「ご、埡免  」
 「狌䜓ず俺たち人間の身䜓を䞀緒にするな。お前だっお人間䜓ではそこたでスムヌズではあるたい」
 「あの身䜓はお前らよりずっず元気で若  お、そろそろじゃ。圌奎らの悪臭が匂っおくるのう  堪らぬ」
 俺も、息を敎えおいたアテナも、アルテミスが指し瀺す方向を芋る。
 「小嚘、早急に息を敎えろ。ワシほどじゃないにせよ奎らも錻が利く。颚䞋じゃなかったら芋぀かる距離じゃ」
 「ちょ、ちょっず埅っお  ハアハア  」
 「どこにいるんだ」
 ず朚々に隠れ぀぀隙間を芗き蟌むず、向こうに埮かに掞窟の様な物が芋える。どうやらオヌクどものアゞトのようだ。衛兵のようなものは立っおいないが  。
 「  よし、圓初の打ち合わせ通り、奎らが出おきたら俺が暹の䞊から目や頭を狙う。掃射が終わった埌アルテミスが奎らのずどめを。アテナは揎護を頌む」
 「で、出来るかしら」
 「小嚘、ワシに圓おるなよ」
 
 それぞれ配眮に぀く。䞉十分ほど経過し、掞窟の䞭から唞り声の様な奎の声が聞こえる。その埌、掞窟内からこん棒のようなものを持ち、二䜓のオヌクが出おくる。
 「  これ以䞊は出ないか よし、やるぞ」
 俺が暹䞊から合図を送り、匓を匕き絞る。必䞭の距離だが䞀撃であの屈匷な身䜓のオヌクにずどめを刺せるずも思えない。じゃあ  匓を匟き絞り

 ヒュンッ

 俺の攟った矢は狙い通り、奎らのそれぞれ片目を射抜いた。苊悶の声を䞊げるオヌクども。
 それず同時にアルテミスが飛び出し、奎らの銖を狙う。的はでかいがあの銖を噛み千切れるのか  

ガブッ

   問題なく䞀匹の銖に噛み付き、掟手に血が噎き出す。もう䞀䜓のオヌクがそれに気付きアルテミスに向けこん棒を振り䞊げ  
 ドス、ドスドスッ
 「あ、圓たった」
 アテナの矢がそちらのオヌクの心臓蟺りに圓たった。オヌクの目がアテナの方を向き襲い掛かろうずするが  
 「いやヌ来ないで―」
   ずばかりにアテナがオヌクに向けお矢を連射する。的の倧きいオヌクに矢が次々ず圓たり、オヌクは力尜き倒れた。それず同時にアルテミスがもう䞀匹のオヌクにずどめを刺す。
 「ふう  ふう  」息を吐くアテナ。
 俺は暹から降り、アテナにショヌト゜ヌドを枡す。
 「よくやった。ほら、気を抜かず鹿の時のようにずどめを刺せ」
 「う、うん  」
 たぁ暹の䞊からわざず萜ちかけ、発動した緊急回避によっおオヌクの赀い点が二぀ずも消えおいるのは刀っおいたが、これはアテナのLVUPを兌ねた蚎䌐䟝頌だしな。
 因みに同じく緊急回避の副産物 で掞窟内のオヌクの配眮や、人質の有無等も把握した。
 アルテミスに近付き垃で口の呚りの血を拭いおやろうずする。
 「  䜙蚈な事はせんでよい。この皋床  」
 アルテミスがかっず光ったず思えば、返り血で真っ赀だった癜い毛が䞀瞬で癜くなった。
 「わ、凄い  」
 「この狌䜓は蚀ったように幜䜓のようなものじゃ。返り血を萜ずすくらいは出来る」
 「お颚呂いらずね  たあ匷匕に入れるけど」
 「な、䜕じゃその手぀きは  たさか人間䜓に限らず狌䜓迄  」
 「わあああああああふわふわヌずおもオヌクを狩った埌には芋えない―」
   䞀芋ほのがのする光景だ。傍に血を流した屈匷なオヌクが二䜓倒れおいなければ。
 「お前ら、堎の空気を考えろ  ほら、蚎䌐蚌明郚䜍を取るんだ」
 「う、うん  巊耳だっけ  」
 俺の声で我に返ったアテナがナむフでオヌクの巊耳を取る。
 「掞窟からは  揎軍は来ないか。぀いでに「魔石」も取っおしたおう」
 
   魔石ずは、モンスタヌの心臓付近にある魔玠  魔の力  が凝瞮した結晶だ。これが出来る事で普通の獣も狂暎になり、人を積極的に襲うようにもなる。たたゎブリンやオヌクの様に生たれ぀き魔石を持った皮族もいる。
 アルテミスの癜狌人族はそういう意味ではモンスタヌではないが、狌型なら獣・モンスタヌどちらも䜿圹し、極偶に人を襲う事もあるのでモンスタヌに分類されおいる。
 魔石は现かく砕き再生成する事で無害化され、燃料はじめ色々な甚途に利甚される為、割ず高倀で取匕される。

 魔石を取り出した埌
 「よし、このたた様子を芋る」
 「あれ あの掞窟に入るんじゃないの」
 「芋た所あの掞窟はオヌクの身長ぎりぎりだし、䞭で戊闘出来る広さず思えない。俺ずアテナの様に匓や、アルテミスの様に狌が䞭で暎れられるずも思わない。オヌクの死䜓を入り口近くに眮き、奎らが出おくる所を狙い撃ちにする」
   無論俺もRPG奜きだし、ダンゞョンにはワクワクするが  実際匓が撃お剣を振り回せ、アルテミスが暎れられる広さのダンゞョンなどそうそうあるずも思えない。たしおやそんな広さのダンゞョンなら自然には出来ないだろう。
 酒堎の情報でこの䞖界にもそういう迷宮はいく぀かあるらしいが、あの入り口の倧きさではせいぜい深さ数10mだろう。実際事前の調査でもオヌクは入り口からせいぜい50mほどの所にいた。

   たぁその皋床では  
 「ほら、奎らもすぐ気付いお出おくるぞ。唞り声ず足跡が聞こえる。アテナもアルテミスも隠れろ。次は出おくる盎埌を二人の匓で掃射し、挏れたのをアルテミスず、俺たちの剣でずどめを刺す」
 「うん、刀ったわ」「  わかった」
 たもなく興奮し、ドタドタず音を立お぀぀オヌクどもが出おきた。仲間がやられおるのにもう少し慎重に出お来いよ  。
 出おきた順に次々ずやられおいくオヌクども。アテナが冷静になった分匓が倖れる事も少なく、匱った個䜓にアルテミスが次々ずずどめを刺す。事前に調べおいた数から埌䞀匹  。

 「  流石にこれは少し勝手が違うか」
 最埌に出おきた、倚分に矀れのボスず思わしき䞀回り倧きな個䜓は、倧型の剣ず盟を構えおいた。アテナが撃った矢は盟に阻たれ、アルテミスも牜制され䞊手く近付けない。
 「アテナ、もう矢を打぀な。アルテミス、䞀床距離を眮け。手匷いぞっ」
 俺は慎重に盟を構えるボスオヌクを芋お䜜戊を考える。正面からは攻撃が通甚しそうにない。あの盟さえどうにかなれば  
 「こういうのは  どうだ」
 俺は奎の頭の䞊の岩壁目掛け、矢が折れない皋床の力で匓を攟぀。
 「ど、どこを狙っおるの」
 アテナの疑問の声を
 「ここだっ」
  バシュッ
 俺が攟った矢はゆっくりずボスオヌクの頭䞊を通り過ぎ、埌ろの岩壁に圓たっお跳ね返る。
 ず同時に  。

 「  りィンドッ」
 俺は跳ね返った矢に向かい、䜎玚呪文のりむンドを攟぀。跳ね返った矢は息を吹き返したかのように、ボスオヌクの真埌ろから盟を持った腕に突き刺さるっ
 「アテナっ 肩を狙えっ アルテミスっ」
 ボスオヌクは肩に矢を受け思わず盟を䞋げ、肩口をのぞかせる。そこにアテナが矢を攟぀。芋事盟を持぀巊肩に䜕本もの矢が突き刺さり、ボスオヌクは完党に盟を萜ずす。
 盟さえ萜ちればっ 俺は匓を構え盎し、奎の頭目掛け矢を攟぀っ
 
 ドスドスッ

 芋事屋は頭に突き刺さり、ボスオヌクは堪らず右手の剣も萜ずす。 そこぞアルテミスが  

 ガブリッ

 芋事に頞動脈を狙い、匕きちぎった。銖は萜ちなかったが噎氎のように倧量の出血をするボスオヌク。ふらふらず動いおいたが、やがお力尜き、ドスンず音を立お倒れた。

 「  や、やったの」
 アテナの声に
 「嗚呌、俺たちの勝ちだ」
 俺は冷静に答える  アルテミスも頷く。
 「や  」

 「やったあああああああ」
 喜ぶアテナの声を聎き、俺も息を吐く。ふう  䞭々に緊匵したぜ。

 「最埌は  颚魔法か ふん、跳ね返った矢をそう利甚するずはな。こざかしい手を考え぀くもんじゃ」
 「た、それでも䟋の俺の技胜を䜿わずずも倒せたしな。結果オヌラむだ」
 「ふん、たぁ  よくやった。このメンバヌでオヌクリヌダヌ含め十䜓を倒しきるずはな。たぁワシの䞻ならそれくらいやっお貰わねば困るがな」
   アルテミスも耒めおくれた  これはツンデレっお奎だな。これはいいものだ  少女䜓の時だったらもっずよかったが。
 「  䜕にやけおるのよ、さ、ずどめを刺しお、蚎䌐郚䜍ず魔石でしょしっかりしおよ、リヌダヌさん♪」
 アテナに促され、珟実に戻る。
 「  その埌掞窟内を探玢しお、こい぀らに殺された朚こりの遺品も持ち垰らないずな」
 
   ずもあれ、最初の蚎䌐ずしおは成功だ。いく぀かLVも䞊がったが、ステヌタス確認は埌でゆっくりしよう。
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