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第二章
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「ここまで2時間半ほどか? 案外あっさりと辿り着けたな」
「ここまでは。ですがこの様な無人島は海賊共が拠点を張ったりしている事もあるらしいですわよ。ここは貨物船の航路から外れますが波も荒くなく、この様な遺跡跡に居を構えていたりもするらしいですし……」
「海賊……捕まったら狭い船内で男どもにたらい回し……わたしの前と後ろのはじめても……飽きたらサメの餌……がくがくぶるぶる」
ネメシスの言葉と、護身用に渡した長槍を構えてぶるぶる震えている(怯えの内容的に余裕はありそうだが)ウェンティ。
「そう脅すなよ。ネメシスの探知魔法でも、俺の技能でも敵意というものは感じられてないし。ウェンティも気を抜けとは言わないがもう少しリラックスしてくれ」
といいつつ俺もショートソードを鞘から出し握りしめる。言った通りオークの時に使った緊急回避による疑似敵意レーダー? には何も反応はなかったのだが、これはオークやゴブリンの様に人間に対して明確な害意を持ったものにしか通用しないらしい。
つまりはこのような遺跡で、例えば侵入者防止の為に仕掛けられた罠等に反応するかは未知数という事だ。
「ウェンティさん、繰り返しますが……探知魔法に反応はなくても罠があったり、未知の危険を伴うもの……わたくし達が手の届く範囲は出来るだけ御守り致しますが、わたくしは銀級とはいえ魔術師、魔法が切れた場合は足手まといになりますし、旦那様も実力は充分ですが冒険の経験は少ないです。失礼ながら冒険者ライセンス未所持はおろか、僧侶としても未熟な貴方を伴う場合100%の命の保証は出来かねます。覚悟はよろしくて? 」
俺の懸念を代弁する様に、ネメシスがあえて厳しい言葉を言う。俺は緊急回避があるが、もし発動してしまった罠によって仲間が危機になったらいたたまれないしな。
「大丈夫だと思う、いや、大丈夫です。こちらこそ、わたしの我が儘で危険な冒険に付き合わせてしまい申し訳ございません……何も用意は出来ませんが、冒険から帰還出来た暁には、この身体を差し出してでも報酬を用意すると誓います!」
……年齢の割に、良い覚悟だ……無論この冒険についていくというのは俺たちが言い出した事で、ギルドの契約魔法は掛かってはいるが報酬などを貰うつもりはない。だがウェンティの、そういう「覚悟」をネメシスは聞きたかったのかもしれない。
「と、言いましても、そこまで深く考えなくていいと思いますわ♪ まずわたくしと旦那様だけで探索して、危険が確認されず、且つそのイヤリングを取得するのがウェンティ様じゃないと駄目な場合だけまた一緒に潜るという手もありますしね♪」
そう、これも最初から考慮していた。よく依頼主と一緒に迷宮に潜ってピンチになるという作品もあるが、依頼主は自分だけでは目的の物を取得出来ないから依頼するのであって、まずは依頼した冒険者達だけで取りに行って貰う方が成功率は高い筈だ。勿論自分が見ていない所で取得されそのまま持ち逃げされる危険性もあるが、そもそも早い者勝ちであるし、言ったがギルドによる契約魔法というのがあるので依頼が破棄される恐れはないしな。
「まあこういうパターンだとウェンティが直接行かないと駄目、だとも思うがな……」
「うん、わたしもそう思う……だから改めて、私に協力してください!」
ウェンティの力強い「おねがい」にネメシスもにっこりと微笑み、
「判りましたわ、では改めて「依頼・ウェンティ嬢の所望するイヤリングの取得、及び彼女の護衛」任務、開始いたしますわ♪」
「ここまでは。ですがこの様な無人島は海賊共が拠点を張ったりしている事もあるらしいですわよ。ここは貨物船の航路から外れますが波も荒くなく、この様な遺跡跡に居を構えていたりもするらしいですし……」
「海賊……捕まったら狭い船内で男どもにたらい回し……わたしの前と後ろのはじめても……飽きたらサメの餌……がくがくぶるぶる」
ネメシスの言葉と、護身用に渡した長槍を構えてぶるぶる震えている(怯えの内容的に余裕はありそうだが)ウェンティ。
「そう脅すなよ。ネメシスの探知魔法でも、俺の技能でも敵意というものは感じられてないし。ウェンティも気を抜けとは言わないがもう少しリラックスしてくれ」
といいつつ俺もショートソードを鞘から出し握りしめる。言った通りオークの時に使った緊急回避による疑似敵意レーダー? には何も反応はなかったのだが、これはオークやゴブリンの様に人間に対して明確な害意を持ったものにしか通用しないらしい。
つまりはこのような遺跡で、例えば侵入者防止の為に仕掛けられた罠等に反応するかは未知数という事だ。
「ウェンティさん、繰り返しますが……探知魔法に反応はなくても罠があったり、未知の危険を伴うもの……わたくし達が手の届く範囲は出来るだけ御守り致しますが、わたくしは銀級とはいえ魔術師、魔法が切れた場合は足手まといになりますし、旦那様も実力は充分ですが冒険の経験は少ないです。失礼ながら冒険者ライセンス未所持はおろか、僧侶としても未熟な貴方を伴う場合100%の命の保証は出来かねます。覚悟はよろしくて? 」
俺の懸念を代弁する様に、ネメシスがあえて厳しい言葉を言う。俺は緊急回避があるが、もし発動してしまった罠によって仲間が危機になったらいたたまれないしな。
「大丈夫だと思う、いや、大丈夫です。こちらこそ、わたしの我が儘で危険な冒険に付き合わせてしまい申し訳ございません……何も用意は出来ませんが、冒険から帰還出来た暁には、この身体を差し出してでも報酬を用意すると誓います!」
……年齢の割に、良い覚悟だ……無論この冒険についていくというのは俺たちが言い出した事で、ギルドの契約魔法は掛かってはいるが報酬などを貰うつもりはない。だがウェンティの、そういう「覚悟」をネメシスは聞きたかったのかもしれない。
「と、言いましても、そこまで深く考えなくていいと思いますわ♪ まずわたくしと旦那様だけで探索して、危険が確認されず、且つそのイヤリングを取得するのがウェンティ様じゃないと駄目な場合だけまた一緒に潜るという手もありますしね♪」
そう、これも最初から考慮していた。よく依頼主と一緒に迷宮に潜ってピンチになるという作品もあるが、依頼主は自分だけでは目的の物を取得出来ないから依頼するのであって、まずは依頼した冒険者達だけで取りに行って貰う方が成功率は高い筈だ。勿論自分が見ていない所で取得されそのまま持ち逃げされる危険性もあるが、そもそも早い者勝ちであるし、言ったがギルドによる契約魔法というのがあるので依頼が破棄される恐れはないしな。
「まあこういうパターンだとウェンティが直接行かないと駄目、だとも思うがな……」
「うん、わたしもそう思う……だから改めて、私に協力してください!」
ウェンティの力強い「おねがい」にネメシスもにっこりと微笑み、
「判りましたわ、では改めて「依頼・ウェンティ嬢の所望するイヤリングの取得、及び彼女の護衛」任務、開始いたしますわ♪」
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